赤ちゃんの積み木はいつから?年齢別の遊び方と選び方は?
「神の贈りもの」とよばれるほど、素晴しいおもちゃとされている積み木。創造力を育て、表現力を伸ばしてくれます。積み木は、どのくらいの月齢で遊べるようになるのでしょうか。また、何歳まで興味をもってくれるのでしょうか。それぞれの年齢にあった選び方、遊び方をまとめてみました。
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目次
いつから上手に遊べる?
積み木は、赤ちゃんから就学前まで、とても長く遊べるおもちゃです。シンプルな形ゆえに、さまざまな使い方ができるからです。
0歳の赤ちゃんでも、積み木の色や形、素材に興味をもちます。手でものが持てるころなら、口でなめるなどして遊ぶ子もいます。くずしたり、積んだりが楽しめるようになるのは、10ヶ月頃といわれています。積み木の対象年齢も「10ヶ月~」となっているものが多いようです。
積み木のおもちゃがおすすめの理由
手先が器用になる
積み木は、指の力を使って、慎重に積み重ねる行為の連続です。大人は何気なく行っていますが、子どもにとっては力加減が非常に難しいもの。力の強さ、方向、支える腕の動きなど、微妙な調整を何度も行い、ベストをさぐっていくのです。
その行為を繰り返していくと、いつのまにかいろいろなことができるようになっています。力加減を知ることで、パチパチッと拍手をしたり、プリンを上手にすくったり、ボタンをはめたりできるようになっていきます。手先を使う行為は、器用さをアップさせるだけではなく、脳にも良いとされています。
創造力が豊かになる
積み木には、ルールというものがほぼありません。積み上げてもよし、くずしてもよし、何か形をつくってもよし。自由に遊べる分、子どもたちの創造力が生きてきます。
赤い積み木をいちごやトマトに見立てたり、丸い積み木をお金に見立てたりと、ままごとの道具になります。また、素敵なお城や、高い塔、怪獣などが作れます。実際には存在しないものでも、積み木なら自在です。
もともと、子どもというのは発想が豊かなものです。それを積み木を使い、目に見える形で表現することで、さらに創造力の翼は伸びていくのです。
成長が目に見える
地方自治体によっては、1歳半健診で積み木を使うこともあるようです。それだけ、成長がわかりやすいということですね。実際に、積み木で遊ばせているとママやパパはびっくりすることもあります。昨日できなかったことが、ある日突然できているのです。
10個以上の積み木を上手に積んでいたり、壮大なお城ができていたり、複雑なバランスで重なっていたり。子どもの指先の能力や、知能は日々育っているのです。そのときそのときの成長が目に見えるのが積み木です。積み木で新しい発見があったときは、たくさんほめてあげてくださいね。
1歳未満の子どもにはどう選べば良い?
