妊婦は頭痛薬を飲んでも大丈夫?避ける薬、飲める薬と注意点

妊娠中には、頭痛に悩まされている方も多いことでしょう。普段なら頭痛薬を飲んでやり過ごすことができますが、妊娠中は気軽に薬は飲めないのがつらいですよね。では、妊娠中は頭痛薬をまったく飲めないのでしょうか。ここでは、妊娠中に飲める薬と避けたい薬、それぞれの注意点について解説します。

439492

記事監修

Adviser

目次

  1. 妊婦は頭痛薬を飲んでもよい?
  2. 妊娠中は避けたい頭痛薬
  3. 妊娠中でも飲める頭痛薬
  4. 頭痛薬を飲むときの注意点
  5. 妊娠中の頭痛を和らげる方法
  6. 妊娠中の頭痛薬に関する体験談
  7. リラックスも大切
  8. あわせて読みたい

妊婦は頭痛薬を飲んでもよい?

妊娠中は頭痛になりやすい

妊娠中はホルモンバランスの変化や貧血、高血圧などが原因で頭痛が起こりやすくなります。ただでさえつわりやお腹の重みによる疲労で体調不良になりやすいのに、頭痛まで加わってしまったら、薬で痛みをやわらげたいと思うのも無理はありません。

妊娠初期は特に注意をする

特に妊娠初期は赤ちゃんの身体の器官が作られる大切な時期です。そのため、薬を飲む場合は細心の注意が必要です。

Article link icon
妊娠超初期の頭痛の対処法は?頭痛薬を飲んでもよい?
Article link icon
妊娠初期の頭痛はなぜ起こる?頭痛の原因と対処法

薬の成分によっては赤ちゃんに影響する

妊娠中に頭痛薬を飲むと、薬の成分によってはお腹の赤ちゃんに影響して「新生児高血圧症」や「羊水過少」などを引き起こす可能性があります。

Article link icon
羊水過少症とは?羊水が少ない原因・症状・治療法は?対策はある?

妊娠中は避けたい頭痛薬

Image

アスピリンを含む頭痛薬

妊娠初期(1~15週)では、「アスピリン」を含む頭痛薬を飲むと奇形児で生まれる可能性をわずかに高めてしまいます。市販薬では「バファリンA」「バファリン顆粒」「ケロリン」などにアスピリンが含まれているので、内服する場合には医師に相談するなど注意が必要です。

ただし、妊婦さんの一部では、不育症などの治療のためにアスピリンを内服している場合があります。その場合には、まれに起こる奇形のリスクよりも、流産などのリスクを下げるための有益性が勝るということなので、心配し過ぎないでくださいね。

イブプロフェンを含む頭痛薬

「イブプロフェン」を主成分とした「イブ」「バファリンルナ」などは飲んでもよいとする場合もあります。しかし、メーカー側では「妊娠中の服用は避けたほうが安心」としており、「出産予定日12週以内(妊娠約28週以降)は避けてください」と明記しているため、服用を控えたほうが無難です。

ロキソニン

頭痛や痛み止めで知られる「ロキソニン」は、妊娠中の服用に関して安全性が確立されていないため、服用前に医師に相談することとしています。ただし、出産予定日の12週前、つまり妊娠8ヶ月以降の妊娠後期には使用しないようにと注意書きに記載されています。

妊娠中でも飲める頭痛薬

Image

アセトアミノフェンが主成分の頭痛薬(ノーシン、タイレノール)

痛み止め成分の「アセトアミノフェン」であれば、昔から使用されており概ね安全であることが確認できているため、妊婦さんが服用しても問題ないとされています。アセトアミノフェンを主成分とした市販薬としては「ノーシン」「タイレノール」などがあり、妊婦さんでも服用できます。

ただし、飲んでもよいからといって安易に使用するのではなく、医師や薬剤師に相談のうえで服用してください。用法・用量を守り、長期間連続で使用しないことが前提です。

病院で処方されるカロナール

病院で処方されている「カロナール」という頭痛薬は、「アセトアミノフェン」を主成分としており、妊娠中にも安全に使えるものとして利用されてきました。しかし、近年、妊娠後期にカロナールを服用するとお腹の赤ちゃんの動脈管が収縮し、「新生児遷延性肺高血圧症」を引き起こすとする研究結果が発表されました。

市販薬を利用する場合は主治医に相談する

いくら比較的安全といわれている市販薬でも、自己判断で飲まずに、必ず事前に医師へ相談しましょう。どうしても我慢できない、上の子の世話ができなくて困っているなどのときは、かかりつけの産婦人科へ電話などで相談してください。

頭痛薬を飲むときの注意点

Image

自己判断で飲まない

産婦人科で処方された薬なら安心して飲めますが、市販薬の場合は自己判断での飲用はやめましょう。妊娠初期でも正しく薬を服用すればリスクは回避されるので、痛みを我慢せずにきちんと受診して適切な処方を受けてください。

薬の説明書を必ず読む

頭痛薬に添付されている説明書を必ず読むようにしましょう。安全とされる市販の薬でも、「妊婦又は妊娠していると思われる人は服用前に医師に相談すること」と明記されています。

用法、用量を守る

処方された薬や、医師の相談後に市販薬を飲むときは、必ず用法用量を守りましょう。あまり効果がないからといって、短時間で次の薬を飲んでしまったり、1錠のところを2錠飲んでしまったりといったことは避けてください。

できるだけ産婦人科で薬を処方してもらう

妊娠中は、市販されている頭痛薬でも飲めるものはあります。しかし、頻繁に頭痛がある場合は市販薬に頼らず、産婦人科で安全な薬を処方してもらい、医師の指示にしたがって服用することが肝心です。

Article link icon
妊婦は葛根湯を飲んでいい?頭痛や風邪で漢方は飲める?

