ベビー布団はいつまで使う?ベビー布団が必要な理由と選び方

ベビー布団はいつまで使うものなのでしょうか。そもそも、ベビー布団は必要なのでしょうか。「すぐに使えなくなってしまいそうだし、大人と同じじゃダメなの?」と思うママもいるのではないでしょうか。ベビー布団は赤ちゃんが快適に過ごせるように作られている優れものです。今回はベビー布団についての特性や使用期間などをまとめてみました。

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目次

  1. ベビー布団はいつまで使う?
  2. ベビー布団が必要な理由
  3. ベビー布団は必ず使わないといけないの?
  4. ベビー布団卒業後はどうする?
  5. ベビー布団のサイズ
  6. ベビー布団の選び方
  7. ベビー布団に関する体験談
  8. ベビー布団で睡眠を快適に
  9. あわせて読みたい

ベビー布団はいつまで使う?

ミニサイズなら新生児まで

ミニサイズのベビー布団は、かけ布団が80cm×100cm、敷き布団が60cm×90cmとなっています。新生児のころだけ使う予定の方におすすめです。寝返りができるようになれば、赤ちゃんが窒息する危険性もなくなります。いずれ添い寝にしようと思っているのであれば、ミニサイズのベビー布団を選ぶのも良いですね。

普通サイズなら3~4歳まで

普通サイズのベビー布団は、かけ布団、敷き布団ともに105cm×130cmとなっています。身長が100cmくらいまでならば、はみ出すことはありません。個人差もありますが、3~4歳くらいまで使えます。おむつが取れるようになるまでは汚れやすいので、それまでは洗いやすいベビー布団を使う方が多いようです。

とはいえ、寝相が悪いと布団から出てしまうので、そのような場合は早めにジュニア用布団か、普通のシングルサイズの布団に替えた方が良いです。ですので、寝返りが活発になってきたらベビー布団を卒業するという方もいます。

ベビー布団が必要な理由

骨や関節が未発達のため

赤ちゃんの身体はまだまだ骨や関節が未発達で、やわらかい大人の布団を使い続けると、身体が沈み込み、骨が曲がった状態で固まったり、股関節脱臼の危険性もあるようです。身体の発育に問題が起こりやすくなると言われています。

また頭が大きく、首は細く安定していないのが赤ちゃんの特徴です。高い枕で頭を高くしたり、頭が沈み込むような柔らかすぎる敷きふとんは呼吸の妨げになってしまいます。うつぶせや横向きになったときに、やわらかい布団では、顔が沈み込み窒息する恐れも出てきます。

体温調節ができないため

まだ体温調節ができない赤ちゃんは新陳代謝が活発で、大人よりも汗っかきです。事実、体温も大人より高い37℃台が平熱となっていて、寝ているときはかなりの量の汗をかくので、布団も汗で蒸れやすくなります。

熱がこもりやすく、体温が低下するのも早いのが赤ちゃんです。布団をこまめに干すことが必要で、いつも清潔に保つ必要があります。そんな時も大人の布団では大きくて扱いが大変です。ベビー布団は小さく軽いので扱いが楽で、赤ちゃん用に水分をのがし通気性が良い素材を使っていてムレにくくなっています。

汗腺が機能する2ヶ月頃からは、なんと大人の2~3倍の汗をかくと言われています、湿気や水分が中にこもるような布団はなるべく避けた方が良いですよ。

自由に寝がえりをするため

一般的に生後5ヶ月前後で、赤ちゃんは寝返りを始めます。寝ているときに身体の動きを妨げるような重い布団だと、自由に寝返りができないので赤ちゃんにとってストレスになってしまいます。

掛けふとんが重かったり、マットや敷きふとんが柔らかすぎたりすると、思うように寝返りできず不自然な姿勢になってしまったりすることもあります。特にまだ首がすわっていない赤ちゃんは頭を動かすことがほとんどできないので、布団の柔らかさには十分な注意が必要です。

また寝返りが上手ではない赤ちゃんはうつ伏せで寝てしまうことがあり、軟らかい布団では鼻や口呼吸を防いでしまう場合もあります。

ベビー布団は必ず使わないといけないの?

添い寝のメリット

ベビー布団を使わず、同じ布団で一緒に寝る派の方もいます。ママの布団で添い寝することのメリットは、ママがすぐそばにいるので、赤ちゃんが安心するということです。また、夜泣きの際にすぐに様子を見てあげられることや、夜中の授乳のときに楽ということがあげられます。

また、ベビー布団を嫌がり、添い寝してあげると寝つきが良くなるという赤ちゃんもいます。ベビー布団を嫌がる場合は無理にベビー布団で寝かせず、赤ちゃんの様子を見ながら寝る場所を決めてあげましょう。

添い寝の注意点

添い寝する際には注意点もあります。重い布団だと赤ちゃんにかぶさったときに、窒息してしまう危険性があるので、羽毛布団やタオルケットなど、軽い毛布を使うようにしましょう。また、きょうだいのいる家庭ならば、寝返りを打っても赤ちゃんに当たらない距離に寝かせるなどの配慮が必要です。

【助産師・保育士監修】新生児や赤ちゃんは添い寝をしてよい?添い寝はいつ…

ベビー布団卒業後はどうする?

