【2024】イースター(復活祭)の意味と期間&イベント情報を紹介!卵やうさぎを飾るのはなぜ?
春のイベントとして注目されているイースターの意味や由来をご存知でしょうか。子どもが興味を示すようなカラフルな卵やうさぎが用いられるため、イースターは親子一緒に楽しめるイベントですよ。ここでは、イースターの意味や期間、卵やうさぎがモチーフになっている理由などを紹介します。
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目次
【2024】イースターはいつ?期間や時期は?
イースターの時期といえば春ごろというイメージを持ちながらも、具体的な時期や日にちについてはよくわからないという方は多いではないでしょうか。ここでは、イースターの日程について詳しく見ていきましょう。
2024年のイースターは3月31日(日)
イースターは、春分の日(3月21日ごろ)を過ぎてから最初の満月の次の日曜日とされています。日本でのイースターは西方教会の算出方法を参考にし、2024年は3月31日の日曜日がイースター当日となります。
毎年日にちが決まっているクリスマス(12月25日)やハロウィン(10月31日)とは異なり、イースターは年によって日にちが変わります。
3ヶ月にわたって祝う地域もある
イースター当日以外も、イースターのお祝いやお祭りが開催されることが多くあります。期間が長いところでは、イースター当日の前40日と後50日の計90日(3ヶ月)という地域もあります。
ヨーロッパの国や各地域では、イースター休暇があります。休暇は、イースターの前後4日(グッドフライデー・聖土曜日・イースター当日・イースターマンデー)のところが多いでしょう。
イースター(復活祭)の意味や由来は?
イースターといえば、カラフルな卵やうさぎを思い浮かべる方が多いですよね。最近は春ごろになると、イースターの雑貨やイベントを目にすることも増えています。では、イースターの意味や由来はどのようなものなのでしょうか。
イエスキリストの復活を祝うお祭り
イースターとはキリスト教の最も重要な祭日で、日本語で「復活祭」を意味します。十字架にかけられたイエス・キリストが、死後三日後に復活したといわれている奇跡にちなんだお祝いです。
イースターはカトリック教会では「復活の主日」、プロテスタント教会では「復活日」とも呼ばれます。正式な式典としてミサがおこなわれ、教会によってはカラフルに彩られた卵が配られるなど、キリストの復活を喜び祝います。
名前の由来は女神「エオストレ」
イースターという名前は、ゲルマン神話の春の女神である「エオストレ」が由来だとされています。エオストレが従えているうさぎたちが美しく彩られた卵をエオストレに贈り、喜んだエオストレが皆に卵と春風を配ったという伝説があります。
イースターはイエスの復活とエオストレの伝説に共通点があることから、このふたつの話が合わさって普及した春の祝祭と考えられています。
イースターの意味を子どもに簡単に説明するには?
イースターは海外では一般的な行事として定着している地域も多いでしょう。カラフルな卵やかわいいうさぎが取り入れられたイベントとして興味を持つ子どももいますよね。
イースターとは何か質問されたときに、以下のように説明すると子どもでも理解しやすいでしょう。
・イースターは、十字架にかけられて命を落としたキリストが、三日後に復活したことを祝う日
・イースターバニーを飾ったりイースターエッグを使って遊んだりする日
キリスト教など複雑なことがわからなくても、大人も子どももみんなで喜びを祝う日ということが伝われば良いでしょう。子どもが成長するにつれて少しずつイースターの詳しい内容を伝え、理解を深めていくのも良いですね。
イースターエッグやうさぎの意味は?
