ベビーカーの選び方のポイントは?種類・タイヤの数・大きさをどう選ぶ?ライフスタイルに合わせて購入しよう!
赤ちゃんに合ったベビーカーが欲しいと思って育児用品売り場に行き、あまりのベビーカーの多さに驚いたというママやパパもいるのではないでしょうか。どれも素晴らしく見える一方でどれも一緒に見えてしまい、その中から赤ちゃんのための1台を選び出すのは労力のいることです。ここでは、後悔しないベビーカーの選び方のポイントを紹介します。
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目次
- ベビーカ選びのコツは「ライフスタイルに合ったもの」
- ベビーカーの選び方1.種類(A型・B型)
- ベビーカーの選び方2.対面(両対面)か背面か?
- ベビーカーの選び方3.リクライニングの角度や機能
- ベビーカーの選び方4.重さ
- ベビーカーの選び方5.大きさ
- ベビーカーの選び方6.折りたたみ
- ベビーカーの選び方7.座面の高さ
- ベビーカーの選び方8.タイヤの大きさ・数・種類
- ベビーカーの選び方9.ハンドルの形状
- ベビーカーの選び方10.フロントバーの有無
- ベビーカーの選び方11.日よけの大きさ
- ベビーカーの選び方12.収納
- ベビーカーの選び方13.色やデザイン
- ベビーカーの選び方12.価格
- ベビーカーを実際に使用する場所を歩いてチェックしてみよう!
- 人気商品=自分たちに合うベビーカーとは限らない!
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ベビーカ選びのコツは「ライフスタイルに合ったもの」
ベビーカーを選ぶとき、ネットの人気ランキングの順位や口コミを参考にする人は多いのではないでしょうか。
しかし、ベビーカーの機能の中でも何を重視するかは、家の立地や車の有無、マンションと一戸建てのどちらに住んでいるかなど、各家庭の事情によって変わってきます。いくら大勢の人が評価していたとしても、自分たちの実際の生活にそぐわなければ意味がありませんよね。
ベビーカーを選ぶ際は自分たちのライフスタイルを振り返りながら、以下のポイントに注目してみましょう。
ベビーカーを徒歩利用することが多いケース
徒歩で移動することが多く、比較的ベビーカーを長い時間使用する場合、安定性の優れたものを選ぶと赤ちゃんが快適に過ごせます。砂利やでこぼこ道でもぐらつきにくい走行性が良いものなら、赤ちゃんもママやパパもストレスフリーです。
生後1ヶ月頃から赤ちゃんをベビーカーに乗せていると、比較的早くベビーカーに慣れてくれます。A型ベビーカーなら大容量の荷物スペースがあることも多く、買い物のときに便利ですよ。
バスや電車などを利用することが多いケース
移動に便利なベビーカーですが、バスや電車などの公共機関を利用する際は、段差のあるところで持ち上げなければならないことがあります。赤ちゃんがぐずってしまい、赤ちゃんを抱っこした状態でベビーカーを持ち運ばなければいけないこともあるでしょう。そのため、バスや電車をよく使う方には軽量のベビーカーがおすすめです。
また、電車やバスの中が混んでくると、ベビーカーを折りたたまなければいけないことがあります。最近は片手で簡単に折りたためるベビーカーがあるので、バスや電車を利用する場合には、折りたたみが簡単なものを購入すると良いでしょう。
さらに、ベビーカーのコンパクトさも重要です。駅の改札の幅をスムーズに通れるか、折りたたんで座席前に置いたときにすっきりおさまるかなどもチェックしてみましょう。
車移動が多いケース
車移動が多い場合、ベビーカーをトランクの収納スペースにしまえるか確認しておきましょう。ママひとりでベビーカーをトランクにしまわなければならないケースもあるため、ママが持ち上げられる程度の軽さであるかどうかもチェックしておくと良いでしょう。
普段から車移動が多い家庭では、赤ちゃんがある程度大きくなるまでは抱っこ紐のみで乗り切り、首すわり後に軽くてコンパクトなB型ベビーカーを購入するケースもあるようです。
