年賀状で引越しの挨拶!転居報告の文例と写真・デザインの賢い選び方

最近では年賀状で引越し報告をする方が増えています。引越しを報告する年賀状は、いつどのような内容で送れば良いのでしょうか。節目の挨拶として相手に失礼がないようにマナーを守って送りたいですよね。ここでは年賀状と引越しの挨拶を同時にするときの文例や写真・デザインの選び方を紹介します。

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目次

  1. 年賀状で引越し報告を兼ねても良い?
  2. 引越し報告兼用の年賀状の挨拶文例18選
  3. 引越し予定を伝える年賀状の挨拶文例4選
  4. 引越し報告の年賀状の写真やデザインは?
  5. 年賀状で引越し報告するときの注意点
  6. 引越しの際は新住所への転送届けを忘れずに
  7. 年賀状での引越し報告は時期とマナーを考えて
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年賀状で引越し報告を兼ねても良い?

基本的には問題ないが引越し時期を考慮すると良い

季節の挨拶状として代表的な年賀状で引越し報告をすることは、特に問題はありません。年賀状を受け取った相手は、引越し先と近況報告を同時に知ることができるので便利ですよね。

しかし、引越しをしたらすぐに転居の挨拶状を出すのが礼儀だと考える人もいます。年賀状で引越し報告を兼ねるべきかは、引越しの時期によって異なるので注意しましょう。

引越しが11月~2月の場合は問題なし

転居の挨拶状は、引越しから1ヶ月以内に送るのが一般的とされています。しかし、荷物の片付けや手続きなどですぐに引越しの報告ができない場合もありますよね。特に年末年始は多くの方にとって忙しい時期です。そのため、11月~2月ごろに引っ越す場合は、年賀状で引越し報告をしても失礼にはあたりません。

引越しが10月よりも前の場合は一言添えて

子どもがいる家庭では、育児・家事・仕事に加えての引越し作業となるため、転居の報告が遅れたりタイミングを見失ったりすることがあるかもしれません。年賀状を毎年出す家庭では、引越し報告を年賀状と兼ねようと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、10月よりも前に引っ越している場合は注意が必要です。引越しからお正月までの期間があまりにあいていると、手を抜いている印象を与えかねません。相手との付き合いを減らしたいのではないかと誤解される可能性もあります。

10月よりも前に引っ越した場合は別途挨拶状などで連絡を入れるか、年賀状で引越し報告を兼ねるときは、報告が遅れて申しわけない旨の一言を添えるのがマナーです。

はがきという形にとらわれる必要はなし

最近では、メールやアプリを使って新年の挨拶をする方も多いのではないでしょうか。年賀状をメールやアプリで送る場合も、引っ越しの時期をすれば新年の挨拶と引っ越し報告を兼ねても基本的には問題ありません。

ただし、普段からメールやアプリを使わない方やご年配の方に向けて年賀状を送る場合は、はがきのほうが安心ですね。

引越し報告兼用の年賀状の挨拶文例18選

年賀状で引越し報告をする際に役立つ文例を紹介します。一言で引越しといってもその事情はさまざまです。状況に応じて、引越し報告の内容を考えましょう。

基本的な転居報告の文例

年賀状で引越し報告を兼ねる場合は、引越しをしたという事実と新居の住所や連絡先を載せるのが一般的です。相手に応じて、引越しの理由や新居への来訪を歓迎する旨を入れるのもおすすめです。

