【2024】スギ花粉予報!前シーズンに比べて飛散量は多い?少ない?
花粉が飛散するシーズンとなりました。一部の地域ではすでに花粉の飛散が観測されているため、鼻や目にムズムズを感じている人もいるのではないでしょうか。2024年の花粉の飛散量は平年並みから平年よりやや多いと予測されています。早めに量や時期、ピークのタイミングを確認して花粉症対策に役立てましょう。
本ページはプロモーションが含まれています
目次
2024年のスギ花粉飛散量は多い?少ない?
春に飛散する花粉の量は、前年の花粉飛散量や前年6月~8月にかけての気象条件に左右されます。前年の飛散量が少ないと次の年の花粉量は多くなり、夏の日照時間が長く気温が高くなると、次の年の花粉飛散量は増える傾向にあるようです。
環境省がまとめたデータや調査によると、2023年度のスギ雄花の着花量は地域によりばらつきがあるものの、全体的な傾向としては過去10年の平均値と比較して平年並みかそれよりも少ないとされています。また、2023年は花粉飛散量が大量だったこともあり、前年比ではほとんどの地域で少ない結果となりました。
2023年夏の気象条件をみてみると、全体的に日照時間が長く高温がの日が多かったことから、2024年の花粉飛散量は平年並みからやや多いと予想されています。ただし、北海道は昨年の飛散量が非常に少なかったため、今年は非常に多くなる予想です。
スギ花粉はいつから飛散開始する?
スギ花粉は九州、中国、四国、東海、関東の一部地域で2月上旬から飛び始め、2月中旬には近畿から関東の広い範囲で飛散が開始すると予想されます。北陸、東北南部で2月下旬、東北北部で3月上旬の予想です。
ただし、東京都やさいたま市など、2024年の花粉飛散情報を発信している地域では、すでに花粉の飛散が報告されているため、早めに対策をはじめると良いかもしれません。
【2月上旬】
九州、中国、四国、東海、関東の一部地域
【2月中旬】
近畿、中部、関東
【2月下旬】
北陸、東北南部
【3月上旬】
東北北部
スギ花粉のピークはいつ?
スギ花粉の飛散ピークは、九州が2月下旬から3月にかけて、そのほかの地域では3月上旬からピーク入りする地域が多いという予測です。
妊娠中に花粉症の薬を飲んでもいい?
妊娠中は花粉症に限らず、薬の使用には注意が必要です。市販薬や普段から使っている薬は使用せず、かかりつけの産婦人科で医師に相談するようにしましょう。耳鼻咽喉科などほかの診療科で薬を処方してもらう場合は、かならず妊娠中であることを伝えてくださいね。
子どもが花粉症かも?と思ったら
近年は花粉症に悩む子どもが増えています。アレルギーが出る時期は人によって異なりますが、2歳頃から血液検査で反応を示す子もいるようです。
花粉症の時期に熱がなく、鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどの症状が出た場合は、花粉アレルギーの可能性があります。アレルギー科や小児科、耳鼻咽喉科で相談しましょう。受診する前に電話で症状を伝え、診察が可能か確認しておくとスムーズです。
2024年は早めの花粉症対策で備えよう
花粉症は今や「国民病」ともいわれるほど有病率が高く、2023年には政府が日本の社会問題として位置づけられています。花粉飛散量の情報提供に用いる表示ランクも改定され、これまでの「少ない」「やや多い」「多い」「非常に多い」に「極めて多い」が追加されました。
今年の飛散量は平年並みとの予報ではありますが、平均飛散量はこの30年で2倍以上に増加した地点もあることから、花粉症を発症したり悪化したりさせないためにも、早い時期から対策しておくと良さそうです。
花粉にさらされることを防ぐためにマスクやメガネを着用し、洗濯物を部屋干ししたりポリエステルなど滑りの良いアウターを着用したりして、花粉が付着するのを防ぎましょう。
※この記事は2024年1月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。