【2023年最新版】女の子に人気の名前ランキング！ジャンル別200選＆先輩ママの名付けエピソード

明治安田生命と「たまひよ」が2023年に生まれた赤ちゃんの名前について人気ランキングを発表しました。

ふたつのランキングをみると、和風の名前や漢字一文字の名前の人気が高いことがうかがえますね。以下では、明治安田生命のランキングで上位に入った女の子の名前の由来や読み方をひとつずつ読み解いていきます。

「陽葵」の主な読み方は「ひまり」で、空に向かって元気いっぱいに咲くひまわりが連想できます。お日様のように明るく前向きな子に育ってほしいという願いが込められているのでしょう。

すがすがしく芯の強さを感じさせる「凛」が2位になりました。「凛」は心が引き締まる様子を表し、ここ数年人気の上位が続いている名前です。漢字は「凜」の新字体で、つくりの下の部分が「示（しめす）」です。聡明さとかわいらしさをあわせ持った、今どきのかっこいい女性にぴったりの名前ですね。

「紬」は「太めの糸で織った絹織物」「物事の糸口をみつけてたぐりだす」といった意味があります。「結」と同様、人とのつながりを大切にしてほしいという願いを込めて「紬」と名付ける人が増えているようです。「つむぎ」という愛らしい響きも魅力ですね。

4位の「結愛」は「ゆあ」と読ませることが多いようです。最近は人との結びつきの大切さが見直されています。「結愛」という名前にも「周りの人との関係を大切にして、たくさんの愛を与えてほしい」といった願いが込められているのでしょう。

「菜の花」などの意味がある「菜」を組み合わせると、より温かみのあるやさしい雰囲気が出ますね。最近は「結」を「ゆ」と読ませる名前が人気で、「結菜」も「ゆな」という読み方が多いですよ。

「澪」は近年、女の子の一文字名前として人気です。「澪」には「船が通った後にできる跡」「水路」といった意味があり、自分の人生を自ら切り拓く、自立した女性のイメージが浮かびますね。「みお」という読み方も響きが美しく、凛とした印象があります。

「芽」には「草木のめ」「始め」といった意味があり、「依」には「よりどころにする」「頼りにする」といった意味があります。健康にすくすくと育つように、才能の芽が出て活躍できるようにといった願いが込められていそうです。字面や響きのかわいらしさも魅力ですね。海外でも発音しやすい名前です。

温もりと愛らしさをあわせ持つ「心春」は、今年になって人気が急上昇した名前です。「小春日和」と「心」をイメージするので、ぽかぽかと心まで温かくなるような印象がありますね。「心」を「こ」を読ませる今風の感覚と、「こはる」という古風な響きが心地よくマッチしています。

温かさや前向きさを感じさせる「陽」の字は女の子の名前に人気です。女の子らしくかわいいイメージがありますね。「陽菜」の読み方は「ひな」や「はるな」が代表的ですよ。

「えま」は読み方ランキングで1位を獲得しています。さまざまな漢字バリエーションのなかでも「咲茉」という漢字表記が特に人気です。海外でも発音しやすい名前として、近年人気が上昇しているようです。

「翠」は、羽に美しい光沢がある「カワセミ」を表す漢字です。古くから珍重されてきた宝石の「ヒスイ」にも使われています。光をまといキラキラ輝く様子や、美しく人に愛されるイメージがあり、近年はランキング上位の常連になっています。

人と人との絆を感じさせる「結」は近年、とても人気がある漢字です。また、「月」を使った名前の人気も高まっています。「結月」には、さまざまな人と豊かな関係を築きながら、月のように優しく穏やかに生きてほしいといった願いが込められそうです。

「愛」は漢字一文字で安定した人気を誇る名前です。人を思いやる優しさを持てる人になるように、周囲から慕われる人になるように、愛があふれた世界に恵まれるようにといった願いが込められているのでしょう。「あい」は海外でも通用する響きです。

近年少しずつランクアップし、2023年に9位となったのが「彩葉」です。読みの「イロハ」は15位にランクインしました。四季折々の美しさや自然の生命力を感じさせてくれる名前ですね。いろは歌に通じる古風な響きも人気の理由かもしれません。

「咲良」には、花のように華やかで明るい人生を送ってほしいという願いが込められていそうです。日本で古くから愛されている「桜」のイメージから、幅広い年代に愛されそうですね。

「莉子」の「莉」は、ジャスミンの一種で香りの良い白い花を咲かせる「茉莉（まつり）」に使われる漢字です。可憐で優雅な印象があり、女の子の名前に最近よく使われています。ジャスミンはお茶にも使われることから、「莉子」には人々の心を温め、癒やしてくれるような印象もありますね。

