【助産師監修】赤ちゃんのプールはいつから?おむつは?持ち物やおすすめグッズもご紹介!【体験談あり】
暑い夏の季節には、プールに入って涼みたくなるものですよね。赤ちゃんを連れてプールに入りたいというママもたくさんいるでしょう。月齢が低い赤ちゃんの場合、いつからプールに入ることができるのでしょうか。ここでは、プールデビューに適した年齢や赤ちゃん連れでプールを利用する際の持ち物、注意点やおすすめグッズなどをご紹介します。
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目次
赤ちゃんはいつからプールに入れる?何歳から?
暑い夏には子どもをプールで遊ばせてあげたいと思うママもいるでしょう。しかし、いつから赤ちゃんをプールに入れて良いのか、迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。それぞれのケースに合わせて、赤ちゃんのプールはいつからが良いのかをご紹介します。
自宅などのビニールプールで遊ばせる場合
家庭用ビニールプールを用意して遊ばせる場合、安全性の面から、ひとりで安定しておすわりができるかどうかがプールデビューの目安となるでしょう。個人差はありますが、おおよそ生後6ヶ月~8ヶ月のあいだにはしっかりと腰が安定するの子が多いようですよ。
安定して座ることができるようになれば、溺れる危険性も少なくなり、より安全に遊べるようにもなるでしょう。もちろん、おすわりができるからといって気を抜きすぎず、赤ちゃんから目を離すことのないようにしてくださいね。
公共施設のプールなどを利用する場合
市営プールや施設のプールなど公共のプールの場合には、安全面と衛生面、周囲への配慮などを考えると、おしっこの間隔が空いてくる2歳以降がベターでしょう。施設によってはおむつはずれ前の赤ちゃんは利用禁止としているところもあるようですので、赤ちゃんとプールを利用する際は事前に施設のルールをチェックしておくことをおすすめします。
子ども向けの娯楽施設などでは赤ちゃんでも水遊び用のおむつの着用をしていれば問題ないとしているところも多くありますよ。
赤ちゃんがプールに入るときおむつはどうする?
基本的には水遊び用パンツを着用
自宅などで家庭用プールを利用する場合には、おむつを外した状態でそのまま水着をはかせても問題ないでしょう。おむつはずれ前の赤ちゃんのプール利用が許可されている公共施設では、水遊び用のパンツを着用させましょう。
紙おむつは水遊びパンツの変わりにはできない
一般的な紙おむつは水を吸収する特殊な高分子吸水ポリマーが使われているため、そのまま水に入ってしまうと水を大量に吸収してパンパンに膨らんでしまいます。たっぷりと水を吸収した紙おむつは破れやすく、プール内にポリマーが流れ出てしまい、施設に迷惑をかけてしまうなんてことにもなりかねません。
こうしたことから、水遊びの際には紙おむつは脱ぎ、専用の水遊びパンツを利用しプールに入ることがマナーとなっています。
赤ちゃんをプールに入れるときの注意点
自宅や公共のプール施設を利用しての水遊びに限らず、スイミングスクールなどでベビースイミングをはじめるという方もいるでしょう。どのようなケースでも、赤ちゃんをプールに入れる際にはさまざまな注意が必要となります。
温度に注意
赤ちゃんは、大人と違ってまだ体温調節が得意ではありません。暖かい季節であっても、冷たい水に入れてしまうとたちまち身体が冷えてしまいます。ベビースイミングなどを開催している施設では、基本的には季節を問わずおおよそ30℃前後の温水を使用しています。
東京都の条例では、小規模プールの安全基準として室内にプールを設置する場合は水温はやや高めの29〜31℃、屋外でプール遊びをする場合は水温を26~31℃が良いとしています(※1)。
