【2023】電気代が…高い!今すぐ家庭でできる節電対策をご紹介
電気代の高騰が続くなか、家計を圧迫している家庭も多いのではないでしょうか。追い打ちをかけるように東京電力をはじめとする電力各社は春からの値上げを申請しており、電気代がさらに上がることが予想されます。ここでは、電気代をおさえるために、家庭でできる節電対策を紹介します。
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目次
電気料金の負担軽減策はいつまで?
電気の使用量が昨年より減ったにもかかわらず、電気代が倍増している声も聞かれるなか、2023年1月から経済産業省所管の資源エネルギー庁による「電気・ガス価格激変緩和対策事業」がスタートしました。
この負担軽減策は、月々の使用量に応じて請求額から料金を値引きするもので、現時点では2023年1月から9月までの使用分が対象です。支援の適用により、標準世帯では月2,800円の負担軽減が見込まれます(※1)。
一方で電力各社は、国の認可が必要な規制料金について3~4割程度の値上げを申請しています。国による協議の結果、値上げ幅は今後縮小される可能性がありますが、申請が通れば4月から6月にかけて電気料金が引き上げられます。各家庭での節電対策がますます重要になりそうです。
【家電別】1日の電力消費量TOP5
電気料金の上昇に伴い、節電対策を行っている家庭も多いことでしょう。家庭で使用する家電製品で、電力消費量がもっとも多いのはエアコンです。冷蔵庫や照明がこれに続きます。
実は、家庭における家電製品の1日の電力消費量のうち、TOP5までの家電製品で約75%を占めています。これを機に製品別の電力消費量割合をチェックして、節電に役立てましょう。
電化製品 | 電力消費割合(夏/冬) |
---|---|
1.エアコン | 34.2%/32.7% |
2.冷蔵庫 | 17.8%/14.9% |
3.照明器具 | 9.6%/9.3% |
4.給湯 | 6.1%/12.5% |
5.炊事 | 6.5%/7.9% |
(※2)経済産業省 資源エネルギー庁(家庭における家電製品の一日での電力消費割合)をもとに作成
消費量を削減!家庭でできる節電対策
エアコン
エアコンの節電対策として、窓に断熱性のあるカーテンやブラインドを使用すると効果的です。カーテンやブラインドを閉めてからエアコンを使うことで、節電ができます。窓ガラスに貼り付けるタイプの断熱シートを使用するのも良いでしょう。
季節にかかわらず、扇風機やサーキュレーターを回して空気を循環させると、部屋の温度が均一になりエアコンの稼働率を下げられます。設定温度は冬20℃、夏28℃が目安です。
できるだけ家族が同じ部屋で過ごすことも、エアコンの稼働時間を減らすポイントです。寝室とリビングでエアコンを稼働している場合は、子どもが就寝するタイミングで親も一緒に寝たり、夜ふかしを控えたりと、生活時間の見直しを図りましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫の省エネには物を詰め込みすぎず、開け閉めする回数を減らすことが大切です。必要なものがすぐに取り出せるように庫内を整理しておくと、開け閉めの回数が減らせますよ。部屋の温度に合わせて、庫内の温度を調節するのも効果的でしょう。
知らないあいだに、子どもが冷蔵庫を開けっぱなしにしていることがあるかもしれません。子どもが自分で取りたがる場合は手が届きやすい位置に置いたり、いたずら防止のチャイルドロックを付けたりと工夫してみましょう。
照明器具
照明器具は、照明自体を省エネ効果が高い器具に変える、もしくは照明の点灯時間を減らすことで節電できます。器具を変える場合は白熱電球や蛍光灯ではなく、LEDライトがおすすめです。
点灯時間を減らすために、人がいない部屋の電気はこまめに消して、つけっぱなしにしないことを家族みんなで心がけたいですね。とはいえ、部屋を出るときに電気を消すと、暗くなるのが怖いという子どももいます。
このようなときに便利なのがセンサー式の照明です。玄関や廊下などの共有スペースに電池式のセンサーライトを設置したり、トイレや洗面所のスイッチをセンサー式にしたりすると「暗くて怖いから電気を消さない問題」が解決できます。
給湯器(お風呂)
お風呂や洗面、キッチンでお湯を使う場面は多いですね。特にお湯を使う量が多いお風呂には、いくつかの省エネポイントがあります。
シャワーは流しっぱなしにせず、タオルや手をすすぐときは洗面器や湯桶を使うと便利です。子どもには、象さんのジョウロを用意しておくのも良いですね。追い焚きを控えるために、お風呂のふたを閉め、できるだけ間隔を空けずに入ることも重要です。
冬場の掃除や食器洗いなどでお湯の使用を控えたいときは、ビニール手袋を使うと良いでしょう。軍手の上にビニール手袋をはめると、水でも冷たさを感じにくくなりますよ。
食器洗い
食洗器は家事育児に忙しいママを助ける強い味方です。節電したいからといって時短家電の使用を控えるのではなく、賢く使って節電したいですね。たとえば、あらかじめ汚れをふき取ると節電コースでも汚れが落ちやすくなります。あらかた乾いた段階で停止すれば、余熱で乾燥できますよ。
家族みんなで無理せず節電しよう
節電は家計や環境にとって大切なことですが、無理は禁物です。ストレスや冷え・熱中症などで体調をくずすことがないよう、必要な電気と不必要な電気を切り分け、無駄を減らす意識で節電に取り組みましょう。
電力消費量が多いエアコンや照明の使用量を減らすには、生活時間を工夫する必要が出てきます。たとえばママが子どもの寝かしつけをしているときは、パパが食器を洗ったり洗濯ものを片づけたりできると良いですね。節電をきっかけに、家事の分担を見直してみるのも良いかもしれません。
最近はさまざまな節電グッズが登場しています。こうしたグッズを取り入れながら、無理せず楽しく節電に取り組んでくださいね。
※この記事は2023年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。