ベビーサインとは?いつから?一覧とおすすめの動画・本をご紹介
まだ言葉を話すことができない赤ちゃん。そんな赤ちゃんの今の気持ちを知りたいと思ったことはありませんか。赤ちゃんの気持ちがわかれば親子の絆も深まりそうですし、育児ストレスからも解放されそうですよね。そこで今回は赤ちゃんと意思疎通ができるおすすめのベビーサインについて、動画や本も一緒にご紹介します。
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目次
ベビーサインとは?
ベビーサインとは、まだ話すことができない赤ちゃんと簡単な手や指のジェスチャーによって会話をする育児法です。赤ちゃんと言葉で会話をすることはまだ先になりますが、手や指は月齢の低い赤ちゃんでも自由に動かすことができます。ママと赤ちゃんがベビーサインを覚えれば、自由にコミュニケーションをとることができるのです。
ベビーサインのメリット
親子の絆が深まり育児が楽しくなる
ベビーサインは赤ちゃんにとって、ママやパパに自分の要求を伝えることができる手段となります。まだ言葉を話すことができない赤ちゃんのころから「分かってもらえる」「ママやパパが自分の思いに応えてくれた」という経験は、赤ちゃんにとって愛してもらえている自信にもつながり、コミュニケーション能力も育つので親子の絆がより深まります。
またベビーサインを教えていない育児だと、赤ちゃんがなぜ泣き始めたのかわからず途方にくれることもあるでしょう。ベビーサインで対話することによって、赤ちゃんとコミュニケーションが取れ、ママのイライラや悩みが減ることにつながります。仕事などで常に一緒にいることが少ないパパも育児に参加しやすくなるのではないでしょうか。
話し言葉を覚えるのが早い
ベビーサインを使っているとジェスチャーで対話ができるので、もしかしたら言葉は発するのが遅れるのではないかと心配する人もいるかもしれません。
しかし、ベビーサインを使っている子はベビーサインを覚えることで言語発達の基礎が育つため、言葉の理解が早いといわれています。アメリカの研究ではベビーサインを使っている子の方が語彙が豊富になるということです。
赤ちゃんを危険から守ることができる
ベビーサインには「痛い」や「危ない」などもあります。言葉で伝えることができない赤ちゃんが、痛いと感じていることはなかなか伝わりにくいものです。しかし赤ちゃんが「痛い」のベビーサインを使ってくれれば痛さに気づいてあげることができますね。
また「危ない」のサインが使えるようになれば危険から赤ちゃんを守ってあげることができます。
ベビーサインはいつから始める?
ベビーサインを始める時期は、その子の発達によって個人差があります。ベビーサイン協会では、お座りや指さしができるようになってくる生後6ヶ月~1歳半が、ベビーサインを教えるのに適した時期だと推奨しています。
ベビーサインのやり方・使い方 気をつけることは?
ベビーサインのやり方・使い方
ベビーサインのやり方は、教えるというよりも日常生活の中でベビーサインをそのシーンごとに取り入れていくのが望ましいです。例えば離乳食を与えているときに「おいしいね」と声をかけながら「おいしい」のベビーサインを取り入れてみる、「もっと食べたい?」と声をかけながら「もっと」のベビーサインを取り入れるなど、状況ごとに手での表現の仕方を話しかけながら行うと、赤ちゃんは徐々にベビーサインの意味を理解していき、使えるようになります。
気をつけることは?
ベビーサインを取り入れるときに気をつけることは、まず厳しくしないことです。赤ちゃんにベビーサインを早く覚えてもらいたいからと焦っては逆効果です。
笑顔あふれる楽しい雰囲気の中で、何気なくベビーサインを取り込むように教えましょう。ママがニコニコ笑ってベビーサインをしていれば「楽しそうだな」と真似してくれるかもしれませんね。
ベビーサインにはたくさんの種類があります。数ある中で「まずはこれだけは覚えてほしい」とひとつに絞ることは避けましょう。赤ちゃんにとってやりやすいベビーサインは違います。なかなか覚えられないものもあるでしょう。
覚えてくれなければママの焦りやイライラにつながってしまうので、複数のベビーサインを日常生活に取り入れることが大切です。その中で赤ちゃんはやりやすいものから覚えていきます。
おすすめのベビーサイン8選
おっぱい・ミルク
授乳をするときに「おっぱいの時間だよ」「ミルク飲もうね」と声をかけながら、手をグーパーと繰り返すベビーサインを取り入れてみましょう。このベビーサインは赤ちゃんにとって覚えやすいものだそうです。お腹が空いたときに赤ちゃんがベビーサインを使って伝えてくれるのが待ち遠しいですね。
おいしい
