更新日:2018年10月29日

【2018】今年のインフルエンザは何型が流行?ピークはいつ?

空気が乾燥し始めると流行するインフルエンザですが、秋や冬だけではなく、春や夏に感染することもあります。ニュースなどで、インフルエンザA型、B型、さらにはC型などの名前を聞くことがありますが、それぞれどういったものなのでしょうか。ここでは、インフルエンザの種類とその特徴・流行のピーク・予防方法などについて解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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記事の監修

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小児科医
染谷 朋之介

インフルエンザとは?A型やB型があるの?

インフルエンザウイルスの中で、人間に感染するウイルスは大きく分けて3種類あります。それぞれA型、B型、C型と呼ばれており、ウイルスの型によって症状や経過が異なります。

インフルエンザのひとつの特徴として、高熱が出るのが一般的です。しかし、インフルエンザのウイルスの型の違いや個々の体調・体質の影響により、微熱で済む場合も少なくありません。

通常の風邪によく似た症状だからといって放っておくと、重症化してしまうことがあるため注意が必要です。正しい判断ができるように、それぞれのインフルエンザの特徴について知っておきましよう。

インフルエンザA型

インフルエンザA型には、次のような症状が特徴としてあげられます。

・突然の高熱
・寒気、悪寒、関節痛、筋肉痛、頭痛、倦怠感、食欲不振などの全身症状
・鼻水や咳などの呼吸器症状

一般的に最初の3~4日間程度は38℃以上の高熱が続きますが、人によっては1日で急速に下がることもあるようです。高熱が出てから1~3日間は、それにあわせて全身症状が強く現れるでしょう。A型は全身症状が先に現れ、やや遅れて鼻水や咳などの呼吸器症状が強く出る傾向があります。

インフルエンザB型

インフルエンザB型では、次のような症状が特徴としてあげられます。

・熱は高熱が基本だが、微熱症状で済むこともある
・A型に比べると、消化器症状がでることが多い

インフルエンザB型は、以前は数年単位で定期的に流行していました。しかし、近年は毎年流行している傾向にあります。症状としてはあまり熱が上がらず、微熱程度で済むことも多いでしょう。

A型よりも症状が軽いことから、通常の風邪と勘違いしてしまう場合があります。消化器症状がある場合はインフルエンザの可能性を疑い、自己判断は避けて医療機関を受診しましょう。

インフルエンザC型

インフルエンザC型には、次のような症状が特徴としてあげられます。

・高熱や全身症状が出ることは少ない
・鼻水や咳、のどの痛み
・4歳以下の幼児が感染することが多い
・ほとんどの大人は免疫を持っているため、感染しにくい

インフルエンザC型は、幼児が感染することが多いウイルスです。一般的に4歳以下の子どもが感染することが多く、乳児や幼児がいる場合はC型の症状も把握しておくと安心です。

風邪に似た症状で終わる場合が一般的ですが、まれに重症化することがあります。重症化した場合には、高熱・嘔吐・下痢・腹痛・発疹などの症状が現れるため、症状が軽いうちから注意深く様態を観察しましょう。

インフルエンザC型のウイルスは、一度免疫がつくと長期間持続するといわれています。再び感染したとしても軽症で済むケースが多く、通常の風邪と認識してしまうことも珍しくないようです。

各インフルエンザの特徴について知っておくと、いざというときにチェックしやすいでしょう。医療機関にかかる際、医師へ適切に状況を伝えるためにも、慌てずに症状を確認してください。

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インフルエンザが流行する時期はいつ?

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インフルエンザは、空気が乾燥する時期になると流行する傾向にあります。これは、気温や湿度が低くなるとくしゃみや咳による飛沫(ひまつ)が空気を通して蔓延しやすくなるためです。気温が低い時期はより室内で過ごすことが増え、閉ざされた空間にいることで感染者が増えるとされています。

インフルエンザが流行する期間は、ウイルスの型によって異なります。それぞれの型が流行しやすい時期は次の通りです。

・インフルエンザA型:12~2月
・インフルエンザB型:2~3月
・インフルエンザC型:ピークは1~6月とされていますが、どの時期でも感染する可能性があることから通年性インフルエンザとも呼ばれています。

【2018】今年のインフルエンザの流行状況は?

