更新日:2018年03月06日

安全性を過信しないで!使い方によっては危険度の高いベビーグッズとは?

赤ちゃんグッズを揃えるとき、赤ちゃんグッズなのだから安全性は保障されているだろうと思い込んでいませんか。安全性を考慮して設計されたものでも、使い方を誤ると事故につながることがあります。アメリカ消費者レポートの事故例から、安全性に問題があるとされるベビー用品と対策(代替品)について解説します。

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アメリカ消費者レポートから指摘された危険性のあるベビーグッズ

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赤ちゃんグッズは、販売許可が下りている以上、すべて安全性が考慮されているものと思えるものです。しかし残念ながら、必ずしも安全性が高いグッズばかりとは限りません。

現在広く売られているベビーグッズにも、けがの事故や死亡事故が起こっているものがあります。アメリカで2011年にリコールされた製品の40%がベビー用品でした。そのため、ベビーグッズを買ったりもらい受けたりする前に商品の安全性をチェックしましょう。

アメリカの消費者レポートの記事から、専門家によって示された危険性のあるベビーグッズの紹介と、その代替品として何が良いとされているのかについて紹介します。

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1.上げ下げ式ベビーベッド

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片側の柵を上下に動かせるタイプのベビーベッドです。柵が落ちて赤ちゃんを窒息させる可能性があります。

2000年以降、少なくとも32件の乳児死亡事故はこのタイプのベビーベッドが原因とされており、2011年にCPSC(アメリカ合衆国消費者製品安全委員会)によって販売禁止とされるまで、多くの事故の報告がありました。

代替品

シンプルなデザインの、柵が固定されているタイプのものが良いとされています。

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2.ベビーガード

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ベビーベッド用ベビーガードは、赤ちゃんがベッドの柵にはまったり身体や頭をぶつけたりしないようにすることを目的に作られた製品です。しかし、乳幼児突然死症候群との関連性が考えられており、窒息の危険性があります。

小児科ジャーナルに掲載された研究報告によると、生後1ヶ月から2歳までの27人が、1985年から2005年のあいだにベビーガードによる窒息事故で死亡しています。アメリカ小児科学会では、(通気性が高いとうたわれているものであっても)ベビーガードを使わないようにすすめています。

代替品

柵自体を使わないこととされています。

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3.スリープ・ポジショナー

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スリープポジショナーは、寝返り防止クッションのようなもので、赤ちゃんのうつ伏せ寝を防いだり、上体部を少し上げて吐き戻しを防いだりする製品です。スリープポジショナーには、製品と顔がくっついたり、製品から外れてベビーベッドとの間に挟まれたりすると窒息するという可能性があります。

CPSCによると、過去13年間で13件の死亡事故が報告されています。吐き戻しを防ぐ部分が付いた製品は発売禁止となって回収されましたが、まだスリープポジショナー自体は販売されています。

代替品

代替品はなく、何も使わないことです。乳幼児突然死症候群を防ぐために、赤ちゃんは仰向けに寝かせることがすすめられています。赤ちゃんの吐き戻しやうっ血が気になる場合は医師に相談しましょう。

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4.毛布や枕などの寝具

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赤ちゃんが毛布に絡まったり、枕がかぶさって窒息したりする可能性があります。2006年から2008年のあいだに起こった、92件のバシネットや揺りかごタイプのベッドでの死亡事故のうちのほとんどが、枕やクッション、余分な寝具が原因のものでした。

大人用の寝具も赤ちゃんを窒息させる可能性があり、親と同じベッドでの添い寝で寝ていた赤ちゃんが窒息した死亡例があります。アメリカ消費者協会は添い寝をすすめていません。

代替品

赤ちゃんは、スリープサックや足が覆われているタイプの温かいパジャマを着せて寝かせます。ブランケットは、赤ちゃんをひざにのせているときなどに使いましょう。

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5.ベビーベッド落下防止用テント

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ドーム型のベビーベッド用テントは、赤ちゃんがベッドに登って外に出てしまうことを防ぐためのものです。赤ちゃんがテントの布に絡まり、窒息してしまう可能性があります。

代替品

赤ちゃんがベビーベッドを超えてしまうようになったら、子ども用ベッドに変えましょう。

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6.ベッドサイド・スリーパー

ベッドサイド・スリーパーとは、大人用のベッドの端に付けて寝かせるタイプのベビーベッドで、夜中も授乳中のママには便利なアイテムです。しかし、まだCPSCによる安全基準が設けられていません。

AAP(アメリカ小児科学会)の安全ベッドリストにもこのタイプのベッドは入っていません。アメリカ消費者協会の専門家も、添い寝による窒息の危険性の観点からすすめていないとのことです。

代替品

フルサイズで、角がしっかり固定されているタイプのベビーベッドを使いましょう。

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7.落下防止柵のないおむつ替え台

落ちる可能性が大きいためです。CPSCによると、2009年に約4,500人の5歳以下の幼児が、おむつ台関連の事故でケガをしています。

代替品

最新の安全基準に適応しているものとして、下の写真のようにセーフティガードが全サイドに付いているタイプのおむつ替え台をおすすめします。安全ベルトが付いていればなお良いでしょう。

