妊娠検査薬の精度と確率は?フライング検査の正確性は?陰性が出ても妊娠の可能性はある?
妊娠検査薬は本当に正確な結果が出るのでしょうか。その精度とはどれくらいなのでしょうか。ここでは、妊娠検査薬について調べてみました。日本の場合はどのメーカーも精度は99%以上とあります。この高い精度で陽性と出れば妊娠している確率は非常に高いです。
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目次
妊娠検査薬の検査時期
通常の妊娠検査薬は「生理予定日の1週間後」、そして早期妊娠検査薬では「生理予定日」から検査することができます。そもそも検査薬は、妊娠すると受精卵の一部から分泌されるhCGホルモンが尿中に排出され、hCGホルモン濃度が一定以上になると、それを感知し検査薬が反応するという仕組みになっています。
早期妊娠検査薬では、hCGホルモン感知濃度が低くなっていて、より早期に妊娠がわかるようになっているのです。
妊娠検査薬の結果の精度・確率・正確性は?
さきほど書いたhCGホルモンは、一般の妊娠検査薬は50IU/Lで反応しますが、早期妊娠検査薬では25IU/Lで反応するようになっています。きちんと生理予定日に検査することができれば、結果の信ぴょう性は非常に高くなります。また、早期妊娠検査薬であっても、所定通りの方法で検査を行って陽性反応が出れば、その精度は99%以上といわれています。
ただし、普通の妊娠検査薬や早期妊娠検査薬で、フライング検査を行うことで、信ぴょう性は急に低くなります。具体的には、早期妊娠検査薬で、生理予定日3日前50%、2日前で70%、1日前で85%の確率で正しい判定が出るといわれています。ほかにもいくつか違う結果がでてしまう場合があるので、見ていきましょう。
間違って陰性が出る理由
間違って陰性が出る場合に一番可能性が高いのは「フライング検査」。はやる気持ちのために、フライング検査をしてしまい、妊娠しているのに陰性という結果になってしまうことも。
フライング検査では、尿中のhCG濃度が検査薬の検査可能数値まで達していないので、陰性反応が出ます。フライング検査での陰性が疑われる場合には、1週間ほどおいて、再度検査することをおすすめします。
間違って陽性が出る理由
妊娠検査薬が、間違って陽性が出てしまうケースには、不妊治療などでhCGホルモン注射をしている場合があります。hCGホルモン注射は、投与から7~10日間は陽性反応が出てしまう可能性が。この場合は「偽妊娠」という状態になってしまっていて、妊娠検査薬が陽性となってしまうのです。注射から7~10日間を過ぎて反応が出ない時期となると、妊娠検査薬も陰性反応となります。
できるだけ早く医療機関で受診を
どのような状態でも、妊娠検査薬で陽性が出れば、できるだけ早く産婦人科を受診しましょう。また、陰性反応でも、腹痛がある、気持ち悪いなど、気になることがあれば、婦人科や産婦人科で相談してみてくださいね。くれぐれも自己判断だけで安心しないようにしましょう。