妊娠中の頭痛を和らげる方法

Image

十分な睡眠を取る

つわり中の頭痛対策として、部屋を暗くして横になって、身体を休めることで症状が和らぐことがあります。眠気やだるさがある場合は、それは「身体を休めて」という赤ちゃんからのサインかもしれません。十分な睡眠をとることも大切です。

Article link icon
不眠に悩む妊婦は多い?原因や寝れないときの対策は?
Article link icon
妊婦の睡眠時間、理想はどのくらい?赤ちゃんへの影響は?寝過ぎても大丈夫?

無理のない範囲で体を動かす

身体のストレスと心のストレスが重なることで、頭痛が悪化しやすくなります。体調が良い日は、散歩に出かけたり友人と会ったり、気分転換になるようなことをしましょう。心と身体がリフレッシュすることで、頭痛の症状が緩和されることもあります。

Article link icon
妊婦の運動はいつからできる?体重管理や便秘・むくみに効果は?室内やジム…
Article link icon
妊娠中におすすめのウォーキング!効果やコツ、注意点について

首や肩のマッサージ

妊娠すると肩こりがひどくなる方は多いでしょう。頭痛は肩こりからも起こるので、首や肩のマッサージをして血行を良くすると、血管収縮からくる緊張型頭痛の解消に効果があります。マッサージをするのは、入浴後やホットタオルで首や肩を温めた後のほうが効果的です。

Article link icon
マタニティマッサージとは?やり方・効果・金額・注意点
Article link icon
妊婦でも整体は受けられる?施術の時期、効果、注意点

患部を冷やす

血管の拡張で偏頭痛が引き起こされる場合、頭痛を感じる患部をアイスノンや冷えピタなどで冷やすのが効果的です。こめかみや眉間など、痛みを感じる部分にあてて、ソファーやベッドで横になっていると楽になるでしょう。温めることで症状が悪化することもあるので、お風呂はシャワーだけにすることをおすすめします。

患部を温める

肩こりや血行不良など、血管収縮が偏頭痛が引き起こしている場合は、蒸しタオルや市販の温熱シートを使い、患部や首筋や肩周りを温めると痛みが緩和されやすくなります。お風呂にゆっくり浸かって身体を温めるのもおすすめです。

妊娠中の頭痛薬に関する体験談

Image
Experience icon
筆者の体験談

筆者も妊娠中はかなり頭痛に悩まされました。元々偏頭痛持ちだったので、薬が飲めないことが何よりもつらく、他の悪阻はそれほどにひどくなかったものの、頭痛だけは妊娠中ほとんどの期間あったと思います。

原因はいろいろで、貧血によるものもあったようです。食事では鉄分摂取を心がけ、マタニティヨガなどで軽く運動していました。でも、偏頭痛でつらいときは体を温めるのが逆効果なので、運動はせずにひたすら暗い部屋でアイスノンをあてながら横になっていました。

薬も処方されましたが、あまり効果はなく、それなら飲みたくないという気持ちが強かったです。偏頭痛で病院通っていたときに先生が「缶コーヒーがいいよ。それも微糖のね」と言っていたのを思い出し、どうしても偏頭痛がひどいときは少しお砂糖を入れたコーヒーを1杯だけ飲むようにしていました。偏頭痛にはこれが一番良かった気がします。

Article link icon
妊娠中の貧血の原因と対策は?胎児への影響はある?
Article link icon
マタニティヨガはいつからできる?自宅でのやり方や期待できる効果は?服装…

リラックスも大切

Image

頭痛の中にはストレスや疲れからくるものもあるので、まずはたっぷり睡眠をとって体調管理をしてみてください。無理のない範囲で身体を動かして頭痛の解消を目指しましょう。リラックスできる環境作りが大切です。ひどい頭痛で、薬を我慢することがストレスになる場合は、医師の指導のもとで頭痛薬を使うようにしましょう。

あわせて読みたい

妊娠中のつらい頭痛!薬を使わない対処法とは……?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/4022
Image
妊婦の肩こりの症状と原因!対処法や予防法、注意点は?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/24658
Image
妊娠初期のめまい・立ちくらみがひどい!原因は貧血?対処法は?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/15719
Image
妊娠うつは他人事じゃない!「私は大丈夫」と油断しないで!
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/12718
Image
つわりはツボで軽減する?3つのツボでつわり対策&夫婦のスキンシップ
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/29353
Image
妊娠中期の吐き気の原因は?吐き気を改善する食生活・行動は?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/16637
Image
いつまで続く?妊娠中ずっと続いた体調不良の体験談
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/18511
Image
妊娠後期の頭痛の原因は?対処法と気を付けるべきサイン
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/24655
Image
臨月の頭痛の原因と対処法!陣痛と関係ある?頭痛薬を飲んでも大丈夫?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/29163
Image
葉酸サプリおすすめ人気ランキング!妊活・妊娠中の効果や口コミをご紹介
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28265
Image