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2018~2019年シーズンは、例年よりも早い段階でインフルエンザウイルスが蔓延している地域もあるようです。

厚生労働省によるインフルエンザ発生状況の公表は、2017年9月よりなされています。全国に5,000ある定点医療機関からのインフルエンザ患者報告数は、2018年9月17日~9月23日の一週間で合計668人でした。昨シーズンの同時期、894人に比べると若干落ち着いてはいますが、幼稚園で1件、小学校で8件の学級閉鎖や学年閉鎖が報告されています。

※2018年10月3日時点の情報

今年のインフルエンザの流行は何型?B型の流行が早め?

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2018~2019年シーズンは、現時点(2018年10月3日現在)で東京都感染症情報センターによるウイルスの検出状況は2件報告されています。昨年は、B型、季節性A型/香港(いわゆるA香港型)、A型/シンガポール(2009年に新型インフルエンザと呼ばれて流行したウイルス)という順序で患者数が多い結果となりました。

どの型のインフルエンザウイルスが流行するかは、地域によってばらつきがあります。子どもが通っている保育園や幼稚園、小学校の流行状況や、住んでいる地域の医療機関などの受診者状況を確認すると、地域で流行している型が把握しやすいでしょう。

東京都「インフルエンザの流行状況」
大阪府「インフルエンザ関連情報」

インフルエンザの予防方法

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1.予防接種

インフルエンザを予防するためには、予防接種が効果的といわれています。インフルエンザにかかった場合も重症化を防ぐ効果が期待できます。

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2.手洗い、うがい、洗顔

インフルエンザに感染している人が触ったものには、ウイルスがついている可能性があります。インフルエンザウイスルがついた手で目や鼻・口に触れると、インフルエンザに感染する可能性が高まります。

ウイルスの感染を防ぐためにも、手洗いにより手や指についたウイルスを取り除きましょう。できば顔も洗うと、予防の効果が高いとされています。

インフルエンザだけでなく風邪を予防するためにも、手洗い・うがいを習慣付けておくと良いでしょう。

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手洗い、うがいで感染予防!子どもが楽しく手洗いできる!おすすめのうたや絵本

3.マスクを着用する

咳やくしゃみからの飛沫(ひまつ)中のウイルスは、インフルエンザの主な感染経路とされています。マスクをして飛沫を浴びないように気を配ることが、インフルエンザ感染の予防につながります。

自分自身が咳やくしゃみが出ているときにも、マナーとしてマスクを着用し、周囲の方に感染しないよう配慮できると良いですね。

4.ウイルス感染者と物を共有しない

インフルエンザにかかっている人が使ったものには、ウイルスが付着している可能性があります。家族がインフルエンザにかかっている可能性がある場合、タオルやコップを共用しないよう気を付けましょう。

5.適度な湿度の保持と換気

インフルエンザウイルスは空気が乾燥していると活発に活動するといわれています。室内が乾燥しやすい季節は、加湿器などを使用して湿度を50~60%に保つと良いでしょう。

ウイルスを室内に蔓延させないためにも、定期的に換気するのも効果があります。

6.休養と栄養バランスのとれた食事

疲れているときや体調が悪いときは、インフルエンザに感染しやすくなります。日ごろからしっかりと睡眠や休息をとり、栄養バランスを考えた食事を摂ることが、インフルエンザの予防につながります。

7.人混みは避ける

人混みや繁華街に出かけて多くの人と接すると、インフルエンザに感染する可能性が高まります。妊娠中の方や小さな子どもは、インフルエンザが流行している時期はなるべく人混みや繁華街を避けるように心がけてはいかがでしょうか。

やむを得ず人混みに出るときはマスクを着用して、帰宅後はすぐに手洗い・うがいをすることをおすすめします。

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インフルエンザの流行に備えるためにしっかりと予防しよう

インフルエンザは、気温が低く乾燥しやすい寒い季節に流行る傾向にあります。インフルエンザに感染すると、高熱が続いたり消化器官に症状が出たりするケースが多いでしょう。インフルエンザが疑わしい場合は、自己判断は避けて医療機関の受診をおすすめします。

いざインフルエンザにかかった場合に慌てないためにも、インフルエンザの症状や流行している型を知っておくと安心です。年々、インフルエンザが猛威を振るっている地域も少なくありません。インフルエンザにかからないためにも、予防接種を受けたり手洗い・うがいを徹底したりと予防するよう心がけましょう。

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