【医師監修】妊娠検査薬が陰性でも妊娠していた!陰性から陽性になる原因は?
妊娠検査薬が陰性の結果を見たにもかかわらず妊娠していた、という人も中にはいます。初めの検査では陰性が出ても時間が経ってから陽性になる原因には、フライング検査以外にどんなものがあるのでしょうか。ここでは、妊娠検査薬の結果が間違いとなる原因や、陰性反応が出たのに生理が来ない理由についてお伝えします。
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目次
妊娠検査薬とは
妊娠検査薬は尿中のhCGに反応する
妊娠すると受精卵の一部から分泌されるhCGホルモンが尿中にも排出されます。尿からのhCGホルモンの数値が一定以上になれば反応するというのが妊娠検査薬の仕組みです。
妊娠検査薬のhCGの感度は?
薬局などで市販されている通常の妊娠検査薬は、50IU/L以上になると反応します。これは、早ければ妊娠4週(最終月経初日から28~34日目)から検査可能な数値です。
現在では、早期妊娠検査薬というものが発売されており、25IU/Lでの検出が可能です。妊娠3週で20~50IU/Lになるといわれているため、早ければ妊娠3週(最終月経初日から21日~27日目)で反応します。
妊娠検査薬が陰性でも妊娠!陽性に変わった原因は?
フライング検査だった
妊娠しているのに妊娠検査薬が陰性だった場合の原因で最も多いのが、フライング検査です。フライング検査とは、検査薬で規定されている時期よりも早く検査していたり、自分の生理周期がずれており、まだ検査をするべき時期ではないのに検査をしていたりすることを指します。
検査時期が早すぎると、尿中のhCG濃度が検査可能数値まで達しておらず、妊娠検査薬は陰性を示します。フライング検査が疑われる場合には、1週間ほどおいて再度検査すると良いでしょう。
尿の濃度が低かった
「検査する尿の濃度が薄かった場合」に、妊娠検査薬が陰性になることがあります。水分を多量に摂取した後の尿は濃度が薄くなります。尿中のhCG濃度は薄くなっているので、妊娠していても陰性の判定が出るというわけです。尿の濃度が濃いのは朝一番です。妊娠検査薬はできるだけ、朝一番の尿で検査しましょう。
多胎児でホルモン濃度が高すぎた
意外に見逃されがちな陰性の理由に、多胎児でホルモン濃度が高すぎたというものがあります。妊娠検査薬は、hCG濃度が高すぎても反応上限を超えてしまい、陰性反応が出るのです。
陰性でがっかりしたのに、双子を妊娠していることが後になって判明したという人もいます。また、妊娠10週を過ぎてくると、単体児であってもhCG濃度が濃くなり過ぎ、陰性になるケースが見られます。
異常妊娠である
受精卵が子宮以外の場所に着床してしまう「異所性妊娠(子宮外妊娠)」などの異常妊娠では、妊娠していても陰性反応が出ることが考えられます。異常妊娠では正常な妊娠に比べてhCGホルモン濃度の増加が鈍いことがあり、陽性反応が出る時期に反応しない場合があります。
しかし、異常妊娠であっても、いずれは陽性反応がでるものです。時間をおいて再度検査した際には、陽性反応となるでしょう。
妊娠検査薬が陰性でも妊娠しているときにみられる症状
1.吐き気
妊娠による吐き気は、だいたい妊娠5~6週頃に始まる人が多いといわれています。しかし、生理予定日の2週間前から始まる人もいるようです。
2.微熱
妊娠すると高温期が続きます。そのため、身体が火照ってだるい感じが続いたり、熱っぽく感じたりすることがあります。
3.高温期が続く
基礎体温を毎日つけている方は、2週間以上高温期が続いていると妊娠を疑うでしょう。妊娠していないときの基礎体温では、排卵すると高温期に入り、生理が来て低温期になります。
4.つわりのような症状
