更新日:2017年01月05日

人工授精のタイミングは排卵前、排卵後?人工授精の方法と流れとは

人工授精するタイミングがあるのをご存知でしょうか。人工授精に興味がある人、人工授精を考えている人に、人工授精のタイミングとその流れを知ってもらえるように、正しいタイミングと方法をまとめてみました!

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目次

    人工授精とは

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    人工授精とは不妊治療の一つで、子宮に精子を直接注入することにより受精を補助することです。AIHとも呼ばれています。日本では約60年前から、海外では約200年以上前から行われていて、自然妊娠を手助けしています。不妊治療の中でも人気で、何度でも行うことができます。多くても6回までと言われていますが、人工授精を6回行うまでにはほとんどの人が自然妊娠できていることが多いようです。
    人工授精の費用は保険適応外になるので、相場は1回に付き10,000円~30,000円の範囲内といわれています。ただしばらつきがあるので、人工授精を行う医療機関に確認してから実施してください。

    人工授精の方法は?

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    人工授精は、運動が活発で良好な精子を子宮に入れます。精液をそのまま注入するのではなく、採取した精液を精子洗浄培養液で洗浄し、精液に交じっている細菌などを取り除きます。そうして、処理した精子をやわらかめの細いチューブに入れ、子宮に注入します。
    実際に注入にかかる時間は比較的短く、早くて1~2分で終わるので、体への負担も少なく済みます。処置が終わったら30分ほど安静にして終了となります。

    人工授精の流れは?

    1 排卵日を推測

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    人工授精を行うために、まずは基礎体温を付けます。低温期と高温期からおおよその排卵日を割り出してタイミングを決めるためです。黄体の寿命は約14日で、排卵日は月経周期の約14日目ということになります。

    2 排卵前検査

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    排卵日が近づいてきたら、超音波の検査で 卵胞の成長をチェックしていきます。直径を計ることで、より正確な排卵日を特定することができます。自然周期の場合には排卵が近づくと、大体1日に2㎜ずつ成長し、約20㎜を超えたところで排卵が起こるとされています。
    また、排卵検査薬を使用し、陽性が出たタイミングで速やかに人工授精を行う方法もあります。

    3 排卵日

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    排卵日の前日か当日には人工授精を行います。人工授精には、運動が活発な精子だけを注入するスイムアップ法と、男女の産み分けをしたいという人にオススメのパーコール法があります。できるだけ新鮮な精子を注入し、経過を見ます。

    4 妊娠判定

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    排卵したら1週間後ぐらいには着床します。妊娠の判定は、人工授精から2週間後の生理予定日以降のタイミングで行い、血液検査をしてhCGの値を確認します。
    人工授精後も基礎体温を付け、人工授精から3週間ほど高温期が続けば、ほぼ妊娠成功です。

    人工授精のタイミングは排卵前?排卵後?

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    人工授精するタイミングが合わなければ、妊娠することは難しいです。人工授精に適している1番ベストなタイミングは、「排卵が始まる少し前から排卵直後」です。精子と卵子にはそれぞれ寿命があり、精子は2~3日なのに対して、卵子はわずか1日しか持ちません。排卵日から時間が経過してしまうと、タイミングが合わず、人工授精してもうまくいかないことがあるので、排卵する直前ぐらいに人工授精を行うと、精子がとどまっているタイミングと合い、うまくいく確率があがります。排卵日が分かれば、自然と人工授精をするタイミングも分かってくるので、精子がとどまっている間のタイミングも活用できます。

    排卵日を知るためには?

    基礎体温表をつける

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    基礎体温表は、人工授精を行う上でとても大切な情報になります。妊娠する確率を上げるためには、基礎体温表で低温期と高温期から排卵日を予測することが大切です。排卵が起こると、黄体ホルモンが分泌され、高温期になりますので、排卵日を知るひとつの目安になります。排卵日のタイミングが分かれば人工授精を行いやすいです。

    排卵検査薬を使用する

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    排卵検査薬は、尿の中に含まれる黄体化ホルモンの値で陽性反応が出ます。排卵日が近づくと黄体ホルモンが急増するので、黄体化ホルモンの値が30~40mIU/ml以上になると陽性反応が現れることが多いです。このタイミングで人工授精を行います。

    排卵誘発剤でタイミングを調節することも

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    自然排卵は、人によって違うので、排卵日を予測するのが難しい場合があります。基礎体温や排卵検査薬を使用してもはっきりとした排卵日が分からない場合は、排卵誘発剤を使用してタイミングを調節することができます。排卵誘発剤は、人工的に排卵を促す作用があり、定期的に使用して排卵しやすい体になったところでhCG注射をして排卵を起こします。hCG注射をすると、36~48時間後に排卵が起こるため、そのタイミングで人工授精を行えば、妊娠する確率は上がるということです。

    まとめ~妊娠確率をあげる~

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    色々な事情があり、妊娠したくてもなかなか妊娠できない人はたくさんいます。人工授精は、処置にかかる時間も短く、身体的にも負担が少ないことからすぐに試せるオススメの方法です。うまくタイミングが合えば、1回目で妊娠できる確率もぐんと上がります。妊娠できないとあきらめる前に、ぜひ人工授精を多くの人に試してもらいたいと思います。

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    「精子デリバリーを利用してセルフ人工授精」という手もある欧州の妊活事情 | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/19762

    デンマークには世界最大の商用精子バンクを持つ会社があります。ヨーロッパだけでなく、世界中に精子デリバリーもしている会社です。欧州ではこのような会社の精子デリバリーを利用して子供を設ける選択をする人が増えてきているそうです。

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    yuki47

    長女を出産して子育て奮闘中です。妊娠から子育てについてまで様々なことを記事に出来たらいいな...