更新日:2017年11月22日

妊婦は花粉症が悪化する?妊娠中の影響と薬、対策法について

もともと花粉症をもっているママは、「花粉症がさらに悪化するのでは?」「薬が飲めないなんて、仕事はどうすれば良いの?」「耐えられるの?」と、花粉症の季節は不安になってしまいますよね。こおでは、ママとおなかの赤ちゃんに配慮しながら、どんな花粉症対策ができるか解説します。アンケートによる先輩ママの体験談もご紹介します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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妊娠さんは花粉症が悪化しやすい?

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実際、妊婦さんの花粉症は悪化するのでしょうか。妊娠すると、急激なホルモン変化によって自律神経が乱れます。この自律神経の乱れが、花粉症の症状を助長することがあると言われています。

また、鼻の粘膜にも花粉接着しやすくなることがあり、花粉症の症状悪化につながるとされているのです。

妊娠中の花粉症の影響

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腹圧で痛みを感じる

妊娠前であっても花粉症の症状はもちろんつらいものですが、妊娠中の場合、くしゃみがおなかにダイレクトに響き、お腹に痛みを感じることがあります。おなかが大きくなってくると、おなかを支える筋力も弱まるため、くしゃみの圧がかかりやすくなってしまうのです。子宮の収縮によるものではなくとも、毎回のくしゃみは妊婦さんにとって大変なことと言えるでしょう。

■妊娠中のくしゃみに関する体験談
妊娠がわかったのが秋口だったので、マスクは毎日していました。でも、くしゃみは毎日のように出ていました。母から「あまり強くくしゃみしたらだめよ」と言われていましたが、がまんするのはなかなか難しかったです。おなかが大きくなってきた頃からは、くしゃみをするたびトイレに行きたくなって、大変でした。
(mmo19/出産当時23歳)
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妊婦のくしゃみ・鼻水・鼻づまりの影響は?原因や対処方法

鼻血が出やすくなる

妊娠すると、さまざまな身体の変化が起こります。変化のうちのひとつとして、鼻血が出やすくなることがあげられます。

妊婦さんの体は、赤ちゃんに酸素を送るために血流量が増しています。血液を送るためのポンプである心臓もフル回転なので、血圧も上がりやすくなっている状態です。その結果、以下のようなマイナートラブルが起こることもあります。

・血液のバランスが崩れて薄くなり、貧血気味になる
・妊娠を維持するために血が固まりにくくなる
・粘膜が弱って鼻血が出やすくなる

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妊婦の鼻血の原因は?出やすい時期や影響、対処法と予防策

赤ちゃんへの影響はない

妊婦さんは、赤ちゃんのことが心配で、花粉症などのさまざまな身体の変化が気になってしまうかもしれません。しかし、花粉症での赤ちゃんへの影響はほぼないと言われています。くしゃみのときのおなかの痛さは気になるところですが、子宮伸縮ではないので問題はないでしょう。

妊娠中の花粉症の薬

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妊娠16週頃までは薬の使用を控える

花粉症の薬に限らず、妊娠中は薬に気を付ける必要があります。特に妊娠初期は胎児に影響が出やすい時期です。今まで服用していた人にはとてもつらいことですが、医師に相談しましょう。

■妊娠中の花粉症の薬の関する体験談
小学生の頃からひどい花粉症で毎年薬を飲んでいるのですが、妊娠中は薬を飲むことができなかったので、頭が痛くなったり熱っぽくなったりして、マスクが欠かせませんでした。「甜茶」というお茶を飲むと。次の日から嘘のように症状が良くなりました。
(emamama/出産当時24歳)

産婦人科で薬や漢方を処方してもらう

市販薬は使わず、まず産科医に相談して処方してもらいましょう。漢方は自然由来のお薬で、妊婦さんが服用できるものもあります。しかし、種類によっては子宮収縮を促進する漢方もあるので、服用前に必ず相談しましょう。市販薬は、名前が同じでも成分が違う場合もあるので注意してくださいね。