妊娠初期の症状としてはつわりが有名ですが、症状は吐き気だけではありません。苦手な食べ物が増えるなどの食欲不振、においに敏感になることが原因の吐き気といった症状に悩まされる人もいます。つわりの症状は、軽い人から重い人までさまざまです。
妊娠検査薬で陰性が出たのに生理が来ない理由
排卵がズレて生理予定日が遅れた
妊娠検査薬で陰性が出たのに生理が来ない理由には、排卵がずれて生理予定日が遅れていることが考えられます。排卵は、ホルモンが問題なく分泌され、卵子が卵巣の外に排出されることで起こります。その後、受精しなかった卵子が体外に出血とともに排出されるのが生理です。
生理は一定の周期でやってくるものですが、何らかの要因で排卵が遅れる場合があります。排卵が遅れると生理もその分遅くなるので、生理予定日に生理が来ないという事態が起こるのです。
ストレスや体調不良で生理予定日が遅れた
仕事の疲れやストレス、ダイエット、食事制限、睡眠不足、病気、喫煙、飲酒などの影響で、生理予定日が遅れることがあります。特にストレスは、自分で思っている以上にダイレクトに身体に響いてくるので、注意が必要です。風邪などの体調不良も生理周期に影響をおよぼします。
生理前、生理予定日当日の検査は「早期妊娠検査薬」
早期妊娠検査薬はいつから使える?
通常の検査薬でフライング検査して陰性となってしまわないためにも、早く妊娠を知りたい人は「早期妊娠検査薬」を使うことをおすすめします。早期妊娠検査薬は、早ければ妊娠3週から検査可能です。しかし、確実な検査結果を望む場合は、生理予定日に使用するのが望ましいでしょう。
早期妊娠検査薬のhCGの感度は?
一般の妊娠検査薬が50IU/Lで反応するのに対し、早期妊娠検査薬は25IU/Lで反応するようになっています。きちんと生理予定日に検査すれば、結果の信ぴょう性は非常に高いものです。早期妊娠検査薬であっても、所定通りの方法で検査を行って結果が出れば精度は99%以上です。
ただし、早期妊娠検査薬でも、フライング検査を行えば結果の信ぴょう性は低くなります。フライング検査の場合、生理予定日3日前で50%、2日前で70%、1日前で85%の確率で正しい判定が出るといわれています。
妊娠検査薬の再挑戦のタイミングは?
妊娠検査薬で陰性が出ても生理が来ず、妊娠が疑われる場合には、再検査することをおすすめします。再検査のタイミングは、最初の検査から3日以上後が良いでしょう。
あまりにも早く再検査すると同じ結果が出ることが多く、妊娠検査薬を無駄に使ってしまうことにつながります。もうあやふやな結果は嫌だと思うのであれば、最初の検査から1週間待てば、さらに判定の精度が上がるでしょう。単に生理が遅れていた場合、再検査を待つあいだに生理が来ることもあります。
妊娠検査薬が陰性でも妊娠していたという人は意外に多いものです。日常のちょっとしたストレスで生理周期がずれ、フライング検査となってしまっていることがあります。妊娠検査薬が陰性でも、その後生理が来ないときは再検査をしましょう。
妊娠がわかったら葉酸を
妊娠の1ヶ月前から妊娠初期にかけて葉酸を摂取することは、胎児の発育にとても重要なことです。胎児の脳や脊椎が順調に育つように必要な栄養素を補うことができ、無脳症などの脳や脊椎に障害が起こるリスクを抑えられるといわれています。
厚生労働省は、妊娠可能性のある女性に対し、食事からの摂取に加えて1日400μgの葉酸を摂取することを推奨しています。葉酸は水に溶けやすいので、食物からはなかなか必要量を摂取することができません。サプリメントを飲んで必要な葉酸量を補いましょう。
メルミーの魅力は、産婦人科医と管理栄養士によるダブル監修を受けていることです。葉酸のほか鉄やカルシウムなど、妊娠中に特に重要な17種類の栄養素を配合し、内14種類の栄養素については厚生労働省の定める栄養機能食品の基準値をクリア。「無添加」なのも嬉しいポイントですね。
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