保育園などでは外気との差は5℃以内とし、気温が35℃を超える場合は屋外でのプール遊びを控えるなどの対応をとっていることから、家庭でもこうした点をふまえることが望ましいといえます。
絶対に目を離さない
赤ちゃんに限らず、小さな子どもは水深10cmくらいの場所でも溺れてしまうことがあります。また、子どもの場合、プール内で足を滑らせてしまったときに、パニックから動けなくなってしまうことも少なくありません。
子どもは溺れるときに音を立てずに静かに沈むような状況になってしまうこともあるため、大人がしっかりと見ていないと気がつけないこともあるでしょう。プールで遊ばせる際には過信しすぎず、絶対に目を離さないようにすることが大切です。
食後や授乳後は避ける
胃の形や発達が未熟な状態の赤ちゃんは、ちょっとしたことで吐き戻してしまうことも少なくありません。特に食後や授乳直後は、水圧などで胃が圧迫されやすく吐き戻しやすい状態です。赤ちゃんがプールに入る場合、極力授乳や食事をした後は、30分から1時間ほど時間をおくと安心でしょう。
長時間入らない
特別な雰囲気に押されて、赤ちゃんは、いつもよりはしゃいでしまうかもしれません。親も遊ばせてあげたくなるでしょう。でも、プールは思いのほか体力を使うものです。休憩を入れたり、赤ちゃんの顔色、肌の温度などを確認したりして、何時間もプールにつかるのはやめておきましょう。
年齢にもよりますが、合計1時間ほどを目安にしてみてはいかがでしょうか。休憩のときには、一旦水着を脱がせてタオルで水気を拭いてあげると、身体が冷えたままにならずにすみますよ。
少しずつ慣らしていく
プールに入ると怖がり、水に足がつくだけでも嫌がる子も少なくありません。もしも赤ちゃんが水を怖がるようであれば、無理にプールに入れずにプールサイドに座らせて水をかけてあげるなどして少しづつ慣らしてあげるようにしましょう。
個人差はありますが、赤ちゃんがプールを気持ち良いと感じてくると、怖がることもだんだん減ってきますよ。
屋外の場合は紫外線対策を
赤ちゃんの肌は日に焼けやすく、少し日に当たっただけでも赤くなってしまうことがあります。そのため、赤ちゃんの屋外でのプール遊びでは紫外線対策も重要です。
自宅の場合には屋根のある場所にプールを設置したり、ラッシュガードや帽子など直接紫外線を当てないようにしたりと工夫をしてあげましょう。肌に優しく石鹸で簡単に落とせるような、子ども用のウォータープルーフタイプの日焼け止めも市販されていますので、上手に利用してあげたいですね。
ママも足元に注意
赤ちゃんや子どもを抱いて移動する場合には、ママも滑って転んだりしないよう足元に注意が必要です。赤ちゃんの世話に集中しすぎるあまり、ママ自身の足元まで注意が及ばないこともあるでしょう。また、自宅や屋外で遊ぶ際にはサンダルなどを履くなどして、けがの予防も心がけたいですね。
赤ちゃんNGの施設も
国内外問わず、リゾートホテルなどの中には、おむつ着用の赤ちゃんのプール利用を禁止しているところも少なくありません。なかには水遊びパンツを履くことで利用できるというホテルもありますが、施設によってルールが異なります。事前に利用施設のルールを確認をし、周囲に迷惑のかからない範囲で利用することが大切でしょう。
プール熱などの感染症に注意
たくさんの人が集まる場所では、季節を問わず感染症などにも注意が必要です。特に、5月から9月などプールにいく機会の増える季節には、結膜炎や咽頭痛などを引き起こすプール熱などの感染症が流行しやすい季節です。
プール熱の原因となるアデノウイルスは、プールの水を介して感染する可能性が高まるため、水遊びが多くなる季節にはより流行しやすい傾向があります。プールから上がった後は、しっかりとシャワーを浴びてプールの水を落とし、うがいなどをして予防をするようにしましょう。
赤ちゃんにプールの塩素は影響ない?