安全性を重視しよう
赤ちゃんでも積み木に興味を示す子は多いです。ただし、まだまだ何でも口に入れてしまうころdすので、1歳未満の子の積み木は、安全性を重視して選んだほうが良いですね。
木製の積み木なら大丈夫と思うかもしれませんが、ニスなどの塗料が塗ってあることもあります。何も塗っていない「白木」や、口に入れても問題ないものをきちんと調べて選びましょう。
大きさは、口に完全に入ってしまうものはNGです。誤飲事故は、直径3.2〜3.5mm以下のもの(ペットボトルのふたより一回り大きいくらい)で起こりますが、(※)積み木の場合、もう少し大きなものを選びましょう。そのほうが小さな子どもには持ちやすく、安全です。
目と脳に良いカラフルなもの
木目をいかした素朴な積み木も素敵ですが、赤ちゃんは鮮やかな色を好みます。初めての積み木なら、色がついたものを選んでも良いでしょう。ただし、塗料などが舐めても大丈夫なものかは注意しておく必要があります。
ママの肌やおっぱいに似た、柔らかな色合いだと安心できますし、逆にはっきりとした原色ですと脳への良い刺激になるようです。このころの赤ちゃんは、少しずつ色の違いがわかるようになり、それらがすべて成長の一歩となっています。積み木で遊びながら、お気に入りの色を見つけられると良いですね。
遊ぶときはまずはママがお手本を
赤ちゃんの前に積み木をただ並べても、まだ上手に遊べません。まずはママやパパが見本を見せてあげましょう。最初は「くずし遊び」からはじめてみてはいかがでしょうか。大人が積み木を高く積み重ね、赤ちゃんに見せます。たいていの赤ちゃんは、それを手で触って壊そうとするはずです。
赤ちゃんが手で触ると、積み木がバラバラ、とくずれます。その音や衝撃が楽しくて、夢中になる赤ちゃんもいます。何度も積んで、何度も壊して…...「創造」と「破壊」の繰り返しですね。積むほうはちょっと疲れますが、小さな赤ちゃん怪獣はとてもかわいいものですよ。
積まずに、横に並べて長い電車を作っても良いですし、小さな袋に入れて振ってみても喜びます。いろいろな遊び方ができることをまずは大人が教えてあげましょう。
1歳未満におすすめの積み木
ピープル「お米の積み木 いろどり」
木ではなくお米が原料の積み木です。無塗装で国産という安全性が人気ですよ。四角や三角だけではなく、つかみやすいアレイ型なども入っていて、赤ちゃんのお気に入りになりそうですね。新生児から遊べます。
ラビー「サウンドブロックス」
ちょうちょや芋虫、ハチのイラストがユーモラスに描かれている積み木です。天然ゴムの木が原料で、塗料も安全なものを使っています。こちらの積み木は、音が鳴るので楽器としても楽しめますよ。生後10ヶ月から遊べます。
ファミリア「ファーストブロック」
皇室御用達として有名なファミリアの積み木です。ファミリアの積み木は、子どもが触りやすいちょうど良い大きさですよ。鮮やかな色とかわいいイラストが目を引きますね。
1歳から2歳の子どもの遊び方
挑戦する心を養おう
だんだん言葉がわかるようになり、自分の意思が出てくるこの時期は積み木の遊び方も、変わってきます。大きな作品が作れるようになりますが、自分の思い通りにいかず、イライラすることも増えてきます。
そんなときは、ちょっとだけ手を貸してあげましょう。全部手伝うと、さらにかんしゃくを起こす子もいるのでほどほどにするのがコツです。創造力を自由に表現させるため、あえて手本などは見せなくても良いでしょう。
ただし、なかには「自由」なのが苦手な子もいます。「何をどう作って良いのか、指示してくれないとわからない」という子には、無理に「自由さ」をおしつけず、一緒に作ってあげましょう。「ママがキリンを作るから、あなたはそのお家をつくって」など、提案してみると、共同作業の楽しさがわかってきます。
挑戦する心が消えないように、何かを作ったらほめ、次はどんなものができるのか期待していると伝えてあげましょう。
少しずつ手先が器用に
手先が器用になるので、作るものも大きくなってきます。このころの積み木は、挑戦心や創造力をそこなわないよう、できるかぎり数が多いと良いですね。数があれば、表現したいものを自由につくれます。ただし、片付けは大変なので、かならず元の場所にしまうように伝えましょう。
また、ただの四角や三角ではなく、形が変わったものも積めるようになります。どこに重ねたらどう倒れるのか、物理学の基礎が自然と頭に入ってくるのです。興味があるようなら、複雑な形の積み木をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