なぜイースターに卵やうさぎが必要なのでしょうか。一見関係ないように感じられる卵とうさぎですが、意味を知ることでイースターに欠かせない存在ということがわかりますよ。
イースターエッグ:キリストの復活や生命の誕生
多くの生物が卵の殻を破って誕生するのと同様に、キリストも死という殻を破って復活しました。このことからイースターエッグは、生命の誕生を象徴するものとされています。
イースターエッグはさまざま色があり、色によって表す意味が異なります。
赤色:キリストの血によって世界が救われる、太陽・情熱・幸福・行動など
青色:空・健康
白色:復活の色、清浄・誕生
ピンク色:成功
緑色:子孫繁栄・豊穣・希望
紫:信頼・忍耐
オレンジ:強さ・持続・太陽
イースターエッグには絵が描かれることも多く、キリスト教のシンボルである「魚」、魔除けや厄除けを意味する「星」、豊作を願う「太陽」などがあります。イースターエッグの色や柄の意味を知ることで、イースターの楽しみ方をさらに深めることができますよ。
うさぎ(イースターバニー):多産と豊作のシンボル
イースターに登場するうさぎはイースターエッグを運んでくるイースターバニーと呼ばれ、多産と豊作のシンボルとされています。うさぎは哺乳類の中でも繁殖力が強いため、命や繁栄を連想させることからイースターに取り入れられたそうです。
さらに、うさぎが飛び跳ねる様子が春の訪れや生命の躍動感を表わしているように見えることから、イースターに定着しました。
イースターはどんなことをするの?
イースターはキリストの復活を祝うおめでたい日ですが、具体的に何をして過ごすのか気になりますよね。ここでは、海外で過ごす一般的なイースターを紹介します。
卵や肉を使った料理を食べる
イースターには卵や肉を使ったお祝いにふさわしい料理を食べることが多いです。イースターはクリスマスのように、家族などの大切な人たちと集まって聖なる日を祝うのが一般的です。
ホームパーティーを開く家庭も多く、キリスト教のイースターにちなんだ定番料理を振舞います。地域によって内容が異なる場合がありますが、イースターの定番料理は以下のものが一般的です。
・イースターエッグ:殻に色付けや模様・絵が描かれたゆで卵
・ミートローフ:ハンバーグのようにひき肉をこねて型に入れ、オーブンで蒸し焼きにしたもの
・ホットクロスバンズ:レーズンなどのドライフルーツやスパイスを加え、上部に十字の模様を入れたパン
・ラム肉:ローストしたものにミントソースをかける
・シムネルケーキ:ドライフルーツたっぷりのフルーツケーキに、マジパン(アーモンドと砂糖のペースト状)で作ったボールを11個または12個乗せたもの
エッグハントやエッグロールなどのゲームをする
子どもたちが楽しめるイースターにちなんだゲームがあります。エッグハントは、隠された卵を探すゲームです。家や公園などさまざまな場所でエッグハント用のバスケットを持ちながら卵を探します。
卵は割れやすいため、デコレーションしたゆで卵や卵型のチョコレートを使うことが多いようです。イースターの時期になると卵型のカプセルが売り出されるため、お菓子やおもちゃなど、子どもの好きなものを詰めることも人気があります。
エッグロールは、長いスプーンでスタートから卵を転がし、ゴールまで競争するゲームです。アメリカのホワイトハウスで開催される様子をニュースなどで見たことがある方も多いでしょう。屋内や屋外で自由にコースを作り、大人も子どもも一緒になって楽しめますよ。
【2024】日本でイースターのイベントは楽しめる?
日本では、多くの人が集まるイベント会場や遊園地、ショッピングモールなどでイースターのイベントが開催されます。クリスマスやハロウィンのように、イースターのイベントをおこなう施設が増えてきているのでチェックしておきましょう。
イースターの意味を知り、イベントを楽しもう!
海外では一般的なイースターが、最近は日本でもイベントが開催されたりイースターの雑貨が販売されたりと、クリスマスやハロウィンに次ぐ行事となりつつあります。イースターも他のイベントと同様に、日本独自の楽しみ方にアレンジされて定着するかもしれません。
イースターの由来や意味を知ることは、日本だけでなく世界への関心を深めるきっかけにもなるでしょう。キリスト教ではなくても、イースターの歴史に触れながら春の訪れをみんなで楽しくお祝いするイベントとして盛り上がりましょう。
※この記事は2024年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。