産婦人科以外では妊娠していることを告げる

産婦人科でなく他の診療科を受診する際は、妊娠中である旨をきちんと伝えましょう。妊娠中でも服用可能な薬でないと、赤ちゃんに影響が出るおそれがあるので、忘れずに伝えてくださいね。

■妊娠中の花粉症の薬に関する体験談
花粉症があまりにひどくて杉に反応するだけでなく、5月くらいまで続くヒノキ花粉にも反応していました。耐えきれずに妊娠中も使用可能な薬を処方してもらい、飲み薬と鼻に噴射する薬を使っていました。
(はる/出産当時27歳)
■妊娠中の花粉症の薬に関する体験談
毎年「アレグラ」のお世話になっていましたが、鼻水がひどい時期に飲みたくても飲めないことが一番つらかったです。薬は飲みたくなかったので、かかりつけの耳鼻科の先生に相談したところ。点鼻薬をすすめられました。幸い私には合っていたようで、完全ではなかったものの、薬がないよりはかなり快適に過ごせて良かったです。
(にゃんころっけ/出産当時32歳)

目薬や点鼻薬は市販薬を自己判断で使わない

目薬や点鼻薬は局所的に使用するので、一般的な薬よりは安心とされています。しかし、決められた回数があるので、用法・用量を守りましょう。

また、「プラノプロフェン」という成分の動物実験では、出産を遅らせ、胎児の血液循環に必要な動脈管が収縮するという結果が出ています。妊娠中、特に妊娠後期の使用は禁忌となっており、注意が必要です。

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妊婦によく処方される花粉症の薬

妊婦さんに処方される代表的な薬に「ポララミン」があります。ポララミンは抗ヒスタミン剤で、花粉症の薬の中でも長い間使われているものです。

副作用として眠気が出てしまうので困ってしまうかもしれませんが、国内外問わず妊婦さんに使われている薬なので安心できるのではないでしょうか。ポポラミンが含まれている市販薬もたくさんありますが、複数の成分が入っており、有効成分の配合量も違うため、自己判断で飲むのは避けてください。

漢方薬で処方されることが多いのは、「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」です。即効性もあり、妊婦さんに処方される代表的な薬です。

妊娠中の花粉症対策

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生活リズムを整える

妊婦の体調は日によってまちまちですが、できる限り規則的な生活を心がけましょう。生活習慣を整えることは、免疫力低下を防げます。たっぷりと睡眠をとるように心がけてくださいね。

妊娠性鼻炎

「妊娠してから激しいくしゃみをするようになった」という話をよく聞きます。くしゃみや鼻づまりが長い間続くのであれば、「妊娠性鼻炎」の可能性が高いです。妊娠性鼻炎はホルモンの変化によるもので、出産するまで続きます。

■妊娠性鼻炎に関する体験談
妊娠中の花粉症は、鼻水とくしゃみが止まらずとてもつらかったです。鼻が常にかゆくてかゆくて、鼻を外して洗いたいくらいつらかったです。目もかゆくなり、杉の木の近くに行くとボンボンに腫れました。普段はコンタクトをしているけれど、涙が出るせいでまともにコンタクトもできませんでした。臨月には出産時のために歩くと良いと聞いたので、外で歩きたかったです。でも、ちょうど花粉症の時期だったので、症状がひどくて外に出るのが億劫でした。」
(はる/出産当時27歳)

過労、ストレスに注意する

妊婦さんはいつもいろいろ心配事があり、おなかも大きくなってくると睡眠をとるのも大変かもしれません。しかし、花粉症の症状を悪化させないためにも、睡眠を十分にとってストレスをためないようにしましょう。

乳酸菌やビタミンAを摂る

乳酸菌は、腸内環境を整えることで免疫力を高めます。妊婦さんの免疫力を整えるということは、赤ちゃんが正常に免疫力を保つことにもつながります。

また、ビタミンAも同じく免疫力を高めます。細菌の侵入を防ぐ役割もあるので、花粉症がひどい場合はビタミンAが足りているか確認すると良いでしょう。

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花粉を室内に持ち込まない

大事なのは花粉を室内に持ち込まないことです。室内に入る前に、まず上着に付着している花粉を払いましょう。花粉を吸い込んでくれる空気清浄機を玄関先に置いておくと、花粉の室内への持ち込みみを防いでくれます。

