【産婦人科医監修】妊婦が飲める・飲めないハーブティー&時期別おすすめは?効果は期待できる?
ノンカフェインのハーブティーは、妊娠中に補給したい栄養素が含まれたりリラックス効果があったりする飲み物といえます。ハーブティーは種類が豊富で、味や成分を考えながら選ぶのも楽しいですよね。ここでは、便秘やむくみ対策としてのハーブティーや時期別のおすすめハーブティー、妊娠中に避けたいハーブティーの注意点などを解説します。
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目次
- 妊娠中にハーブティーを飲んでしまった!大丈夫?
- ハーブとは?妊娠中に使っても問題ない?
- ノンカフェインのハーブティーは妊婦さんにおすすめ
- 妊娠中の便秘、むくみ、つわり対策としてのハーブティー
- 【妊娠中ずっと飲めるハーブティー】たんぽぽ茶
- 【妊娠初期おすすめハーブティー】ミント・ジンジャー
- 【妊娠中期おすすめハーブティー】ローズヒップetc
- 【妊娠後期・臨月向けハーブティー】ラズベリーリーフ
- 【授乳期にもおすすめハーブティー】ルイボス・たんぽぽ茶
- 妊娠中に飲んではいけないハーブティーや成分は?
- 無印良品、生活の木、ハーブティーはどこで買う?
- 【商品】おすすめのハーブティー
- 妊娠中はノンカフェインのハーブティーを活用しよう
- あわせて読みたい
妊娠中にハーブティーを飲んでしまった!大丈夫?
ハーブティーは爽やかな香りや後味を楽しむことができ、年齢を問わず多くの女性からの人気が高い飲み物です。最近では市販のティーバッグやペットボトル飲料でも広く展開されているため、妊娠中もハーブティーを楽しめます。
ハーブティーは、ノンカフェインのものや健康維持に良いとされる成分が含まれているものも多いでしょう。一方で妊婦さんにとって控えたほうが良いとされるハーブティーもあります。ハーブティーの種類をチェックして、妊娠中の休憩のおともにしてみませんか。
ハーブとは?妊娠中に使っても問題ない?
カモミール・レモングラス・ミント・ローズヒップ・ラベンダー・タイムなど、現在ハーブとして扱われる植物は100種類以上あります。ハーブは、一般的に下記のようなものをいいます。
・お茶として飲める植物
・香草
地域性によって少しずつ異なりますが食品として流通しているハーブは、食べ物や飲み物の風味づけとして用いることが多いでしょう。治療や体質改善よりは、お茶として適量を楽しむことをおすすめします。
ノンカフェインのハーブティーは妊婦さんにおすすめ
コーヒーなどに含まれるカフェインは胎盤を通じて胎児にも届くため、大量に摂取すると流産や早産につながる場合があるとの指摘もあります。妊娠中に摂取して良いカフェイン量は、コーヒーカップ2~3杯程度/1日が目安です。
ノンカフェインのハーブティーは、カフェイン量を気にすることなく飲むことができます。
妊娠中の便秘、むくみ、つわり対策としてのハーブティー
妊娠中は、つわり、むくみ、便秘、貧血、不眠といったマイナートラブルに悩まされがちです。妊娠中は、できれば薬以外の方法で症状の緩和が目指したいですよね。ハーブティーは、種類によって下記のような成分が含まれます。
・鉄分
・ミネラル
・食物繊維
ハーブティーによっては便秘予防や利尿作用をうながすもの、リラックス効果や安眠が期待できるものもあります。
しかし、ハーブティーの中には子宮収縮作用が指摘されるものもあるので、購入の際は説明をよく読み、心配なことは専門のスタッフや医師に相談しましょう。
【妊娠中ずっと飲めるハーブティー】たんぽぽ茶
たんぽぽ茶
ダンデライオンとも言う「たんぽぽ」を用いたハーブティーは、妊娠中から授乳中のママまで幅広く使えるハーブティーです。「たんぽぽ茶」や、コーヒー豆の代わりにノンカフェインのたんぽぽを焙煎させた「たんぽぽコーヒー」も人気ですよ。妊娠中に不足しがちな鉄分が豊富なので妊娠中におすすめです。
【妊娠初期おすすめハーブティー】ミント・ジンジャー
妊娠初期は、つわりで口の中が気持ち悪かったり、体調が安定せずストレスがたまっていたりする妊婦さんも少なくありません。味覚や嗅覚にやさしい、香りや味のくせが少ないハーブティーがおすすめです。後味がさっぱりとした爽やかなハーブティーを選んでも良いですね。
しかし、味に敏感な時期なので、合わないハーブティーを無理に飲むのは控えましょう。
