【夏冬別】新生児の外出は控えた方がいい?おでかけはいつから?注意点と持ち物
赤ちゃんが生まれたら気持ちの良い公園にお散歩に出かけたり、一緒に買い物に行ったりするのが楽しみですね。しかし、外出はいつから行ったら良いのでしょう。赤ちゃんとの外出の時期や所要時間、注意点や持ち物についてご紹介します。赤ちゃんとママやパパの体調を第一に考えて無理なく臨機応変に対応しましょう。
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目次
新生児と外出しても良い?おでかけはいつから?
赤ちゃんとのお散歩や買い物など、外出はいつから始めたら良いのでしょう。初めてのおでかけや外出時間の目安についてご紹介します。
新生児との外出はできるだけ控えよう
生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力が低く、体温調節もうまくできないため、外出は好ましくありません。特に暑い夏や寒い冬は大人ですら体温調節が大変ですよね。生後1ヶ月は室内でゆっくりと過ごし、換気のタイミングで外気浴を短時間楽しみましょう。強い日差しや直射日光を避け、朝や夕方に窓際からベランダへと少しずつ外への環境に慣らしていきましょう。
新生児だけではなく、ママも産後1ヶ月は床上げの時期です。床上げとは産後の1ヶ月間は布団を敷いたままできるだけ横になっている期間をいいます。身体は疲れやすいため、休みながら赤ちゃんのお世話をする時期です。無理がないように、赤ちゃんとゆっくりとした時間を過ごしましょう。
新生児の初めてのおでかけとは?
赤ちゃんにとって、生後1ヶ月で迎える1ヶ月健診がお出かけデビューとなることがほとんどです。それまではパパにお買い物を頼む、親きょうだいに助けてもらうなど、サポートしてくれる人にお願いしましょう。頼める人がいないときはサポートサービスやネットスーパーなどを上手に利用することも検討しましょう。
赤ちゃんの皮膚は薄く、生後1ヶ月頃から上皮が厚くなり始め、生後3ヶ月頃から大人の肌に近い構造になります。皮膚が薄くデリケートな赤ちゃんが外の雑菌に負けないようにするため、人混みへの外出や日光浴などは生後3ヶ月頃からが良いでしょう。
赤ちゃんとの外出時間の目安
赤ちゃんの首がすわる生後2~3ヶ月頃までの外出は、長い時間暑いところや寒いところ、人混みを避けるようにしましょう。赤ちゃんを外気に慣らすための時間と考えて、特に月齢の低い赤ちゃんは家の近所を少しだけ歩く程度で短めにすると良いですね。それまでにどうしても外出しなければならない場合は、比較的空いてる時間を狙い、短時間で済ませましょう。
新生児がふたり目以降のときはどうする?
上の子がいると、幼稚園の送り迎えや習い事など、上の子の都合でやむを得ず新生児と外出しなければならないケースもあるでしょう。歩きや自転車でお迎えに行っていたものを送迎バスに変える、習い事は2~3ヶ月休むなど、調整できるものであれば調整し、できないものは短時間で済ませましょう。
上の子にはあらかじめ、「赤ちゃんの首がしっかりするまで一緒に協力してね」とお願いしておくのも良いですね。我慢が必要な上の子には感謝の気持ちをその都度伝え、フォローが必要なときは事前に準備しておきましょう。
赤ちゃんとの外出に必要な持ち物は?
