赤ちゃんの鼻づまりの原因とは?簡単にできる対処法を伝授
赤ちゃんが寝ているときや授乳中、赤ちゃんの鼻がフガフガしていると、ちゃんと息ができているかどうか不安になりますよね。赤ちゃんの鼻づまりは、出産後ママやパパが最初に直面する悩みのひとつ。今回は赤ちゃんの鼻づまりの原因、対処方法について解説します。
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目次
赤ちゃんの鼻づまりの原因
赤ちゃんの鼻づまりにあたふたしてしまう前に、まずは鼻づまりの原因を確認してみましょう。
赤ちゃんの鼻づまりの原因:
1.風邪などの病気
2.新生児の鼻の粘膜はとても敏感で、室内の空気の乾燥や汚れが原因
3.鼻水などの分泌量が大人並みにもかかわらず、鼻が低く・鼻の穴も小さい
4.2~3時間おきに母乳かミルクも飲んでいるため、のどの周りに母乳やミルクがまとわりついて鼻詰まりのように見える
5.喉頭喘鳴が鼻詰まりのように見える
苦しそうな鼻づまりの解消法
授乳中や寝ているときに赤ちゃんがフガフガと鼻を詰まらせているような状態で、赤ちゃんが息苦しかったりするとママはとても不安になりますよね。ママやパパの悩みを少しでも解消するために、赤ちゃんの鼻づまりの解消法をいくつか紹介します。これらの解消法はとても実践的かつ有効的なので実際に試してみてくださいね。きっとあなたの赤ちゃんに合った解消方法が見つかるでしょう。
赤ちゃんの鼻を吸う
赤ちゃんの鼻水がダラダラと流れ出てくる場合は、自分の口か補助器具、電動鼻水吸引機で吸い取りましょう。でも、吸いすぎは赤ちゃんの鼻の粘膜を傷つけてしまい、出血する場合がありますので、加減しながら吸い取りましょう。
また、1~2回ほど吸っても出てこない場合は、無理せずに吸い取るのをやめてください。自分の口で吸ってあげるときは、吸わない方の鼻をふさいであげると良いでしょう。
綿棒やピンセットで取る
赤ちゃんの鼻の穴の入り口近くに固まった鼻水があるときは、ティッシュでこよりを作ったり、綿棒や先の丸い赤ちゃん用ピンセットなどで「やさしく」取ってあげたりしましょう。無理は禁物です。
鼻くそが固いときは蒸しタオルでふやかす
赤ちゃんの鼻の穴の入り口近くに固まった鼻くそがあるときも、鼻水と同様に綿棒や先の丸い赤ちゃん用ピンセットなどでやさしく取ってあげましょう。鼻の少し奥のほうに鼻くそが見えても、取ってあげたい衝動をおさえ、無理に取らないでくださいね。無理に取ろうとすると赤ちゃんの鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。
また、鼻くそがかたすぎるときは蒸しタオルを鼻にあててふやかしたり、こよりで鼻の入り口付近を刺激してくしゃみをさせたりするのもおすすめの解消法です。蒸しタオルは熱さを十分に確かめてから赤ちゃんの鼻にあてましょう。湿気や蒸気が良いので、湯気の立っている浴室で10分程度過ごすのも良いかもしれません。
赤ちゃんの鼻くそは、お風呂あがりやベビーオイルを浸した綿棒を鼻の入り口にちょんちょんとするだけで、水分で柔らかくなり鼻の奥にあった鼻くそが鼻の入り口のところまで出てくるので、鼻くそがかたいときに比べ非常に取りやすくなります。
新生児の鼻はとてもデリケートです。そのため新生児の鼻のケアは「鼻の入り口まで」ということを覚えておきましょう。
鼻を湿らせてとりやすくする方法
実は上記の解消方法以外にも赤ちゃんの鼻づまりを取り除く方法があります。生理食塩水や、時には母乳などを綿棒に湿らせて、鼻の粘膜に水分を補充する方法もあります。
鼻づまりで寝ないときの対処法
赤ちゃんの鼻づまりを解消するために上記の解消方法を試しても赤ちゃんが寝てくれない、というときもありますよね。赤ちゃんが寝ないときは、下記の対処方法を実行してみてください。
・部屋の湿度を適度に保つ(50〜60%くらい)
・上半身を少し起こして寝かせる(タオルや枕などを使う)
・空気清浄器でホコリやハウスダストを取り除く
病院へ行く際の判断基準
上記に記載した赤ちゃんの鼻づまりの解消方法はあくまでも一時的な対症療法です。もしも鼻水が増えてくる場合や、様子がおかしい、下記の症状が見られる場合は早めに小児科を受診しましょう。
・呼吸が苦しそう
・鼻水が黄色でドロドロしている
・鼻水がどんどん増える
・食欲が落ちる・母乳やミルクを飲まない
・機嫌が悪い、元気がない
・咳や熱など鼻水以外の症状がある
小児科を受診する場合は、小児科で他の赤ちゃんや子どもたちから風邪をもらってしまう恐れもあるので、まずは電話で赤ちゃんの月齢と症状と伝えておきましょう。そして、可能であれば受付だけを済ませ、車や別の場所で待機しておくことをおすすめします。
赤ちゃんの鼻づまりに関する体験談
筆者の場合は、お風呂あがりに赤ちゃん用の綿棒で鼻づまりを解消しようと頑張ったのですが、毎回こちらも泣きたくなってしまうくらいの勢いで泣かれてしまい、へとへとになった記憶があります。そんなとき、授乳中にちょろっと母乳が鼻のなかに入ってしまったので、授乳後赤ちゃんの身体を起こすとこれまたびっくり。鼻くそが母乳と一緒に赤ちゃんの小さなお鼻から出てきたのです。
母乳には免疫物質も入っていることを知っていたので、これで鼻づまりも解消してくれるなら一石二鳥だと考え、それ以降は母乳を浸した綿棒を赤ちゃんの鼻の中に入れて、数分待ってから新しい赤ちゃん綿棒でやさしく拭き取るような感じで鼻の通りを良くするようになりました。
初めての育児ということで、鼻づまりのために夜眠れない日々が続いたときはかなり心配になったので、耳鼻科に連れて行きました。すると先生から「泣くことは赤ちゃんのお仕事だから、鼻がつまったときや鼻くそが奥の方で固まっている場合は、思いっきり泣いてもらうと自然と鼻の通りがよくなる」というアドバイスをいただき、早速実行したところ、母乳点鼻薬と同様に素晴らしい結果が出ました。
赤ちゃんの鼻の通りが悪いときは赤ちゃんに泣いてもらい、鼻だけでなくママとパパの心配もスッキリさせてもらいましょう。
まとめ
出産後、初めての育児をされているママとパパは知らないことだらけで小さなことに敏感になったり、不安を感じたり、とまどったりしているかもしれませんが大丈夫です。さまざまな経験を通して赤ちゃんもママもパパも一緒に日々成長しているのです。
もしかしたら赤ちゃんの鼻づまりは赤ちゃん本人よりも、それを見ているママやパパの方がつらいかもしれません。ですので、今回紹介した解決方法を試しながら、自分に合った鼻づまりの解消方法や予防策を見つけ出して赤ちゃんの鼻づまりだけではなく、ママとパパの不安も一気に解消してしまいましょう。