妊娠線予防の方法は?ニベアの効果やケア方法、注意点をご紹介【助産師監修】
妊娠をすると気になるのが妊娠線。妊娠線予防のクリームがさまざまある中で、昔からあるニベアクリームを妊娠線予防として選ぶ方もいます。ニベアにはクリームのほかに、ボディミルクなどのさまざまな商品がありますが、妊娠線予防に効果はあるのでしょうか?ここでは、ニベアによる妊娠線予防の効果、ケア方法、注意点についてご紹介します。
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この記事の監修
目次
ニベアは妊娠線予防に効果的?
ニベアとは?
「ニベア」とは、1911年にドイツのバイヤスドルフ社から生まれた化粧品ブランドであり、1968年以降日本では花王が製造販売をしています。
しっとりした肌を保ってくれる「ニベアクリーム」は、顔も身体も全身のスキンケアに使えるクリームです。固めのテクスチャーが特徴で、スクワランやホホバオイルが配合されています。100年以上も前に初めて販売されてからのロングセラーであるニベアクリームは、コスパが良く、家族みんなで使えるのも人気の理由です。
ニベアといえば、ほとんどの方が思い浮かべるのが、通称「青缶」と呼ばれる、その名の通り青い缶に入ったクリームではないでしょうか。青缶は、セレブ御用達の高級クリームとほとんど同じ成分が使われているということで話題となりました。
ニベアに含まれる成分
お腹が急激に大きくなっていくときに、皮膚の下にある真皮や皮下組織がついていけずに亀裂が生じたものが、妊娠線となってあらわれます。妊娠線の予防ケアには、真皮や皮下組織に美容成分を浸透させ、肌のターンオーバーを促すことが必要です。
妊娠線の予防のためには、保湿成分と美容成分を配合したクリームやオイルを塗ります。ニベアの青缶には、こういった成分は含まれているのでしょうか。
■ニベアの成分:
水・ミネラルオイル・ワセリン・グリセリン・水添ポリイソプテン・シクロメチコン・マイクロクスタリンワックス・ラアノリンアルコール・パラフィン・スクラワン・ホホバ油・オレイン酸デシル・オクチルド・デカノ―ル・ジステリアン酸AI・ステアリン酸Mg・硫酸Mg・クエン酸・安息香酸NA・香料(※1)
ニベアの成分から見ていえるのは、ミネラルオイルやワセリンなどの油性成分で作られているシンプルなクリームに、スクワランやホホバなどの保湿成分が配合されているということです。ニベアの成分は妊婦さんが安心して使えるものであり、妊娠線予防に大切な「保湿ケア」もできることがわかります。
ニベア成分中の妊娠線に有効な成分
「ミネラルオイル」は、石油から抽出された純度の高い油です。保湿性に優れており、同時に肌の乾燥も防いでくれます。また、「グリセリン」は植物から抽出された美容成分であり、肌の柔軟性を高めて美容成分を浸透させやすくすることが期待できるため、妊娠線の予防に効果的です。
「ホホバ油」には、保湿効果が高い植物性のオイルです。酸化しにくい性質で、肌にも安心して使えます。
妊娠中のお腹にも安心
ニベアは、基本的に「油分のコーティングで肌の乾燥を防ごう」というシンプルなクリームです。ほとんどが石油由来でできており、「石油」と聞くと肌に悪いイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。しかし、石油は鉱物油とも呼ばれ、現在では精製され不純物が含まれていないものを使用しているため、安全性が高くなっています。
また、花王のホームページを見ても、注意事項において「妊娠中は使用しないでください」などの記載はありません。このため、妊娠中のお腹にも安心して使用することができます。
妊娠5ヶ月には塗り始めよう
ニベアを塗り始める時期の目安は、妊娠中期頃(妊娠5〜6ヶ月)と考えてください。お腹が大きくなり出す前に保湿をして柔らかくしておくことで、真皮の亀裂を防ぐことにつながるからです。お腹が少しずつ大きくなり始める妊娠5ヶ月頃からは、確実に塗るようにしましょう。
妊娠線予防には、毎日の保湿が欠かせません。お風呂上りにすぐに塗れるよう、脱衣所にニベアを1缶用意している妊婦さんもいるようです。毎日忘れずに塗り続けられる工夫をしてみてくださいね。
ニベアの効果的な塗り方
1日2~3回たっぷり塗る
保湿効果を十分に発揮させるために、チビチビ使うことはせずにたっぷり塗るようにしましょう。お風呂上がりはもちろん、朝や昼など、1日2~3回たっぷり塗ると良いですね。
お腹全体をマッサージするように
お腹全体、特に妊娠線のできやすいおへそのあたりから下腹部を中心に塗ります。お腹の前側だけでなく、脇腹や背中の方まで忘れずに塗りましょう。くるくると渦を何度も描くように塗ったり、下から上、内側から外側にゴシゴシこすらずに優しく塗り広げたりと、マッサージをするように優しく塗るのがポイントです。
お腹以外も忘れずに
妊娠線ができるのはお腹だけではありません。胸やお尻、太ももや二の腕にもできやすいため、お腹周りだけでなく、妊娠線ができやすい場所に塗るのも忘れないようにしましょう。塗りにくい場所は、パパに塗ってもらえると助かりますね。
クリームはしっかり伸ばそう
特に青缶は硬めのテクスチャーなので、伸びが悪いと感じる人もいるかもしれません。一度手に伸ばして手の温かさでクリームを温めると、塗りやすくなって浸透も良くなります。
水や化粧水、オイルなどと混ぜて使用すると塗りやすくなるので、ぜひ試してみてくださいね。また、お風呂上がりなどは完全に水分を拭き取らずに塗り込むと、伸びが良くなって保水力もアップします。クリームが硬い状態でごしごし塗ると、お腹が張ってしまう原因にもなるので気をつけましょう。
ニベアは妊娠線予防以外にも使える!
ニベアは妊娠線予防以外にもさまざまな用途で活躍するという口コミが多数ありますのでご紹介します。こちらの情報はあくまで口コミであり、ニベアの使用感や効果には個人差がありますので、自分に合った使用方法を見つけ、気軽に使用してみてくださいね。
基本は保湿クリームとして
ニベアクリームの基本は保湿です。お風呂上りや乾燥が気になるときは、たっぷり塗ってみましょう。
化粧崩れ防止
ニベアは化粧崩れ防止にも活躍するそうです。ファンデーションを塗る前に顔にニベアを塗っておいたり、ファンデーションそのものに混ぜてから化粧をしたりすると、メイク持ちが良くなり、化粧崩れが防げるという口コミも多く見受けられます。
また、BBクリームとニベアを混ぜて使い、ベビーパウダーでなじませるという人も多いということです。「肌がワントーン明るくなった」「毛穴が目立たなくなった」などの肌トラブルに関する口コミも多いので、ぜひ試してみましょう。
ヘアケアにも使える
つけ過ぎは要注意ですが、ニベアはヘアケアにも使えます。手のひらにニベアを少量取り、温めて伸びやすくなった状態で、手ぐしでなじませます。髪をまとめたり、寝癖を直したりするときにも有効なのだそうです。ニベアによって髪の毛が落ち着いてアホ毛が目立たなくなり、きれいな艶が出るとの声もあります。
まつ毛のケア
目の周辺やまつ毛にニベアクリームを塗ることで、まつ毛にツヤが出て伸びも良くなるという口コミもあります。まつ毛にニベアを塗るときは、目や粘膜に入らないように注意してくださいね。
妊娠線予防に使えるおすすめのニベア
ニベア 青缶
最もスタンダードな「青缶」こと「ニベアクリーム」です。定番なだけに、同じ中身でもラインナップが豊富です。チューブタイプのものや期間限定のデザイン缶などもあるので、いろいろな用途がありますね。
ニベア スキンミルク
肌に心地良い感覚のウォーターベースのクリームです。乳液のようなサラッとした使用感なので、ニベアクリームの硬めのテクスチャーが苦手な方におすすめです。
ニベア プレミアムボディミルク
ニベア商品の中では使っている人が多いといわれる「プレミアムボディミルク」です。保湿力が高いのに柔らかいテクスチャーとさらっとしたつけ心地が人気の秘密です。香りも良いので、マイナートラブルに悩まされる妊娠中にはストレス解消にもなりそうですね。
ベビーオイルと組み合わせるのもおすすめ
ニベア単体では、硬めのテクスチャーであるため、伸ばしきるのに時間がかかると感じる方もいます。塗りにくいときにおすすめの方法は、ニベアにベビーオイルを混ぜ合わせることです。ベビーオイルが混ざると、乳液のように伸びが良く、滑らかなテクスチャーに変わります。
妊娠線予防としてニベアでマッサージをする場合は、ベビーオイルを組み合わせると余計な摩擦もなくなり、肌にツヤが出ます。時短にもぴったりですよ。
必ずしも妊娠線ができるわけではない
妊娠線ができるかできないかは、個人の体質にもよります。いくらクリームをつけて予防しても、どうしても皮膚が柔らかくならない人もいます。皮膚が硬いのは体質なので仕方がないとはいえ、努力が報われなかったことは悲しいですよね。
でも、その努力を無駄だったと思わないでくださいね。妊娠線は、母になる証でもあるのではないでしょうか。
二ベアと妊娠線クリームの違い
ニベアには高い保湿効果があるのですが、妊娠線専用のクリームではありません。必ずしも妊娠線ができないわけではなく、残念ながらニベアを毎日塗っていても、妊娠線ができてしまった方はいます。
やはり、妊娠線予防に効果的なのは専用の妊娠線クリームなのでしょうか。また、選ぶポイントとして「妊娠線予防に効果がある」「市販で手軽に購入できる」などの点も重要だといえそうです。それでは、ニベアと妊娠線クリームの違いを徹底比較してみましょう。
効果
妊娠線を作りたくないのであれば、ニベアか妊娠線専用クリームかを選ぶポイントは「妊娠線予防の効果の高さ」です。ニベアは保湿力の高さは期待できますが、肌を柔軟にし、大きくなるお腹に対応するのは難しいでしょう。
妊娠線専用のクリームには、妊娠線予防に必要な「乾燥を防いで潤いのある肌」になるように考えられた成分が含まれています。妊娠線専用に特化して作られているため、ニベアには入っていない成分も含まれているのです。
コストパフォーマンス
妊娠を経験したママたちは、妊娠線予防の対策として妊娠線専用クリームで保湿をし、妊娠線を予防しているという声が多くあります。しかし、妊娠線専用クリームの価格は安いものでも2,000円、高いものでは5,000円ほどです。
