母子手帳ケースは必要?ケースのメリット・デメリットと選び方・使い方
妊娠中に気になるアイテムのひとつに、母子手帳ケースがあります。母子手帳ケースは母子手帳を入れるためだけに使うものなのでしょうか。母子手帳ケースを使うメリットやデメリットについて詳しくみていきます。また、母子手帳ケースを選ぶときのポイントやケースの中身、二人目の場合についてもチェックしていきましょう。
本ページはプロモーションが含まれています
目次
母子手帳ケースの役割
母子手帳や妊娠健診受診票を入れる
母子手帳ケースの役割は、まず名前の通り、母子手帳を収納しておくことです。持ち運ぶときに汚れたり折れたりするのを防ぐことができます。また、母子手帳ケースには収納スペースがたっぷり作られていることが多く、保険証や診察券、妊婦健診受診票も入れておくことができます。健診のときには母子手帳ケースさえ忘れずに持っていけば、必要なものをすべて一緒に持っていくことができるので嬉しいですね。
妊娠中・産後に必要なものを入れる
妊娠中は、エコー写真や各種検査の結果など、健診でもらうものが多く、母子手帳ケースがあるときれいに収納することができるので便利です。出産後も、赤ちゃんの保険証や診察券、お薬手帳など、必要なものを母子手帳ケースの中に全部ひとまとめにしておくと、いざというときにすぐに持っていくことができるので、忘れ物を減らすこともできますね。
母子手帳ケースを買うタイミング
母子手帳ケースを必要とするタイミングは、人によってさまざまですが、妊娠して母子手帳が交付されてから探し始める人が多いかもしれません。妊娠中はさまざまなトラブルが起こり得るので、いざというときに母子手帳ケースごと持っていけば良い状態にしておくと安心ですよ。母子手帳をもらったら、自分にあった母子手帳ケースをゆっくり選んでみてはいかがでしょうか。
母子手帳ケースを使うメリット
妊婦健診に必要なものをまとめられる
母子手帳をはじめ、診察券や保険証、妊婦健診受診票など、妊婦健診では毎回必要なものが意外とたくさんあります。忘れてしまうと、健診が予定通りできなかったり、費用が必要以上にかかったりして、困ってしまうこともあるでしょう。母子手帳ケースに全部ひとまとめにしておくと、健診の際の忘れ物を減らすことができます。また、エコー写真や検査結果を入れておくといつでも確認できるので便利ですよ。
本人以外にもわかりやすい
ママ自身は緊急時や破水・陣痛が起こったとき、病院を受診するときに何が必要かわかっていても、パートナーや家族は何が必要かわからないということもあるでしょう。母子手帳がどんなものであるか、よくわかっていないという人も意外といるようです。妊娠中はいつ何があるかわかりませんし、出産後に子どもがいきなり熱を出すこともあるかもしれません。そんなとき、母子手帳ケースに必要なものを入れておくと、ママ以外の家族がすぐに準備できるかもしれません。普段から家族とコミュニケーションをとり、ママが動けないときにどのように対処するかを話し合っておけるとより良いですね。
子どもごとに整理ができる
子どもがふたり以上いる場合、母子手帳や保険証、乳幼児医療受診票など、すべてが人数分となるため、どれが誰のものであるのかわからなくなってしまうこともあります。そんなとき、母子手帳ケースで子どもごとに分けておくと、すぐに誰のものかわかるので便利です。母子手帳ケース自体を人数分用意して整理することもできますし、収納スペースがたくさんあるタイプを準備して子どもごとにポケットを分けるという方法もありますよ。
母子手帳ケースを使うデメリット
バッグの中で場所をとる
母子手帳ケースには、必要なものをひとまとめにしておくために、収納スペースが多めに作られているタイプがあります。そのため、母子手帳そのものに比べると、どうしてもサイズが大きく、かさばることがよくあります。特に出産後は、赤ちゃんの荷物が増えるため、少しでも荷物を減らしたいと思うものです。バッグの中で場所をとってしまったり、バッグに入らなかったりすることもあるようです。
サイズや形状がさまざまで選びにくい
最近では、母子手帳ケースの種類が豊富で、さまざまなサイズや形のものが販売されています。実際に母子手帳を使って比べてみるとわかりやすいかもしれませんが、見て選ぶだけではどれが良いのかわからず、迷ってしまう人も多いことでしょう。いくつも買って失敗するのはもったいないので、先輩ママに意見を聞くなどしてリサーチし、自分にあったケースを選ぶことが大切になります。
収納力が足りなくなるときがある
収納力のあるタイプが多く販売されていますが、それでも収納が足りなくなることもあります。子どもの成長とともに、さまざまな病院の診察券や、お薬手帳、検査結果が増え、ケースに入りきらない量になってくることもあります。そうなると、結局また別に収納するものが必要になる場合も考えられるでしょう。
母子手帳ケースに入れるものと使い方
