更新日:2017年01月05日

赤ちゃんが吐く原因は?注意すべき症状と考えられる病気、対処法とは

新生児からの赤ちゃんは色々な理由で嘔吐します。その原因の中には、問題ないものや、病気を疑わなければならないものもあり、どのように見分けていくのか、また対処や処理をしていくのか、育児が初めてのママにはわからないことだらけで慌ててしまいます。しっかりと対応できるように、吐く原因とその対処方法についてまとめました。

939
0

目次

    赤ちゃんは吐きやすいって本当?

    吐かない赤ちゃんはあまりいないのかもしれません。筆者も、娘が生まれてから約1年程、たくさん「げーっ」と吐いていたことを覚えています。問題はないものだったのですが、実は、これ、しっかりと対応していけば吐く回数を選らせることができたのです。

    Image

    ただし、その嘔吐の中には、病気やアレルギーなどかかりつけ医の受信が必要なものもあります。その見分け方や、吐く原因には何があるのかについて、いろいろ知っておくと、のちのち役に立つかもしれません。

    たくさん飲んでくれたーと喜んでいるのもつかの間、飲んだ分くらい全部吐いてしまって、おっぱいもあまり出なくなって、赤ちゃんもまたお腹がすいて泣いてしまうなんてこともよくありました。なかなか難しいですよね。たくさんのママが悩む道なのかもしれません。では、まずはその吐く原因についてみていきましょう。

    問題ない赤ちゃんが吐く原因

    生理的な原因

    赤ちゃんの胃は、まだまだ未発達なので、赤ちゃんの胃から物が逆流しやすくなっています。大きくなるに連れて少しずつ完成していきます。

    詳しくお話すると、胃の入口が緩くしまった状態になっており、ちょっとした刺激(寝返りや抱っこ)などでも吐き出しやすくなっています。これが3ヶ月にもなるとしっかりと閉まってくるので、少しずつ吐き戻しも減ってくるかと思います。

    静かに流れるように吐く溢乳(いつにゅう)は、生理的な反応の嘔吐です。口からタラタラと流れるように少しずつ出てくることが多く、身体の傾斜などにより引き起こされていることが多いです。逆に、一気にたくさん吐いてしまう場合もあり、ゲップが上手にできなかったなどの要因がありますが、吐いた後の様子をみて平気そうでしたら問題ありません。

    ママの母乳が多過ぎる

    Image

    ママのおっぱいの量が多すぎて、胃に入りきらず吐き戻しをすることもあります。ただ、実際、どのくらい飲んでくれているのかミルクに比べて母乳は分かりにくいものです。
    もし、毎回吐き戻しをするようでしたら、
    ・おっぱいの与える時間を短くする
    ・少し搾乳してから与える
    ・げっぷをしっかりとさせる
    ・横抱きではなく縦抱きで飲ませる
    と改善されるかもしれません。

    赤ちゃんの吐き戻しはいつまで?

    Image

    この、問題のない嘔吐は、大体首が座る頃には少しづつ落ち着いてきます。胃の入口がしっかりとしまってくれば吐き戻しも減ってきますが、まだまだ母乳の飲みすぎなど対応はできないところもあるので、少し長い目でみていきましょうね。

    赤ちゃんが吐く原因となる病気

    赤ちゃんが上記以外でも吐いている場合、病気などの原因があるかもしれません。そこで、嘔吐の原因となる病気を11種類挙げてみました。どれも、受診はされたほうがよいものです。これに当てはまりそうだなと思った時は、かかりつけ医に相談されてくださいね。

    胃腸炎

    赤ちゃんは免疫力が弱いのでウイルスに感染しやすくなっています。胃腸を弱くするロタウイルスは赤ちゃんへの感染率が高く、嘔吐も伴います。このロタウィルスは冬にかかりやすいのですが、夏にはプール熱で有名はアデノウイルスも感染しやすくなります。こちらも胃腸の働くを弱くし、嘔吐や熱などの症状がでます。

    嘔吐物の処理をしっかりとしないと周りの家族やお友だちまで移ってしまう可能性があるので、しっかりと対処が必要になってきます。

    Image

    嘔吐で吐いた後の対処法は?受診の目安と食事の注意点、メニュー | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/26113

    ビニール手袋や消毒液など、二次感染しないための道具をおうちに備蓄しておくと慌てずに対処できそうですね。

    食中毒

    赤ちゃんが何度も嘔吐してしまったり食欲がなくなっていたりするときには、食中毒の可能性もあります。消毒が行き届かなった哺乳瓶でミルクを飲んだ場合や、離乳食の加熱が足りない場合に起こり得ます。赤ちゃんの胃腸はまだまだ未完成なので、哺乳瓶の消毒や水の煮沸、食べ物の加熱などに十分注意しましょう。

    急性中耳炎

    赤ちゃんの場合はおしゃぶりや指しゃぶりを行うことで耳管の圧力変化を起こしやすく、風邪などの後で、中耳炎の原因となることもありますし、飲んだミルクが逆流して、細菌と一緒に中耳に流れ込み中耳炎になるという説もあります。(通称:ミルク性中耳炎)赤ちゃんの耳管は、大人に比べて太く、そして短く、なおかつ水平に近いのです。