自宅周辺に階段が多いケース
自宅周辺に階段が多い場合、もしくはエレベーターのないアパートやマンションに住んでいる場合は、赤ちゃんを抱っこした状態でベビーカーを持ち運ばなければなりません。軽くて折りたたみやすいものがおすすめです。赤ちゃんの乗せ降ろしが簡単にできるものだとさらに良いでしょう。
ベビーカーの選び方1.種類(A型・B型)
ベビーカーは、子どもの対象月齢や年齢によって、A型ベビーカーとB型ベビーカーの2種類に分けられます。A型ベビーカーは新生児~生後3・4ヶ月頃から、B型ベビーカーやバギーは腰がしっかりすわる生後7ヶ月頃から使えます。
A型ベビーカーとB型ベビーカーはともに3歳頃まで使えるものが主流です。しかしシリーズや種類などによってはそれ以上の子どもを乗せられるものもあります。
A型(AB型)ベビーカーのみを購入する
A型ベビーカーには生後1ヶ月頃から使えるものと、生後3・4ヶ月頃から使用できるものがあります。A型ベビーカーは多機能で安定性に優れている一方で、B型と比較すると大きく重いのがデメリットといえるでしょう。折りたたんでも幅を取るものが多く、自宅の収納スペースの広さが必要です。
最近ではコンパクトで軽量なA型ベビーカーが増えており、AB型ベビーカーとも呼ばれています。赤ちゃんが歩き出すとベビーカーに座るのを嫌がり、ママやパパがベビーカーを持ち運ばなければいけないという場合もあり得ます。軽量なA型ベビーカーを購入しておけば、赤ちゃんが歩き出してからも長く使えるかもしれません。
A型ベビーカーの中には、最長で生後48ヶ月まで使えるものもあるので、長期間使用したい場合でも買い替えの必要はないかもしれませんね。
B型ベビーカー・バギーだけを購入する
B型ベビーカーは生後7ヶ月頃の腰すわり後に使用することができます。普段から車移動が多く、ちょっとした散歩には抱っこ紐を使用しているような場合は、初めからB型ベビーカーを購入してもよいでしょう。
A型ベビーカーを買うほどではないけれど抱っこ紐だけでは心もとないと感じる人は、A型ベビーカーをレンタルするという方法もあります。
A型ベビーカーからB型ベビーカー・バギーに買い替える
A型にもB型にはそれぞれメリットとデメリットがあります。成長に合わせてより便利なものをと考えるのであれば、両方購入すると良いでしょう。
特に電車やバス利用が多い家庭では、赤ちゃんが0歳児のうちは安定性の高いA型ベビーカーを利用して、赤ちゃんが歩き出した1歳以降に軽量なB型ベビーカーやバギーに買い替えるというケースが多いようです。年を空けずにきょうだいができた場合にも有効です。
ただし、ベビーカー2台となるとそれなりの収納スペースが必要です。家の収納場所にゆとりがない場合には、A型ベビーカーを買取業者に売るという手もあります。
ベビーカーの選び方2.対面(両対面)か背面か?
対面ベビーカーのメリット・デメリット
対面ベビーカーは赤ちゃんの顔を見ながら移動することができるので、安心感があります。また、対面式の多くは背面式にもなる2WAYベビーカーなのでお得感もありますね。
ただし、対面時は操作性が落ちるものが多いようです。特に段差に弱いといわれています。段差のたびに不便を感じてしまい、結果としてあまり対面式にしなかったという声もあるようです。成長するにつれて赤ちゃんは外の景色を見たがる場合が多いので、数ヶ月ほどしか使用しない可能性もあるでしょう。
背面ベビーカーのメリット・デメリット
背面ベビーカーは操作性が安定したものが多く、両対面タイプと比べてコンパクトな作りになっています。走行中に赤ちゃんの表情がわからないので、初めのうちは少し不安を覚えるかもしれませんね。シェードにのぞき窓が付いているタイプも多いので、不安な方はそちらも検討してみましょう。
ベビーカーの選び方3.リクライニングの角度や機能
赤ちゃんの首がすわる前からベビーカーを使いたい場合、座席がフラットになるタイプのものだと安心です。首に負担を掛けず、赤ちゃんもよく眠ってくれますよ。
