母子手帳アプリのおすすめと導入自治体は?スマホで予防接種を記録・管理できる!

母子手帳アプリとは、健康診査のデータを自動でグラフ化したり、予防接種の予定を管理したり、母子手帳の副読本の中身を閲覧したりできるスマホアプリです。母子手帳アプリと自治体が連携していれば、地域の役立つ情報を検索することもできますよ。ここでは、おすすめの無料母子手帳アプリの機能と、母子手帳アプリの導入自治体をご紹介します。

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目次

  1. 母子手帳アプリとは?スマホ版の母子手帳?
  2. 母子手帳アプリの機能・メリットは?
  3. おすすめの無料母子手帳アプリと導入自治体
  4. 母子手帳アプリは母子手帳の紛失時に便利?
  5. 母子手帳アプリがあれば紙の母子手帳は不要?
  6. 人気の母子手帳アプリを活用しよう
  7. あわせて読みたい

母子手帳アプリとは?スマホ版の母子手帳?

妊娠が判明すると、自分の住まいの市町村で母子手帳(母子健康手帳)を交付してもらいます。母子手帳は、妊娠初期から子どもが小学校に入学するまでママと子どもの健康を記録する大切な冊子で、自治体によってデザインやサイズが異なります。

近頃、この母子手帳を電子化した無料アプリを導入する自治体が増えています。ママやパパは母子手帳アプリをインストールし、出産予定日や居住地などを登録するだけで、iPhoneなどのスマートフォン(スマホ)で手軽に妊娠・子育ての記録や予防接種のスケジュール管理ができます。

母子手帳アプリの機能・メリットは?

母子手帳アプリはいくつかありますが、人気アプリはママやパパにとって便利な機能が豊富にそろっています。

妊娠や子育ての経過を記録

母子手帳アプリは、妊婦健診や子どもの健康診査などの結果を簡単に記録することができます。紙の母子手帳の場合、記入欄が狭くて書き込みにくいことがあるほか、紙に文字を書くこと自体が面倒だったり苦手だったりする人も多いでしょう。その点、母子手帳アプリならば、使い慣れているスマホで気軽に記録がつけられます。わざわざ母子手帳を開かなくて済むため、子どもを寝かしつけた後など空いた時間に入力でき、編集も簡単です。

妊娠中は、妊婦さんや胎児の体重を入力すると自動でグラフ化してくれ、妊婦体重曲線や胎児発育曲線をスマホで手軽に確認することができます。また、子宮底長や胎動、血圧、浮腫(むくみ)や尿蛋白などを記録する機能もあり、妊娠中の健康管理に役立ちます。

一方、出産後は子どもの体重や身長をグラフ化したり、どの予防接種をいつ受けたのか登録したりできます。また、「寝返りするようになった」「つかまり立ちができた」など、子どもの成長の節目に、写真付きで日記をつけることもできますよ。子どもの体調に変化があったときにも写真とともに記録を残しておけば、病院を受診した際に診断がスムーズになるかもしれません。

ふたり以上の子どもの情報を管理

母子手帳アプリの多くは子どもをふたり以上登録でき、同じアプリ内で情報を保存することができます。子どもがふたり以上になると、母子手帳がかさばって持ち歩くのが大変ですが、母子手帳アプリならスマホが一台あれば済むので便利ですね。

家族間で情報を共有

母子手帳アプリに登録した妊娠や子育ての記録は、パパやおじいちゃん・おばあちゃんと共有できるため、家族みんなで子どもの成長を見守り、喜ぶことができます。ママがひとりで育児の悩みを抱え込むことなく、夫婦間でコミュニケーションを取るきっかけにもなりそうですね。

予防接種の管理

赤ちゃんは生後しばらく経つと、予防接種を受け始めなければなりません。特に1歳までは予防接種の種類や回数が多く、親はいつ、どんな予防接種を受ければ良いのかスケジュールを管理するのが大変です。

母子手帳アプリの場合、ややこしくてわかりにくい予防接種の記録・管理ができるのが特徴です。出生日などに応じて各ワクチンの最適な接種時期を自動で算出し、予定日が近づくと通知してくれるといった機能があるため、予防接種をうっかり忘れていたということも減りそうですね。

自治体ごとの役立つ情報を配信

母子手帳アプリが住まいの自治体と提携している場合、自治体が配信する役立つ情報をタイムリーに確認することができます。たとえば、自治体が開催する子育てイベントや助成金などの情報が、妊娠週数や子どもの月齢にあわせて配信されます。また、地域の病院を検索したり、かかりつけの病院からアドバイスを受けられたりする機能もありますよ。