    引用元:chuujien.org

    赤ちゃんの耳の形や未発達、おしゃぶりなどが原因で、赤ちゃんは急性中耳炎になりやすいそうです。嘔吐と一緒に、しきりに耳を触ったり、鼻水がとまらなかったり、耳元にみみだれがついていたりするなどの症状が確認できた時は、もしかしたら中耳炎の可能性もあります。

    予防方法としては、鼻水がでたらしっかりととってあげる、保育園で風邪をよくうつされるときは思い切って休園させる、予防接種を受ける、風邪をひいたら悪化する前に受診するなどして予防しましょう。一度中耳炎になってしまった場合も、今後再発する可能性があるので、注意して様子をみてくださいね。

    Image

    実践してみました。乳幼児の鼻水がすっきりとれる裏技! | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/8170

    鼻水がなかなか取れなくて困っているママ、上の記事がとってもおすすめです♪筆者も実践してみましたが、これはすごい!

    喘息・気管支炎

    咳をすることが要因となり嘔吐を引き起こすこともあるそうです。その回数が多い時は、喘息や気管支炎の原因かもしれません。「赤ちゃんで喘息ってあるの?」と思われがちですが、乳児喘息というものがあり、生後6か月から2歳までの発症の喘息の事をいいます。

    Image

    赤ちゃんの咳は風邪だけじゃない!乳児喘息(ぜんそく)の見分け方と対策

    http://cocomammy.com/%E8%82%B2%E5%85%90/asthma/

    詳しくはこちらにも記載されていますが、喘息や気管支炎の判断はなかなか難しいようです。少し赤ちゃんの咳が変だなと感じたときには迷わずにかかりつけ医に相談をされたほうが、喘息などが悪化するのをとめられるかもしれません。

    またアレルギーやほこりなど室内環境も影響されています。お部屋の掃除屋、お布団の入替えなど思い切って綺麗にしてみると改善されるかもしれません。

    髄膜炎

    髄膜炎にかかってしまうと命にかかわるほど重大になってしまう可能性があります。今では、ヒブや肺炎球菌のワクチンが開発されており、予防接種を受けているのでほとんど発症する可能性はありませんが、発症した際、早い場合は24時間以内に瀕死の状態になるほど危険なものなのです。

    Image

    知っておきたい乳児における髄膜炎の疾患について6順でご紹介 | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/7085

    病院で治療をすることはできますが、予防接種をしっかりと受けておくことが大切ですね。

    肥厚性幽門狭窄症

    生後2週間以降の赤ちゃんが毎回ミルクを吐き出すという病気の一種です。名まえは少し難しいのですが、これは胃の出口の筋肉が膨らみ、ミルクが腸に運ばれずに逆流する現象です。この病気は女の子よりも男の子に多くみられる病気だそうで、双子の赤ちゃんや次女三女などにも表れるケースもあります。

    肥厚性幽門狭窄症 — 日本小児外科学会

    http://www.jsps.gr.jp/general/disease/gi/xr9jv7

    治療法はあるのですが、ただの吐きこぼしだと思ってそのままにしてしまうと、体重が増加しなかったり栄養失調になる可能性もあります。今の医学では発見はそんなに難しいものではないようです。赤ちゃんの体重が増えない、よく吐きこぼすなどの場合は、必ず受診されてくださいね。

    頭部外傷

    赤ちゃんもですが、小さな子どもたちも頭部外傷に伴う嘔吐はよくあることのようです。転んで頭を打ったり、赤ちゃんを落としてしまい頭を下に打ち付けてしまったなどの心当たりはありませんか?

    このような形いなっているときには注意が必要です。また、強いストレスでよく吐いてしまうお子様も、もしかしたら頭部外傷の可能性があります。頭の形やこぶなどがないか確認し、もし心当たりがあるときは正直に医師に相談し、レントゲンを撮るなどして対応してもらいましょう。

    腸重積症

    腸重積は、生後3ヶ月から2歳までの子どもに突然発症する腸の病気で、原因はまだ分かっておらず、発見が遅くなると腸全体が壊死してしまう怖い病気です。

    15分おきくらいに急に泣き出すことが続いたり、下痢や嘔吐を繰り返しているときは要注意です。さらにお腹の少し上の部分にしこりがある、お腹をおさえながら泣いている、血便がでているときは、早く受診が必要になります。早ければ早いほど、改善も早く劇的に良くなる病気なので、なんだかおかしいなと思ったらすぐに行動に移してくださいね。

    Image

    早期発見が重要!子どもの「腸重積」の症状と対処法は? | イクシル

    http://ixil.info/archives/17478

    消化管閉鎖症

    腸や食道などの消化管が出生時もしくは出生前に閉鎖したりくぼんでいたりなどする病気で、5000人に1人の割合で発症するものです。しかし、これは出生後に手術をすることで、完治に向かうことができます。