それに比べ、ニベアの青缶は全国の薬局で1缶169g入っており、500~600円程度です。簡単に計算しても、妊娠線専用クリームの1/4~1/10程度の価格で購入できます。ちびちび使わずにたっぷり使いたい人にとって、圧倒的なコストパフォーマンスの良さが、ニベアの人気の理由ではないでしょうか。
購入場所
ニベアはドラッグストアやホームセンターなどで購入することができ、どこでも購入できるイメージはありますよね。妊娠線専用クリームも、ドラッグストアで購入することは可能です。
しかし、妊娠線を予防する効果を考えたときに、どの商品が良いのか納得できるものを選びたいのではないでしょうか。妊娠線専用クリームであれば、ネットショッピングで口コミなどを調べたうえで手軽に購入することができ、わざわざお店まで足を運ばずとも自宅まで郵送してくれるというメリットがあります。
妊娠中は、自宅で安静にしていなければいけない時期や、大きなお腹で買い物に行くのが大変な時期もあるでしょう。妊娠線専用クリームであれば、ネットショッピングで手軽に購入できるのでおすすめです。
におい
妊娠線予防にニベアを使うか専用のクリームを使うかは、においも選ぶポイントです。特につわりの時期はにおいにとても敏感になり、苦手なにおいで体調が悪くなってしまう人もいるでしょう。ニベアのにおいが苦手という女性も少なくないようです。
妊娠線専用クリームは妊婦さんが不快にならないよう、香りも考えて作られています。無香料のものから、柑橘系のものであったりアロマ効果があるにおいだったりと、配慮されている商品がほとんどです。においによって体調が左右されてしまうことが予想される人は、妊娠線専用クリームを使うと安心でしょう。
どちらを使う?
娠線予防の効果を重視するのか、コストパフォーマンスを重視するのかは、ニベアと妊娠線専用クリームのどちらを使うか決めるうえで大切なポイントです。さらに、購入のしやすさやにおいも選ぶ基準となってきます。
妊娠線はどんなにケアしてもできてしまう人もいるため、コスパを重視するならニベアで妊娠線予防をしても良いでしょう。その分、妊娠線ができるリスクも高まることを忘れずに、「できてしまってもしかたない」と思える人は、ニベアを毎日たっぷり塗るケアで十分かもしれませんね。
しかし、「妊娠線の予防確率をできるだけアップさせたい」「専用のクリームにしておけば良かった」と後悔しそうな人は、効果を重視して妊娠線専用クリームを使うことをおすすめします。また、妊娠線専用クリームを塗っても妊娠線ができてしまった場合は、「ここまでケアしたのにできたのだから仕方がない」と諦めがつきやすいかもしれません。
おすすめの人気妊娠線クリーム3選
ナチュラルマーククリーム
お得用サイズ470g
初回限定価格
(通常価格9,143円)セット内容
・ナチュラルマーククリーム 470g
・ニプルベール 13ml
・ベビースキンケアサンプルセット
・ナチュラルマーククリーム 30g
「ナチュラルマーククリーム」は、妊娠中の肌ケアしたいママにおすすめのスキンケアクリームです。べたつかず伸びの良いクリームが、皮膚にしっとりとしたうるおいを与えます。においに敏感なつわりの時期に配慮した無香料なので、妊娠初期からたっぷりケアができるでしょう。
低刺激処方なので肌への負担を減らし、産後は赤ちゃんのボディケアクリームとして使うことができますよ。ポンプタイプなので、時間をかけずにサッとケアできるのは嬉しいですね。朝晩1回ずつ塗るだけで済む手軽さも評判です。
マタニティクリーム
ノコア アフターボディートリートメントクリーム
ノコアの「アフターボディトリートメントクリーム」は、ビタミンC誘導体を含み、皮膚のうるおいを保つボディクリームです。オーガニック成分を凝縮し、肌へのやさしさを追求しているので、顔にも使うことができますよ。
やさしいネロリの香りなので、妊娠中でにおいに敏感なママもリラックスできそうですね。夏の紫外線ケアや乾燥が気になる季節のボディケアマッサージにもおすすめです。
早めのケアで妊娠線を予防
妊娠線予防も大事ですが、妊娠線予防のケアは皮膚自体にも良いものです。保湿することによって、皮膚の乾燥を防ぎバリア機能を高めて皮膚を健康に保つことができます。早めにケアする習慣をつけて、出産を迎えたいものです。
しかし、ニベアを使おうと、他の高級オイルやクリームを使おうと、どれだけ念入りにケアしていても、妊娠線ができてしまうことはあります。妊娠線は、それだけ身体をは張って妊娠・出産を乗り越えた証ですよ。