5~10分の近所への散歩であれば、特に持ち物は必要ではありませんが、首がすわるようになって、本格的なお散歩や外出をするときは、必要なものがいくつか出てきます。いざというときに慌てないように持ち物をチェックしてから出かけましょう。
外出時の持ち物
家にすぐに帰れない外出や30分以上のおでかけのときは、何が起きてもよいようにしておきましょう。赤ちゃんの体調は急に変化することもあるので、油断は禁物です。外出時の持ち物を把握しておくと安心です。
・母子手帳
・健康保険証
・乳児医療証
・病院の診察券
・オムツポーチ(紙おむつ、おしり拭き、使用済みおむつを入れるビニール袋)
・ガーゼやタオル
・スタイや着替え
・授乳ケープやミルクセットなどの授乳グッズ(哺乳びん・粉ミルクなど)
・お気に入りのおもちゃ
・おくるみやブランケット
・水分補給のための飲み物、離乳食、おやつ(生後6ヶ月頃から)
あったら便利なもの
必ず必要ではありませんが、あったら便利な持ち物もあります。
・抱っこ紐
ベビーカーでぐずりだしたときや荷物が増えたときに便利です。
・濡らしたコットンやウェットシート
赤ちゃんの手や顔の汚れを取るのに便利で、簡単に捨てることができます。
・大き目のジップ式のビニール袋
おもらしや洋服が濡れたときの臭いや水分の漏れ防止に便利です。
・おむつ替えマット
周囲を汚さないためにも、赤ちゃんを汚れから守るためにも便利です。
・母乳パッド
母乳の出が良いときは、いざというときに漏れてしまうこともあります。外出先でなかなか入手できないので、持っていると便利です。
外出時のミルク
ミルク派の赤ちゃんは2~3時間おきにミルクを飲むため、哺乳瓶と粉ミルクを持ち歩く必要があります。短時間のおでかけのつもりでも、交通機関の乱れやハプニングなどを考慮し、最低1本は持ち歩くと安心ですね。
ミルクの作り置きはやめましょう。その都度、調乳するのが基本です。保温性の高い水筒にお湯を入れ、1回分ずつに小分けしたミルクか使い切りのミルクを準備し、飲むタイミングで作りましょう。
2回以上ミルクを飲ませないといけないときは、消毒済みで軽めの哺乳瓶を2~3本持ち歩くとスムーズに授乳できます。
外出するときの注意点
生後1ヶ月以降になると、赤ちゃんの授乳や眠りのリズムやタイミングがつかめくることもあります。外出時はそのリズムやタイミングを崩さないスケジュールを立てることが大切です。あくまでも赤ちゃんを中心に考え、必要最低限の時間に留めましょう。
また、夜遅くのおでかけや人混み、タバコの煙がかかる場所や騒音のある場所も赤ちゃんにとって刺激になります。敏感な赤ちゃんにとっては、ベビーカーの中にいてもストレスになるので注意が必要です。首がすわるころまではできるだけ長時間の外出はせず、止むを得ず外出するときはラッシュ時や混雑する場所を避けましょう。
赤ちゃんとの夏の外出
夏は日差し対策、熱中症対策、虫対策など注意すべきことが増えるので、必要に応じて持ち物を準備しましょう。
日焼け止めは赤ちゃんの皮膚への刺激になあるため、できるだけ使用しなくてもよいように、日差しが強い時間帯を避けたり日よけグッズを使用したりして工夫しましょう。
夏に必要な持ち物
・お茶や湯冷ましなどの飲料
・赤ちゃんを日差しから守るための日傘や赤ちゃんの帽子
・汗をふくためのガーゼやタオル
・汗をかいたときの着替え
・日焼け止め
・虫よけグッズ(スプレーやクリーム、ベビーカーにつける虫よけなど)
・体を冷やすための濡れおしぼりや保冷剤
夏に外出するときの赤ちゃんの服装
夏のおでかけの服装は部屋着と同じ枚数でかまいませんが、おでかけ着の目安は月齢によって調節します。汗をかきやすい時期なので、ガーゼ、天竺、フライスなどの薄手で通気性の良い素材のものを選びましょう。
また、日よけや冷房対策のための薄くて通気性の良いおくるみやブランケットを準備すると良いでしょう。赤ちゃんが蹴り飛ばしてしまうときは、薄手のカーディガンやレッグウォーマーも便利です。
・新生児~生後5ヶ月頃の服装の例(首がすわるころまで)
短肌着、半袖カバーオール、日よけや冷房対策(おくるみ、カーディガン、レッグウォーマーなど)
