ママにおすすめのプチ起業!気になる収入&向いている人は?女性の起業支援を紹介
大きく事業を広げていくのが目標ではなく、自分のペースで好きなことや得意なことを仕事にする「プチ起業」の輪が少しずつ広がっています。どのような分野があるのか、収入はどれくらい得られるのか、起業するために受けられるサポートなど、プチ起業の基本をご紹介します。
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目次
女性のプチ起業とは?増加傾向にある?
「プチ起業」は自己実現の方法のひとつとして、近年目にすることが増えた新しい働き方です。どういった形態が「プチ起業」に当てはまるのかは決まった定義があるわけではありませんが、「プチ起業」の多くは自分の強みを発揮しながらライフスタイルに合わせて小規模に展開しているのが特徴です。
総務省統計局が行った「平成29年就業構造基本調査」によると、起業した女性の割合は平成24年の調査時に比べて増加傾向にあります(※1)。この調査は「プチ起業」に限定しているわけではないのであくまでも参考値となりますが、「週末起業」や「ワーケーション」といった働き方が広まる中で、「プチ起業」もキャリアの選択肢として考えられています。
プチ起業のメリット・デメリットは?
プチ起業を選ぶ人には「自分の強みをいかしたい」「社会の役に立ちたい」と考える人が多い傾向にあり、やりたいことを仕事にできる、社会貢献できるというメリットがあります。また、自分のペースで活動しやすいことから、ライフスタイルに無理のない範囲で収入を得たい人にもマッチしているといえるでしょう。
プチ起業は自分らしく働ける反面、組織で働くときのように一緒に取り組む仲間が身近にいるわけではないので、相談相手が欲しいときや人手が足りないときにマイナス面がでてきます。また、給与所得ではないため収入とコストのバランスも考える必要があります。
プチ起業が向いている人とは?
好きなことを長く続けられる人
プチ起業に限ったことではありませんが、イメージした通りに収益があげられるようになるにはある程度時間がかかります。結果がすぐに出なくても仕事を楽しみながら根気強く続けられることが、プチ起業を成功させる大切な要素です。プチ起業に向いているのは、子育てと同じく愛情をもってビジネスと向き合える人といえるでしょう。
得意なジャンルや特定のスキルがある人
プチ起業の特徴は、なんといっても小さい規模で始められることにあります。掃除術やベビーシッターなど、家事や育児で培ったノウハウとネットワークを強みすれば、ビジネスにつながる可能性は十分にあります。自分の得意なジャンルや特定のスキルが万人うけするか心配であっても、特定の人に響けばビジネスにつながることもありますよ。
ネットをある程度使いこなせる人
ブログやSNSは起業のために重要なツールです。ネットを使いこなせると、起業後の集客や情報発信にとても役立ちます。インターネットでの発信が人的ネットワークを広げ、新たなチャンスにつながることもありますよ。
生活とビジネスのバランスが取れる人
中小企業庁の調査によると、起業にかかった費用が50万円以下の25.2%、ついで200万円~500万円以下の22.5%なっています。比較的低額な資金で起業する人がもっとも多い結果となりました※2。
とはいえ、起業するには分野により材料費や家賃、システム使用料などのコストがかかります。半年から1年以上収入がなくても生活が成り立つように、起業にかかる費用と一定期間分の運営コストを算出し、生活のための資金を別に用意しておけると安心ですね。
ママにおすすめのプチ起業
販売系
アクセサリーや子育てグッズなど、自分で作ったりプロデュースしたりした商品を販売する事業です。最近はインターネットを活用したネットショップサービスが充実しています。
自治体や商工会議所が「まちなかマルシェ」を主催して食品や農産加工品、地域の特産品を販売したり、パン職人やパティシエなどの複数の起業家が集まってコワーキングスペースをシェアしたりする取り組みも行われていますよ。
IT・クリエイティブ系