B型ベビーカーなどではリクライニング機能がないものも多いです。赤ちゃんが寝たときにぐらついたり、居心地の悪さを感じて眠れなかったりすることもあります。
また、ベビーカーはリクライニング回数が決まっているものや、範囲内なら無制限に倒せて微調整が可能なものなどさまざまです。子どもを降ろさないと角度調整ができないものもあるので、よくチェックしてみましょう。
ベビーカーの選び方4.重さ
基本的に機能が充実したA型ベビーカーは重く、携行性を重視したB型ベビーカーは軽量なものが多いようです。軽いほうが良い印象を受けますが、重いほうが走りは安定し、ベビーカーに荷物を掛けても倒れにくいというメリットがあります。
しかし、バスへの乗せ降ろしや階段の使用が多い場合、ベビーカーそのものに重さがあると運ぶのが大変です。赤ちゃんを抱っこしながらママやパパの荷物や赤ちゃんの着替えなどを持ち、さらにベビーカーを運ばなければなりません。
ベビーカーを選んでいるときは忘れがちですが、使うシーンを考えながら選びましょう。
ベビーカーの選び方5.大きさ
大きさに関してもA型ベビーカーやバギーは大きく、B型はすっきりとした印象です。狭い道や駅の改札を日常的に使用する場合は、縦横ともにコンパクトなものが望ましいでしょう。また、車や自宅の収納スペースが狭いときも大きさは大切な判断基準となります。
駅の自動改札の幅は、一般に55cm程度が主流です。それ以上の幅のベビーカーを折りたたまずに改札を通るには、バリアフリー型の改札などを使わなければならないので注意してください。
ただし、子どもの身体の大きさによっては、コンパクトさを売りにしたベビーカーは窮屈だと感じることもあるようです。
ベビーカーの選び方6.折りたたみ
折りたたんだときのサイズ感は、自宅や車の収納スペースに収まるかどうかを判断する上で欠かせない情報です。電車やバスでの利用が多い場合は、たたんでも自立するものが望ましいでしょう。
また電車やバスに乗ったり車のトランクに乗せたりと、ベビーカーを折りたたむシーンが多い場合には、折りたたみのしやすさも大切です。実際に折りたたんでみて自分ひとりでできるか確認しておきましょう。
ベビーカーの選び方7.座面の高さ
近年ハイシートのベビーカーが人気を集めています。地面の熱の跳ね返りを防ぎ、ほこりから赤ちゃんを守るといわれています。ハイシートだと座面の下に大きな収納スペースが作られていることも多いので、荷物が多いママやパパには嬉しいポイントです。
ハイシートのデメリットとしては、重心が上にあるために転倒しやすいということがいわれていました。ただ、最近では技術も進歩し、メーカーはハイシートでも高い水準の安全性を実現しています。
また、ハイシートタイプのベビーカーは座面が高いことから、ハンドルも高い位置に設置されていることがあるようです。ママやパパの身長によって使いやすい高さが違います。普段使う人が使いやすい位置にハンドルがあるかも、快適に使用する上では重要なポイントなので注意して見てみましょう。
ベビーカーの選び方8.タイヤの大きさ・数・種類
走行性を求める上で外せないのがタイヤです。タイヤが大きいものが多少の段差もすんなり乗り越え、操作しやすいといわれています。ただしタイヤが大きいものは、ベビーカー自体も大きい傾向にあります。
タイヤの数は?三輪か四輪か?
タイヤの数は走行性に密接に関わっています。スタイリッシュな3輪タイプは方向転換や段差に強く小回りが利きやすいのが特徴です。抜群の走行性を誇りますが、縦に幅が出てしまうので4輪タイプより大きく重いものが多いようです。
シングルタイヤかダブルタイヤか?
最近注目を集めているのが、シングルタイヤと呼ばれるタイプです。従来のベビーカーは、それぞれの足にタイヤがふたつ付いているダブルタイヤが一般的でした。ダブルタイヤは軽量化したボディを支えるために有効でしたが、小回りが利かないという声もあります。
海外ではシングルタイヤのベビーカーが主流となっています。カーブに強く、でこぼこ道でも安定した走行が可能で操作性も高いようです。
エアタイヤかエアレスタイヤか?