・生後6月頃からの服装の例(首がすわったころから)
肌着(コンビ肌着など)、半袖Tシャツ、半ズボン、帽子、日よけや冷房対策(おくるみ、カーディガン、レッグウォーマーなど)
夏に外出するときの注意点
夏の紫外線が1番強い時間帯である午前10時~15時を避け、お散歩は朝早くか夕方に済ませましょう。ベビーカーは熱がこもりやすく、地面からの照り返しも強いので、暑い日は日傘や抱っこ紐も上手に利用したいですね。
こまめに水分補給をし、背中に手を入れて肌着が湿っているようであれば着替えさせましょう。濡れたまま放っておくと室内に入ったときの冷房で風邪を引くことがあります。
赤ちゃんとの冬の外出
冬は通気性が良く、保温性の高い肌着を着せて、外気温に合わせた洋服選びをしましょう。ベビーカーでおでかけをするときは、フットマフや防寒カバーなどを利用し、冷たい外気から赤ちゃんを守ってあげたいですね。
冬に必要な持ち物
冬は防寒対策が大切です。寒さや外出先に合わせて選びましょう。
・防寒用の帽子
・レッグウォーマー
・フリースやニット素材のおくるみやブランケット
冬に外出するときの赤ちゃんの服装
・新生児~生後5ヶ月頃の服装の例(首がすわるころまで)
短肌着、長肌着(またはコンビ肌着)、長袖カバーオール(またはツーウェイオール)、帽子、靴下、アウターやおくるみ
・生後6ヶ月頃からのの服装の例(首がすわったころから)
肌着、長袖Tシャツ(必要に応じてトレーナーやカーディガンも加える)、長ズボン、帽子、靴下、アウターやおくるみ
冬に外出するときの注意点
冬は寒さだけではなく、病気の流行るシーズンでもあります。赤ちゃんのうちは必要最低限のおでかけに留めることが大切ですが、やむを得ず人混みに出るときは、ママやパパもマスクなどの感染予防をし、手洗いうがいを入念に行いましょう。
また、雪の日は滑りやすく、ママやパパも転倒などの危険が伴います。ファッション性よりも安全性を重視し、滑りにくい靴でお出かけすることが大切です。
赤ちゃんとお宮参りで外出するときは?
生後1ヶ月の健診とともに、赤ちゃんのおでかけの代表としてお宮参りがあげられます。お宮参りの時期や注意点をふまえて、赤ちゃんとママやパパに無理のないようにしたいですね。
お宮参りの時期
一般的にお宮参りは男の子では生後31、32日目、女の子では生後32、33日目が良いといわれますが、最近では生後1ヶ月以降の天候に恵まれた日に行う人が増えています。ただし、生後1ヶ月頃という時期にこだわらず、赤ちゃんとママやパパの体調を最優先にして、健康状態が悪いときや、極端に暑い日や寒い日などを避けます。
祖父母と一緒にお宮参りをしたり、お宮参りの後の食事会をお食い初めにするケースもあるので、両家の都合の良い日を調整して行うこともあります。赤ちゃんとママやパパの健康を第一に考えて、過ごしやすい日を選びましょう。
お宮参りの赤ちゃんの服装
お宮参りでは赤ちゃんに着物やベビードレスなどの祝い着を着せます。和装の場合は白羽二重(しろはぶたえ)を着せた上に、男の子であれば鷹や龍の絵柄の黒い着物を、女の子であれば花や手毬の絵柄の赤い着物を掛けます。
洋装の場合はベビードレスにケープを掛けるのが人気です。また、最近ではレンタルを利用することも多いので、ママやパパの服装に合わせて、赤ちゃんも和装か洋装を選ぶのも良いですね。
お宮参りの注意点
赤ちゃんや産後のママの体調を第一に考え、無理のないスケジュールにしましょう。また、授乳をするママは授乳を考えたスケジュールや服装選びが大切です。
写真館での撮影、神社へのお参り、お参り後の食事会など、全てを1日で終わらせることにこだわらず、日にちを分けて行っても良いでしょう。
赤ちゃんとの外出は体調を最優先に考えよう
赤ちゃんのおでかけは荷物も多く、睡眠や授乳時間を考えるとなかなか思うようにはいきません。赤ちゃんとママやパパの体調を第一に考え、のんびりとした気持ちで出かけましょう。
体調や天候などの都合の悪いときは、周りの人にお願いする、ずらせるものは調整するなどして、赤ちゃんとママやパパに無理のないよう臨機応変にしたいですね。