ジンジャーティー
しょうがを用いたジンジャーティーは、無糖の炭酸水で割ってジンジャエール風に飲んだりジンジャーティーに蜂蜜を少しだけ垂らしたりするのもおすすめです。さっぱりとした後味で、つわりで吐き気があるときでも飲みやすいかもしれません。
ペパーミントティー
いくつか種類があるミントティーの中でも、妊娠中におすすめなのがペパーミントティーです。ペパーミントティーはさっぱりとした後味が特徴的なハーブティーで、妊娠初期におすすめです。リラックス効果が期待できるミントの香りで、気分もリフレッシュできそうですね。暑い季節には、無糖の炭酸水で割ってアレンジしても良いでしょう。
【妊娠中期おすすめハーブティー】ローズヒップetc
妊娠中期はつわりが少しずつ落ち着き、安定期に入ります。一方で、次第にお腹が大きくなり、腰痛やむくみ、貧血、肌荒れ、便秘など妊娠中の悩みが増えることもあるでしょう。
タンパク質や鉄分などの必要量が増えるので、栄養バランスに注意しながら飲み物を選びたいですね。妊娠中期は、比較的さまざまな栄養素がとれるハーブティーがおすすめです。
ローズヒップティー
ローズヒップティーは、ビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは妊娠中の肌荒れや風邪の予防にも効果が期待できます。爽やかな口当たりのローズヒップティーは妊娠中でも飲みやすく、食後のお茶や水分補給としても活用しやすいでしょう。
ネトルティー
ネトルは鉄分やビタミン、ミネラルといった豊富な栄養を含みます。浄血作用、造血作用っがあることから、海外では古くから貧血予防として用いている地域もあるようです。
妊娠中の使用に関しては、賛否両論あります。栄養補給としては魅力的ですが、自己判断で使用せず医師や専門家に確認してから飲むのが安心でしょう。
【妊娠後期・臨月向けハーブティー】ラズベリーリーフ
ラズベリーリーフティーは、「安産のためのお茶」「妊婦のハーブティー」と呼ばれるハーブティーです。お産が軽くなる、母乳の分泌を促すといった効果についての話を聞いたことがある妊婦さんもいるかもしれませんね。ラズベリーリーフティーは、子宮周りの筋肉を調整する作用がある・陣痛を促すという説があるハーブティーです。
しかし、ラズベリーリーフティーも妊娠中の使用については賛否両論あり、妊娠初期には使用を控えたほうが良いといわれています。使用前に医師や専門家に確認し、過剰摂取は避けましょう。
【授乳期にもおすすめハーブティー】ルイボス・たんぽぽ茶
おっぱいはママの血液から作られるため、産後の授乳期もできるだけ赤ちゃんに優しいハーブティーを飲みたいですよね。ルイボスティー、たんぽぽ茶は授乳期にもおすすめのハーブティーです。
必要な栄養補給が期待でき、摂取を控えたい成分が入っていなければブレンドティーも良いでしょう。自分の好みに合うものを探してみてくださいね。
妊娠中に飲んではいけないハーブティーや成分は?
妊娠中に避けたいハーブティー
ハーブの中には、妊娠中や出産後には控えたほうが良いとされるハーブもあります。ハーブを用いた場合の効果や影響はまだ解明されていない部分も多いですが、安心して飲めるものを適切な量で楽しむと良いでしょう。
ハーブは民間療法として用いられてきましたが、各原料による身体への効果や影響の可能性について妊娠中の使用の意見がわかれます。事前に医師や専門家に相談してから使用するのが安心です。妊娠中に使用を控えるハーブティーは下記のようなものがあります。
■避けたいハーブティー
・セージ茶
・セントジョーンズワートティー
■大量摂取を避けたいハーブティー
・カモミールティー
・ローズマリーティー
・タイムティー
・ラベンダー
・ハイビスカスティー
・センナ茶
■専門家や医師に確認したいハーブティー
・リコリス
・レモングラス
・ラベンダー
摂取量はそれぞれの妊婦さんの体調や体質にもよるため、飲む前に必ず確認するようにしましょう。
妊娠中に控えたい成分
ポリフェノールの一種・タンニンは渋味や苦味のもととされ、妊娠中に気を付けたい成分のひとつです。葉酸や鉄の吸収を阻害する場合があるので、飲む量には気を付けましょう。
妊娠中に控えた方が良いハーブや成分は、商品パッケージの注意書きなどを見るのをおすすめします。不明点があれば自分で判断せず、かかりつけの医師に相談してみてくださいね。
無印良品、生活の木、ハーブティーはどこで買う?
