【2023】スギ花粉予報!前シーズンに比べて飛散量は多い?少ない?
花粉が飛散するシーズンとなりました。一部の地域ではすでに花粉の飛散が観測されているため、鼻や目にムズムズを感じている人もいるのではないでしょうか。2023年の花粉の飛散量は例年より多いと予測されています。早めに量や時期、ピークのタイミングを確認して花粉症対策に役立てましょう。
目次
2023年のスギ花粉飛散量は多い?少ない?
春に飛散する花粉の量は、前年の花粉飛散量や前年6月~8月にかけての気象条件に左右されます。前年の飛散量が少ないと次の年の花粉量は多くなり、夏の日照時間が長く気温が高くなると、次の年の花粉飛散量は増える傾向にあるようです。
環境省がまとめたデータや調査によると、2022年度のスギ雄花の着花量は東北と四国の一部でやや少ないものの、関東、北陸、近畿、中国地方などではここ10年間での最大値を超える結果となりました。それに伴い、2023年春のスギ花粉飛散量は極めて多くなると予測しています。
日本気象協会の発表では九州が例年並み、四国から中国、近畿、北陸にかけてやや多いとされており、東海から関東にかけては非常に多く飛散する見込みです。また、花粉の飛散量が例年より少なかった前シーズンと比べ、特に関東甲信、東海、四国、近畿で非常に多いと予測しています。2023年はしっかりとした花粉症対策が必要となりそうです。
スギ花粉はいつから飛散開始する?
スギ花粉の飛散は九州、中国、四国、関東で2月上旬からスタートし、近畿、北陸、東北南部で2月下旬、東北北部で3月上旬と予想されています。2月に入り、九州から関東、東北南部にかけて花粉の飛散が報告されている地域があるようです。
【2月上旬】
九州、中国、四国、関東
【2月下旬】
近畿、中部、北陸、東北南部
【3月上旬】
東北北部
スギ花粉のピークはいつ?
スギ花粉の飛散ピークは、九州が2月下旬から3月にかけて、そのほかの地域では3月上旬からピーク入りする地域が多いという予測です。飛散量が多い東北、関東、北陸はピークが1ヶ月と長く続く可能性があります。
妊娠中に花粉症の薬を飲んでもいい?
妊娠中は花粉症に限らず、薬の使用には注意が必要です。市販薬や普段から使っている薬は使用せず、かかりつけの産婦人科で医師に相談するようにしましょう。耳鼻咽喉科などほかの診療科で薬を処方してもらう場合は、かならず妊娠中であることを伝えてくださいね。
子どもが花粉症かも?と思ったら
近年は花粉症に悩む子どもが増えています。アレルギーが出る時期は人によって異なりますが、2歳頃から血液検査で反応を示す子もいるようです。
花粉症の時期に熱がなく、鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどの症状が出た場合は、花粉アレルギーの可能性があります。アレルギー科や小児科、耳鼻咽喉科で相談しましょう。受診する前に電話で症状を伝え、診察が可能か確認しておくとスムーズです。
2023年は万全の花粉症対策で備えよう
ここ数年はコロナの影響で外出する機会が減り、気づくと花粉シーズンが終わっていたという人もいるのではないでしょうか。しかし今年は花粉の飛散量が例年と比べても多いと予想されています。
2022年は花粉症の症状が弱かった人も、今年は万全に対策をしておいたほうが良さそうです。花粉にさらされることを防ぐためにマスクやメガネを着用し、洗濯物を部屋干ししたりポリエステルなど滑りの良いアウターを着用したりして、花粉が付着するのを防ぎましょう。
※この記事は2023年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。