昨年は大変お世話になりました
私たちはこのたび下記住所へ引っ越しいたしました
お近くへお越しの際はぜひお立ち寄り下さい

お変わりなくお過ごしでしょうか
このたび下記住所に転居いたしました
今後とも変わらぬお付き合いの程よろしくお願いいたします

今年は新居で新年を迎えることとなりました
お近くにお越しの際はぜひ遊びにいらしてください

念願のマイホームです!
近くには緑が多く子育てにとてもよいところです
皆様でぜひ遊びにきてください
本年もよろしくお願いいたします

ご報告が遅くなりましたが昨年〇月に下記住所に転居いたしました
本年もよろしくお願い申し上げます

転勤による転居報告の文例

転勤による引越し報告では、ビジネスの一環としてマナーにそって別途挨拶状を出しましょう。引越しが年始に近い場合は年賀状で引越し報告を兼ねてもマナー違反にははりませんが、できるだけ年賀状と転居の挨拶状は別に出すのがおすすめです。

このたび転勤を機に下記住所に転居いたしました
本年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします

旧年は大変お世話になりました
〇月に△△支店勤務となり下記住所に住まいを移しました
お近くにお越しの際はぜひご連絡ください

昨年末は送別会を開いていただきありがとうございました
全く新しい環境となりますが心機一転がんばります
今年も変わらぬご指導のほどよろしくお願い申し上げます

このたび転勤のため下記住所へ転居いたしました
新任地におきましても心を新たにして努力してまいります
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
このたび〇〇勤務を命ぜられ過日着任いたしました
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

転居と出産をあわせて報告する文例

出産で家族が増えたことにより転居する場合もありますよね。かわいい赤ちゃんを出産し、幸せいっぱいでたくさんの内容を伝えたくなりますが、年賀状は新年の挨拶状です。出産報告を兼ねる場合も、相手への感謝や変わらぬお付き合いのお願いを第一に考えましょう。

このたび下記へ転居いたしました
また〇月〇日に△△(長男など)□□(名前)が誕生しました
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください

このたび下記住所に引っ越しました
また新しい家族が増えたことをご報告いたします
今後とも親子ともどもよろしくお願いいたします

ご無沙汰いたしておりますがお変わりもなくお過ごしでしょうか
昨年〇月に左記住所へ引っ越しました
また△月△日にはわが家に新しい家族が増えました
本年もよろしくお願いいたします

旧年中はいろいろお世話になりました
このたび出産を機に○○へ転居いたしました
家族が増えにぎやかな新年を迎えております
今年もよろしくお願い申し上げます

このたび下記に新居を構えました
また〇月〇日には新しい家族が誕生しました
今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします

離婚による転居報告の文例

離婚による引越し報告は、直接「離婚」と書いてしまうと重々しい印象になる恐れがあります。年賀状を送る相手に余計な心配をさせないように、短く一言で報告するようにしましょう。

このたび旧姓に戻り ○○で新しい人生をはじめました

旧姓に戻り下記住所にて再出発することとなりました

子どもと二人で○○へ引っ越し 新しい生活を楽しんでおります

引越し予定を伝える年賀状の挨拶文例4選

引越しが年明け予定の場合は、年賀状に新しい住所や予定日を記載します。年賀状の本文内に盛り込んでも良いですし、住所の横に(新住所)・(〇月転居予定)などと書き添えてもわかりやすいですね。

昨年は大変お世話になりました
〇月に下記住所に転居いたします
今後ともよろしくお願いいたします

本年もよろしくお願い申し上げます
なお〇月〇日に左記住所へ転居する予定です
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください

旧年は大変お世話になりました
私事ではございますが〇月に新居が完成し転居する予定です
本年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします

昨年は大変お世話になり誠にありがとうございます
〇月に下記住所に引っ越すことになりました
お近くにお越しの際はぜひ遊びに来てください

引越し報告の年賀状の写真やデザインは?

