A型・B型ベビーカーの違いは?先輩ママに聞いた選び方!どちらのタイプがおすすめ?
ベビーカーの購入を検討しているとき、A型、B型などの記載を見て、どのように選んだら良いのか、どんな違いがあるのかと戸惑ってしまいますよね。ここでは、A型、B型の特徴、メリットとデメリット、おすすめの商品などをご紹介します。先輩ママの声も、選ぶ際の参考になりますよ。
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目次
A型ベビーカーとB型ベビーカーの違いは?
ベビーカーのA型やB型などの区分基準
【A型ベビーカー】
腰すわり前~3・4歳くらいまで使える(新生児もしくは首すわり後から使用可能)
【B型ベビーカー】
腰すわり後~3・4歳くらいまで使える
日本製のベビーカーには「A型」「B型」などの区分があります。ベビーカーの区分はメーカーが独自に決めるものではなく、財団法人製品安全協会が定めた「SG基準」によって決められています。SG基準を満たした製品には「SGマーク」が付いています。SGマークの付いた製品は、構造や材質、使い方の安全性が認められているといえるでしょう。
ベビーカーのSG基準では、赤ちゃんを乗せる時期や使い方によって、A型、B型と区分されているわけです。SGマーク付きの製品には、万が一製品の欠陥があったときに、人身事故に対する対人賠償責任保険が付いています。ベビーカーを選ぶときは、SGマーク付きの安全性が高いものを選ぶと良いでしょう。
A型ベビーカーのメリット・デメリット
新生児期を過ぎた生後1ヶ月から、もしくは首がすわった乳児期から(生後4ヶ月頃)使用でき、最長で生後48ヶ月(使用期間はメーカーの指定範囲)まで使用できるベビーカーのことをA型ベビーカーといいます。フルフラットタイプで平面になるものや、赤ちゃんと大人の両方の顔が見える対面式のものなど多機能なものが多いのが特徴で、作りがしっかりしています。
A型ベビーカーは1ヶ月から、もしくは首がすわってから乗れるので、すぐに使えることから人気が高いといえます。メリットデメリットは以下のとおりです。
■メリット
・安定感があり、操作しやすい
・赤ちゃんが景色を見やすい背面式、大人の顔が見えやすい対面式など切り替えられるものが多く、多機能
・フラットタイプで平面にできるものは、首がすわっていない赤ちゃんでも乗せられる
・赤ちゃんが歩けない時期をしっかりサポートしてくれる
・つくりがしっかりしているので、下の子にも使える
・荷物を入れる場所がB型に比べて多い
■デメリット
・B型に比べて重い
・B型に比べて価格が高い
・大きくて収納場所にスペースが必要
B型ベビーカーのメリット・デメリット
B型ベビーカーは、おすわりができる時期(生後7ヶ月頃)から、最長で生後48ヶ月(使用期間はメーカーの指定範囲)まで使用できるものです。A型ベビーカーと比べアクティブなおでかけを想定し、軽さと動きやすさを重視している傾向にあります。
子どもが歩けるようになるとベビーカーを降りたがることも増えてくるので、折りたたむとコンパクトになる携行性も必要でしょう。
一方で、B型ベビーカーはフルフラットになるものは少なく、リクライニング機能自体がないものもあります。長時間の使用というよりは、昼寝してしまったときなどの備えという役割として使用する家庭が多いようです。
B型ベビーカーは比較的安価なものが増えますが、それでも安い買い物ではありません。
■メリット
・軽いので持ち運びしやすい
・コンパクトで小回りがきき、たたんでも省スペースで場所を取らない
・A型に比べて価格が安い
■デメリット
・リクライニングできる角度の段階が少ない
・腰がすわるまでは使用できない
・A型に比べると、安定感や乗り心地がが劣ることが多い
・子どもが歩き始めたら使わなくなることが多い
先輩ママの体験談からみる、ベビーカーの選び方3パターン
ベビーカーは、使う人やシーンを想定した選び方によって便利度が変わってきます。先輩ママの体験をご紹介するので、選ぶときに参考にしてみましょう。
1.A型とB型どちらのベビーカーも購入する
