【離乳食後期〜完了期】イースター手づかみメニュー5選!9ヶ月〜1歳半におすすめ超簡単レシピを紹介
植物が芽吹き、動物たちが活動的になる春は、イースターのお祭りメニューを楽しんでみてはいかがでしょうか。今回はイースターエッグや赤ちゃんが食べられるお菓子など、手づかみ食べにぴったりなレシピを紹介します。離乳食づくりで気をつけたいポイントも確認してみましょう。
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目次
【離乳食後期・完了期】イースター手づかみ食べメニューのポイント
イースターの由来を知る
イースターは復活祭とも呼ばれ、キリスト教ではもっとも大切な祭日とされてきました。これはイエス・キリストが十字架にかけられてから3日目に復活したことに由来しています。
キリスト教が根付く地域ではイースターを迎えるころになると伝統的に断食・節食が行われ、復活祭を機に動物性食品が解禁されます。肉や卵料理が食卓に並べられ、家族そろって盛大にお祝いするのがならわしとなっています。
日にちはキリスト教の宗派によって異なり、2022年はカトリックやプロテスタントなどの西方教会は4月17日、正教会などの東方教会は4月24日がイースターにあたります。
日本ではあまりなじみがあるお祭りではありませんでしたが、最近ではクリスマスやハロウィンのようなイベントとして徐々に盛り上がりをみせています。テーマパークなどでもイースターにちなんだイベントが催されていますよ。
イースター料理をアレンジ
海外ではイースターの日に肉や卵、乳製品を使った料理が食べられています。オムレツやゆで卵、ハム、ソーセージなど日本でもよく食べられるメニューから、子羊の肉や鳩をかたどったケーキといったあまり知られていない料理まで、さまざまな伝統的料理がありますよ。
なかでも卵はお菓子にも料理にも使えるため、いろいろなアレンジに使われています。卵アレルギーの人でも楽しめるように、チョコレートでコーティングされたイースターエッグや卵型のビスケットなどのお菓子も登場しています。
イースターモチーフを取り入れる
イースターが近くなると、色とりどりに装飾されたイースターエッグが飾られます。たくさんの色を使って彩色されているので、見た目がかわいらしくて目を引きますよね。宗派によって異なるものの、その一つ一つの色味に意味が込められているようです。
イースターのモチーフには、豊かさをあらわすウサギや平和のシンボルである鳩もあげられます。卵やウサギのように赤ちゃんにもわかりやすいモチーフや色を取り入れると、食卓が楽しい雰囲気になりますね。
離乳食の進み具合にあわせて、いろいろなイースターメニューを楽しんでみてはいかがでしょうか。
イースターの手づかみレシピ5選
※この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
卵型蒸しパン
■材料(8個分)
【赤い蒸しパン】
・小麦粉 40g
・トマト 30g
・水 大さじ2
・ベーキングパウダー 1g
【白い蒸しパン】
・小麦粉 40g
・牛乳 40mL
・ベーキングパウダー 1g
■作り方
1.湯むきしたトマトの種を取って裏ごしし、水を足してレンジで1分加熱する。
2.小麦粉とベーキングパウダーを一緒にふるう。
3.牛乳・小麦粉、トマト・小麦粉をそれぞれざっくり混ぜる。
4.フライパンに1cmほどお湯を沸騰させ、3を入れたアルミカップを並べる。ふたをして弱~中火で20分蒸す。
アルミカップの両端をつぶして楕円形にするとできあがりが卵型になります。蒸しているあいだに水分が足りなくなっていないかを確認し、少なくなったらお湯を足しましょう。
ひよこ型手づかみライス
■材料(2個分)
・ごはん 80g
・かぼちゃ 20g
・コーン 4粒
・にんじん 5g
・のり 適量
・たまご 1/2個
■作り方
1.かぼちゃに少量の水を加え、ラップをしてレンジで1分加熱しつぶす。
2.1とご飯を混ぜ合わせ、楕円形に成形する。
3.のりは小さな丸にカットし、にんじんはレンジで1分加熱し丸く型抜く。
4.コーンをくちばしに見立て、3を飾る。
