【管理栄養士監修】【妊婦さんにおすすめ】ラズベリーリーフティーの効果は?出産が早まる?注意点や飲み方を徹底解説!
「ラズベリーリーフティー」というハーブティーをご存知ですか。お産が軽くなる効果が期待されていて、まさに妊婦さんの強い味方になるお茶です。さらに出産時以外にもうれしい効能がありますよ。ここでは、そんなラズベリーリーフティーの効果や注意点、飲み方を管理栄養士監修で解説します。
本ページはプロモーションが含まれています
この記事の監修
目次
安産効果が期待できる、ラズベリーリーフティーとは
ヨーロッパ木イチゴの葉を乾燥させたハーブティー
ラズベリーリーフティーは、バラ科のヨーロッパ木イチゴの葉を乾燥させて作られたハーブティーです。「出産準備のお茶」「安産のお茶」として古くから欧米などでも親しまれてきました。ラズベリーリーフティーには、タンニン・ビタミンC・ビタミンB群・ミネラル・カリウムなど、妊婦さんに嬉しい栄養素がたっぷり入っています。
安産の秘密はフラガリン
ラズベリーリーフティーの主成分は「フラガリン」です。フラガリンには、一般的に子宮や腰回りの筋肉を収縮させて、機能を正常に保つ働きを促進する役割があるといわれています。「出産準備のお茶」「安産のお茶」といわれているのはこのような理由からです。
気になるラズベリーリーフティーの味は?
フルーツのラズベリーを想像すると、甘酸っぱい味を想像するのではないでしょうか。しかし、ラズベリーリーフティーの味は、ほうじ茶のようなさっぱりとした味です。
ラズベリーリーフティーに期待される効果5つ
効果1.陣痛をサポートする働きが期待できる
ラズベリーリーフティーにはフラガリンという、子宮や腰回りの筋肉を調整する効果が望まれる成分を含んでいます。その成分により骨盤や子宮の筋肉が強化され、陣痛をサポートしてくれる働きが期待できるようです。
効果2.分娩の時間が短くなる
一部の研究では、ラズベリーリーフティーを毎日飲んでいた妊婦さんは、子宮口が全開になってから赤ちゃんが出てくるまでの時間が9~6分短くなったという結果が報告されています。ただし、小規模な研究結果であるため、科学的な証拠は不十分です。
「ラズベリーリーフティーを飲むと出産が早まる」「ラズベリーリーフティーで出産が楽になる」といった声が多いのは、こうした例をもとにしているのかもしれませんね。
効果3.リラックス効果で出産前に気持ちを落ち着かせることができる
ラズベリーリーフティーはハーブティーなので、リラックス効果が期待できます。ホットで飲めば身体が温まるので、安産に向け身も心もリラックスすることができますよ。
効果4.母乳の出をサポートする
ラズベリーリーフティーの効果は出産時だけのものではありません。産後もラズベリーリーフティーを飲み続けることによって、子宮収縮の効果を促して母乳の出をサポートする働きがあるようです。ただし、母乳の出には個人差があるため、必ず効果があるわけではありません。
効果5.生理痛の緩和や生理不順の改善をサポートする
ラズベリーリーフティーは産前産後だけではなく、子宮や子宮の周りの骨盤や筋肉に働きかけてくれる効果があるので生理痛や生理不順、月経前症候群(PMS)などの女性特有の症状のサポートが期待できるでしょう。子宮の状態を正常に整えようと、ラズベリーリーフティーに含まれるフラガリンが力を発揮するようです。
女性の多くが悩みを抱える生理にも効果があるとは嬉しいですよね。産後、生理痛が辛いけれど薬は飲みたくない…というママでも飲むことができるのは嬉しいですね。
ラズベリーリーフティーはいつから?飲むときの注意点は?