A型だと対面式にもなるので、赤ちゃんの顔を見ながらお散歩できるのが良かったです。もうすぐ1歳になる我が子には、そろそろB型が欲しいなと思います。コンパクトなのがB型の良いところです。
首がすわったころからA型を使用し、腰がすわってからB型を購入しなおすのがこのパターンです。A型とB型両方買うとお金がかかり、ベビーカーを2台購入することになりますが、どちらのデメリットも補える点では素晴らしいですよね。
収納場所に余裕がある、下の子にも使う予定がある、A型を譲る人がいる、上の子と下の子の年齢が近くて同時に使う必要がある、という方におすすめなのがこのパターンです。
2.A型B型兼用のものを購入する
首がすわってない新生児から2歳頃まで使うことができ、B型を兼ね備えている兼用のベビーカーなら、B型を買う必要がないと思います。
最近ではA型でも最大生後48ヶ月まで使用できるベビーカーがあります。これはAB型ベビーカーとも呼ばれることもあり、a型の機能もb型の機能も兼ね備えたものです。大きさや重さはA型ベビーカーと同じくらいですが、リクライニング機能が充実していたり、長い期間乗ることができたりと、メリットが多くあります。
3.抱っこひもで乳幼児期は過ごし、B型だけを購入する
赤ちゃんがおすわりできるまでは特に動きもなくて軽いため、抱っこ紐で十分こと足りました。我が家では3歳近くまでベビーカーを使用しましたが、主な用途は、疲れて寝たときに乗せる、人の多い場所で人にぶつかったり、はぐれたりしないように乗せることが多かったです。
歩きたがる時間や公共交通機関の利用が多かったため、軽くて簡単に折りたためる、機動力のあるB型ベビーカーは大活躍でした。
小さいうちは抱っこ紐やスリングスタイルが中心でベビーカーをあまり使わない人は、B型からの購入で十分というパターンです。保育園の送り迎えなどで公共交通機関を頻繁に利用するときなどは軽くて折りたたみやすいB型タイプが使いやすいかもしれませんね。
ライフスタイルから最も最適なベビーカーを考えよう
ベビーカーは便利なアイテムですが、使用シーンにそぐわないものを購入すると宝の持ち腐れとなってしまいます。実際に使用するシーンを想定しながら上手に選ぶと良いですね。
主な交通手段から考える
ベビーカーをよく使うのは一般的にママが多いものですが、ママの普段の生活パターンや利用する交通手段から考えるのも良いでしょう。
・交通機関はあまり使わない徒歩中心のママ
近所の公園やスーパーへの移動がしやすく、走行性が高くて安定感があり、荷物もかけられるA型タイプがおすすめです。子どもが大きくなってもベビーカーを使用するときは、B型を買いなおしを視野に入れてみてください。
・車での移動が多いママ
重くて折りたたんでも場所をとるベビーカーを購入すると、車に入らないこともあります。軽くてたたむとコンパクトになる、トランクに入れやすいB型ベビーカーがぴったりです。
・バスや電車などの公共交通機関を頻繁に使うママ
A型、B型のどちらを選ぶにしても、改札を通れる幅か、折りたたみしやすいか、ひとりでたたんで持ち運べるかなどを念頭に選ぶと良いでしょう。
主な利用シーンや利用環境から考える
赤ちゃんとのおでかけシーンやベビーカーの収納場所を想定したベビーカー選びをすることが大切です。普段歩いて使うことが多く、収納場所も確保できているのなら、多少大きくても安定感もあり、排気ガスなどからの距離が遠い座面の高いバギータイプを選んでも良いでしょう。
車中心の生活や収納場所が限られているときは、特にトランクの大きさや収納場所の大きさを測ってから購入してくださいね。
実際に使用する場所を歩いてチェック
以下のような主な利用シーンや利用環境を実際にチェックしながら歩いてみましょう。
・赤ちゃんを連れて出かける予定の公園の入り口
・よく行くスーパーの買い物スペースやレジ幅
・マンションエントランスの仕様や玄関先の段差
・通勤途中の道のり
ベビーカーが通ることを想定しながら、スペースや段差に注意してみるとぴったりなベビーカーを見つけられそうですね。
その他のベビーカーを選ぶ時のポイントは?