妊娠中
妊娠中には、母子手帳や診察券、保険証、妊婦健診受診票、妊婦健診の補助券など、妊婦健診に必要なものを入れておくと便利です。健診の際にもらうエコー写真や検査結果、今後の予定、バースプランなど、妊娠出産に関するものをひとまとめにしておくと、妊娠経過がわかりやすくなります。妊娠中に母子手帳ケースに入れておくものは、主に出産するママ自身が使うものとなります。
乳幼児期
妊娠中にはママのものが多かった母子手帳ケースの中身ですが、出産すると赤ちゃんのものでいっぱいになります。乳幼児期には、母子手帳をはじめ、保険証や各種診察券、乳幼児医療受診票、お薬手帳などのものを入れておきます。また、予防接種が何度もあるので、予防接種の予診票を入れておくと忘れずに済みます。医療機関を受診するために必要なものをひとまとめにしておくと、いざというときに便利ですよ。
幼児期
幼児期も、母子手帳や保険証、診察券、お薬手帳、乳幼児医療受診票などを入れておきます。幼児期になると、さまざまな医療機関を受診する機会も増えてくるため、診察券の量が増えてきます。予防接種の回数は減ってきますが、必要な予防接種が残っているので、忘れずに接種できるように気を付けましょう。
就学時から成人
小学校に入学してからも、母子手帳は大切にしまっておきましょう。予防接種の記録や既往歴は、大人になるほど忘れてしまうものです。大人になってから重症化する病気も多くあるので、大人になっても大切に保管しておきましょう。
就学してからも、保険証、診察券、医療受診票、お薬手帳など、医療機関受診に必要なものをまとめておくと安心ですね。
母子手帳ケースの選び方
サイズ
母子手帳ケースには、さまざまなサイズがあります。母子手帳がぴったり入るサイズのものから、母子手帳の倍のサイズもあります。母子手帳ケースの中にどんなものを入れておきたいのか、持ち運びのときはどうするかなど、それぞれのの使い方にあわせたサイズを選ぶことが大切になります。自治体によって、母子手帳自体のサイズも異なるので、母子手帳のサイズを確認するのを忘れないようにしましょう。
素材
素材もデザインによってさまざまで、それぞれの好みで選べば問題ないでしょう。ただ、持ち運ぶことを考えると、汚れにくいものを選ぶと安心ですね。また、しっかりとした丈夫なものを選ぶと、長く使えて経済的です。
形
形もシンプルなものから、大小さまざまなポケットがついたものなどさまざまです。使い方によって選ぶと良いでしょう。持ち運びを考えて、とにかくシンプルなものが良い人は、100均にも最低限のカードが入るだけケースがあるようです。とにかくたくさん入れたい人は、蛇腹(ジャバラ)式のものを選ぶと便利です。自分にとって使いやすい形を選択できると良いですね。
収納力
母子手帳ケースを選ぶときに一番気になるが、収納力なのではないでしょうか。蛇腹式のものは、高い収納力を求める人に人気です。細かくさまざまなサイズのポケットがついたものは、カードをきっちりしまうことができるので、必要なものを探しやすくなりますよ。
母子手帳ケースに関する体験談
筆者が母子手帳ケースを購入したのは遅めで、二人目の妊娠を考え始めたころでした。
エコー写真は産院でもらったファイルに入れていたので、妊娠中は母子手帳ケースの必要性を感じず、購入しませんでした。もともとかばんが小さめで、荷物を少なくしたかったというのもあります。出産後は、子どもの診察券や乳幼児医療受診票など細かいものが増えたので、代用品として100均で買ったシンプルなケースを購入し最低限入れていたのですが、これはこれで荷物が小さく済んでとても便利でした。
ただ二人目を考え始めたころ、今後のことを考え、二人分をひとつにまとめた方が安心だなと考えるようになり、ポケットが多いタイプのケースを購入しました。どうしてもかさばるので、かばんに入らず、手に持って移動することも多いのですが、それでも二人同時に受診することもあるので、これだけ持ってさっと出かけられるのは楽です。
一人の受診であっても二人分持っていくことになるので、かさばってしまうことにはなるのですが、いざというときに何も考えず、このケースを持っていけば良いというのは安心だなと思います。
それぞれの生活スタイル、使い方に合わせた母子手帳ケースを選んで
母子手帳ケースはあると便利なものですが、絶対に必要なものではありません。それぞれの生活スタイルや使い方、考え方にあわせて、必要なものを選ぶことが大切です。
妊娠中であっても、まだ必要性を感じていなかったり、ほしいと思えるものに出会えていなかったりする人は、焦って買うことはないかもしれませんね。母子手帳ケースという枠にとらわれず、手ごろな価格で手に入るシンプルなケースのほうが使い勝手が良いと感じる人もいます。
母子手帳は、妊娠中から乳幼児期だけでなく、大人になっても必要な大切なものです。ママから子へ、愛情とともに大切に受け継いでいけるよう、大事にしたいですね。