母乳が出ない!?母乳不足の原因と対策を解説!母乳マッサージや食事は効果的??

母乳の出方には個人差があり、最初から母乳がよく出るママもいれば、十分に母乳が出ないと悩んでいるママもいます。実際に母乳不足であった場合、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。母乳不足の赤ちゃんはどんな様子でしょうか。ここでは、母乳が出ない原因や母乳の出を良くする対策を紹介します。

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目次

  1. 母乳が出る仕組み
  2. 母乳が出ない原因は?
  3. 母乳の出に遺伝は関係するの?
  4. 夕方や夜間だけ母乳が出ないときは?
  5. 母乳が出ているかわからない!赤ちゃんの母乳不足のサインとは
  6. 母乳が出ないときの対処法は?おすすめの対策9選!
  7. 母乳が出ないときの注意点
  8. 母乳が出ないときには母乳外来も検討してみよう
  9. 母乳が出ないと悩み過ぎないことも大切
  10. 母乳育児中におすすめの飲み物
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母乳が出る仕組み

母乳を作る女性ホルモン

妊娠中からママの身体は母乳をつくる準備を開始しています。妊娠中は女性ホルモンの働きによって乳腺が発達します。一方でこの時期は母乳を作る女性ホルモンの分泌が抑えられており、乳腺が発達しても妊娠中に母乳はほとんど出ないようになっています。当り前のようですが、よく考えてみると妊娠中には母乳が出ないのに、出産をすると母乳が出るのは不思議ですよね。

出産後に胎盤が体外に出ると母乳の分泌を抑えるホルモンが減ります。さらに産後のママが赤ちゃんにおっぱいを吸われると、脳が刺激されて母乳を作る「プロラクチン」の分泌が活発になり、母乳が作られます。プロラクチンは「おっぱいホルモン」とも呼ばれます。

乳腺で作られた母乳は、「しあわせホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」が働いて乳頭まで運ばれます。オキシトシンは、ママが赤ちゃんのお世話をすることでも分泌が促進され、「愛情ホルモン」とも呼ばれています。オキシトシンは、子宮を収縮させたり出産後の子宮回復を助けたりする効果もあります。

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母乳の量には個人差がある

大きな胸の女性のほうが、たくさんの母乳が出そうですが、母乳の量と胸のサイズは無関係です。また経産婦であれば、乳腺が発達していたり、ホルモンの分泌が盛んだったりするように思いがちですが、一人目と二人目、三人目ではおっぱいの出にかなりの違いがある、というママも少なくありません。

母乳はママの血液が素となり乳腺の中で母乳に作り替えられます。母乳の量には個人差があり、乳腺の状態によって母乳量が異なります。

乳腺の状態やママの血液量は、ママの栄養状態や年齢などによっても違いがあるため、見た目や経験から母乳の量を推し量ることはむずかしいでしょう。

母乳が出ない原因は?

授乳の回数と頻度

授乳する回数と授乳の頻度は、母乳の出に関係しています。母乳は、おっぱいを赤ちゃんに吸ってもらうこと、つまり乳頭への刺激で作り出されます。

赤ちゃんが母乳を飲むときに吸い付く乳頭の先に、母乳を出す開口部(乳管口)があります。開口部は乳管につながっていてママのおっぱい全体に広がっています。最近の研究では、乳管口は5~10個という報告があり、乳腺で作られた母乳は乳管を通っていくつも枝分かれしながら乳頭に運ばれます。

授乳の回数と頻度が少ないと、必然的に赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらう回数が少なくなります。乳管の奥にある乳腺に脳からの「母乳を作る」という指令が届く回数も少なくなってしまうため、作り出される母乳も少なくなるというサイクルに陥ってしまいます。

疲れやストレスからのホルモンバランスの乱れ

ママのなかには日ごろの家事、赤ちゃんの世話などで寝不足だと感じている、疲れがとりきれていないというママも多いのではないでしょうか。女性の身体は繊細で、いろいろなホルモンの影響を受けます。初めての出産や育児などで疲れが取れなかったり、ストレスを感じてしまったりすると、母乳の出方に影響するでしょう