写真に残すのもおすすめ
「お城」や「車」などテーマ性のある作品が作れるようになってきます。しかし、積み木はそのままにはしておけません。片づけなくてはいけないのですが、小さな子どもの作る作品は、創造力が豊かで独創的。それはこの時期だけのものかもしれません。
何度も作れるのが積み木の楽しさでもありますが、子どもの場合、まったく同じものは作れないこともあります。素敵だなと思った作品は写真に残しておきましょう。その際は、子どもが何を表現していたのか一言添えておいたほうが良いですね。後から見ると、独創的過ぎて何を作っていたのかわからないこともあります。
3歳未満におすすめの積み木
ネフ社「ネフスピール」
ネフ社を代表する積み木、「ネフスピール」です。鮮やかな色の積み木を重ねていくと、美しい幾何学模様ができます。複雑で楽しい形に夢中になって遊ぶ子どもが多いようですよ。
ボーネルンド「オリジナル積み木カラー」
良質なおもちゃを多く取り扱っている「ボーネルンド」の積み木です。こちらのオリジナルの積み木は、シンプルですが鮮やかな色、持ちやすい形など遊びやすい工夫がされていますよ。付属の「積み木の本」を読めば、遊びの幅が広がりそうですね。
童具館「WAKU-BLOCK45H0」
こちらの「WAKU」は、一見ただの「木」にしか見えないほどシンプルな積み木です。シンプルだからこそ創造性を刺激して知育に良いと評判で、多くの保育園や施設などで取り入れられているそうですよ。
積み木の面取りがほとんどされていないため、高く積み重ねても崩れにくいです。壮大な作品ができそうですね。
3歳を超えたらもう積み木では遊ばない?
おままごとの道具にもなる
3歳を超えても、積み木はまだまだ現役のおもちゃです。特にままごとやごっこ遊びの道具として、サブ的に使われるようになります。人形のおうちやベッドなどは積み木で作ると、大きさも形も気分で変えられますね。
色がついた積み木を宝石に見立てたり、料理にしたり、さまざまな方法で遊ぶようになります。また、大きな作品を友だちと協力して作ることで、仲間意識が芽生えることもあります。
「真似る」から「作る」へ進化する
今まではママの作ったものを真似て作ったり、動物や家の形を真似て作っていたりしましたが、3歳を超えると「オリジナルの作品を作る」ところまで進歩します。
見たことない生物や、乗りもの、道具を積み木で作っていきます。思いもよらないような、おもしろい発想がぽんぽんと出てくるので、3歳を超えても、ぜひ子どもと一緒に積み木遊びをしてみましょう。
創造力だけではなく知育につながる
3歳ぐらいになると、文字に興味を持つようになります。ひらがなや英語が書かれた積み木を見ながら、文字を覚えていく子どもも多くいるようです。
楽しく遊びながら、というのがポイントです。また指先を使いながら、目で情報を取り入れるので、記憶力もつきます。積み木を重ねることで、言葉遊びにもなります。そろそろひらながを覚えてほしいなと思ったら、文字の入った積み木をプレゼントしてみても良いですね。
3歳を超えても楽しめる積み木とは
トイザらス 「イマジナリウム木製カラフルつみきセット」
3歳を過ぎると、子どもたちは大きな作品を作りたくなったり、友達と一緒に積み木遊びをしたくなったりすることがあるでしょう。こちらの積み木は150ピースもあるので、たっぷり遊べますよ。ピースが多いと片付けも大変ですが、パパやママも協力して一緒に片付けてあげてくださいね。
くもん「ひらがな積み木」
公文式でおなじみのくもんのひらがな積み木です。こちらのひらがなつみきは、小さいころはイラストを楽しみ、少し大きくなってきたら、ひらがなやカタカナ、ローマ字まで学べます。ある程度ひらがなを覚えたあとは、積み木を並べながら、しりとり遊びもできますよ。長く使える積み木です。
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素朴な積み木遊びで無限の創造力を育てよう
積み木は楽しみながら、創造力を刺激します。何を作るのか、どう遊ぶのか、すべて自由です。指先を使うことで脳に刺激を与えつつ、さまざまな表現力を手に入れることができます。
0歳から6歳頃まで、長く遊べるのも積み木のメリットです。子どもが夢中になるような積み木を見つけてあげましょう。