【男女別】「紗」の意味と読み方、名前162例！名付けに良くない？漢字の画数や由来

「紗」はとくに女の子の名付けで人気のある漢字です。2023年の明治安田生命の名前ランキングでは、人気の漢字部門（女の子）で25位となっています。名前で見ると「紗南」や「紗菜」、「紗良」などがランクイン。ここでは「紗」にはどのような読み方や意味があるのか、解説します。

「紗」はうすぬのという意味があります。夏用の透けた着物を想像すると良いでしょう。人当たりが柔らかい、優しい人に育ってほしいという願いを込めることができますね。女性的なイメージが強いですが、男性名でも使えます。

ここでは「紗」から始まる名前の実例を紹介します。先頭に「紗」が入ると「さ」という響きでさわやかさが際立ちますよ。

「紗」は女の子の名前の止め字としても人気です。「さ」で終わる名前は現代的で愛らしい響きになりますね。「しゃ」と読むとより個性的な名前となります。

漢字三文字の名前の場合、中央に「紗」が入る名前もかわいいですね。ここではあいだに「紗」が入る名前例を紹介します。

女の子の名前のイメージがある「紗」ですが、男の子の名付けにも使えます。組み合わせる漢字や、全体の読みを男の子っぽくするとバランスが良くなりますよ。

「紗」は名付けにふさわしくないという考えも一部にはあるようです。「紗」には「少ない」という漢字が入っていますが、織物の綾目を表しているので悪い意味ではありません。また、10画という画数は、運勢が良くないという説もあります。しかし画数は流派によって諸説あり、姓名判断自体も日本独自の占いのため、気にし過ぎる必要はないでしょう。「紗」がついた名前で世界的に活躍している人も多くいますよ。

生糸の織物である「紗（しゃ）」は、軽くて薄いので夏の衣類とされてきました。「羅（うすもの）」という昔ながらの夏の季語があり、羅に関連して「紗」「綾羅紗」も夏の子季語とされています。

透き通った雰囲気がある「紗」という漢字に、確かに「夏」は似合いますが、必ずしも夏生まれではないといけないというわけではありません。「紗」自体に偏った四季のイメージはなく、どの季節でもおかしくないといえるでしょう。

※この記事は2023年1月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。