疲れがたまると身体が凝りかたまり、おっぱいが出づらくなったと感じるママもいるようです。母乳を分泌するホルモン「プロラクチン」は夜間に分泌が盛んになり、睡眠量によって分泌量が左右されるホルモンです。ママがよく眠ることは、母乳を出すということにも関係しているのですね。

母乳を赤ちゃんに届けるホルモン「オキシトシン」はストレスと密接な関係があるといわれています。日ごろからストレスにさらされている、緊張状態が続いているといった状況では、自律神経が乱れて母乳がまったく出なくなるというママもいるようです。

母乳が思うように出ない場合、出ないことや周囲からのプレッシャーでストレスを感じてしまい、さらに母乳の出を悪くしてしまうケースも考えられます。

栄養不足の可能性も

母乳はママの血液からつくられているため、ママの栄養が不足していると自然と母乳も不足してきます。

日本産科婦人科学会では、授乳中のママが母乳分泌をさせるためには一日当たり約650kcalのエネルギーを使っているとの研究結果を発表しています。体重減少量は一日当たり約170kcalとの値が出ており、授乳期は通常より約450~470kcal多くエネルギーを確保したほうが良いとされています。(※1)

自分の食事を考えたり用意したりする暇もないというママもいるでしょう。しかし母乳不足を感じたときには食事がきちんととれているか振り返ってみることも大切です。

ママの食べ物が母乳の質に影響する?授乳中の食生活のポイントと注意点

母乳の出に遺伝は関係するの?

母乳の量は環境やママ自身の栄養状態などに関係しており、母乳の出と遺伝的な関連性はまったくないといわれています。産後3日目ぐらいまでは母乳の出が良くないというママが多く「おばあちゃんがおっぱいは出なかったといっていたから、遺伝かな」とあきらめてしまうママもいるようです。

母乳が出ないときには、産後すぐから何度も赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことが重要です。母乳が出ないのは遺伝かもと決めつけず、根気強く赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらいましょう。

夕方や夜間だけ母乳が出ないときは?

夕方や夜間に母乳が出ないと感じているママは少なくありません。日中より夕方のほうがおっぱいの出が悪くなる理由として考えられるのは、ママの疲労や水分不足です。赤ちゃんも1日の疲れが出る時間帯だったり、おっぱいを吸うのに疲れていたりして吸う力が弱まっていることも原因のひとつとしてあげられています。

夕方や夜におっぱいが張らない、というママもいるでしょう。産後すぐは乳腺が発達する一方、赤ちゃんの母乳を飲む量や吸う力も弱いため、母乳が乳房の中にたまりやすく、おっぱいが張りやすい状態にあります。ところが、産後1ヶ月、2ヶ月あたりから、作られる母乳の量と赤ちゃんの母乳を飲む量や力が整ってくるため、母乳がたまっている時間が減り、だんだんとおっぱいが張りづらくなってくるのです。

しかし、おっぱいが張らないからといって母乳が出ていないとは限りません。産後数ヶ月のママの身体の変化は著しく、ママと赤ちゃんの授乳のサイクルが整ってくると、赤ちゃんにおっぱいを吸われたときにだけ母乳が分泌されるという流れに変わってくるからです。

もし実際に母乳が不足している場合赤ちゃんから母乳不足のサインが出ていることがあるようです。赤ちゃんの様子などから母乳不足のサインを見過ごさないようにしましょう。


母乳が出ているかわからない!赤ちゃんの母乳不足のサインとは

赤ちゃんに下記のような様子が見られたら、母乳不足の可能性も含めてかかりつけの小児科医、母乳外来、保健師などの専門家に相談するようにしましょう。

排泄回数が少ない

母乳が足りているかわからないといった場合には、赤ちゃんのウンチやおしっこの量や回数で判断するというのが一般的です。おしっこの場合は1日に5回以下の排泄ならばおっぱいが足りていないのかもしれません。また赤ちゃんのおしっこの色が濃い、おしっこの一回量が少ない場合にも母乳不足を疑いましょう。

ウンチの場合は生後3、4ヶ月くらいまでのあいだに2~3日に一度しかウンチが出ないというときは便秘かもしれません。排泄のリズムは個人差があり一概には言えませんが、赤ちゃんの便秘は母乳不足のサインの可能性があります。

ウンチの回数が少ない場合は、赤ちゃんのお腹が張っていないか、ガスがたまっていないかを気にしてみましょう。お腹が張っているような場合には、お腹をマッサージしてあげたり、綿棒で肛門刺激をしてあげたりすると、うんちが排出されやすくなります。単にうんちがたまっていただけであれば赤ちゃんはうんちを出すことですっきりし機嫌も良くなりますが、量が少ない場合は母乳不足を疑います。

体重が増えない

睡眠や排せつ、授乳回数に問題がないのに、赤ちゃんの体重がなかなか増えない、という場合には母乳不足の可能性もあります。ただし、赤ちゃんの体重の増え方にはかなり個人差があるため、ママが敏感になりすぎるのも良くないでしょう。





母乳が出ないときの対処法は?おすすめの対策9選!

授乳回数を増やす

母乳は赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらう刺激で分泌されます。母乳がうまく出ないときは、根気よく赤ちゃんにおっぱいを吸わせることが重要です。また、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことで、乳管の通りも良くなるケースもあります。おっぱいが十分に出ない気がするときは、普段よりも授乳回数を増やすことで改善されるケースもあるでしょう。1回の授乳に長時間かけるのではなく、1日の授乳回数を増やすほうが良いようです。

母乳の出が悪いと、ママが授乳自体を無意識に避けるようになることもあるようです。母乳の出が悪いからと赤ちゃんにおっぱいを吸わせないようにしてしまうと、さらに作られる母乳の量が減少してしまいます。赤ちゃんに吸ってもらうことでプロラクチンが分泌され、母乳が作られるので、たとえ母乳が出なかったとしても授乳を行いましょう。

母乳の出を良くするためにも、ママと赤ちゃんのスキンシップのためにも、毎日たくさんおっぱいを吸わせることを心がけましょう。

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身体を休める・ストレスをためない

疲れや寝不足が続くと、母乳が出ない原因になる場合があります。赤ちゃんを育てているあいだは、いろいろなことに気を配ったり、命を預かっているという責任が重くのしかかったりと、ストレスを感じるママも多いでしょう。

意識的にリラックスタイムを作ったり、赤ちゃんとお昼寝をしたりするのも良いでしょう。母乳を作るホルモン「プロラクチン」はお昼寝でも増加すると言われています。パパがお休みの日には赤ちゃんを散歩に連れ出してもらい、ママは睡眠をとることもおすすめです。自分の子どもと月齢の近いママ友などがいる場合は、悩み事や関心のあることを話すだけでも気が晴れることもあります。

通常より自宅にいる時間の多い授乳期は、読書やDVDなどを観るのもおすすめです。赤ちゃんが小さいうちは赤ちゃんのお世話に気を取られたり、やることが多かったりして中断しながらになる場合もあるでしょう。しかし1日のうちに現実から離れられる時間を少しでも持つことは良いストレス発散になりますよ。

十分な水分補給

授乳中のママには経験があるかもしれませんが、授乳中は普段よりも喉が渇きます。それは、母乳のほとんどは水分であり、血液から作られているためです。授乳中は普段より十分な水分補給が重要といえます。水分補給をするときは、身体を冷やしてしまう冷たい飲み物より、身体が温まるような温かい飲み物を選ぶようにしましょう。

