【男女別】「怜」の意味・読み方、名前200例！名付けに良くない？漢字の成り立ちは？

「怜」は明治安田生命の人気の名前ランキング（男の子）で、トップ100にランクインしたことのある漢字です。男の子だけでなく女の子の名前にもよく使われており、過去には「怜」を使った名前がいくつもランキング入りを果たしています。

現在の元号である「令和」にちなんで、「令」「怜」「玲」など、「れい」や「れ」を含む名前を考える方もいるでしょう。「怜」にはどのような意味があるのか、その成り立ちや読み方をご紹介します。

「れい」という音の響きを持つ漢字には、研ぎ澄まされた感覚を想起させるものが多いですね。「怜」もそのひとつです。

「怜」は部首に「心」が使われていることで、感情の豊かさも感じられます。名付けでは「柔軟な心と鋭敏な感性を兼ね備えた人となるように」という願いが込められそうです。情報が行きかう今の時代の名前にぴったりの漢字といえます。

「怜」を使った熟語には「怜悧（れいり）」があります。頭のはたらきが鋭く、りこうであるという意味です。怜悧な顔つき、怜悧な頭脳といった使い方をします。記憶力にすぐれているだけではなく、冷静に状況を判断する力や解決策を探る力を持つ人物像が浮かびますね。

このことから、「怜」を使った名付けでは、聡明さ、利発さを願う気持ちが込められそうです。知恵と知識で人生を切り開き、社会に必要とされる人に育ってほしいですね。

「怜」は「憐れむ」の俗字として用いられることから、「気の毒でかわいそう」という意味でとらえられることがあるようです。しかし、「あわれ」は「喜びや悲しみなどの感動」や、「味わい、情緒」という意味でも使われます。悪い意味があると気にしすぎる必要はありません。

また、音をあらわす「令」という字は、人がひざまずく姿を示しているため、マイナスなイメージを持つ人もいます。この「ひざまずく様子」は「神意を聞く姿」を示していて、それだけ神徳があることがうかがえます。むしろ「かしこい、さとい」という側面に注目した形なので、「怜」は子どもの確たる未来を願う名付けにぴったりですよ。

「怜」は「れい」や「りょう」という読みがあり、一文字でも名付けに使える漢字です。画数が少ないので、二文字、三文字でもバランスが良く、考える楽しさが広がります。女の子の名前例をみていきましょう。

「れい」や「りょう」を含む名前が人気ですが、「りょう」という響きから「り」と読ませる名付けも考えられます。「ま」や「ゆう」と組み合わせると、やさしい音の響きになりますね。「花」や「果実」など自然を感じさせる漢字との相性も良く、人生が豊かに彩られそうです。

「怜」は「れい」「りょう」のほかに「さとし」という読みがあります。令和時代の象徴として、今後さらに人気があがりそうな「怜」を使った男の子の名前をご紹介します。

名付けに「さと」や「とき」という響きを使うと、落ち着きのある古風な名前になります。「飛」や「翔」という躍動感のある漢字との組み合わせでは、時代をけん引するようなリーダーシップを感じさせますね。「万」や「基」のように充足感のあるどっしりとした漢字と組み合わせれば、「心身ともに満ち足りるように」という願いを込められそうです。

※この記事は2024年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください