更新日:2017年11月27日

新生児の部屋の室温は何度が最適?季節ごとの室温・湿度の調整方法を解説

快適なママのお腹から出てきたばかりの赤ちゃんは、できる限り快適な環境で育ててあげたいですよね。しかし、どのような服装にしたら良いのか、またエアコンは使ってもよいのかなど、戸惑うことも多いでしょう。ここでは、新生児にとって快適な室温や、季節ごとの室温・湿度の調整方法についてご紹介します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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新生児の室温は何度が良いの?

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新生児にとって、快適な室温とはどれくらいなのでしょうか。大人とは違う新生児の繊細な体調は、周囲が気遣う必要があります。住んでいる環境によっては、思うようにいかない場合もあるかもしれませんが、器具を使用したり、服装や布団を調整したりと、工夫の仕方はさまざまです。

赤ちゃんの体温調整能力について

生まれてすぐの赤ちゃんは自律神経が未発達で、まだ自分の力だけでは体温調節が上手にできません。生後2ヶ月くらいから大人と同じような体温の日内変動が認められ、1歳ぐらいまでには、少しずつ調節できるように成長していきますが、それまではパパ・ママの工夫が必要になります。

赤ちゃんは、パパやママ気付かないうちに汗をかきすぎていたり、冷えてしまったりしていることもあります。室温や湿度、風のあて方、服装など、お世話をするパパママが意識して調整してあげたいものです。

温度・湿度計は赤ちゃんのすぐそばに

赤ちゃんに適した温度・湿度の調整のためには、今どれくらいの室温・湿度なのかを知るための温度計・湿度計を用意できると良いですね。ただ、あまり数字に神経質にならず、赤ちゃんの泣き方、表情や仕草さから機嫌をよく観察することが一番です。

エアコンによっては温度や湿度が表示されるので、参考することも可能です。しかし、お部屋の上の方と、赤ちゃんのいる床近くやベッド付近、さらに肝心の赤ちゃんの布団や衣服の中の温度が同じとは限りません。また、エアコン等の温度設定もその通りの室温や湿度になっているわけではなく、部屋の広さやエアコンなどの性能によっても変化が出てきます。

手足だけではなく、背中やお腹も触って確認を

赤ちゃんが暑がっていないか、寒がっていないかを知るために、手足に触れて確認してみるのも良いでしょう。気がつかないあいだに冷えすぎたり、暑かったりすることもあるので、赤ちゃんに触れることは重要です。

手足はエアコンなどの空調に触れてすぐに変化するものです。そのため、お腹や背中が冷えていないか、汗をかきすぎていないかということも確認しましょう。

手足が冷たくても、お腹が冷えていたり背中が汗だくだったりと、身体の中心が不快であれば体調を崩すことにつながりかねません。お腹や背中、首の辺りなどを触って確認してくださいね。

季節ごとの室温・湿度の注意点

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季節ごとに環境は大きく変化します。ここでは、季節ごとの室温・湿度などの調整について、いくつかの注意点をご紹介します。

春は比較的過ごしやすく、ママも赤ちゃんも快適な日が多いでしょう。室温も快適で、エアコンなどの出番もまだ少ないのではないでしょうか。春における適温は25℃といわれています。しかし、春に注意したいことは、思っている以上に紫外線が強くなっているということです。

5月ぐらいからは、窓から差し込む太陽の光にも注意してください。お部屋の中でも直接日があたる場合は肌の露出を避け、紫外線対策も考えていきましょう。

■先輩ママの体験談
・5月は暑かったり寒かったりするので温度調節がかなり難しいです。昼間は暑いことが多いので、エアコンを27℃設定にして扇風機で温度を調節しています。夜は網戸にし、暑いと思ったら扇風機を回して温度を調節しています。
(なっちゃんさん/21歳)

・5月生まれです。天気が良く、室温が暑くなったときには扇風機をかけ、風が直接あたらないように気をつけていました。極力窓を開けて自然の風を入れるようにもしていました。
(わらmamaさん/26歳)

・暑い日は窓を開けて扇風機でしのいでいたのですが、あせもができてしまったので、それからは一日中エアコンをかけて過ごすようにしました。設定温度は27~28℃と少し高めにし、直接風があたらないように扇風機も回しました。
(はるさん/31歳)

梅雨

梅雨の時期に注意したいことは、やはり湿度です。赤ちゃんにとって快適な湿度は40~60%といわれています。エアコンなどの除湿機能を利用して調整してみましょう。

少し室温が高くても、湿度が低ければ快適な場合もあります。湿度があまりに高い場合は、室温が低くても熱中症になる可能性もあります。身体がまだ暑さに慣れていない時期でもあるので注意しましょう。

赤ちゃんにとって快適な夏の室温は、外気温から4~5℃低いぐらいが適温といわれています。湿度も40~50%程度になるように調整しましょう。エアコンで除湿もできますが、湿度の設定を下げ過ぎて体感温度が下がり過ぎないようにすることも大切です。