Webデザイン、システム構築、マーケティング、翻訳など、特定のスキルを生かせる仕事です。パソコンを使ってイラストを描いたり、画像や音楽を編集したりといったニーズもあります。
これまでのキャリアで築いてきたネットワークをいかしたり、仕事マッチングサービスを活用したりして実績を作るケースが多いのも特徴です。スキル習得のためのスクールに通い、そこから仕事の紹介を受けるというケースもあります。
セミナー・スクール系
産後のヨガ教室やリトミック教室、料理教室など、子連れでも参加できる講座はプチ起業で人気のジャンルです。幼児向けのヘアカット講座、子育てに役立つコーチング、教育に必要なマネー講座など、家事や子育て情報のセミナーも集客が見込めるテーマです。
セミナーやスクールは、自宅をスタジオにしたりレンタルスペースで開講したり、場所や時間を自分の都合に合わせやすいのが特徴です。最近はオンラインでセミナーを開催する事例も増えています。
サロン・出張サービス系
ネイルやエステなどママたちの癒やしになるスキルは、口コミやリピートが得やすいものです。美容や健康も注目度が高く、パーソナルスタイリストやパーソナルトレーナーといったテーマでプロのサービスを提供している起業家もいますよ。
プチ起業の収入は?
中小企業庁の調査によると、男女を含めた自営業主の個人所得は100万円未満がもっとも多い割合となっています。女性に限ってみると、起業後の月々の手取り収入は20万円以下という人が半数を占めます(※2)。子育てや仕事と両立しながらどれだけの収入を得たいのか、起業前に目標を設定しておくと良いでしょう。
プチ起業のセミナーや支援はある?
多くの自治体では、女性起業家を支援するセミナー開催やサポートを行っています。財務・会計や販路開拓のための方法などプチ起業の際に必要な経営知識が得られ、個別相談も受け付けているので心強い存在です。交流会やワークショップでは、同じ目標を持ったプチ起業家と触れ合う機会も持てますよ。
ここでは、起業家を支援する取り組みを紹介します。これ以外の地域にも各地域で女性向けの起業支援を行っているケースがたくさんあるので、お住まいの地域の取り組みを調べてみても良いでしょう。
武蔵小山創業支援センター
武蔵小山創業支援センターは品川区在住・在勤および品川区で事業展開を志す起業準備者に対して、起業・経営支援を行っています。「ちょこっと起業予備軍」「プチ起業家(身の丈起業家)」を対象としたメニューを開発し、セミナーや交流会、専門家による個別相談を提供しています。
女性起業UPルーム
横浜市男女共同参画センター横浜が運営しています。起業準備相談や集客のためのホームページ診断など、起業のアイデアやプランを実現するための支援が充実しています。
創業・ベンチャー支援センター埼玉
創業・ベンチャー支援センター埼玉では、埼玉県内各地でプチ起業に向けたセミナーを開催したり、専門家による個別指導などを実施したりしています。サイトでは、先輩女性起業家の紹介やプチ起業のあらましを紹介したコンテンツが見られますよ。
女性起業家応援プロジェクト 大阪産業局
大阪産業局では、女性の起業をバックアップするために、金融機関や産業・創業支援機構などが中心となって女性起業家をフォローする体制を構築しています。支援は関西エリア全般に広がり、97社を超えるサポーターと52名を超えるアンバサダーが一体となり運営しています。
起業した女性が「私らしく働く」というコンセプトをもとに運営しているので、女性のライフスタイルに合わせた支援に近いといえるでしょう。
プチ起業で夢をかなえよう
子育てしながらも自分の力を発揮して活躍できる働き方は、ママにとって理想ではないでしょうか。プチ起業にもメリット・デメリットがありますが、一歩を踏み出すことで違った未来が開けるかもしれません。子育てがひと段落して余裕ができたら、自分らしく働くこと、自分の夢をかなえることを考えてみてはいかがでしょうか。
※この記事は2020年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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