更新日:2018年12月21日

夫や家族との立ち会い出産、帝王切開でもできる?

増加傾向にあるという「帝王切開」での出産は、現在お産全体の約20%で実施されているといわれています。帝王切開と自然分娩の違い、メリットやリスク、夫・パートナー・子どもといった家族を交えて貴重な誕生の瞬間を迎える「立ち会い出産」が帝王切開でもできるのかについて紹介します。

監修 : ままのて 医師・専門家
91031
0

記事の監修

Image
小児科医
眞々田 容子

帝王切開とは

帝王切開には2種類あり、あらかじめ日付を決めて実施する「予定帝王切開」、お産の最中に一刻を争う事態が起きた場合に判断・実施される「緊急帝王切開」があります。帝王切開になる主な理由としては、逆子・双子・前置胎盤・切迫早産・破水・お産が進まない・お産が止まった・胎児の心拍異常といったものがあげられます。予定されていた帝王切開の場合には立ち会いができることもありますが、自然分娩を予定していたものの何かしらの理由で緊急帝王切開になった場合には立ち会いは難しいかもしれません。

Mamanote icon
予定帝王切開はいつ決まる?前日の準備・陣痛が来たら
Mamanote icon
緊急帝王切開の流れや費用、赤ちゃんへの影響は?

「立ち会い出産」で貴重な経験を分かち合いたい

Image

出産は何度も経験することはできない、貴重な人生の1ページといえるかもしれません。そんな出産の体験を夫やパートナー・家族と分かち合いたいと考えるのは不思議なことではないでしょう。自然分娩では立ち会い出産を行う人がいますが帝王切開ではどうなのでしょうか。近年、夫やパートナーの立ち会いのもとで出産を行うケースは、出産全体の4割ほどを占めているといわれており、立ち会い出産は比較的メジャーになりつつあるともいえるでしょう。

帝王切開は手術での分娩となるため、「立ち会い出産はできないものだ」と最初から諦める人も多いようです。しかし最近では絶対にできないというわけではなく、妊娠の経過や病院の方針・医師の判断によっては立ち会い出産が可能な場合もあるようです。

Mamanote icon
立ち会い出産でのパパの役割は?メリットとデメリット

夫やパートナー、子どもは立ち会い出産を希望する?

Image

立ち会い出産を希望する場合、夫やパートナー・上の子といった家族の立ち会いを希望する人が多いでしょう。祖父母や義父母など、可能であれば出産という貴重な人生の1ページに立ち会いたいと考える家族は多いかもしれませんね。ただし医師や看護師の邪魔にならないよう、大人数で立ち会うのは避けた方が良いでしょう。優先すべきは母子の安全です。

病院によっては夫・パートナーのみ、もしくは夫・パートナーと一定年齢以上の上の子のみ立ち会い可としている病院もあるようです。立ち会いを希望する場合は、詳細を病院によく確認しましょう。また注意しなければいけないのが立ち会う人自身の気持ちも考慮しなければならないという点です。血が苦手にも関わらず無理に立ち会い倒れてしまったといったことで、かえって周囲の医療スタッフに迷惑をかけるのは望ましいとはいえないでしょう。

妊婦と家族でよく話しあい、お互い納得する形で出産を迎えましょう。「立ち会うのが普通」「立ち会わないのはおかしい」といった決めつけをせずに、妊婦と家族がそれぞれどうしたいのかをよく話しあって決めましょう。

帝王切開を立ち会われた感想を教えてください!

低置胎盤のため明日、いよいよ帝王切開にて出産します。
直前になり不安になりやっぱり主人に立会いをお願いしてしまいました。
初めての出産&入院&手術で今からとても緊張しています。
出産の瞬間も夫婦2人で一緒に立ち会えると思うと嬉しいのですが、実際に手術を立ち会われた感想を教えてください。

主人は、私が麻酔もきいて布も被せられた状態で入室。赤ちゃんが取り出されたらすぐに退室という流れで、私の頭側からのみの立会いです。カーテンで仕切られ局部は見えないように配慮してあるみたいなので、それなら…と立会いをお願いしました。
1人では怖くてつい立会ってって言ってしまったのですが、その後立ち会いして後悔しないかセックスレスにならないか、不安になってきてしまいました。

考えたらキリがありませんが、よろしくお願いします。

引用元:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

立会い出産をしない場合について。
私は臨月の初産婦です。
立会い出産は希望してませんが、陣痛中だけは旦那にそばにいて欲しいと思ってます。
LDRで出産する場合でも陣痛中だけそばにいて
、分娩が始まる時には旦那に外に出てもらうのは可能でしょうか?
また出産が初めてなので分からないことだらけなのですが、分娩の時に旦那に外に出てもらったら旦那は、グロッキー?な現場を目撃せずにすみますか?

