【体験談】初めて感じる子育てパニック!「魔の3週目」を乗り切るコツ!|助産師監修
多くのママが初めて育児につまずく時期に「魔の3週目」という言葉があります。生まれた直後はすやすやと寝ていることが多かった赤ちゃんが、生後3週頃を境に寝ない、泣き止まない、抱っこし続けないといけないなど急に手に負えなくなったというママの声をよく耳にします。ここでは、魔の3週目の様子と先輩ママの体験談をで紹介します。
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目次
魔の3週目とは?3の倍数は子育ての壁?
育児にはイヤイヤ期がピークとなる「魔の3歳児」という言葉があり、子育てで悩む時期のひとつといわれています。他にも、生後6ヶ月には離乳食開始、生後9ヶ月には後追いが始まり、子どもが成長して6歳で小学校入学など、子育ては3の倍数でさまざまな節目があるといわれています。
その中でもママが初めて洗礼を受けるのが「魔の3週目」です。生まれてからずっとすやすやと寝ていることが多かった赤ちゃんが、生後3週目頃からは寝ない、泣き止まない、抱っこし続けないといけないなど、急に育児が大変になったというママの声をよく耳にします。
生後3週の赤ちゃんはどんな状態?
生後3週で泣く時間が増えるケースが多い
生後3週頃になると、赤ちゃんは少しずつまわりのことがわかってきます。それまで赤ちゃんはほとんど寝て過ごし、ゆっくり寝て起きておっぱいを飲んでだけを繰り返すことが多いでしょう。
しかし、生後3週頃を境に、急に赤ちゃんが泣き止まない時間が増えたというケースがあります。ちょうどママも産後の身体の疲れと育児疲れがたまる時期なので、体力的にも精神的にもつらいと感じるママが多いようです。
昼夜のリズムに慣れていない
赤ちゃんは、生まれてから8週~10週ぐらいで家族の生活リズムと同調し、昼と夜のリズムに慣れてきます。ちょうど生後3週~5週頃は、赤ちゃんとしては昼夜のリズムができはじめているのですが、大人の昼夜とはまだ一致していないことがほとんどです。
赤ちゃんはまだ昼夜の区別もつかないし、目もはっきりと見えていないから不安でいっぱいです。そんな赤ちゃんの不安が、魔の3週目のぐずりにつながっているのではといわれています。
【体験談】生後3週頃はママのお疲れもピーク
寝ない、泣き止まない、泣いてる理由がわからないと泣き続ける赤ちゃんのお世話で疲れがたまるママも少なくありません。まだまだ首も座らない赤ちゃんを抱っこすることで、腕が腱鞘炎になるママも多いようです。
生後三週の赤ちゃんがいます。最初の一週間くらいはよく寝る子だったのですが、最近全然寝なくて長くても一時間半ほどで目を覚まし泣き出します。寝不足でイライラするし、アパートの隣近所への迷惑も考えてしまい精神的につらいです。
ささいなことで涙も出るし、なかなか寝ないと息子がかわいくなくなってきてしまいます。わからないことだらけで不安もあります。
生後3週間の男の子が泣いてばかりいます。ミルクもあげたばかりでおむつも替えたばかりです。どうして良いかわからず、布団の上に座ってただ泣く我が子を抱っこするしかありませんでした。
産後の退院直後はぐっすり寝てくれた赤ちゃんですが、しばらくすると抱いても泣きやまず私の体力の限界を感じました。夜通し赤ちゃんを抱っこしています。たまにはゆっくり眠りたく、寝不足でイライラしてしまいます。
つらいときは、つらいと声をあげて
つらいときは、ママひとりで頑張ろうと思わないで誰かに頼ってください。夫や祖父母、子育て支援や健診のときに、周りに相談してみてください。心が軽くなったという声もたくさんありますよ。
出産後3週間は慣れない生活で本当に大変でした。赤ちゃんが泣いていると悲しくなり、泣くこともありました。