ハーブティーは、コンビニやスーパー、ネット通販で気軽に購入できます。ハーブとアロマテラピー専門店「生活の木」や、コンビニでも買える「無印良品」の商品は愛用者が多いようです。世界のお茶の専門店として注目されている「ルピシア」も注目を集めていますよ。
楽天市場やAmazonといったインターネット通販を利用すれば、欲しい品が自宅に届きます。好みや店舗へのアクセスを考慮して、妊娠中はどこでハーブティーを買うのが良いかを検討してみてくださいね。
【商品】おすすめのハーブティー
妊娠中におすすめ定番のたんぽぽ茶
60g(カップ用2gティーバッグ×30個)
たんぽぽ茶・清らかブレンドは、妊娠・授乳中の方に不足しがちなカルシウムと鉄を効率よく摂取できるブレンドティーです。ノンカフェインにあわせて、クセがなくて飲みやすいお茶風味なのもうれしいポイントです。食事とあわせて飲んでも良いですね。
ノンカフェインのコーヒー
内容量:カップ用3gティーバッグ×30個入
妊娠中にコーヒーが飲みたいという方は、たんぽぽコーヒーを検討してみてはいかがでしょうか。香ばしく焙煎されたたんぽぽの根のコーヒーは、ほんのり甘くて新しい味覚を楽しめます。ノンカフェインでビタミン、鉄分、ミネラルなどが豊富なのも嬉しいですね。
無農薬ノンカフェインペパーミントティー
無農薬のペパーミント100%のハーブティーです。ハッカが効いていて、飲むと口当たりがすっきりします。清涼感を感じたいときにもおすすめですよ。
ママのお腹で赤ちゃんすくすくブレンド
10ティーバッグ
妊娠中でも、安心して飲めるおいしいハーブティーです。妊娠中に不足しがちなビタミンやミネラルをたっぷり含んでいるので、健康的なマタニティーライフを送れそうですね。妊娠中のどの時期でも飲むことができます。
ヨーロッパで昔から愛飲されているハーブティー
ラズベリーリーフティーはヨーロッパでは何千年も昔から活用され、多くの妊婦さんに愛飲されてきました。AMOMAのラズベリーリーフティーには英国オーガニック認証のラズベリーリーフが使用されています。ノンカフェイン、無香料・無着色、国内工場生産にもこだわっているところもポイントです。
ラズベリーリーフティーというと、ラズベリーの実のように甘酸っぱい風味をイメージする人がいるかもしれませんが、AMOMAのラズベリーリーフティーはくせのない穏やかな風味なので飲みやすく、食事にもあわせやすいですよ。きれいな黄金色とハーブの香りを楽しんでくださいね。
オーガニックで無農薬栽培のハーブを使用
AMOMAの「ミルクアップブレンド」は母乳育児に悩むママにおすすめのハーブティーです。「タンポポ」や「レモングレス」、「ジンジャー」など英国オーガニック認証のハーブを配合しています。「フェンネル」というハーブが含まれているので、ふわっとスパイシーな香りがするかもしれません。授乳前に飲む人もいれば、水分補給として飲む人もいて、好きなタイミングで飲むことができます。飲んだ後は身体がポカポカしてくると評判ですよ。
妊娠中はノンカフェインのハーブティーを活用しよう
ハーブティーは民間療法としての側面もあるため、専門家によって意見が異なることがあります。また、それぞれの妊婦さんの体調や妊娠の経過によっておすすめのハーブティーがあるため、飲む前にチェックしておくと安心です。
過度に摂取せず、あくまでもお茶として飲むと良いでしょう。また、ラズベリーリーフティーのように注意が必要なものもあります。自分だけで判断せずわからないことは医師や専門家に相談して、安心できるハーブティーを楽しんでくださいね。
※この記事は2024年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。