【見えない家事】夫婦の分担リスト&チェックシートを公開!妻と夫のリアルな本音

体験談あり|家事といってもその内容は幅広く、料理・掃除・洗濯にとどまらないことがほとんどです。なかには明確な名前がない家事もあり、主婦の負担を圧迫しているケースもあるでしょう。ここでは「見えない家事」について詳しく紹介します。パートナーと家事を分担するコツや家事一覧も参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 主婦のあいだで話題の「見えない家事」とは?
  2. 妻と夫の家事事情!本音はどう思ってる?
  3. 見えない家事リスト&チェックシート88選
  4. 妻と夫がうまく家事を分担するには?
  5. 家事分担アプリは夫婦円満にもおすすめ
  6. 「見えない家事」を詳しく知るおすすめ本
  7. 見えない家事のシェアは夫婦の思いやりのシェア
  8. あわせて読みたい

主婦のあいだで話題の「見えない家事」とは?

見えない家事とは名前のない家事

一般的に家事というと、「料理」「洗濯」「掃除」「ゴミ捨て」のようなものを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、家事といっても幅が広く、目に見えるものだけが家事ではありません。キッチンやバス、トイレ周りの洗剤、ソープの補充、リモコンやソファーの端にたまったホコリの処理、トイレットペーパーの交換、夕飯の献立を考えるなど、細かなことも家事のひとつといえるでしょう。

しかし、細かな家事には明確な名前のないものがほとんどです。家事をしない方にとっては、シャンプーは補充されていて当たり前、床にお茶がこぼれていても時間がたてばきれいに拭いてあって当たり前、と思う方もいるようです。このように、これといった名前はないけれど、スムーズに生活するために必要な家事を「見えない家事」といいます。

依然として妻に偏る家事負担

共働き夫婦の増加や男性の育休が普及しだした昨今、女性が家事をするという概念は年々薄れてきました。しかし、「国立社会保障・人口問題研究所」が令和元年9月に公表した「第6回全国家庭動向調査」によると、依然として家事と育児の負担は妻に偏っているというデータが公表されています。(※)

妻、夫といっても共働きや専業主婦、子育て主婦などライフスタイルはさまざまですが、家事を負担する時間配分の平均をみても妻のほうが夫よりも平日で約7倍、休日でも4倍近く家事を負担しているということになります。加えて見えない家事が重なると、妻と夫の家事を負担する時間差は、さらに大きくなるのではないでしょうか。

妻と夫の家事事情!本音はどう思ってる?

家庭における家事について、妻と夫は互いにどのように感じているのでしょうか。ままのて編集部に寄せられた、妻と夫の意見を紹介します。

妻の意見

・新聞を読んだら読みっぱなし、テレビのチャンネルを変えたらリモコンを置きっぱなし。いつも私が所定の位置に片付けています。
・シャンプーがなくなりかけたら水入れて使うのはやめてください。そもそも詰め替え前に容器を乾かさないとカビます。
・あなたが出し忘れたお弁当箱に、入れた覚えがない黒ゴマのようなものが生えていました。
・買い物をしてきてくれてありがとうございました。しかし、買ったものを冷蔵庫へ入れて買い物袋をたたみ所定の場所に置くまでが買い物です。
・さらに言えば、買い物後に野菜は野菜室にきちんと入れてください。
・歯磨き粉を新しいものに変えてくれてありがとうございます。しかし、なぜ古いほうの歯磨き粉も洗面所にあるのでしょうか。

夫の意見

・細かなところに気づいてくれてありがたいけれど、ガミガミ言われるとやる気をなくしてしまいます。
・一度にたくさんのことを言われても、よくわかりません。
・部屋が少し汚れていても生活できます。
・休日に風呂場の換気扇の掃除をしていますが、まだ足りませんか。
・休日は子どもの面倒をみるので、気が済むまで家事をやっていただければと思います。
・電球の取り換えや力仕事ならばお役に立てそうです。

パートナーと一緒に生活していると、妻はホコリや汚れがたまっている場所や服や小物が散らかっているスペースが気になる方が多いようです。一方で夫は、少々部屋が散らかっていても気にならないという方も少なくありません。

細かなところに気づくからこそ、妻が家事に費やす時間が増える傾向にあるのかもしれませんね。

見えない家事リスト&チェックシート88選

家事の中には、とても細かく家事と気づきにくいものが潜んでいます。料理や掃除などの家事で気になる点には個人差がありますが、誰もが知らず知らずのうちにこなしている見えない家事を集めてみました。

