妊婦は目薬を使っても平気?妊娠中の目のトラブルと目薬の注意点

妊娠中は、目が疲れやすい、乾燥するなどの目の症状に悩む方がたくさんいます。妊婦は目薬を使用しても問題ないのか、妊娠中に起きる可能性がある目のトラブルや、妊娠中に目薬を使用する際の注意点について解説します。

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目次

  1. 妊婦でも目薬は使える?
  2. 妊娠中の目のトラブル
  3. 妊娠中に目薬をさすときの注意点
  4. 妊娠中でもできる目のケア
  5. 目がチカチカする症状に注意
  6. 目薬は正しく使用すれば大丈夫
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妊婦でも目薬は使える?

赤ちゃんへの影響は少ない

内科などで処方される飲み薬とは違い、目薬を妊婦が使用してもお腹の赤ちゃんへの影響は少ないといわれています。一度に使用する量もごく微量であるため、胎児への影響はほとんど心配ありません。

市販の目薬でもほとんど問題ない

薬局やドラッグストアで売られている目薬を妊婦が使用することは、基本的には問題ないとされています。ドライ用やコンタクト用など、種類を問わず妊娠中に使用しても大丈夫な目薬が多いです。

目薬が喉のほうへ流れるのを防ぐ

妊娠中に目薬を使用する際は、目薬が喉のほうへ流れないように気をつけましょう。目薬をさした後に目頭を少し押さえることで、目薬が喉のほうへ流れるのを防ぐことができます。ほとんどの場合、目薬は微量しか使用しないため問題ありませんが、気になる方は試してみてください。

妊娠中の目のトラブル

目の疲れや乾燥

妊娠中は、赤ちゃんに血液を送るために貧血になりやすく、目が疲れやすい状態になります。妊娠中でなくても、パソコンやスマホなどを使用することで目を酷使してしまい、目の疲れを感じたり目が乾燥しやすくなります。妊娠中にデスクワークをしている方は、さらに目が疲れやすい状態になるので注意しましょう。

一時的に視力が低下する

妊娠中は体内の水分量が変化するため、眼球内の水分が変化してピントがあいづらくなり、一時的に視力が低下するため、ものが見えにくくなることがあります。ほとんどの場合視力は元に戻りますが、目に負担をかけすぎると視力が戻らないこともあるので注意しましょう。

花粉症による目のかゆみ

スギ花粉やイネ花粉など、季節の花粉症による目のかゆみを感じることがあります。妊婦によって個人差はありますが、花粉症に効く飲み薬も飲むことができないため、つらい症状が続くかもしれません。

免疫力低下による感染

妊娠中は通常よりも免疫力が低下しており、結膜炎やものもらいに感染しやすくなります。今まで感染したことがない方でも、目の病気に感染する恐れがあるため気をつけましょう。

妊娠中に目薬をさすときの注意点

プラノプロフェンが含まれた目薬

目のかゆみや炎症を抑える働きがある「プラノプロフェン」は、目薬に含まれていることが多い成分です。動物実験により、胎児の循環に必要な動脈管が収縮するという報告があるため、妊婦は控えたほうがよいといわれています。使用する目薬にプラノプロフェンが含まれているときは、産婦人科の医師に相談し、許可を得てから使用しましょう。

市販薬を使用する際は注意書きを読む

市販の目薬を使用する際は、必ず同封の注意書きを読むようにしましょう。目薬の種類によっては「妊娠中の使用は医師と相談の上使用してください」と書いてあるものもあるため、安易に自己判断で目薬を使用することは控えましょう。

アレルギー系の目薬には注意する

アイリスガードPやエージーアイズシリーズなどのアレルギー系の目薬や、クラビット、ステロイド系の目薬は注意が必要です。妊娠中には使用しないほうがよい目薬もあるため、必ず医師や薬剤師に確認してから使用するようにしましょう。

目のトラブルでも産婦人科で薬を処方してもらう

妊娠中に起きた目のトラブルは、眼科ではなく産婦人科を受診し、目薬などを処方してもらうようにしましょう。産婦人科の医師であれば、妊婦が使用できる適切な薬を処方してくれます。どのような目薬でも、赤ちゃんに絶対に影響がないと言えるわけではないため、医師が問題ないと判断した目薬を使用することが大切です。

妊娠中でもできる目のケア

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目のかゆみ、疲れ対策

目のかゆみや疲れが気になる方は、ホットアイマスクを活用したり、眼球を移動させるだけのお手軽な目の運動を試したりしてみましょう。また、パソコンやスマホに触れる時間を少しずつ減らせば、目を休ませることができます。

目の乾燥対策

目が乾燥するドライアイが気になる方は、まばたきの回数を増やし、適度な水分補給と、乾燥する時期には部屋を加湿することが有効的です。妊娠すると、ホルモンバランスの変化の影響で体中が水分不足になることがあり、涙の量も減少します。少しでも目の乾燥を防ぐために、いろいろな工夫をしてみましょう。

コンタクトで不快なとき

コンタクトを使用している人は、日によっては目がゴロゴロしたり不快感を覚えたりするときがあります。目に違和感があるときは無理にコンタクトを使用するのは避け、眼鏡に切り替えるなどして不快感を改善しましょう。

目がチカチカする症状に注意

閃光感(せんこうかん)があるときは早めの対処が必要

目の疲れによって目がチカチカする閃光感があるときは、早めに対処することが必要です。パソコンやスマホなどを使用している場合は一旦その場から離れ、目を休ませるようにしましょう。

貧血

目がチカチカする症状の原因のひとつに、貧血があります。妊婦は特に貧血になりやすいため、食生活で鉄分を補給したり、産婦人科で鉄剤を処方してもらったりなどして、貧血対策をしましょう。コーヒーなどに含まれるカフェインは、鉄分の吸収を阻害するため、摂りすぎは避けてください。

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

妊娠高血圧症候群になると、目がチカチカする症状が出ることがあります。目がチカチカする場合は、妊娠高血圧症候群の症状が重症化している可能性があり、注意が必要です。目がチカチカする症状に加えて、足などがひどくむくんだり頭痛やめまいがしたりなどの症状があるときは、すぐに病院を受診しましょう。

症状が出たときは健診まで待たずに受診する

目がチカチカしたり、目に不快な症状が続いたりするときは、次の妊婦健診まで待たずに病院を受診するようにしてください。貧血や妊娠高血圧症候群などの症状が重症化すると、妊娠状態を保てなくなり、緊急分娩となる危険性があります。

目薬は正しく使用すれば大丈夫

目薬は、微量を正しく使用すれば妊婦が使用しても問題ありません。ただし、不快な症状が続き、目がチカチカしたり貧血状態になったりしたときは、すぐに病院に行くようにしましょう。妊娠中の目のトラブルは多いですが、適度に目を休めてあまり酷使しすぎないように気をつけてください。

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