【体験談あり】子どもの顔に白い「はたけ」!原因と治療法は?いつ消える?

子どもの顔に白いシミのようなものをみつけたという経験はありますでしょうか。大事な我が子の顔にシミがあるとびっくりしてしまいますよね。もしかすると「はたけ」と呼ばれる皮膚病かもしれません。「はたけ」とはどんな病気か、その原因や治療法、先輩ママの体験談も含め、ご紹介します。

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この記事の監修

染谷 朋之介
小児科医
染谷 朋之介

目次

  1. 「はたけ」=単純性粃糠疹(たんじゅんせいひこうしん)
  2. 「はたけ」が発症する原因は?
  3. 治療は必要?方法はある?
  4. 自宅でのケア方法
  5. 子どもに「はたけ」?!先輩ママの体験談
  6. 子どもの「はたけ」は良くあること
  7. あわせて読みたい

「はたけ」=単純性粃糠疹(たんじゅんせいひこうしん)

子どもの皮膚に白いシミのような斑点、白く粉を吹いたような状態、うろこ状に角質が剝がれてしまうなどの症状があるときがあります。この症状のことを、「単純性粃糠疹(たんじゅんせいひこうしん)」または「はたけ」といいます。

子どものなかでもとくに小中学生に多くみられる皮膚病です。顔にできることが多いですが、まれに手足などにも発症します。大きさは1~3cmくらいで、かゆみなどの症状は伴わないケースが多いでしょう。

「はたけ」が発症する原因は?

現時点でまだ「はたけ」の発症する明確な原因は解明されていません。しかし、乾燥肌やアトピー持ちの子どもに多くみられる傾向にあるようです。また、乾燥しやすい冬に発症することが多く、女の子よりも比較的男の子のほうがかかりやすい病気だといわれています。

触ると少しカサカサとした感触であるため、保湿が良いといわれています。触ることで他の人に感染する可能性はいまのところないとされています。

治療は必要?方法はある?

顔に「はたけ」があると本人もママもとても気になってしまいますよね。「はたけ」は自然に消えてなくなるケースがほとんどのようです。長くても数年で消えるとされています。

特別な治療法はなく、皮膚疾患の中でも軽度なものとされていますが、どうしても気になる場合や、かゆみなどの症状を伴う場合は皮膚科を受診すると良いでしょう。白癬菌感染症(肥大化して痒みもあります)やアトピー性皮膚炎(強烈な痒みを伴う)とも区別するためにも気になるときは受診をおすすめします。

薬を処方しない医療機関もあれば、ワセリンなどの外用剤を処方され、患部の保湿を保つように指示する医療機関もあるでしょう。

逆にかぶれを引き起こす可能性があるため、自己判断でむやみにステロイド剤などを使用するのは避けましょう。

自宅でのケア方法

人に感染するような病気ではないので、気にせずに過ごすことをおすすめします。しかしどうしても気になってしまう場合は、次のようなケアをすると良いかもしれません。

①乾燥肌を改善するため、必要に応じて保湿クリームを塗る
②患部を清潔にするため丁寧に洗うこと
③人に感染しないので、なるべく気にせずに過ごせる環境を作る

「はたけ」は乾燥肌の子が発症しやすいため、気が付いたら保湿を行うようにすると良いでしょう。また、雑菌が触れると少なからず肌に良い影響はありません。患部を意識的に清潔に保つようにしましょう。

子どもに「はたけ」?!先輩ママの体験談

ままのて編集部に寄せられた子どもの「はたけ」関する体験談を紹介します。

小学校高学年の息子の顔に白く色の抜けた部分がありました。本人はあまり気にしていないようでしたが、妹に「お兄ちゃん、ここ白いよ」と言われてから、本とても気にするようになってしまいました。調べてみたところそれが「はたけ」であることがわかりました。

特に痒みなどはないようですが、妹に言われてからは気になるようで擦って傷になっていることがときどきありました。息子は日焼けをしているので、余計に目立っています。

筆者も小学生の頃に白くなっている部分がありました。病院に通院した記憶はありませんが、子どもの頃は日焼けをしていて鏡や写真を見ると白くなっているのが目立って嫌だったのを覚えています。

息子もはじめは気にしていましたが、数ヶ月すると気にならなくなっていきました。とくに対処はしませんでしたが、子ども「はたけ」になったら、本人が気にしないように心のケアをしてあげることがいちばん大切だと感じました。

子どもの「はたけ」は良くあること

「はたけ」は皮膚病ではありますが、自然に消えてなくなるケースがほとんどでしょう。気にしすぎないように過ごすことをおすすめします。しかしどうしても自分の子どもの顔に「はたけ」があると気になってしまいますよね。しかし一番気にするのは子ども自身です。ママやパパが不安な表情をしていると、ますます不安な気持ちを子どもに与えてしまいますので、なるべく気をそらしてあげられると良いですね。

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