生後0ヶ月の赤ちゃんの成長とお世話のコツのQ&A!授乳や睡眠、泣きやまないときの対処法は?
生まれてすぐの赤ちゃんとの生活は、ママやパパにとって戸惑うことの連続かもしれませんね。ここでは、生後0ヶ月の赤ちゃんの成長やお世話で、多くのママやパパが疑問に感じていることをQ&A方式で紹介します。母乳やミルクの量、睡眠時間、泣きやまないときの対処法や乳児湿疹などについて、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
Q.生後0ヶ月の赤ちゃんの体重の変化は?
生まれたばかりの赤ちゃんは、生後3~4日頃までに出生体重の5~10%ほどが減少します。赤ちゃんの体重が減ると心配になってしまいますが、これは「生理的体重減少」といわれているもので、生後1週間ほどでもとの体重に戻るため、心配いりません。
生後1週間以降は1日に、25~30gを目安に体重が増加していくのが一般的です。母乳育児の場合は、ミルク育児に比べて赤ちゃんの体重増加がゆるやかだといわれているため、1日に20g以上増えていれば問題ないケースが多いでしょう。
娘は2,780gで産まれたのですが、生後2日で2,530gに体重が減少し、大丈夫なのかと心配になりました。助産師さんに相談したところ問題ないといわれましたが、体重が戻るまでは不安な気持ちを抱えたままでした。生後7日には2,787gと出生体重まで戻り、その後も順調に体重が増加していったのでほっとしたものです。
Q.生後0ヶ月の赤ちゃんの様子は?
生後0ヶ月の赤ちゃんは眠りが浅く、寝たり起きたりを繰り返します。赤ちゃんはまだ昼夜の区別がついておらず、夜でも2~3時間おきに目を覚ますため、そのたびに授乳するようにしましょう。よく寝る赤ちゃんもいますが、ずっとグズグズ泣いている赤ちゃんもいます。
このころの赤ちゃんには、刺激に対して無意識に反射する「原始反射」があります。大きな音が鳴ったときなどに赤ちゃんが両手をビクッと広げる「モロー反射」や、口に含んだものをリズミカルに吸う「吸啜(きゅうてつ)反射」などが有名です。
赤ちゃんのへその緒は生後1~2週間程度でとれます。へその緒がとれるまで、とれてからしばらくは、産院の指示にしたがって赤ちゃんのおへそのケアをしてあげましょう。
Q.生後0ヶ月の母乳やミルクの量は?
生後0ヶ月の赤ちゃんには、どのくらい母乳やミルクを与えれば良いのでしょうか。母乳育児・混合育児・ミルク育児それぞれの授乳タイミングや目安を紹介します。
母乳の場合
母乳育児の場合、赤ちゃんが欲しがるタイミングで欲しがるだけ授乳しましょう。授乳時間は3時間以上空けないようにし、1日8回以上を目安に頻回授乳を続けることで、母乳の分泌量が増加していくといわれています。
母乳育児では体重増加がゆるやかになることが多いですが、体重が増えない場合はミルクを足しましょう。ミルクを足すべきか悩む場合は、産院や母乳外来などで相談すると良いですね。
娘は完全母乳で育てたのですが、1日中授乳をしていたような印象です。「赤ちゃんが欲しがるだけ授乳するように」と産院で指示されていたので、娘が泣くたびに授乳していました。30分から1時間間隔で授乳することも多かったです。その甲斐あってか体重もしっかりと増え、母乳不足の心配はいりませんでした。
母乳にミルクを足す場合
母乳とミルクの混合育児の場合、赤ちゃんがお腹を空かせたタイミングで母乳を与え、そのあとにミルクを足すようにします。ミルクの前に母乳を吸わせることで、だんだんと母乳の分泌量が増えていきますよ。
母乳の出が悪く、30分かけて飲ませても体重を測ると増加はたった3g……。まったく足りていなかったので、ミルクを足しました。哺乳瓶でも母子のスキンシップはとれるので、その点はとくにこだわりませんでした。
ミルクの場合
ミルク育児の場合、1回あたりのミルクの量は下記を参考にしましょう。
~生後10日 | 10mL+生後日数×10mL |
生後10日~2週間頃 | 1回80mL~100mLを1日に7~8回 |
生後3~4週間 | 1回80~120mLを1日に6~7回 |
ただし、1回あたりのミルクの量は子どもの体重にもよるため、上記はあくまで目安です。
ミルクの場合は3時間以上空けて与えたほうが良いといわれることがありますが、最近はミルクでも赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけ与えて良いといわれています(※1)。ミルクの量や間隔が不安な場合は、産院などで相談してはいかがでしょうか。
Q.赤ちゃんが寝ない!生後0ヶ月の睡眠時間は?
