先輩ママが教えるワンオペ育児の乗り切り方!「ワンオペ育児って私だ…!」と悩むママへ

一人で家事や育児を一手に担う「ワンオペ育児」という言葉が、ママたちの共感を呼んでいます。つまり、それだけ「ワンオペ育児」をしているママが多いということなのですよね。しかし、ママが体調を崩してしまってはどうにもなりません。先輩ママたちに、「ワンオペ育児」をどう乗り切っているか聞いてみました。

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目次

  1. ワンオペ育児とは?
  2. 「ワンオペ育児って私だ…!」共感の声たち
  3. 先輩ママに聞く!ワンオペ育児、どうやって乗り切っている?
  4. ワンオペ育児にならないように工夫しよう
  5. あわせて読みたい

ワンオペ育児とは?

「ワンオペ」とは、「ワンオペレーション」という言葉が語源で、コンビニや牛丼チェーン店などでの「一人勤務」の時に使われていた言葉からきたものです。つまり、ワンオペ育児とは、仕事や家事・育児まで、すべて「一人」でこなさなければならない状態を指します。

実際の「ワンオペ」も「ワンオペ育児」も、「ブラック企業」に近いような言いまわしで、その状態がすでに破たん寸前だというイメージを含みます。また、多くがその状態が常態化していることや、ワンオペ育児をしているのは主にママとなっていることも特徴に挙げられます。ネット上で出回ったこの言葉に共感したママが多く、話題となりました。

「ワンオペ育児って私だ…!」共感の声たち

筆者自身もワンオペ育児をしていた期間は長かったように思います。ちょうど下の子どもが産まれてすぐぐらいに主人の仕事が忙しくなり、毎日0時を過ぎて「今から帰る」というメールが入ってくる日々。2歳の元気な上の子と、産まれて間もない下の子の面倒をみながら、家事と育児に大忙しでした。両家の両親ともに県外で仕事もしているので頼れず、完全にワンオペ育児でした。

中でも、一番つらいのは自分が風邪をひいたとき。熱が38度を超えても、仕事と家事と育児は待ってくれません。洗濯ものが日に日に溜まり、よくおしっこを漏らす上の子のズボンがないという事態も。ふらふらする頭と体で、無理をしながら家事育児をこなしていました。

次の日、震えが止まらず熱が40度を超えていましたが、主人はもちろんその日も遅くまで帰れず家にいません。子供二人を抱えて一人で救急病院に行く元気もなく、布団に何重にもくるまっていました。その間にも下の子は授乳をしなければなりません。主人が帰ってきたころ、深夜の救急病院に駆け込んだら肺炎で、それから数日、逆にすごく家族に迷惑をかけたというエピソードがあります。

先輩ママに聞く!ワンオペ育児、どうやって乗り切っている?

そんな経験から、筆者はなんでも一人でこなそうと思っていたことや、一人で抱え込みすぎていたことを反省しました。また、他のママはどのように乗り切っているのかということも気になりました。そこで、筆者の周辺にいるワンオペ育児をしているママに、実際どのように乗り切っているのかを聞いてみました。

気持ち的にワンオペ育児にならないように話し合う

パパと子どもの進路や習い事についても徹底的に話しをするという派遣社員のAさん。女性は話すことでスッキリすることも多いものです。子育てに実際参加しにくいパパには、一緒に子どもの話をすることで、ママも気持ちまでワンオペ育児になりません。パパと話をする時間はしっかり取るようにしていきましょう。そして、パパ自身も、ほかでもないわが子の話ですから、他人事のように聞かないようにしましょう。

物理的に子どもと離れる時間を作って

専業主婦のBさんは月に1~2回は子どもと離れる時間を作っています。ワンオペ育児をしていると、動きも気持ちも「自分」がなくなっていきます。全て、子ども中心に生活がまわり、自分のことは全て無頓着になりがち。でも、自分を大切にすることは、人を大切にすることにもつながります。

月に1日か半日だけでも、物理的に子どもと離れて、家事もしない時間を作りましょう。本を読んだり、テレビを見たり、買い物をしたり、自分の時間を作っていくことで、他の日の頑張る活力になります。パパが頼れそうなら、半日パパに子どもを任せてみて。無理なら一時保育などを利用してみて下さい。

ワンオペ育児で忙しいとき、家事などは代行でもいい!

フルタイム勤務で忙しいCさんは、家事はアウトソーシング。「しなければ」という思いが、ママを追い詰めることがほとんどですから、忙しい時はアウトソーシングでいいと筆者も思います。Cさんは、できている家事のおかげで、子どもの学校での話をゆっくり聞け、宿題もしっかりチェックできると言っていました。家事をアウトソーシングした分、子どもと笑顔で関わる時間が増えるならそれが一番ではないでしょうか。

横のつながりを作ってワンオペ育児を乗り切る

話を聞いていると、ママ同士で助け合っている人もいます。筆者もその一人。下の子の送り迎えを頼んだり、自分の用事で数時間ママ同士で子どもを預かりあったりしています。ほとんどが、パパが忙しいか、単身赴任をしているご家庭同士です。時々、夕飯も大勢の大人と子どもで食べます。

ワンオペ育児をしているママは多いものです。昔は、祖父母や近所の人たちで協力していた育児。今はワンオペ育児のママ同士で協力することも大事だと感じます。協力できないにしても、時々集まって、大変さを共有したり話し合うことでストレス発散できると良いですね。

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家族のスケジュールが一目でわかる「ファミリーカレンダー」を活用しているというママもいました。縦軸が日付、横軸が家族それぞれの予定を書けるものです。目に見えて忙しさやスケジュールが分かるので、パパが協力してくれる日や、どうしても無理な日も共有できるのでいいですね。パパに頼んだのに忘れていた!というイライラからも解放されます。

ワンオペ育児にまつわるおすすめ本

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やんちゃ盛りだけど憎めない4歳の柊太くんと冷静な一歳児、京香ちゃんを楽しく(けっこう怒って)見守りながら、自宅で仕事をする母は日々大忙し。でも、ちょっとした時に成長が見られたり発見があったり。子育てはやっぱり嬉しいし、楽しい!

ワンオペ育児にならないように工夫しよう

イクメンという言葉が流行れば流行るほど、男の人が育児をすることは「特別」なことなんだ、という思いを抱えるママも増えました。しかし、実際は、ブラック企業もびっくりのワンオペ育児をしているママも多く、溝は深まるばかり。

「できること」「できないこと」はわけて、ママの負担を少しでも減らしたり、気持ちが楽になるように考えたりすることは大事だと感じました。パパも何かしたいけど、なにをしていいのかわからないという人も多いので、これをしてほしいと明確に伝えてみることも必要だと思います。その上で、家族の予定やお願いしたいことが一目でわかる「ファミリーカレンダー」の活用などもいいですね。

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