引用元:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

知っておきたい、帝王切開のメリットやリスク

Image

母子の安全を守るための出産手段として「帝王切開」が選択されることがあります。帝王切開手術は比較的安全な手術といわれていますが、あくまでも「手術」ではあるためメリットもあればデメリットもあります。帝王切開の最大のメリットとしては、まず母子の安全を確保できる確率が高くなることがあげられるでしょう。予定帝王切開であれば、出産予定日のめどが立ち、平日でもパートナーや家族の都合をつけやすくなるかもしれません。

帝王切開のデメリットとしては手術によるリスクや手術に用いる麻酔の副作用などがあげられるでしょう。帝王切開手術は比較的安全だといわれていますが、普通分娩よりはリスクは高くなります。帝王切開を行う原因にもよりますが、本来であれば可能な限り自然分娩が母子のためには良いとされており、あくまでも自然分娩が難しい場合の出産手段として帝王切開手術は位置付けられています。

帝王切開におけるリスクの具体例としては、手術後の組織や器官がくっつき不妊の原因になることもある「術後癒着」、手術による大量出血で血の塊が肺をふさぐ「肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)」などがあります。また麻酔の副作用としては頭痛や吐き気、嘔吐、足のしびれといったものが麻酔の効果が切れるまで続くことがあります。

Mamanote icon
帝王切開後の二人目妊娠はいつから?経腟分娩、帝王切開のリスクとは
Mamanote icon
帝王切開はどれくらい痛い?個人差や痛みのピークは?
Mamanote icon
帝王切開の平均費用はいくら?通常分娩との差や内訳、軽減されるお金

帝王切開で立ち会い出産ができる病院、できない病院

Image

帝王切開で立ち会い出産ができる病院・できない病院を見分ける明確なルールは現状ないようです。総合病院もあれば個人病院もあり、医師や病院の判断・妊娠の経過など個別で総合的に判断し、実施されているのかもしれません。帝王切開での立ち会い出産は、ケースとしては依然としてまれではあるでしょう。帝王切開で立ち会い出産を希望する妊婦の中には、立ち会い出産ができる病院を転院を視野にいれて探す人もいるようです。立ち会い方法もガラス越しに見守る形になる場合や一瞬だけ立ち会いになる場合など、さまざまなケースがあるようです。

機会があれば貴重な体験を経験してみてはいかが

出産という貴重な体験を家族で分かちあうことで、赤ちゃんが生まれてからの生活への関わり方が変わるかもしれません。苦労して赤ちゃんを産んだママへの想い、大変な中で生まれてきてくれた赤ちゃんへの想い、立ち会い出産という経験を通してさまざまな感情が立ち会った人の中に刻み込まれるでしょう。向き不向きや希望の有無といったものはありますが、機会があれば経験してみても良いのかもしれません。これから出産に臨む人はパートナーや家族とよく話し合ってみてはいかがでしょうか。ただし帝王切開で立ち会い出産ができるケースは限られているため、帝王切開での立ち会い出産を希望する場合には病院への確認・相談を忘れずにしましょう。

あわせて読みたい

Image
帝王切開は怖くない!不安にならない帝王切開予習のススメ
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/9305
Image
帝王切開の傷の大きさは?痛みやかゆみなどの術後ケア
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/6088
Image
帝王切開手術前日の入院から当日の手術の流れ・術後の痛み
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/8688
Image
帝王切開の麻酔、痛みや副作用はある?薬の種類や影響は?
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/17014
Image
帝王切開の手術時間は?術前検査から当日の流れについて
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/17189
Image
JA共済の保険、医療共済を解説!ママの評判は?帝王切開で入院・手術給付金は請求できる?
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/30457

関連カテゴリ

関連する人気の記事

妊娠・出産のカテゴリ

おすすめの記事