杏は美しい花が咲き、おいしい実がなります。このことから、容姿だけでなく中身も素晴らしい人に育ってほしいとの願いが込められ、名付けをする方が多いようです。また、杏は古くから漢方としても用いられ、多くの人を助けてきたことから、「人助けができる人になるように」という思いを込めることもできます。

「琴葉」は日本の伝統楽器である「琴」の漢字を使った名前です。古風でかわいらしい音の響きと、知的で芸術的な感性を感じさせる組み合わせが人気の理由かもしれません。琴の音色は、やわらかな響きの中に凛とした芯の強さがあることから、「しなやかに自立して生きられるように」という願いを込めるのも良いでしょう。

3位の紬に葵の文字がつけられた「紬葵」も17位にランクインしました。葵は太陽に向かって高くまっすぐ成長する植物です。美しい花をたくさんつけ、気高さや豊かな実りを表します。人とのつながりをイメージさせる紬との組み合わせで、良い縁に恵まれるようにという願いを込めることができますね。

「凪」は、風がやみ、波が穏やかになった状態をあらわす漢字です。どんなときでも冷静に判断する力を持ち穏やかな心でいられるように、平和な人生が送れるようにと願う気持ちが込められていますね。社会情勢が大きく変化する現代において、安定したイメージのある名前が好まれているようです。

株式会社ベネッセコーポレーションの妊娠・出産・育児ブランドである「たまひよ」は、2023年11月に人気名前ランキングを発表しました。「読み方」のランキング1位～20位の名前とその読み方をする漢字をご紹介します。

恵麻、咲実、咲希、恵実、英麻、絵麻など

紬、紡、紬希、都麦、積希など

紗奈、紗菜、沙奈、沙菜、彩菜など

澪、澪緒、美桜、実緒、未旺など

盟、芽依、愛衣、五月、愛唯など

心春、小春、心大、小遥、木晴、胡芭瑠など

莉生、里桜、莉生、梨央、莉緒など

優衣、由唯、結衣、優結、柚結など

葵、碧、葵依、蒼唯、亜乙生など

葵、陽葵、陽莉、向日葵、日満里など

風花、楓花、風香、颯花、楓香など

鈴、凜、凛、李、梨など

彩葉、彩映、色葉、初羽、一二三など

翠、翠衣、朱彩、寿衣、鈴衣など

結愛、優愛、優亜、悠愛、結葵など

朱莉、明莉、朱里、明里、亜花梨など

一花、一華、一果、一叶、苺和、彩智佳など

陽菜、一生、陽葵、陽、日菜など

紗良、咲来、冴空、彩良、沙羅、紗羅など

帆花、歩花、帆叶、星花、保乃花、穂乃加など

新元号の「令和」が、万葉集の「初春の令月にして気淑く風和ぎ」という一節から取られたこともあり、あらためて古風・和風な名前が注目されています。明治安田生命の2023年の名前ランキングでも、上位の古風・和風な名前が入っています。ここでは、古風・和風な女の子の名前を厳選して紹介します。

漢字一文字の名前や、「子」や「乃」を止め字に使った名前は古風・和風な印象を与えますね。

翠子（みどりこ）や雛菊（ひなぎく）のように四文字の名前は珍しいですが、日本人らしくかわいらしい響きです。2月生まれなら如月（きさらぎ）、8月生まれなら葉月（はづき）のように、生まれ月の旧暦を名前に付けるのも素敵ですね。

新元号の「令和」にあやかった名前も、今後は人気が高まりそうです。万葉集の古風な雰囲気がありつつも新時代の幕開けを象徴する「令」の漢字は、いろいろな意味を込めることができて名前にぴったりですね。

自然を感じさせる名前も昔から人気があります。日本ならではの四季を感じて生きてほしいという思いが由来なのでしょう。空や海にまつわる名前は日本の景色だけでなく、海外の美しい風景もイメージしているのかもしれませんね。自然にちなんだ名前をテーマ別にご紹介します。

花や植物に関する名前を季節ごとに集めました。生まれた日の誕生花にちなんだ名付けをするのもおすすめです。芸人の劇団ひとりさんとタレントの大沢あかねさんの長女・千花（せんか）ちゃんは、誕生花のホウセンカから名付けられたそうですよ。

■春

■夏

■秋

■冬

花や植物にまつわる名前には古風・和風なイメージのある名前も多く含まれていますね。四季の花や木、草に関する名前はとても人気があるので、人と被るのが気になる方は漢字三文字にするのがおすすめです。

空や海に関する名前は雄大な自然を感じさせるものが多く、漢字や音から美しい風景が浮かんできますよね。空や海、太陽、星に関する名前をピックアップしました。

太陽や星をイメージした名前は、輝く人生を歩んでほしいという願いが込められているのでしょう。生まれた日の天気にちなんだ名付けをしたという例もありますよ。芸人の加藤浩次さんの長女は、生まれた日に降っていた雪が小さな羽のように見えたことから小羽（こはね）ちゃんと名付けられたそうです。