リクライニングの有無と調整機能
首がすわる前から使う、もしくはねんねの時期から使うことが決まっているときは、座面をフラットにできるものを選びましょう。赤ちゃんが大きくなるにつれてリクライニングの機能を使う必要が出てくるため、リクライニングの角度だけでなく、何段階程度の調整が可能なのかを確認することも大切です。
B型のベビーカーにはリクライニング調整ができないものもあるので、注意が必要です。2~3段階で調節可能でも、角度が赤ちゃんにとって心地良くなかったときに、ベビーカーに乗りたがらない原因となってしまうこともあります。
ベビーカーによっては、段階の回数は決まっておらず、ある範囲内なら無段階で角度を調整できます。また、子どもを座らせたまま角度の調節ができるものと、子どもを降ろさないと角度調整できないものがあります。
座面の高さ
座面の高さとは、地面と赤ちゃんが寝るシートまでの距離をいいます。座面が高いものは赤ちゃんの乗せ降ろしがしやすく、腰に負担がかかりません。また、地面との距離があるので、夏場はアスファルトの照り返しや温度の影響を受けにくいといえます。しかし、座面が高いと重心が上にいくため、安定感が低下するものもあります。
座面を向かい合いにできるか?
一般的に、ベビーカーを押す人と向かい合わせにできるものを対面式、押す人と乗る人が同じ方向を向くものを背面式といいます。A型ベビーカーは対面式と背面式を切り替えられるものが多いのが特徴です。
対面式では、赤ちゃんの表情を常に見ることができるので、ちょっとした変化に気づきやすいというメリットがあります。外に興味を持ち始めるころは、景色や街の人にも関心が広がり始めるので、背面式にすると赤ちゃんも喜びますよ。
大きさ・重さ
ひとえに大きさ、重さといっても、さまざまな視点からチェックすると見落としがちなポイントもあります。
・ベビーカーの幅
ベビーカーの幅が広いほど乗り心地が良く、窮屈さを感じません。しかし、電車の改札やスーパーのレジ幅など、利用するシーンによっては幅が広いと使いにくい場所もあります。
・ベビーカーの高さ
子どもの座面の高さも大切ですが、ベビーカーハンドルの位置や高さにも注意が必要です。ベビーカーをよく押す人が使いやすい高さであることが大切です。ママがメインで使うが、保育園の送り迎えはパパというときなど、パパとママが同じくらい使う場合は、身長が高い人の高さにあわせて選ぶことが大切です。ハンドルの高さを調整できるベビーカーもあるので、使う人がその都度調整するのも良いでしょう。
・ベビーカーの奥行
赤ちゃんが寝ている状態で玄関に入れるときなど、奥行幅が広いと玄関に入らないこともあります。フラットにしたまま、エレベーターにママとベビーカーとで入りやすいかなどもチェックしてみてください。
・たたんだときの状態
ベビーカーをたたんだときの大きさが、予定する収納場所や置き場にあうかどうか、車のトランクに入るかどうかも事前に調べておきましょう。
・重さ
走行の安定さを選ぶと、重量がかさむものもあります。ベビーカーを購入するときは、赤ちゃんを抱っこしておらず、荷物が少ないときに選びがちです。実際に急な階段などに遭遇したときに、自分ひとりで運べるかを想定しながら選ぶと良いですね。赤ちゃんを片手に抱っこし、赤ちゃん用品を含んだ荷物を持っていることもあわせて想定してみてください。
タイヤの大きさ
タイヤが大きいほど段差を乗り越えやすく、安定性が高くなります。しかし、ちょっとした障害物を大回りによけなければならないというデメリットも発生します。タイヤが小さいと小回りはききますが、段差が乗り越えにくく、でこぼこした地面では不安定になります。
三輪バギータイプのベビーカーでは、車のようなエアタイヤが採用されているものもあります。走行性が高くてクッション性があるので衝撃は少ないですが、定期的に空気を入れなければなりません。そのため、パンクすることも想定しておきましょう。
ベビーカーの付属品の有無や互換性
寒いときに取りつけ可能なフットマフ、足を置けるフットレスト、飲み物を置けるドリンクホルダーなど便利な付属品をつけられるベビーカーがあります。購入予定のベビーカーにはどんな付属品があるのか、どんな付属品をつけられるのか、他社製品との互換性はあるのかなどを確認しておきましょう。
おすすめのA型ベビーカー5選
口コミで人気の高いおすすめのA型ベビーカーを5つ紹介します。
Aprica(アップリカ)