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搾乳をする

赤ちゃんがおっぱいをうまく吸えず、飲む量が少なくて飲み切れずにおっぱいに母乳が残ってしまった場合は、搾乳をして残っている母乳を出すようにしましょう。たくさんの母乳を残したままにしておくと、作られる母乳の量も減りその後に出なくなってしまう可能性もあるためです。

また母乳がたくさん作られている時間に搾乳をしておき、母乳の出が悪くなる夕方や夜間に哺乳瓶で赤ちゃんに母乳を与えるのもおすすめです。夕方や夜間はママも疲れが出やすい時間帯です。授乳をパパや家族にかわってもらい、ママが身体を休めることができると良いですね。

ただし、搾乳をしすぎると、母乳が足りないと脳が判断し母乳の量が増えるため、乳房が張って痛くなったり乳腺炎になりやすくなったりすることもあるので、ほどほどにしましょう。

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母乳マッサージ

母乳マッサージとは母乳の出を良くしたり、乳管や乳腺の詰まりを取り除いたりという目的で行う、おっぱいのマッサージのことです。

母乳マッサージを行う上での注意点は、ママが疲れているなどの体調が悪いときには行わないことです。母乳マッサージを行っている最中におっぱいに違和感や痛みが生じたり、具合が悪くなったりした場合は、マッサージを中断して休むようにしましょう。また馬油やオリーブオイルを塗って母乳マッサージを行うと、肌や乳頭などの敏感な部分を傷つけにくくおすすめです。

母乳マッサージは出産した病院や母乳外来などで教えてもらうことができますが、YouTubeで公開中の動画から、基本的な母乳マッサージのやり方を知ることもできます。特別な道具は必要なく、自分の手でも行えるので、今すぐにマッサージをすることも可能です。

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お風呂で身体を温める

出産直後のママは入浴ができずにシャワーのみですが、産後1ヶ月健診で問題がなければ入浴が可能になります。入浴できるようになったら、温かいお風呂で身体を温めるようにしましょう。身体を温めると血流が良くなって疲れもとれ、リラックスできます。

肩や腰に疲れがたまっている人は湯船でマッサージなどをするのも良いでしょう。肩回しなどで肩甲骨周りの筋肉をほぐすと母乳の流れも良くなります。身体のこりがほぐれるとホルモンバランスが改善されたり、おっぱいがつまりにくくなったりします。おっぱいマッサージも湯船の中で行えると乳頭の開口部が開通しやすく、乳管のつまりが取れおっぱいの出が良くなることもあるようです。

入浴ができない場合は、温かい蒸しタオルを腰や肩、胸にあてて温めたり、足湯をしたりして身体を温める方法もおすすめです。

食生活を見直そう

母乳が思うように出ないときは、一度ママの食生活を見直してみるのも良いでしょう。母乳はママの血液からできているので、ママが食べるものが母乳の素といえます。

母乳に良い食材は、一説には穀物や野菜といわれています。しかし、生野菜などを摂りすぎると身体が冷えやすくなり母乳の分泌に悪影響をおよぼすと考える専門家もいます。また良質なタンパク質である、肉や魚を取らないと母乳の分泌量が下がってしまったり、脂質を全くとらないとママが著しく痩せてしまったりしておっぱいが十分作られないということもあるようです。

ママによっては少量でもタンパク質や脂質をとると、おっぱいが詰まりやすいといった人もいるようですが、乳腺炎とママの食事には明確な関係性はないと考えられています。産後、授乳を開始したばかりのママはエネルギーの消耗も激しいものです。また好きな食べ物を控えるのはストレスもたまりやすいので、メリハリをつけた食生活を心がけましょう。無理をしない程度に栄養バランスを意識したいですね。

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適度な運動をする

母乳が出ないと感じるときには、身体の血行を良くするような運動を心がけましょう。妊娠中は運動を控えていたママも、産後は母乳の出が良くなるように適度な運動を行えると良いですね。産後はママの体調も万全ではないので、無理をせずに家の中で行えるストレッチやお散歩などの軽い運動をすると気分転換にもなって良いでしょう。特に、肩や首まわりをほぐすことができるストレッチや妊娠・産後を通してできるヨガのポーズもおすすめです。

ゆったりした服を着る

授乳中は授乳に便利な授乳服やママの身体や胸を締め付けないゆったりした服を着るようにしましょう。身体を押さえつけるようなきつめの洋服ばかり着ていると、身体がこったりおっぱいが締め付けられたりして、母乳の出が悪くなったり、おっぱいにつまりやしこりができやすくなったりします。特に胸周りに余裕のある洋服をきるように心がけられると良いですね。

洋服と同じように、下着も胸を締付けないように設計された授乳用のブラジャーやカップ付きキャミソールをつけるのがおすすめです。

母乳が出ないときの注意点

乳腺炎の可能性も

おっぱいが出ていない気がする、搾乳しても母乳が出ないという場合、おっぱいにしこりができていないか確認しましょう。乳腺炎になると乳腺や乳管につまりやしこりができるため、母乳が出づらくなります。放っておくと乳腺炎が悪化する恐れもありますので、いつもより赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうようにしましょう。身体をあたためたり授乳前に母乳マッサージをしたりして、乳管が開きやすい状態にして授乳をすると効果的です。

母乳不足だとママが悩んでしまうとストレスがかかり、乳腺炎になりやすい状況になってしまいます。ママの体調やその日の水分量などでも母乳の量は変化するものです。日々の母乳の量に一喜一憂せず、なるべくママがリラックスして毎日を過ごせるように心がけられると良いですね。

ミルクを足し過ぎない

母乳不足を感じているママのなかには、赤ちゃんがミルクを飲まないと悩んでいるママもいるようです。赤ちゃんのなかには、ミルクの種類をかえると飲んでくれた、哺乳瓶を変えたらミルクを拒否しなくなった、という場合もあるようです。

しかし、母乳が出ないからといってミルクを足してしまうと、それだけ授乳の回数が減り、乳頭への刺激が減るため、いっそうの母乳不足にもつながります。

母乳が出ないと感じており赤ちゃんがミルクを飲まない場合には、ママひとりで悩まず、かかりつけの産婦人科や小児科、地域の保健士さんなど専門家に相談して対策を検討できると良いでしょう。

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母乳が出ないときには母乳外来も検討してみよう

産婦人科や助産院、小児科などに併設されている母乳外来や母乳教室などでは、乳線を刺激するマッサージや、乳管を開通させるようなマッサージなどを受けることができます。母乳の出を良くしたり母乳を増やしたりする方法を教えてもらえるところもあるでしょう。母乳が全く出ないと悩んでいたママでも、母乳外来を訪れたあと母乳がたくさん出るようになるケースもあるようです。

母乳外来では、ママの悩みなども聞いてくれる場合もあります。母乳外来に行ったことで、おっぱいも開通しストレスも軽減した、というママは少なくありません。通える範囲に母乳外来があるというママは、一度問い合わせてみると良いかもしれません。何かあった時にすぐに相談できるよう、お近くの助産院を妊娠中から調べておくと良いですね。



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母乳が出ないと悩み過ぎないことも大切

ママが母乳育児をしたいと思っても、努力をしていても、母乳の出や量には個人差があります。ママがひとりで母乳不足の責任を感じたり、悩み過ぎてしまったりすると、母乳の出方にも影響が出てしまうかもしれません。

ママの周囲の人のなかには、安易に「ミルクを足したら?」「ちゃんと母乳は出ているの?」などといってしまうパパや祖母などがいるかもしれません。自分も育児にかかわりたかったり、ママたちの母世代はミルク神話の世代だったりするため、良かれとおもってそういったアドバイスをしてしまうこともあるかもしれません。

一番大切なのはママの気持ちと赤ちゃんの成長です。周囲の声に耳を傾け過ぎず、ママと赤ちゃんにとって不足のない育児ができると良いですね。今回ご紹介した対処法を参考に、無理のない範囲で実践してみてくださいね。

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