名前のランキングに入らないような、個性的で珍しい名前が付けたいというママもいるでしょう。個性が光る珍しい女の子の名前をテーマ別にご紹介します。

ただ珍しいだけでなく、「女の子らしい子に育ってほしい」「かわいらしい女性になってほしい」などママとパパの願いが込められた名前にしたいですよね。女の子らしい漢字の意味や音の響きを持つ、個性的な名前を集めました。

「愛」や「美」など女性の名前によく使われる漢字を入れると、女の子らしい印象になりますね。最近は「璃」や「瑠」など王へんの漢字に人気が集まっていますが、王へんには「美しい玉」や「宝石」という意味があるので、姿や心が美しい女の子になってほしいという願いが込められているのでしょう。

凛々しい女の子になってほしいときは中性的な響きや漢字を使うのがおすすめです。個性的でかっこいい女の子の名前をピックアップしました。

カ行、サ行、タ行、ハ行は、かたい印象や強い印象を与えやすいといわれています。クールでかっこいいイメージの名前を付けたいときはカ行、サ行、タ行、ハ行を使った名前を選ぶと良いでしょう。

ひらがなの名前は女性らしく、やわらかい印象ですよね。間違えずに確実に読んでもらえるというメリットもあります。珍しく個性的なひらがなの名前を集めてみました。

「うらら」や「ふたば」など、漢字で書くこともできる名前をひらがなにするとよりかわいらしい印象になりますね。

ひらがなの名前は漢字の名前に比べると由来を説明しづらいかもしれませんが、「やわらかい印象の名前にした」や「爽やかな響きの名前を付けた」というのも由来のひとつになるでしょう。音のイメージに願いを込めるのも素敵な名付けの方法ですね。

杏（あん）や芽依（めい）のように、海外でも通用することを意識した名付けをするママやパパも多くなっています。将来世界で活躍する人になっても困らない、英語圏の人が発音しやすい名前をピックアップしました。

英語圏の人は「りゃ」「りゅ」「りょ」が入る名前や、あ行（母音）が3つ以上続く名前の発音が苦手です。海外でうまく発音してもらうためには、「りょうこ」や「あおい」などの名前は避けたほうが良いでしょう。

「あい」「まい」「ゆう」「ゆあ」など、「I」「My」「You」「Your」といった代名詞と被ってしまう音は名前と認識されづらいようです。

女の子の名前は男の子の名前に比べてあまり規則性がなく、音も漢字も多様なので、候補が多くなりがちですよね。候補に挙がっている名前に問題がないか確認するためのチェックリストを作成しました。出生届を出す前の最終確認としても活用してくださいね。

棗（なつめ）、薺（なずな）、檸檬（れもん）など2023年時点では人名漢字で使えない漢字も多くあります。「役所に出生届を出したら受理されなかった」ということにならないよう、事前に名前に使える漢字か調べておきましょう。

辞書を引いて漢字の意味を調べることも大切です。たとえば、「魅力」の「魅」の字は「もののけ、化け物」という意味があります。将来子どもが漢字の意味を知ってショックを受けてしまうかもしれないので、悪い意味を持つ漢字は避けたほうが良いですね。

名前だけを見ると問題なくても、名字との相性が悪い場合もあります。「松村柚」のように同じへんが続いて字面が悪くならないか、「今井　知奈」→「イマイチな」のように別の言葉を連想させることがないかなどをチェックしてみましょう。

最近は当て字の名前が増えていますが、海（あくあ）や冠姫（てぃあら）など、あまりに奇抜な読みを当ててしまうと子どもが自己紹介のたびに苦労をする可能性が高くなります。音にこだわりがあり、合う漢字がない場合は、ひらがなの名前にするのが無難でしょう。

名前の候補が複数ある場合は、姓名判断を参考に決めるのもおすすめです。字画が悪くないかはスマホなどで簡単に調べられますよ。女の子は結婚すると名字が変わる場合が多いので、地格と呼ばれる下の名前だけの画数の運勢を中心に見ると良いでしょう。

女の子の名前を考えるときは、まずどんな女性に育ってほしいかを明確にイメージすると良いでしょう。名前のテーマが決まれば、漢字や音の響きも絞り込めるのではないでしょうか。先輩ママたちの名付けエピソードも参考にしてくださいね。ママとパパの願いがこもった、素敵な名付けができると良いですね。

女の子の名付けにおいて気を付けたい基本から、こだわりたいところまで幅広く紹介されています。名前例が豊富で、音・イメージ・画数から、姓にぴったりの名前が探せるのも魅力です。

※この記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。