赤ちゃんがミルクを飲んでいたり、ご飯を食べていたりするときにおすすめなのが「おいしい」のベビーサインです。食事の最中に「おいしいね」と声をかけながらほっぺたを軽くトントンして見せましょう。赤ちゃんが「おいしい」のベビーサインをしてくれたら、大変な離乳食作りも頑張れそうです。
もっと
授乳時や離乳食を与えているときに、一時中断をして「もっと欲しい?」と聞きながら両手をすぼめて爪と爪をトントンと合わせるベビーサインをしてみましょう。もっと欲しそうな素振りを見せたら再度ミルクや離乳食をあげます。比較的簡単なベビーサインなので赤ちゃんも覚えやすいでしょう。遊ぶときにも使えるベビーサインです。
おしまい
「おしまい」のベビーサインのやり方は、両手の手のひらを上に向けた状態から下向きにひっくり返します。ミルクやご飯を終えるとき、遊びを終えるときなど、何かを終えるときに使えるベビーサインで、さまざまな生活のシーンで大活躍するサインです。お腹がいっぱいになった赤ちゃんが「おしまい」のベビーサインをしてくれるかもしれませんね。
ねんね
赤ちゃんが眠たそうな素振りをみせたら、「ねんねしようか」と言いながら両手を合わせて片方のほっぺたの横に当ててみましょう。赤ちゃんは眠い感覚があまりわからないといわれています。少々赤ちゃんにとっては難しいベビーサインかもしれませんが「寝ようね」というサインとして使ってみましょう。
おむつ
おむつを交換するときに「おむつ替えるよ」とおむつを見せながら、下腹部を両手でパンパン叩くベビーサインを見せましょう。赤ちゃんがおむつのベビーサインを覚えたら、おしっこやうんちをしておむつが気持ち悪いときに使って教えてくれるかもしれませんね。
ありがとう
「ありがとう」のベビーサインは「ありがとう」と語りかけながら、パーにした手を口に当てて投げキッスをするように前に方に出します。赤ちゃんが何か持ってきてくれたときなど、感謝の気持ちをベビーサインで伝えてあげましょう。赤ちゃんから「ありがとう」の気持ちとともに投げキッスがもらえると思うと、教えがいがありますね。
痛い
遊んでいて頭をぶつけたときや、予防注射を終えたあとなどに「痛かったね」と言いながら、両手の人差し指をツンツン合わせるベビーサインを見せてみましょう。「痛い」のベビーサインを覚えた赤ちゃんは、お腹が痛いときやどこか体調がおかしいときに「痛い」のベビーサインを使って教えてくれるようになります。言葉で伝えられない赤ちゃんがベビーサインで痛みを伝えられると、ママやパパはとても助かりますね。
ベビーサインでおすすめの本・教室
【本】今すぐできるかんたんベビーサイン
著者はNPO法人日本ベビーサイン協会理事長で、日常で使えるベビーサインが139語収録されています。日常で赤ちゃんに語りかける言葉に、簡単なベビーサインを添えるだけで、話すことのできない赤ちゃんと対話をすることができます。イラストがあるのでとてもわかりやすいですよ。
【本】わかる!話せる!らくらくベビーサイン
ベビーサインの創始者であるリンダ・アクレドロ博士とスーザン・グッドウィン博士、そしてNPO法人日本ベビーサイン協会の理事長である吉中みちるさんが監修したベビーサインの公式キットです。DVDと絵本、そしてガイドブックがセットになっているので、ベビーサインの入門書としておすすめです。
【本】楽しいベビーサイン 赤ちゃんのこうしたい!がわかる
こちらもNPO法人日本ベビーサイン協会の理事長である吉中みちるさん著書のベビーサインの本です。写真と分かりやすい解説で日常のあいさつや食べ物、動物や乗り物のベビーサインが収録されています。ベビーサイン初心者さんや、簡単なベビーサインから覚えたい人にもおすすめです。
ベビーサインの教室は「日本ベビーサイン協会」のHPをみてみよう
ベビーサインの教室は一般社団法人「日本ベビーサイン協会」のホームページから簡単に検索することができます。赤ちゃんと一緒に通える「ベビーサイン教室」や、生後すぐからお座りできる前くらいの赤ちゃんと通える「プレ・ベビーサイン教室」、妊娠中に通える「マタニティ教室」やベビーサインを使って英語を学べる「英語ベビーサイン教室」などがあります。都道府県や最寄駅で検索が可能なので、お住まいの場所から近い教室を探すことができます。
楽天・Amazonでベビーサインの本もチェック!
楽天・Amazonでベビーサインの他の本を探したい方は、以下のリンクを参考にしてください。
ベビーサインで赤ちゃんとの対話を楽しもう
いかがでしたか。ベビーサインはまだ話すことのできない赤ちゃんと対話することができる魔法のサインですね。難しそうな気もしますが、ママも赤ちゃんも覚えやすい簡単な動作です。日常の語りかけに、ちょこっとサインをプラスするだけなので気軽に取り組んでみてはいかがでしょうか。