■花粉症対策に関する体験談
花粉症の時期に対策として行っていたのは、外に洗濯物は干さないことです。外出するときはマスクをし、帰ってきたら衣服に付いた花粉を払うことを心がけていました。」
(はる/出産当時27歳)

外出時はマスクをする

粘膜に花粉が付着していると症状が出るので、あらかじめ予防しましょう。出かけるときは、マスクを着用したり眼鏡をかけたりすると効果的です。

ハーブティーを飲む

花粉症の薬を飲みたくない場合、ハーブティーも上手に使ってみましょう。薬のような即効性はないので、花粉が出る時期より早めに飲み始めると良いでしょう。カモミールやミントを使ったハーブティーはすっきりとして、花粉症の症状も和らぎますよ。ただし、ハーブには子宮収縮を促すものもあるので、注意が必要です。

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洗濯物は室内干しにする

天気が良い日は外に洗濯物を干したいところですが、洗濯物を外に干すと花粉が付着し、花粉症が悪化してしまいます。花粉が飛んでいる時期は室内で洗濯ものを干すようにして、花粉の付着を防ぎましょう。

■花粉の時期の洗濯物に関する体験談
できるだけ花粉を中へ持ち入らないように、手で払うようにしていました。洗濯物も外で干せないので、中干しをしていました。布団は掃除機や布団乾燥機で対応していました。窓も開けられなくて換気ができないので、換気扇と空気洗浄機を常につけていました。
(あおい/出産当時19歳)

コンタクトではなく眼鏡を着用する

花粉症の症状が目に出ると、充血したりかゆみがあったりします。花粉が入るのを防ぐためにも、コンタクトを付けるのではなく、眼鏡をかけると良いでしょう。

■花粉の時期の眼鏡に関する体験談
くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、喉の痛み、頭痛、目の充血、目のかゆみ、めやに、湿疹などの症状が酷かったです。昼夜問わず症状が出たので、なかなか眠れませんでした。病院や薬局の方にも相談しましたが、子どものことを考えると薬は飲めませんでした。そのため、眼鏡をかけ、外出後には目の洗浄や手洗い・うがいを行っていました。
(あおい/出産当時19歳)

毎日拭き掃除をする

窓を開けていると、知らず知らずのうちに家の中に花粉が入り、花粉が床に付着している可能性もあります。花粉症状をやわらげるためには、床掃除も欠かさないようにすると良いですよ。

花粉症シーズン以外のくしゃみや鼻づまり

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症状が数週間以上続く

鼻水、くしゃみが数週間続く症状は、妊娠性鼻炎の可能性があります。妊娠初期から長ければ産後まで続きます。鼻炎がひどいなら受診しましょう。

症状が悪化する原因

妊娠性鼻炎は主にホルモンの変化で起こると考えられています。鼻の粘膜も弱くなっていて、そこにたばこの煙やハウスダスト、花粉などの刺激が加わることにより更に症状が悪化する場合があるので原因になるものは取り除くようにしましょう。

妊娠性鼻炎の解消法

妊婦さんは一部の薬は使用できないので、上記であげたような原因となるものを取り除くことが大事です。外に出るときはマスクと眼鏡をするなどの対策をしましょう。妊娠性鼻炎は産後ぴたりとおさまるので、それまでの辛抱ですよ。

産後に自然と治る

妊娠性鼻炎はホルモンの急激な変化により起こるので、長くても、産後しばらくするとおさまります。

とにかくリラックスを心がけて

妊婦さんはいろいろな変化があって、些細なことも気になってしまうでしょう。また、花粉症の症状がひどいと、本当に大変ですよね。しかし、いつもトラブルのことだけを考えていると、さらにつらくなってしまうかもしれません。原因を取り除いたらリラックスできることをして、心穏やかに過ごせると良いですね。

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