飲んでよいのは妊娠8ヶ月から
「ラズベリーリーフティーで出産が早まる」という説には、ラズベリーリーフティーで出産時間が短縮されるという考え方のほかに、出産の時期が早まるという考え方もあります。
市販されているラズベリーティーにはいつからと表記されていないものもありますが、ラズベリーリーフティーには子宮を収縮させる作用があるといわれているので、妊娠初期から中期には飲まないように気をつける必要があります。
のぞまない流産・早産を避けるためにも、ラズベリーリーフティーは妊娠8ヶ月を迎えたころから、体調をみて飲むようにしましょう。妊娠初期に飲むのであれば、レモングラスやタンポポコーヒーなどがおすすめです。
ただし、早産傾向のある妊婦さんや、おなかの張りやすい妊婦さんは、妊娠8ヶ月に入ったからという理由でラズベリーリーフティーを飲み始めることはおすすめできません。特に、赤ちゃんが小さめといわれている場合には、できるだけ長く子宮内で育てる必要があるため、お産を早める可能性のあることは避けた方が良いでしょう。
初めは1杯から
ラズベリーリーフティーの1日の目安はティーカップ2~3杯です。しかし妊娠中は身体が敏感になっている場合があるため、ハーブに含まれている成分が身体に強く影響してしまうことが考えられます。最初は1杯から始め、様子をみながら徐々に量を増やしていくようにすると安心ですね。
体調の悪いときは控える
妊娠8ヶ月以降でも、お腹の張りが強いときや切迫早産と診断されているとき、また鉄剤を処方されているときは飲むのを控えるようにしましょう。ラズベリーリーフティーをいつから飲んでも良いのか心配なときは、飲み始める前に医師に相談すると安心かもしれません。
ラズベリーリーフティーの効果的な飲み方
飲み方
まず1杯分のラズベリーリーフをポットに入れます。ティースプーン1杯、2g程度が目安です。沸騰した熱湯を注ぎ、ふたをして3~5分置きます。最後に葉をこしてカップに注いだらできあがりです。より成分を出したい場合は、待ち時間を10分にしてみてくださいね。ラズベリーリーフティーを購入するときはティーバッグタイプを選ぶととても便利ですよ。
他のハーブとのブレンドもおすすめ
以下の3つのハーブをブレンドしたものもおすすめです。
・ラズベリーリーフ(ティースプーン1/2を目安に)
・ルイボス(ティースプーン1/2を目安に)
・ローズヒップ(ティースプーン1/2を目安に)
ルイボスはノンカフェインなので妊娠中や授乳中でも飲むことができます。また、ミネラルなどの成分もたくさん含まれているので、母乳を飲む赤ちゃんにもうれしいハ―ブです。ローズヒップはノンカフェインで子宮収縮などの作用がないので、妊娠中でも普通の量であれば安心して飲むことができます。ホルモンバランスを整える効果やリラックス効果もあるといわれています。
ただし、通常の食事に含まれる量以上を摂取した場合の安全性については不明な点もあるので、飲み過ぎには気をつけましょう。
気楽に普段の生活に取り入れよう
ラズベリーリーフティーは昔から親しまれてきたお茶であり、さまざまな効果が期待されています。特に、出産をひかえたママは安産効果を期待したくなりますよね。
しかしラズベリーリーフティーには、効果に対するはっきりとした根拠がない、ともいわれています。医薬品ではないので、ラズベリーリーフティーを飲んだからといって必ずしも陣痛や生理痛が緩和されるわけではないでしょう。過度に期待しすぎず、まずは妊娠時期に注意しながら普段使いのお茶として取り入れてみるのはいかがでしょうか。
※この記事は2024年9月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
編集部おすすめの商品はこちら
ラズベリーリーフティーはヨーロッパでは何千年も昔から活用され、多くの妊婦さんに愛飲されてきました。AMOMAのラズベリーリーフティーには英国オーガニック認証のラズベリーリーフが使用されています。ノンカフェイン、無香料・無着色、国内工場生産にもこだわっているところもポイントです。
ラズベリーリーフティーというと、ラズベリーの実のように甘酸っぱい風味をイメージする人がいるかもしれませんが、AMOMAのラズベリーリーフティーはくせのない穏やかな風味なので飲みやすく、食事にもあわせやすいですよ。きれいな黄金色とハーブの香りを楽しんでくださいね。