子育てをしていると日々慌ただしく、情報収集の時間もなかなか取れませんが、母子手帳アプリならば、ちょっと手が空いたときにスマホで情報を入手できるのがうれしいですね。また、現代の子育て環境では、ママはどうしても孤独感を感じやすいですが、地域とつながることで、必要なサポートを受けたり、ママ友を見つけたりしやすいかもしれません。

おすすめの無料母子手帳アプリと導入自治体

ここでは、iPhoneやAndroidで使えるおすすめの母子手帳アプリをご紹介します。いずれのアプリも母子手帳としての記録機能を備えており、誰でも無料でインストールできるので人気です。ただし、母子手帳アプリと住まいの自治体が連携していない場合は、自治体や地域の情報は得られないので注意しましょう。

母子健康手帳アプリ

引用元:apps.apple.com

「母子健康手帳アプリ」は、マタニティマークの普及などを行っているNPO法人ひまわりの会が主催し、NTTドコモなどが企画した無料アプリです。健診情報の記録や予防接種の管理など母子手帳としての機能のほか、医師が監修した妊娠・子育てに関するQ&Aやママ向けコラムといった読み物が充実しています。

NTTドコモが提供するdアカウントに登録すれば、母子手帳アプリ内に記録した内容がクラウドに保管され、パパなど他の家族とデータを共有することができます。また、万が一、スマホが壊れるなどしても大切なデータがなくなることはありません。dアカウントはドコモ以外のキャリアの方も利用できますよ。

また、「母子健康手帳アプリ」の利用をサポートする姉妹アプリとして、「母子健康手帳 おまかせ入力」というアプリもあります。母子手帳のページをスマホで撮影するだけで、母子手帳に手書きで書かれた記録を自動でデータ化してくれる便利なアプリで、データは「母子健康手帳アプリ」で確認することができます。

■導入自治体
東京都町田市、石川県金沢市、兵庫県芦屋市など

このアプリに関する口コミ

ホーム画面に子どもの写真を設定できることと、「誕生から550日」「1Years7Months」と年齢に関してふたつ表示されるのは、アプリを開くたびにうれしくなります。

このアプリに関する口コミ

住んでいる自治体を登録するためにまずdアカウントに登録しなければならないのが面倒でした。子どもが顔を見つめるようになったり、声を出して笑ったりと、できるようになったことをスタンプラリーのようにチェックしていく「子育てレコード」が楽しいです。

母子手帳アプリ 母子モ

引用元:apps.apple.com

「母子手帳アプリ 母子モ」は、母子手帳とあわせて使えるよう、健診情報の記録、予防接種予定日の通知、自治体からの情報配信といった機能があります。かつては「電子母子手帳」として展開されていましたが、ママやパパがより直感的に利用できるようデザインを改め、2017年7月にリリースされました。

「母子手帳アプリ 母子モ」は妊娠・子育てに役立つコラムや動画も配信しているのが特徴です。子どもはふたり以上登録可能ですよ。

■導入自治体
千葉県柏市、神奈川県横須賀市、香川県高松市など

このアプリに関する口コミ

アプリのアイコンやイラストがかわいくて和みます。地域で開催予定のイベントを検索できるのがうれしいです。予防接種の予定や履歴が簡単にチェックできるのも助かります。

母子手帳アプリは母子手帳の紛失時に便利?

母子手帳アプリを使っていれば、万が一、母子手帳を紛失してしまっても慌てずに済むかもしれません。

母子手帳は紛失しても再発行してもらえて、自治体や病院によっては、定期接種で受けた予防接種の履歴などを転記・再記入してくれることがあります。しかし、任意で受けた予防接種のデータやママ自身が書いた項目は基本的に取り戻せません。

母子手帳アプリのメリットは、母子手帳とあわせて記録しておけば、もしも母子手帳をなくしてもスマホですぐにデータが確認できることです。大切な記録を守るために、母子手帳アプリをバックアップとして活用するのもおすすめです。

母子手帳アプリがあれば紙の母子手帳は不要?

母子手帳アプリを使っていれば、紙の母子手帳は不要なのでしょうか。自治体が母子手帳アプリを導入している場合でも、従来の母子手帳は必要です。特に予防接種については、過去に同じ病院で接種し、カルテに記録が残っている場合でも、母子手帳を忘れると基本的に受けられないため注意しましょう。

人気の母子手帳アプリを活用しよう

母子手帳に字を書くのが大変だというママも、スマホへの入力なら気軽にできるという人は多いのではないでしょうか。紙の母子手帳はこれまで通り必要ですが、アプリでは子育てのメモを残したり地域の情報を検索したりして、母子手帳と母子手帳アプリをうまく使い分けると良いかもしれません。母子手帳アプリは紛失や災害などいざというときにはバックアップとしても役立ちますから、ぜひ活用してみてくださいね。

※この記事は2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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