地上高53cmとシートが高いベビーカーです。38cmのシートのものと比べて表面温度が低い、荷物がいっぱい入るなどのメリットがたくさんあります。また、振動軽減の工夫や赤ちゃんの乗り心地を重視しているので、快適に過ごせるでしょう。
GRACO (グレコ)
大きいワイドタイヤが振動を軽減するので、段差もらくらく乗り越えられ、押し心地が快適です。赤ちゃんを抱っこしたままでも、片手でワンタッチ開閉できるのが便利ですよ。
大型スーパーの買い物カゴをそのまま縦に載せることができるので、ベビーカーを押しながら重たい買い物かごを持つ必要はありません。ベビーカーと別売りの抱っこひもを購入すれば、ベビーカーから抱っこひもへ、抱っこひもからベビーカーへと乗せ換えができます。
Pigeon(ピジョン)
赤ちゃんグッズの中でもベビーカーは、主人と何度も見に行って選びました。バスや電車に乗るときに折り畳みし易く、軽量な物を選びました。実際とても折り畳み易く、軽いのでストレスフリーです。作りもしっかりしていて、子どもを乗せてお出かけすると高確率で寝てくれる優れものです。
段差を軽く乗り越えられる大径16.5cmのシングルタイヤが特徴的です。振動を吸収しやすい大きなタイヤの中にはチューブを使用しておらず、パンクや空気抜けの心配がありません。
汗をかきやすい赤ちゃんの頭部部分のベースシート部分は、ファスナーで簡単に着脱して洗濯することができるので、清潔に保てます。シート高も54cmと高く、折りたたんでも自立するなどの魅力的な機能が他にもたくさんありますよ。
AirBuggy(エアバギー)
ベビーカーの重量は約10kgありますが、押して軽いを追及して作られたベビーカーです。3輪スタイルのエアタイヤで小回りのきく走行性を実現しています。横幅は53.5cmのため、駅の改札やエレベーターの乗降口でも無理なく通れますよ。スロープや坂道を下るときに、便利なハンドブレーキで速度をコントロールできるのが魅力です。
Katoji(カトージ)
A型ベビーカーの使いやすさとB型ベビーカーの持ち運びやすさをあわせ持つ、いわゆるAB型バギーです。A型のメリットであるフルフラット、130~170度まで調整可能な無段階リクライニング、B型のメリットであるコンパクトさと軽さが両立しているのがうれしいですね。
おすすめのB型ベビーカー5選
軽くてコンパクトと口コミで人気の高い、おすすめのB型ベビーカーを5つ紹介します。
ENDO(エンドー)
超軽量の変形アルミフレームを使用し、2.85kgの軽さを実現しています。安全フットストッパーや、持ち運びに便利なショルダーストラップなどの機能がついています。
Jeep(ジープ)
車のJeepのようにタフな走行を目指してタイヤが作られています。上下左右に対応して路面をとらえる前輪の3Dソフトサスペンションで路面の振動を吸収し、滑らかに走行します。指はさみ防止つき、前輪キャスターの回転ロックなど、安心安全を考えられている設計がうれしいですね。
Richell(リッチェル)
シートカバーの取り外しは簡単で、丸洗いできます。カバーをはずせばメッシュになり、暑い時期も快適です。たたむと自動的にロックするオートフック、開閉時の指はさみを防止する指はさみ防止機能、特許取得したオート自立スタンドなど、多機能なベビーカーです。
Aprica(アップリカ)
フロントガード、サンシェードメッシュ、広々シートなどのA型ベビーカーで人気の機能を搭載しているにもかかわらず、2.9kgと軽いベビーカーです。また、ガードが付いているので、激しく動き回る赤ちゃんも安心して乗せられるでしょう。ワンタッチで簡単に開閉できて自立するので、収納や持ち運びにも便利ですよ。
Combi(コンビ)
50cmのハイシートや片手でワンタッチできる開閉機能、後輪についたブレーキなど多機能でありながら、3.7kgの軽量さを実現しています。赤ちゃんに伝わる振動が抑えられたソフトサスペンション、直射日光や紫外線から守るビッグサンシェード、新立体さらさらメッシュシートなど、赤ちゃんが快適に乗れるように考慮されているのがうれしいですね。
生活スタイルにあったベビーカーを選ぼう
A型、B型という種類の他にも、ベビーカーを選ぶときは機能性やデザインなどが気になりますよね。しかし、どんなに気に入ったものでも、使用シーン、使用期間、生活スタイルなどにあったものでないと、使いにくいかもしれません。初めての子どものときはなかなか想像しにくいですが、使うことを想定しながら、パパとママの生活にぴったりのベビーカーを選びましょう。