生後0ヶ月の赤ちゃんの平均的な睡眠時間は、1日16~18時間程度です。新生児は昼夜問わず、2~3時間ごとに寝たり起きたりを繰り返すのが一般的です。
このころの赤ちゃんはまだ昼夜の区別がついていないため、睡眠リズムが整わず、昼夜逆転していることが多いでしょう。あまり寝ない赤ちゃんにパパ・ママは心配になるかもしれませんが、泣きながらウトウトと浅い眠りを繰り返す赤ちゃんが多いので、問題ないケースがほとんどです。
Q.赤ちゃんが泣きやまないときの対処法は?
健康的な赤ちゃんでも一般的に1日に数時間は泣くものですが、生後3週間頃からは「コリック(乳児疝痛)」によって1日に3時間以上泣き続ける赤ちゃんもいます。コリックは黄昏泣きとも呼ばれ、生後3~4ヶ月頃にピークを迎えますが、生後6ヶ月頃には自然と落ち着くことがほとんどです。
赤ちゃんが泣いたら、おむつが濡れていないかなど、赤ちゃんにとって不快なことはないか確認してからあやしてあげましょう。ただし、パパ・ママがどんなに手を尽くしても泣きやまないことも多いため、あまり自分を追い込まないようにしてくださいね。
赤ちゃんが泣きやまずストレスがたまるときは、赤ちゃんを安全なところに寝かせて少し息抜きをしても良いでしょう。おしゃぶりをくわえさせると落ち着くことがあるため、上手に活用してみてはいかがでしょうか。
子どもが何をやっても泣きやまないときは、親である私もついイライラしてしまうことが多かったです。子どもの泣き声は想像していたよりも精神的にダメージが大きいもので、泣き叫ぶ子どもに怒鳴ってしまう日もありました。どうしても耐えきれないときは、子どもを布団に寝かせてその場を離れ、気持ちを落ち着けてからお世話に戻るようにしていました。
Q.赤ちゃんに湿疹ができたけれど大丈夫?
生後0ヶ月頃は「新生児ニキビ」や「脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)」などの乳児湿疹ができやすい時期です。そのため、肌を清潔な状態に保ち、こまめな保湿を心がけることが重要です。乳児湿疹は、赤ちゃんの成長とともに自然と落ち着くことが多いでしょう。
ケアをしていても湿疹が改善しない場合や赤ちゃんがかきむしって悪化した場合などは、医療機関に相談してみてくださいね。赤ちゃんでも使える塗り薬を処方してもらえることがあります。
赤ちゃんの肌はすべすべできれいなイメージがあったのですが、意外と肌トラブルが多くて驚きました。乳児湿疹で頬が真っ赤になっている子どもを見て衝撃を受けましたが、1ヶ月健診で医師に相談したところ、すぐに落ち着くといってもらえて安心しました。見た目ほどひどくはなかったようで、かゆがる様子もなく、数週間できれいな肌になってほっとしたものです。
Q.生後0ヶ月から外出はできる?
赤ちゃんと外出できる時期に、医学的な決まりや根拠はありません。しかし、生後0ヶ月の赤ちゃんは体温調節機能が未熟で抵抗力が弱く、外出による刺激は強すぎるので注意しましょう。1ヶ月健診で問題がないことを確認し、短期間の外出から始めるのが一般的です。
上のきょうだいがいる場合など、やむを得ず生後0ヶ月の赤ちゃんを連れて外出しなくてはならないときは、なるべく短時間で帰宅するようにしましょう。外出時には、新生児から使える抱っこ紐があると便利です。
私は出産時に里帰りはしなかったのですが、退院後実母に1週間ほどサポートに来てもらっていました。子どもが生後2週頃に実母が実家に帰宅することになったのですが、駅までの交通の便が不便だったこともあり、子どもを連れて実母を駅まで送っていくことになりました。新生児の外出は避けたほうが良いと聞いていたので、駅で実母をおろしたらすぐに帰宅しました。
Q.赤ちゃんが便秘のときにはどうすれば良い?
生後0ヶ月の赤ちゃんは、水っぽいうんちを1日に何度もするものです。授乳のたびにうんちをするという赤ちゃんも多いでしょう。ただし、赤ちゃんによっては、うんちの回数が少なかったり、うんちがかたかったりすることもあります。
赤ちゃんがうんちを出す間隔がつかめず、うんうん苦しんでいる様子がある場合は、お腹をマッサージしてあげたり、綿棒浣腸(めんぼうかんちょう)をしてあげたりすると良いですね。
生後0ヶ月の赤ちゃんとの生活を楽しもう
生まれたばかりの赤ちゃんとの生活は、日々新しい驚きや喜びがあるとともに、パパやママにとって負担が大きいものですよね。不安やストレスはひとりで抱え込まず、周囲のサポートを受けながら赤ちゃんとの新生活を楽しむことをおすすめします。ママは、自分の身体を休めることを心がけつつ赤ちゃんのお世話を行っていけると良いですね。