公共のプール施設では、プールの水を消毒する目的で塩素が使われています。塩素には衛生を保ち、感染症のもととなるウイルスを死滅させてくれる働きがあります。ただしお肌が弱い赤ちゃんにとっては塩素が刺激になるため注意が必要です。
塩素は大人であっても敏感肌の方の場合には、お肌が荒れてしまうこともあります。塩素入りのプールから上がった後はしっかり塩素を洗い流して保湿するよう心がけると良いでしょう。
赤ちゃんとプールにいくときの持ち物は?
赤ちゃんとプールに行くときの持ち物リスト
赤ちゃんとプールに行くときの持ち物リストをご紹介します。
□水着
□水遊び用パンツ(おむつがとれていない子どもの場合)
□着替え
□タオル(小さめのフェイスタオルとバスタオル、ラップタオルなども便利)
□お茶や水などの飲み物
□ビニール袋(濡れた水着を持ち帰る際に使う)
□浮き輪やアームヘルパー
□ラッシュガードや日焼け止め、帽子
□サンダル(足場の悪い場所などの場合)
事前にサイズの合うものを用意
赤ちゃんとプールにいく際には、いつもよりも荷物が多くなりがちです。うっかり忘れてしまうと困るようなものも多いので、あらかじめチェックして用意しておくようにすると安心です。
プール施設などではレンタルできるものもありますが、浮き輪やアームヘルパーなどは赤ちゃんにあうサイズのものをあらかじめ用意しておいたほうが安心ですね。
【自宅編】赤ちゃんのプールデビューにおすすめグッズ
自宅のスペースを利用して家庭用プールで遊ばせるのは、赤ちゃんのプールデビューにもぴったりの機会です。自宅でプールデビューをする際には、どのようなグッズがあるとよいのでしょうか。ここでは赤ちゃんのプールデビューにおすすめのアイテムをご紹介します。
家庭用ビニールプール
空気を入れて膨らませるタイプのコンパクトなビニールプールは、自宅でのプールデビューにぴったりのアイテムです。深さもなく小さめなサイズのものなら赤ちゃんもつかまりやすく事故のリスクも少なくなります。
クッションマットやクッションつきレジャーシート
サイズ:235cm×185cm×3.5mm
アスファルトの上に直接にビニールプールを置くと、プールが破れてしまったり、赤ちゃんが熱がったりしてしまいますよね。アスファルトやコンクリートの上でビニールプールを使う際は、撥水加工されたクッションつきのシートを引くとこうした問題も解消できるでしょう。
日よけ帽子
サイズ:XS(頭周り43cm~47cm)
赤ちゃんを強い日差しや紫外線から守る、フラップつきの帽子です。つばなども広く顔に直射日光が当たるのを避けられるほか、首周りなどもしっかりとガードできるようなタイプのものがおすすめですよ。
ラッシュガード
赤ちゃん用の日焼け止めなどもありますが、べたつきや遊んだあとに洗い流すのが少し大変ですよね。そんなときには、紫外線対策としてラッシュガードを着せるのもおすすめです。
短めのラップタオルやフードつきタオル
サイズ:M、L
カラー:イエロー、ピンク、ブルー
通常の巻くタイプのバスタオルでは赤ちゃんには少しサイズが大きすぎることもありますよね。うっかりすそを踏んで転んでしまうこともあるので、こうしたフードタオルや丈の短いラップタオルがおすすめですよ。
【施設編】赤ちゃんのプールデビューにおすすめグッズ
施設などのプールでは、自宅とは異なりある程度必要なものをそろえて持っていく必要があります。プールも深く広い場所も多いため、その場にあったものを用意すると良いでしょう。公共施設のプールなどに持っていきたいおすすめアイテムをご紹介します。
足入れタイプの浮き輪
サイズ:直径67cm
施設のプールなどではある程度の水深があることも多く、浮き輪がないと遊べないことも多いでしょう。足入れタイプの浮輪があると、浮き輪からすり抜けて溺れてしまう心配も少ないためおすすめです。ただし、ひっくり返ってしまうとかえって危険なため、くれぐれも目を離さないように注意しましょう。
飲み物やベビーストローマグ
プールでは赤ちゃんの体力の消耗も激しいため、ストローマグにお茶などを入れて持参し、こまめな水分補給をさせましょう。
バスタオル・フェイスタオル
施設のプールを利用する際には、いつでも水気を拭き取れるようにプールサイドにもタオルを持参しておくと安心です。顔が濡れると驚いて泣き出してしまう子もいるので、フェイスタオルなどもあると便利ですね。
携帯用ベビー石鹸やスキンケア品
公共施設のプールなどでは塩素が入っていることがほとんどです。シャワーを浴びればある程度落とすことができますが、携帯できるサイズのベビーソープがあれば軽く洗ってあげられるのでより安心ですしょう。ただし、施設によっては石鹸などの持ち込みや使用を禁じられているところもあるため、使用前には確認が必要です。
【体験談】赤ちゃんとのプールはいつから?