    この閉鎖症には色々な形があるので、病状も様々ですが、腸などが閉鎖しているために飲みこんだものが先に進まずに嘔吐することがあります。今では妊娠中にも判断することができるので、生後時間がたって発見されるケースは少ないのですが、万が一の可能性もありますので、頭の隅に置いておくと良いかもしれません。

    アセトン血性嘔吐症

    別名「自家中毒」と呼ばれ、2歳から10歳くらいまでの子どもに発症する病気です。まれに大人でも発症します。原因ははっきりとはわかっていないのですが、疲労や過度のストレスから発症すると言われており、やせ型の男の子の発症が高いそうです。

    腹痛を伴う嘔吐を繰り返すので、胃腸が悪いのかと思われがちです。治療方法としては、まずかかりつけ医に受診することが大切ですが、おうちではできるだけ安静にさせてリラックスして過ごさせてください。治る病気です。

    入園式や運動会などのイベントの前後になりやすく、また寂しいという孤独感でも発症するケースも出てきています。保護者のかたも様子をしっかりと観察して、お腹を壊しているのかそれとも精神的な部分からきているのか見極める必要がありますね。

    ミルクアレルギー

    新生児の赤ちゃんが粉ミルクを飲んだ際に、吐いてしまう・下血をしたなどの症状があるときは、アレルギー反応があるかもしれません。さらに、激しい場合はアナフィラキシーショックを起こす危険性もあり、命に係わるアレルギーです。

    まずは、病院で血液検査にてアレルギーチェックを行い、ミルクアレルギーの赤ちゃん用のミルクもありますので、そちらに移行しましょう。

    注意すべき赤ちゃんの嘔吐

    いろいろな病気を挙げましたが、このように毎回ミルクを吐いてしまう、嘔吐した後にぐったりしている、吐いたものに血が混じっているなど、いつもの嘔吐とは様子が違う場合、病気の可能性もあります。

    問題ないケースもありますが、初めての子育ての方は、少し吐いただけでも不安ですよね。分からないことはかかりつけ医や出産された産婦人科に相談されてみると、はっきりとわかり安心するかと思います。

    赤ちゃんが吐くときの対処法

    授乳後は頭の位置を高くする

    Image

    赤ちゃんの胃はまだまだ不完全ですので、授乳やミルクの時間が終わったら少しの間でも、頭の位置を高く上げておきましょう。少し斜めにするような感じでも大丈夫かと思います。筆者の娘も、授乳後すぐに横にさせると、口からたらーっとミルクがたれてくることがよくありました。

    しっかりゲップをさせる

    慣れないうちはゲップさせるのも一苦労ですが、これは諦めずにしっかりさせましょう。そのまま寝かせるとゲップと一緒にミルクが出てきてしまいます。筆者は抱っこしてゲップさせるのが苦手でなかなか上手にできなかったので、この写真のように、赤ちゃんを座らせて背中をさすってゲップをさせていました。

    1回の授乳量を減らす

    おっぱいでの授乳の場合は、あげる時間を制限する、片方ずつあげてみるなど、いつもより少なめに授乳されてみてください。ただ、おっぱいが張ってきて辛くなるかもしれませんので、しっかりと搾乳などのケアはしてくださいね。

    右側を下にして寝かせる

    大人もですが、右側を下にむけると胃から腸に飲みこんだものが流れやすくなります。げっぷがでなかったときにもこの寝かせ方をするとミルクの吐きこぼしが少し減るかもしれません。

    嘔吐物処理後はうがい・手洗いを徹底する

    嘔吐物の処理ですが、ママのうがい・手洗いは必ず行いましょう。ただのミルクの吐きこぼしかもしれませんが、もしかしたら病気の可能性もあるので、しっかりと石鹸をつかってくださいね。

    赤ちゃんの症状をメモする

    なんだか赤ちゃんの様子がおかしいなと感じたら、うんちの状態や吐いた時間、食べたもの、行った場所などを細かくメモしておくと原因が分かりやすくなります。まだまだ新生児のうちは、全部記録できるノートもありますよね。このノートをもってかかりつけ医に行くと良いかと思います。

    吐いた後すぐに水分を与えない

    これも大切なことです。吐いた後は、20分以上あけてから、水分を少しずつ飲ませていきましょう。また、吐きこぼすかもしれないので、様子を見ながら少しずつ与えてください。水分をしっかりと摂れるようになってから離乳食や幼児食に変更してみましょう!

    気になる症状があるときは受診する

    とにかく、ママが不安だと赤ちゃんも不安ですし何事も落ち着きません。気になることがちょっとでもあれば、受診されるか、電話で相談してみましょうね!

    赤ちゃんの危険のサインを見過ごさないために

    赤ちゃんの嘔吐にはたくさんの種類があります。本当にたくさんありすぎて、ママも大変ですが、命に係わる病気の物もありますので、しっかりと危険のサインを見過ごさないために、やはり毎日の観察やメモが大切になってきます。ひとつひとつわからないことは、抱え込まずにご両親やかかりつけ医に相談されてみてくださいね。

    おすすめの記事

    関連する人気の記事

    ライタープロフィール

    Image

    hinamama

    子育て真っ最中の1児のママです!毎日わからないことも多く、たくさんの情報を調べては試してい...