また、エアコンや扇風機の風が直接あたらないように注意しましょう。扇風機でも思った以上に冷えるので、赤ちゃんの近くの温度をよく確認してください。服装に関しては、裸にしたほうが涼しいと思いがちですが、肌着を着せたほうが汗を吸ってくれるので、赤ちゃんにとって快適になります。

夏場でもエアコンなどの影響でお肌が乾燥することもあります。お風呂上がりにはしっかり保湿をしてあげましょう。逆に汗の刺激であせもになる場合もあるので、汗は刺激の少ないガーゼで拭うか、余裕があればシャワーで流しましょう。

■先輩ママの体験談
・夏は子どもの様子を見ながらエアコンの設定温度を28℃にし、扇風機を併用して直接風があたらないように調整したり、短肌着だけにしたりしていました。乾燥しないように霧吹きを使ったり、ベッドパットを冷感素材のものにしたり、できるだけ快適に過ごせるように気を遣いました。
(ママにゃんさん/36歳)

秋は気温が変化しやすく、調整の難しい季節になります。赤ちゃんに最適な室温は22~25℃なので、服装で調整できるようにしてみましょう。

11月ごろからは冷えてくる場合があるので、赤ちゃんが寒くないように肌掛けなどで工夫してください。秋の終わりごろには、風邪などの感染症も流行しやすくなります。乾燥と冷えに注意し、加湿器や暖房などをうまく利用しましょう。

冬の赤ちゃんに適した室温は22~23℃といわれています。また、乾燥は肌荒れの原因にもなります。寒くないようにと着せすぎると、汗だくになって脱水や熱中症のような症状が出ることもあるので、注意が必要です。

また、外出で使用した防寒具は、お部屋の中に入ったらすぐに脱がせるなどの小まめな対応をしてあげましょう。加湿器や暖房器具をうまく使い、赤ちゃんにとって快適な室温を保つことを心がけてくださいね。

■先輩ママの体験談
・2月生まれだったので、リビングにいるときは常に暖房をつけていました。設定温度は20℃になるようにし、加湿器も併用していました。
(りさりさ224さん/34歳)

・ずっと一定の温度になるようにエアコンで調節しました。短肌着・長肌着・ロンパースを着せ、抱っこをするときはおくるみを使いました。ときどき背中や首を触って体温を確かめました。
(はなさん/41歳)

・2月の出産だったのですが、産院の室温が22℃だったので、退院後もエアコンでその温度にしていました。
(うささん/36歳)

・冬生まれだったので短肌着・長肌着・ロンパースを着せていました。布団をかけても手が冷たいので心配しましたが、新生児の頃は手が冷たくても心配いらないらしいです。言葉が話せないので、寒いのか暑いのかわからなくて大変でした。
(みちゃんさん/22歳)

あたためすぎ、着せすぎが原因でSIDSになる可能性が上がる

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赤ちゃんの体温調整に関して注意していきたいのが、「SIDS(乳幼児突然死症候群)」です。SIDSは原因不明の病気と考えられてきましたが、最近の体温の研究から、赤ちゃんの冷えを心配するあまりに着せすぎ、あたためすぎたことがSIDSの原因のひとつと考えられています。

赤ちゃんに服を着せすぎると、「放熱障害」を起こすことがあります。放熱とは、高温環境において高体温になった時に、その熱を放出して高体温を抑えようとする働きです。高体温により、睡眠は深くなり、筋弛緩、呼吸運動の抑制が起こるといわれています。SIDSがうつぶせ寝に多い理由は、お腹からの放熱が妨げられることにより、筋弛緩や呼吸運動の抑制が起こり、窒息を起こしやすいからと考えられています。

そのため、風邪をひかせないことも大切ですが、布団の中の赤ちゃんに触れるなどして、過度に暑くなっていないか、汗をかき過ぎたりしていないか確認しましょう。布団や布でしっかりと包んでしまうのではなく、身体との間にスペースができるような布団、衣服のほうがよいでしょう。睡眠中は帽子や手袋、靴下を履かせず、布団で調節して下さい。新生児のあいだは、赤ちゃんは寝返りや布団を跳ねのけることもできません。赤ちゃんの様子をよく確認し、安全に、快適に過ごせるように注意しましょう。

赤ちゃんをよく見て、触れて感じ、適切なお部屋環境を

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赤ちゃんにとって快適な室温・湿度について大切なことは、赤ちゃんをよく見て触れて様子を観察し、季節に応じた環境を整えていくということです。

ママやパパにとっては苦労の多い赤ちゃんの環境づくりですが、気持ち良さそうに笑ってくれたら、嬉しさも大きいでしょう。さまざまな器具や洋服をうまく使い、工夫をしていきたいですね。

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