コーンは誤嚥(ごえん)のないように注意してください。コーンの果皮は月齢によっては取り除くのも良いですね。白米でイースターエッグにしたり、にんじんでとさかをつけてにわとりにしたりとアレンジが楽しめるメニューです。
うずら卵のミートローフ
■材料(作りやすい量)
・うずらの卵(水煮) 6個
・鶏ひき肉 90g
・にんじん 10g
・玉ねぎ 10g
・ピーマン 10g
・パン粉 10g
■作り方
1.野菜をみじん切りにして少量の水を入れレンジで2分加熱する。
2.野菜のあら熱をとり、水を切ってパン粉・ひき肉と混ぜる。
3.2の肉だねでうずらの卵(水煮)を包み成形する。
4.アルミカップに3を入れ1cmほど水を張ったフライパンに並べる。ふたをして15分蒸し焼きにする。
耐熱性のトレーに並べ、アルミホイルをかぶせてトースターで25分加熱するとミートローフに焼き目がつきます。少量のケチャップを足して味つけすると大人もおいしく食べられますよ。
うさぎのポテトサラダ
■材料(作りやすい量)
【ベース用】
・じゃがいも 90g
・にんじん 20g
・ブロッコリー 20g
【飾り用】
・にんじん 20g
・のり 適量
・卵 1個
■作り方
1.ゆでたじゃがいもをつぶし、ゆでたブロッコリーは細かく刻む。
2.にんじんをすりおろし、小さじ1の水を加えてレンジで1分加熱する。
3.じゃがいも1/3の分量とにんじん・ブロッコリーをそれぞれ混ぜ卵型にする。
4.残り1/3のじゃがいもをうさぎ型に成形する。
5.にんじんをレンジで1分加熱し、卵は薄焼きにして星形や丸を作り3に飾る。
6.にんじんのスライスで半円を作り、のりで顔を作って4に飾る。
飾り用のにんじんや薄焼き卵は、丸型の代わりにストローでくり抜くことができます。うさぎの型がないときはじゃがいもを丸めて胴体を作り、そこに細長く丸めた耳を飾りつけてもかわいいですよ。
鳩の卵ボーロ
■材料
・卵黄 1個
・片栗粉 50g
・粉砂糖 20g
・スキムミルク 大さじ2
・水(必要に応じて) 小さじ1
■作り方
1.卵黄と粉砂糖を泡だて器で白っぽくなるまで泡立てる。
2.1に片栗粉とスキムミルクを入れてさっくりまとめる。
3.2を1cmほどの楕円形に丸め両端に羽をつける。
4.160℃に予熱したオーブンで12分加熱する。
イタリアで食べられている鳩の形をしたケーキ「コロンバ」を卵ボーロで再現しました。片栗粉を入れた後は乾燥しやすいので素早く成形します。混ぜすぎると崩れやすなるため、粉がなくなる程度にさっくりとまとめましょう。卵が小さく水分が足りないときは数滴~小さじ1の水を足します。水を入れすぎるとべたつくので注意してください。
イースターの手づかみ食べメニューの注意点
赤ちゃんが食べやすい大きさにする
卵の形は赤ちゃんののどに詰まりやすい形状をしています。そのまま出すのではなく、食べやすいサイズにカットするなどの対策が必要です。
蒸しパンやポテトなど、赤ちゃんがほおばりやすい食材も誤嚥や窒息(ちっそく)に注意し、かたさや大きさを工夫しながら大人が見ているところであげるようにしましょう。
はじめての食材は避ける
イースターのお料理は、卵やウサギなど食卓にはえるモチーフが魅力ですね。赤ちゃんの記念日ショットをたくさん残したいものですが、彩りや飾りつけに使う食材を選ぶ際にははじめての食材をできるだけ避けましょう。
はじめて食べる食材はアレルギーや苦手な食感であるといった心配があります。赤ちゃんが食事を楽しめるように、いつもの食べ慣れた食材を使いアレンジを工夫してみてくださいね。
食事の楽しさを優先する
いつもより手の込んだ料理やよくできたと思った食事に限って、赤ちゃんの食が進まないというのは「離乳食あるある」のひとつです。一生懸命作った食事を赤ちゃんがうまく食べられなくてもイライラせず、そのエピソードも記念のひとつとしてパパや赤ちゃんとの会話を楽しみましょう。
イースターの手づかみ料理で食事を楽しもう
イースターはキリストの復活を記念したお祭りですが、つきつめると生命を尊ぶことにつながります。赤ちゃんが生まれてきたこと、家族で食卓を囲めること、そして命をいただくことへの感謝を込めてイースター料理を楽しみ、明日への元気につなげたいですね。
※この記事は2022年1月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。