ジュニア用の布団を使う

ジュニアサイズのベビー布団は、かけ布団が120cm×140cm、敷き布団が90cm×140cmとなっています。小学校5~6年生くらいまで使える大きさです。子どもはすぐに大きくなってしまうので、ジュニア用布団は必要ないという方もいます。

ジュニア用布団のメリットは洗いやすいということです。子どもは大人よりも汗をかきますし、おねしょをしてしまうこともあります。子どものうちはまだ汚れやすいので、心配な方はジュニア用布団を使うことをおすすめします。

大人用の布団を使う

ベビー布団を卒業したら基本的には大人と同じという方も多く見られます。子どもはすぐに大きくなってしまうのでジュニア用はもったいないという意見が一番多いようです。長く使えることはメリットの1つとしてありますが、とはいってもまだまだ子どもなので、汗をかいたり、おねしょをしたりというたびに布団を清潔にするのは、大人サイズだと大変だと言う声も聞かれます。

ベビー布団のサイズ

通常サイズ

ベビー布団には種類があります。ベビー布団の多くは、ベビーベッドのサイズと同じサイズになっています。ベビーベッドにはミニサイズもあるので、ミニサイズのベビーベッドにはミニサイズの布団を選んでくださいね。

標準的なベビー布団のサイズは通常サイズだと120×70cm 子どもの体型によっては2歳から2歳半頃まで使えるものになっています。

ミニサイズ

ミニサイズだと、90×60cmで1歳から1歳半頃まで使えます。また、同じような大きさで「お昼寝用布団」というものもありますが、こちらはマットレスが薄いものが多く、赤ちゃんが長時間寝るのには不向きです。また、サイズがベビーベッドのサイズとは違う場合もあるので注意してくださいね。

ベビーベッドのサイズ!メリット、デメリットとおすすめ10選

ベビー布団の選び方

掛け布団は軽くて薄いもの

当然ですが赤ちゃんの身体は大人に比べて小さいですよね。大人用の布団で代用してしまうと重すぎて、手足を動かしにくくなります。また軽量な羽毛布団でも大人用では体温調節がまだうまくできない赤ちゃんにとっては暑すぎる場合があります。その点を考え、赤ちゃん用の掛け布団は少し薄手に作られています。

敷布団は硬めのもの

ベビー用の敷き布団は固めのマットがおすすめです。理由は寝返りができるようになったあと、うつぶせになって鼻や口が埋もれてしまって窒息するのを防ぐためです。

ベビー敷布団のおすすめ10選!ベビー敷布団の選び方とは

お手入れが簡単なもの

赤ちゃんは一日布団の上で寝ているので汗もいっぱいかきます。またミルクを吐いてしまったり、おむつからおしっこやうんちが漏れて汚れることも…。大人用で一緒に使ったりするとマットもシーツも洗うのに一苦労ですが、ベビー用であれば洗濯機で洗えるなどのお手入れが簡単です。

ベビーベッドで使うならサイズを確認する

ベビーベッドを使う予定の場合は必ず布団とベッドのサイズを確認してください。実はベビーベッドもベビー布団もサイズがさまざまあります。収まるものを選びましょう。

ベビー布団に関する体験談

ベビー布団はなくてはならない存在

筆者はミニサイズのベビー布団を購入しました。元々夜は添い寝ではないと寝てくれなかったので、夜は添い寝で、昼間のうちはベビー布団で・・。という生活でした。

今、1歳半過ぎの息子はお昼寝もベビー布団で寝ても寝返りを打つとお布団からはみ出してしまうので、ベビー布団はほとんど使っていません。ジュニア用お布団も特に用意してなく購入する予定もありません。

使用期間は短かったものの、ベビー布団は我が家にとってはなくてはならない存在でした。床がフローリングなので、特に新生児〜7,8ヶ月頃までのお布団の上にいる事が多い時期は、ずっとひきっぱなしで、シーツなどのお手入れも簡単でしたし、防水シーツを併用すればマットレスまで汚れる事もなかったので、とにかく重宝しました。また、安心感はありましたしね。

各、ご家庭で生活や、スタイルが色々だと思うので、赤ちゃんにとって一番いい環境にしてあげられる事が大切ですね。

ベビー布団で睡眠を快適に

今のベビー布団はデザインや機能も本当に充実していて、赤ちゃんの睡眠をより快適にするために研究が続けられています。肌に優しい生地や、洗いやすく速乾性のある生地など、赤ちゃんにあう素材のもの、使いやすいものを選ぶのをおすすめします。

各家庭、さまざまな生活スタイルなので、ベビー布団の使用や、使用期間など、これといった決まりはないですが、赤ちゃんが快適に過ごせるような環境づくりをしてあげるのが一番です。

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