※リストには、ままのて編集部に寄せられた「見えない家事」のご意見も含まれます

キッチン周り&料理の見えない家事リスト

■キッチン
□シンクの排水溝の残飯処理
□換気扇やコンロにたまった油を拭く
□食器洗い洗剤の詰め替え
□食器洗いスポンジの交換
□調理中に床に落ちた水滴や汚れを拭く
□まな板の除菌&漂白
□ゴミの分別
□レンジや炊飯器などキッチン家電のケア&メンテナンス

■料理&食事
□朝食、昼食、夕食の献立を考える
□食事の栄養バランスを考える
□食材の買い物
□調味料や油の補充
□食事の配膳
□食前、食後にテーブルを拭く
□食器の後片づけ&食器棚にしまう
□食費の調整

トイレ&バスの見えない家事リスト

■トイレ
□トイレ用洗剤の補充&交換
□トイレットペーパーの補充&交換
□トイレのタオルの交換
□トイレの床マット、便座マットの洗濯

■バス&洗面所
□シャンプー、コンディショナーの交換&補充
□バスマットの交換&洗濯
□身体洗いタオルのメンテナンス
□手拭きタオル、バスタオルの交換
□排水溝に詰まった髪の毛の処理
□水回りの水垢取り
□水回りのカビ取り

■洗濯
□天気のチェック
□洗濯前にポケットの中にティッシュが入っていないかチェックする
□裏返しに脱がれた洋服を表に返す
□雨が降ったらすぐに洗濯物を取り込む覚悟をする
□洗濯層のカビ取り
□洗濯機の排水管の掃除
□洗濯乾燥後にたまったホコリくずをふき取る
□洗濯を干すベランダの掃除
□洗濯竿や洗濯ハンガーのメンテナンス
□夫や子どもが脱ぎ散らかした衣類を集める

玄関&リビング&寝室周りの見えない家事リスト

■玄関
□靴を並べる
□下駄箱&傘立ての整頓
□靴&下駄箱のにおい取り
□ドアノブなどの掃除&メンテナンス
□雨の日の翌日、出しっぱなしの傘を片づける

■リビング
□モップ掛け、コロコロでゴミ取り
□リビング用ごみ袋の交換
□ソファーのほこり取り
□テレビやDVDのリモコンのほこり取り
□落ちているティッシュを拾ってゴミ箱へ捨てる

■寝室
□起きた後に布団を整える
□布団についた髪の毛の処理
□定期的に布団を干す
□枕カバー、シーツの洗濯
□必要に応じて布団乾燥機や掃除機をかける

子どものお世話&行事の見えない家事リスト

□子どもを起こす
□子どもを寝かしつける
□子どもが好む食事の準備
□紙おむつを使用している場合は、ストックがあるか常にチェックする
□天気予報と気温をチェックして服装を選ぶ
□着替えを用意して着替えさせる
□用意した洋服が気に入らない場合は、別の洋服を用意する
□子どもの髪を整える
□散歩、公園で遊ぶ
□子どもの爪を切る(とくに未就学児)
□病気や定期健診で病院へ通う
□子どもを病院に連れて行くときに医師に的確な説明をし、また、その結果を的確に伝える
□帰宅後に手洗い、うがいを促す
□子どもの排せつ物の処理
□おでかけ時の荷物の管理
□子どもの習い事の付き添い
□子どものスケジュールを把握する
□孫の写真をじーじ・ばーばにまめに送る
□子どもが飼いたいと言ったペットやザリガニ、金魚のお世話
□子どもの持ち物に名前を書く
□保育園や幼稚園の資料、連絡帳の記入
□保育園や幼稚園での、「おつりがないようにしてください」系の現金集金対応
□年齢や環境に応じて、保護者会の参加

雑用系見えない家事リスト

□電球を変える
□夫の帰宅に合わせて夕食をとれるよう連絡・調整する
□スーパーのレジ袋をたたんで保管する
□飲みかけのペットボトル飲料の処理
□新しいものに変えるだけ変えた古い方の消耗品の処理
□使い終わって放ってあるゲーム機の充電
□郵便物をチェックする
□クリーニングに出す衣類の選定
□年賀状、暑中見舞いの作成
□帰省のときの新幹線の座席手配
□家族旅行するとき、具体的なコースや宿泊先などのプランを詰める
□父の日、母の日のお祝いの手配
□日々の家計・通帳管理

妻と夫がうまく家事を分担するには?