そんなとき、夜に帰宅する夫に相談していました。とにかくつらくて子どもがかわいく思えなくなりそうで怖いと素直に相談しました。休みの日には夫に子どもをみてもらい、1~2時間の外出をしてみました。すると少し心が軽くなる気がしました。
産後1週間程度は夫が育児を手伝ってくれました。しかし、仕事が始まると帰りが遅く、祖父母も遠方のためほぼワンオペ育児でした。生後3週間ごろから私が離れると赤ちゃんが泣くのを繰り返し…本当に疲れました。
ちょうど自治体の子育て相談があったので参加して、いろいろ話を聞いてもらいました。保健士さんの「大丈夫よ」という言葉に救われた気がします。
【体験談】魔の3週目に友人宅へ家出
長男を産んだ3週目あたりに家出をしました。決して育児不参加のパパではなく、それなりに頑張っていてくれたのですが、理由はそれだけでなかったのです。親との関わりや家事育児への行きづまり、睡眠不足に腱鞘炎(けんしょうえん)、腰痛も重なり、疲労がたまりすぎていました。そんな中、マタニティブルーでさらに追い詰められてしまったのです。
そのモヤモヤはついに夜中に爆発し、さっさと荷物をまとめて家を出ました。赤ちゃんとの初めての外出が、なんと県外への遠距離旅行になるとは…。小さな赤ちゃんを連れての不安は不思議とありませんでした。それよりも、このモヤモヤの突破口を探したくて特急に乗り、隣県の親友の家にしばらく居候になりました。
親友の家には半年前に産まれた赤ちゃんがいて、自分たちの未来を垣間見た気分でした。お座りもできて、ニコニコ笑って、離乳食を食べている赤ちゃん。そのかわいい赤ちゃんの姿は、いろいろなことを乗り越えてきたからこその姿なんだと気が付いたのです。私の帰りを待つあいだ夫は大変だったと思いますが、本当にこの旅行が私を救ってくれたと今でも思っています。
育児が大変な時期はママにとってとても長く感じることでしょう。しかし、後から振り返ると良い思い出となっていることも少なくありません。
魔の3週目に一緒に家出をした長男は、現在小学生。「そろそろママうざいって言われないか」と不安に思い私からベタベタしているのですが、案の定うざいと振り払われてしまうようになりました。魔の3週目はあんなにつらくてノイローゼになっていたのに、いま思うとなんてかわいらしかったんだろうということしか思い出に残っていません。
育児は、越えても越えても壁が出てきます。後になって思うと「なんでこんなことで悩んでいたんだろう。今のほうがずっと大変だわ」と思うことばかりかもしれません。でも、育児の渦中にいると、今がすべてで先が見えないものですよね。
赤ちゃんは、気が付いたら自分で立って、自分でご飯を食べて、気が付いたらママの手を振り払うようになります。後から振り返ると、あんなに長く感じた赤ちゃん時代がウソのように思えてきます。手のかかる時期は一瞬のできごとなのです。つらかったことも覚えていますが、それも今では良い思い出です。
赤ちゃんの気持ちを知るおすすめ書籍
0歳の赤ちゃんの気持ちがわかる本は、赤ちゃんの視線や表情、しぐさから気持ちを読み取るコツが書かれています。ママやパパが赤ちゃんにしぐさを返していくことで、赤ちゃんのなかにコミュニケーションの土台ができていくとされています。
子育てがますます楽しくなる必読の育児書といえるでしょう。
悩んだら誰かに相談して息抜きを心がけよう
ママの産後ブルーの時期が赤ちゃんに大きな変化がある時期と重なって、生後3週間ごろはつらくてたまらない方が多いといわれます。今だけを見ると大変に感じますが、その時期はとても短く子どもは日に日に成長していきます。
すべてひとりでやろうとは思わないで、ゆっくり自分のできることをやっていきましょう。悩みは家族や専門家に相談しながら、できるだけ子育てを楽しめたら良いですね。
※この記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。