年賀状で引越し報告を行う場合、引っ越したことが一目でわかるような年賀状のデザインがおすすめです。

新居での家族写真がおすすめ

年賀状で引っ越報告をするときに写真を取り入れたい場合は、新居で撮った家族写真がおすすめです。こだわって建てた新築の家などは、相手が遠方だとなかなか見る機会もないので、年賀状の写真で伝えても良いですね。

アパートやマンションなどは、建物全体が写真に入りづらかったり他の住人の方に気を配る必要があったりします。そのため、リビングやお気に入りの部屋など、家の中の好きな場所で写真を撮って新居の雰囲気を伝えましょう。

引越しのイラストを使うのもわかりやすい

年賀状のデザインに引越しをイメージしたイラストを取り入れることで、引っ越したことが相手に伝わりやすくなります。年賀状は新年の挨拶文や感謝の気持ちがメインのため、転居について詳しく載せにくい場合もありますよね。

干支と家のイラストやイラスト内に「引っ越しました」と記載するのも良いですね。引越しのイラストはカジュアルな印象になりやすいので、プライベートで親しい関係の人への年賀状に載せましょう。

無料テンプレートを活用しよう

年賀状と引越し報告を同時にする場合に適したデザインが思いつかない場合は、無料のテンプレートを使うのがおすすめです。年賀状アプリには、引越し報告用のテンプレートが無料で使えるものもあります。

イラストだけのものや写真を入れられるものなど、種類はさまざまです。ただし、アプリによっては前年のものが混ざっていることがあります。西暦(和暦)や干支などの表記に間違いがないか念のためチェックしましょう。

年賀状で引越し報告するときの注意点

年賀状と引越し報告を一緒にする人が増えていますが、年賀状を送る相手に失礼がないように注意が必要です。マナーにそった年賀状にすることで、相手に気持ち良く受け取ってもらいましょう。

メインは新年のあいさつ

一般的に年賀状と引越し報告を兼ねても問題はありませんが、年賀状は新年の挨拶状ということを忘れないようにしたいですね。お世話になったお礼や感謝の気持ち、これからも良い関係をお願いするという年賀状の基本を崩さないようにすることが大切です。引越しについてはわかりやすく簡潔に書くことを心がけましょう。

新住所を目立たせる

年賀状の「新年の挨拶」と引越しの「新住所」を同時に伝える場合、新年の挨拶がメインではありますが、新住所もある程度目立たせることが必要です。

文字が小さすぎたりわかりにくかったりすると、相手に伝わらない可能性があります。新住所の文字を太字にする・色を変える・フォントを変えるなど、わかりやすく工夫するのがおすすめです。

喪中はがきでの引越し報告は控え目に

喪中はがきでの引越し報告は避けたほうが無難です。喪中はがきを受け取った相手は、お悔やみを言うべきか引越しのお祝いを言うべきか迷ってしまうことがあります。

できれば喪中はがきと引越しの挨拶状を別々に出したほうが良いですが、時期が重なっているなど同時に出したい場合には、差出人の住所に「新住所」とさり気なく書いて伝える方法をとりましょう。

引越しの際は新住所への転送届けを忘れずに

引越しの際は、郵便局への転送届の提出を忘れないようにしましょう。転送届を出すことにより、旧住所に郵便物が送られた場合でも1年間は新住所へ無料で転送してもらえます。

年賀状を送ったのに宛先不明で相手に返送されてしまうことは失礼にあたります。特に年賀状の時期は元旦に届くように早めに投函する方もいるので、余裕をもって転送届の手続きをおこなうと良いですね。

転送届の手続きには本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)と旧住所が確認できるもの(旧住所記載の運転免許証や住民票など)が必要となるので、事前に確認しておきましょう。

年賀状での引越し報告は時期とマナーを考えて

引越し報告を年賀状に載せることは間違いではありませんが、時期によっては相手に失礼に受け取られてしまうことがあるかもしれません。引っ越したのはずいぶん前なのに年賀状とまとめられている、引越しの挨拶状と年賀状が立て続けに送られてきた、などということがないようにしましょう。

年賀状はあくまでも新年の挨拶がメインなので、引越し報告をする場合は年賀状を出す前にあらためて文面やバランスを確認するのがおすすめです。失礼がないようにマナーにそった年賀状を送ることで、相手との今後の関係をより良いものにしていきましょう。

※この記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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