【男女別】「亜」の意味と読み方、名前150例！名付けに良くない漢字って本当？

「亜」を使った名前は、明治安田生命が発表している名前ランキングにたびたびランクインしてきました。1999年～2007年にかけては、「亜美」が何度かランクインしています。2011年には「優亜」がランクインしました。

2023年の名前ランキングの上位には含まれていませんが、「亜」がつく名前のスポーツ選手や演出家、俳優が、男女問わず幅広い分野で活躍していることからも、名前に使う漢字として定番となっていることがうかがえます。ここでは「亜」の意味や成り立ちをご紹介します。

「亜」は名前の始めにも止め字としても使われています。左右対称の形でバランスが良く、画数は7画と多くないので、三文字の名前でもすっきりして見えますよ。

2023年の明治安田生命の名前ランキングでは、17位に「あおい」19位に「あかり」と、読み方ベスト50で「あ」から始まる名前がランクインしています。「亜」を使った名付けなら、人とかぶらない漢字で個性を発揮できそうですね。「亜」を使った女の子の名前を紹介します。

「亜」は、「つぐ」や「つぎ」という読み方がありますが、一般的には「あ」という響きで使われることがほとんどです。直感的に「あ」と読めるので、音の響きから名付けしたいときに重宝しますよ。

2023年の名前の読み方ベスト50にランクインしている男の子の名前には、4位に「あおと」8位に「あおい」、12位に「あお」などがあります。「あ」の響きを持つ名前は、人気が高いですね。「亜」とほかの漢字を組み合わせた男の子の名前をご紹介します。

男の子の名前では、「亜」を「つぐ」と読むと、古風な響きになります。「亜」は画数が少なく直線で構成されているので、「蘭」や「樹」といった画数の多い漢字と組み合わせやすいのも魅力ですね。

「亜」は、建物や王墓を作るために、地面を下に掘り下げて作った土台をあらわす象形文字です。表にあらわれる部分ではないため、二番目という意味を持つようになりました。

一番になれないということから、悪い意味でとらえられることがあります。また、悪いという漢字に含まれるということから、名付けには良くないと感じる人もいるようです。

しかし、土台がしっかりしていなければ強固な建物は建てられません。優れた人の側近も、実力者であることが多いものです。

聖人につぐ賢人という良い意味をもつ「亜聖」という言葉もあります。「亜」は、芯のある心が強い人、人を盛り立てることができる人という願いが込められる素敵な漢字なので、気にしすぎないようにしましょう。

亜硝酸や亜硫酸など、薬に使われる成分には「亜」がつくものがあります。このときの「亜」は、硝酸や硫酸よりも酸素が「ひとつ少ない」という意味で使われます。「亜」の「～につぐ」という意味を「少ない」に転用したものです。熱帯につぐ地方を「亜熱帯地方」と呼ぶのと同じ使われ方です。

※この記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。