あるいは床にパッドを敷いておむつ替えをすることです。おむつを替えるときは、赤ちゃんから離れず、赤ちゃんから手や目を離さないでください。2歳になったら、おむつ台には身体が収まりきらないことが考えられます。

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8.固定されていない家具

2000年から2008年のあいだに、家具・家電製品が倒れたことによって起こった子どもの死亡事故が約200件あったと報告されています。そのうちのほとんど(93%)が5歳以下の小さい子どもの事故でした。16,000人の5歳以下の子どもが、落下したテレビなどの家具・家電製品による事故で救急治療を受けています。

代替品

代替品はなく、落下の可能性がある家具・家電製品をしっかりと固定することが大切です。

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9.スリング

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赤ちゃんを胸の中に抱えて歩くことは、親子の絆が増すようで素敵です。しかし、スリングタイプの抱っこ紐による死亡事故が過去20年間で少なくとも14件起こっています。数十件の頭蓋骨骨折、頭部の打撲や擦りむきなどのけがも報告されています。

ほとんどは赤ちゃんがスリングから落下したときに起こったけがです。いくつかのモデルはすでにリコールされています。ASTMインターナショナル(国際標準化・規格設定機関)により、スリングの新しい規格が示されていますが、十分とは言いがたいようです。

CPSCは、特に生後4ヶ月に満たない赤ちゃんの「体位性窒息」による窒息死のリスクをあげています。これは、赤ちゃんの頭が前向きに曲がったり、顔が大人の身体に接触したりすることで、赤ちゃんの気道をふさいでしまうことによって起こる窒息です。

代替品

ベビーカー、手で持つタイプのベビーキャリア、車用ベビーシート、抱っこタイプのおんぶ紐、国際安全基準を満たしている背中用の抱っこひも(またはリュックサック型のもの)が良いでしょう。正しい使い方であれば、スリングでも落下や窒息のリスクを避けられるでしょう。いずれにしても、実際に赤ちゃんと外出や移動をする前に練習してみることをおすすめします。

スリングで新生児や首すわり前の赤ちゃんを抱っこする場合はとくに注意が必要です。日本ベビースリング協会では2007年より、スリングでの横抱きは生後4ヶ月以降に行うよう指導しています。スリングで新生児を抱っこするときは、赤ちゃんの足をM字に開いた状態で抱っこするコアラ抱き(寄り添い抱き)がおすすめです。

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10.歩行練習器

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歩行器は、赤ちゃんが歩けるようになる前に立ったり歩いたりする練習をするための器具です。しかし、赤ちゃんが危険なものに突進して行ってしまったり、階段から落ちてしまったりする危険性が高いものです。
 
CPSCよる推測では、2010年に約4,000人の5歳以下の子どもが、赤ちゃん用歩行器やジャンプさせる練習器、その他の歩行練習器具によって怪我をしているとしています。2006年から2008年にかけ、4件の死亡事故がありました。現在AAPは政府に向けて発売禁止を求めています。なお、カナダではすでに発売禁止です。

代替品

倒れてもけがをしにくいよう、床などが保護されている安全な場所で、立ったり座ったり歩いたりさせると良いでしょう。

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11.乳児用バスシート

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バスシートとは、お風呂で使う乳児用のイスです。赤ちゃんがバスタブの中で背中をまっすぐにして座っていられるようにと作られましたが、ママやパパに誤った安全性の印象を与えます。イス自体がひっくり返る可能性があり、赤ちゃんがおぼれるおそれがあるのです。

消費者安全委員会 のレポートによると1983年から2009年までに174件の死亡事故と300件の(死亡に至らなかった)事故があり、ほとんどがママやパパが見ていないあいだに起こった事故でした。2010年にCPSCは新しいガイドラインを出し、以前のものより安全性は高まっているものの、あまりおすすめできません。

代替品

固いプラスティックのバスタブを使いましょう。赤ちゃんから目を離したり、赤ちゃんに背を向けたりせず、常に片方の手で支えるようにしてください。

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12.バンボBUMBO ベビーシート

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バンボチェアは、赤ちゃんのお座りをサポートするイスです。赤ちゃんがのけぞり返ったり、横に寄ったりすることで椅子から落ちる可能性があります。

CPSCは2011年に危険アラートを出しました。死亡例は確認されてないようですが、テーブルの上やカウンターの角、大人のイスの上に置かれており、赤ちゃんが落ちた45件の事故のケースが確認されています。そのうち17人の1歳以下の赤ちゃんが、頭がい骨骨折などの重傷を負っています。

代替品

バウンサーや固定された遊び場を使い、テーブルやベッドの上に子どもを座らせたまま置かないことです。

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ベビーグッズの安全性に気を付けて

参考にしたものが2012年のアメリカの記事で少し古く、現在日本で販売されているものとは多少違うかもしれません。しかし、ベビーグッズの危険性の視点を学ぶ良いきっかけになったのではないでしょうか。

どんな製品でも事故は起こり得るものであり、使い方によっては防げた事故もたくさんあると思われます。この情報を鵜呑みにする必要はありませんが、ベビー製品を購入する場合には、安全性を考えて選びたいですね。

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Lilly-Rose

北欧在住WMで2児の母です。

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