見えない家事を例に挙げるとキリがありません。主婦の負担を減らすためにも、夫婦でうまく家事を分担するにはどのようにすれば良いのでしょうか。

夫婦で家事分担のルールを決める

夫婦である程度家事を分担すると、お互いの負担が軽減できます。たとえば妻が時間のあるときにゴミをまとめておいて、夫が朝出勤する際にゴミ置き場に捨てるというようなルールを作っても良いでしょう。共働き夫婦の場合、曜日ごとに料理の担当を決めているケースもあるようです。

しかし、ルールを決めたからといって、仕事や育児が忙しいときに家事をやらないことを責めるのは避けましょう。ある程度のルールの中で、お互いの時間配分を理解し合うことも大切ですよ。

お互いを思いやる

家事の負担が大きいと感じると、どうしてもパートナーに苛立ちを感じてしまいがちです。「やってくれない」「気づいてくれない」と相手になすり付けてしまうと、いがみ合いにつながってしまいます。

パートナーが仕事や育児で忙しい場合はお互いのことを思いやり、できるだけ相手の負担を減らしてあげるよう心がけましょう。まずは、パートナーが気づいていないゴミを拾うということから始めても良いですね。

気づいてくれたことに感謝を伝える

見えない家事は、気づきから始まります。ほこりがたまっている場所やシャンプーの補充など、気づいた人が気づいたときにやっておくのが望ましいといえるでしょう。

たとえば、いつの間にかシャンプーが補充されていたら、それはパートナーがやってくれたこと。気づいて行動を起こしてくれたことに感謝の気持ちを伝えてみてください。感謝を伝えることで相手も「やって良かった」と思ってくれるはずですよ。

たまには見えない家事を放っておいてみる

仕事や育児に時間を取られ、どうしても家事がおろそかになってしまうのは仕方のないことです。時間や気持ちに余裕がないときは、少々のことならば見えない家事を放っておいても良いでしょう。リモコンのほこりが気になったとしても、少々放っておいても問題ないことがほとんどです。ラップの切れ端が見当たらず使えない場合は、新しいのから使ってください。

すべてをきちんとしようとすると、気持ちが滅入って(めいって)しまうことがあります。たまには見えない家事が見えたとしても放っておいて、時間と気持ちに余裕があるときにまとめてやっても良いですね。

家事分担アプリは夫婦円満にもおすすめ

夫婦で家事を上手く分担するために、iPhoneやスマホで使えるアプリを活用している方もいます。細かい家事を把握したりスケジュールを見ながら話し合ったりすることができるので、お互いの役割を再認識する材料にもなるでしょう。

口頭ではうまく頼めなくても事前にアプリでリストを共有しておくことで、やるべきことや、やっておいたほうが良いことが見えてきます。もちろんアプリ内で家事の分担を決めたからといって、きっちりしすぎては喧嘩の原因につながります。自分の時間に余裕があるときは相手のタスクを完了してあげるなど、お互いを思いやる気持ちを大切にしていきたいですね。

「見えない家事」を詳しく知るおすすめ本

夫にもすすめたい、夫が知らない家事リスト

「夫が知らない家事リスト」は、主婦が日ごろから当たり前のようにやっている細かな家事がリスト化されています。改めてリストを見直すと、日ごろから忙しいと感じる理由がわかったという方も多いようですよ。夫にもすすめたい一冊です。

夫が知らない家事リスト
¥1,430〜(2023/02/21 時点)

発売日: 2019年09月17日
著者/編集:野々村友紀子
出版社:双葉社
発行形態:単行本

「夫が知らない家事リスト」の書籍イラストは、現在ままのてで連載中の作家・とまぱんさんが描かれています。ほのぼの&ほっこりさせられる、とまぱんさんのイラストも見ごたえたっぷりですよ。ぜひ、ままのてオリジナルのマンガもご覧くださいね。

【#1】Instagramで話題沸騰!ゆる育児マンガ初登場! by とまぱん
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見えない家事のシェアは夫婦の思いやりのシェア

見えない家事をリストにあげるとキリがないと感じる方も多いでしょう。家事といっても細かなところまで考えると多岐にわたり、それらをすべて主婦が請け負うとなると時間がいくらあってもたりません。

しかし、一般的な家事と見えない家事の負担を理解し合うことで、相手への思いやりが持てるようになるのではないでしょうか。日々の生活に無理のない範囲で負担をシェアして、パートナーの気づきに感謝しながら家事をこなしていけると良いですね。

※この記事は2019年10月時点の情報をもとに作成しています。

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