ままのて編集部に寄せられた赤ちゃんのプールデビューに関する体験談をご紹介します。
もともとお風呂に入るのが大好きな娘を連れて10ヶ月頃に近くの温水プール施設にいきました。浮き輪をつけてプールの中に浮かべると、何も教えていないのにスイスイと進んでいってしまいびっくり。驚いて泣くのではないかと思っていたのですが、本人は楽しくて仕方がない様子。まだ歩けない頃でしたので、自由に進めるのがとても楽しかったようです。
子連れで生後6ヶ月のときにグアム旅行に行った際にプールデビューをしました。ホテルの外にあるプールで、キッズ専用の水深60cmくらいの小さなプールで子どもを泳がせました。もともとお風呂が好きな子だったのであまり物怖じしていませんでした。赤ちゃん用浮き輪で、チャイルドシートのようにベルトでしっかり固定するタイプのものを持っていきました。お風呂で事前に何度か練習させていったので、いつもより広い空間を楽しんでいるようでした。グアムで紫外線が怖かったので、日焼け止めを塗り長時間は避けるように注意しました。
子供が5ヶ月のとき、スポーツジムのベビースイミングクラスを始め、1歳11か月の今も月4回レッスンを継続しています。1レッスン40分間で、屋内の1つの大人用のプールに親子で一緒に入ります。持ち物は子供用の水着(ジム指定)・水泳帽(指定)・フィックス(腕用の浮き輪、指定)・体をふくタオル・替えのオムツ、大人用の水着(女性は上下セパレートNG)・水泳帽・体をふくタオル、濡れたものを入れるビニール袋、子ども用の保湿用クリーム、です。最初の1ヶ月ほどは、水やプールサイドの雰囲気が怖いのかずっと泣いていました。心折れそうになりつつ続けていたところ、だんだんと泣くことが少なくなり、今では行くよーと水着を見せるとプール!スイミング!と大喜びです。*水に入るときはオムツは外して入っていますが、スクールによって水遊び用パンツを履くところなどもあるようです。
8ヶ月のときにフィットネスクラブのベビースイミングの体験レッスンに参加しました。水着と帽子、スイミング用のおむつが必要なものでした。プールの水温が分からなかったのでボディースーツタイプの水着を購入して着せましたが、まわりの子は皆普通のタイプの水着を着用していたので少々浮いていました。プールに入っても終始きょとんとしていて泣きもせず、楽しんだ表情も見せず無の表情が印象的でした。
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赤ちゃんとのプールは無理のない範囲で少しずつ
暑い季節に涼むのにぴったりのプール遊びですが、赤ちゃんに限らず、子どもが小さいうちは少し目を離した隙に水の事故につながってしまうことも考えられます。楽しく遊ぶためにも、目を離さず常に大人がついていてあげられるような状況にしておくことも大切です。
初めてのプールは、赤ちゃんにとってもママにとっても緊張するものです。慣れないうちはびっくりして泣いてしまうこともあるかもしれません。最初のうちは、短い時間からスタートし、無理のない範囲で楽しめると良いですね。
※この記事は2024年4月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。