ベビーカーのタイヤには、空気を入れて使う「エアタイヤ」と、特殊な樹脂でできていて空気を入れないで使う「エアレスタイヤ」があります。エアタイヤはメンテナンスが必要ですが振動吸収性が高い一方で、エアレスタイヤはエアタイヤほど振動に強くはありませんが、パンクの心配がありません。
ベビーカーの選び方9.ハンドルの形状
ベビーカーのハンドルは左右がつながったシングルタイプと、左手と右手に分かれたダブルタイプがあります。
ダブルタイプのハンドルはそのまま荷物を掛けることができ非常に便利ですが、片手で操作するには向きません。上のきょうだいがいる場合、上の子と片手をつないでもう一方の手でベビーカーを操作するというのは難しいでしょう。
シングルタイプの場合、別売りのフックで荷物を掛けられるように工夫すると良いでしょう。
ベビーカーの選び方10.フロントバーの有無
まだ子どもが小さく座り方に安定感がない場合、フロントバーがあると安心です。フロントバーにおもちゃやミニ扇風機を付けたり、収納ポケットを取り付けたりして有効活用している人もいます。
ただし、乗せ降ろしのときに足が引っかかるなどして不便に感じることもあります。必要に応じてフロントバーを外せる、着脱式タイプのベビーカーもあるようですよ。
ベビーカーの選び方11.日よけの大きさ
日よけがひさしのようになっているものは、コンパクトで折りたたみにも便利です。一方日よけがドーム型の作りであれば、多少の雨なら子どもが濡れることなく歩けます。さらにホコリや虫から子どもを守ってくれます。
ベビーカーの選び方12.収納
保育園の送迎や普段の買い物に使う場合は、収納容量と耐荷重は重要です。おむつが2パック入ったり、5kgまでの重さに耐えられたりしたら、食品の買い出しはほぼ安心です。
ベビーカーの選び方13.色やデザイン
黒を基調としたベビーカーが一般的ですが、最近はカラフルなデザインも人気です。人気キャラクターとコラボしたデザインや、ショップ限定カラーなどを作るメーカーも増えています。珍しいデザインならベビーカー置き場での取り違えも減るでしょう。
シンプルなベビーカーは、気分に合わせてハンドルカバーやシートを変えることも可能です。きょうだいで性別が違ってもシェアしやすいという利点もあります。またパパがベビーカーを使うことが多い家庭では、シンプルなものが良いという声が多いようです。
ベビーカーの選び方12.価格
ベビーカーは、安いものでは1万円程度から購入できますが、10万円を超えるベビーカーも珍しくありません。
高級なベビーカーには機能面が充実しているものが多くあります。たとえば、「トラベルシステム」とよばれる機能がついたものは、チャイルドシートと共用できます。
自分の生活に必要な機能が備わっているか、機能が価格に見合っているかに着目して判断するのがよいでしょう。
ベビーカーを実際に使用する場所を歩いてチェックしてみよう!
ベビーカーを購入する前に、一度自分の生活エリアを歩いてチェックしてみましょう。普段は気にも留めない段差や坂道が、ベビーカーの場合は大きな壁として立ちはだかることがあります。
たとえば近所のスーパーの通路やレジの広さ、最寄り駅までの道のり、最寄駅構内のエレベーターの有無やホームの広さなど、意識しながら歩いてみると良いですね。ベビーカーを選ぶ上での外せないポイントに気付くことができるでしょう。
人気商品=自分たちに合うベビーカーとは限らない!
自分に子どもが生まれるまでは、ベビーカーを使用したことがない人がほとんどでしょう。いざベビーカーを買おうとお店に見に行っても、種類や機能が多すぎて選び方がわからなくなることもありますよね。さらに、赤ちゃんを抱っこしているとじっくり考える時間もなく、とりあえず人気商品を購入したという人も多いでしょう。
しかし、生活にマッチしないベビーカーは使いづらく、徐々に使用頻度が減っていきます。ベビーカーは決して安い買い物ではありませんから、後悔しないベビーカー選びをしましょう。
最近はベビーカーのレンタルサービスが増えてきました。気になったベビーカーをレンタルして使い勝手を試してみて、購入するか決めるという方もいるようです。
実際に街中でベビーカーを使用している先輩ママやパパを観察してみるのもおすすめです。特に出産前は赤ちゃんとおでかけするイメージが湧きにくいので、ベビーカーを押している姿を見るだけでも参考になりますよ。
生活スタイルに合わせて、赤ちゃんとママやパパに最適なベビーカーを見つけられると良いですね。