更新日:2018年01月18日

妊娠初期は口内炎ができやすくなる?口内炎の種類と原因、体験談

口の柔らかい部分に起こる炎症「口内炎」が気になる妊婦は少なくありません。口内炎ができる場所・大きさ・症状によっては、ひどく悩まされる人もいることでしょう。妊娠初期に口内炎ができやすいという話を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。妊婦に口内炎ができやすい理由、対処法、アンケート調査と先輩ママの体験談をご紹介します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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記事の監修

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産婦人科医
藤東 淳也先生

妊婦も気になる「口内炎」

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口内炎とは、口の中の粘膜にできた炎症の総称です。痛み・出血・腫れといった症状が代表的で、頬の内側や歯茎にできることが多いかもしれません。ふと気がつくとできている口内炎は、日常生活に支障をきたすほどではなくても、何もしていないときでも気になったり痛みを感じたりとさまざまな場面で悩まされることがあるでしょう。

妊娠により口の中の環境が変わり、妊婦は虫歯・口内炎といった口の病気になりやすいといわれています。妊娠初期にはつわりで歯磨きがしにくかったり、食べつわりで食べる機会が増えたり、妊娠期間を通して食の好みが変わる人もいたりすることも虫歯や口内炎ができやすい原因のひとつかもしれません。一般的に口内炎は1〜2週間程度で自然に治りますが、痛みがある場合や気になる場所にできている場合には早く治したいと考える人も多いかもしれません。

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歯茎・舌、口内炎ができる場所

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一般的に口内炎ができる場所というと「頬の内側」をイメージする人が多いかもしれません。歯茎や舌の裏・舌先などにできて痛い経験をしたことがある人もいるでしょう。口内炎は口の中の粘膜にできた炎症すべてを指す言葉のため、さまざまな場所にできるものです。

具体的には、頬の内側・歯茎・舌・唇・口角などにできることがあるでしょう。口内炎はできる場所によって、歯肉炎・舌炎(ぜつえん)・口唇炎(こうしんえん)・口角炎といったように呼ばれることもあります。原因によっては喉に口内炎ができることもあるようです。

妊婦の口内炎、どんな症状がある?

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口の中のやわらかい場所にできる「口内炎」ですが、口内炎ができた場所・大きさ・口内炎ができた原因などにより、さまざまな症状が起こることもあります。舌にできた口内炎は食べ物などに触れる機会が多いため、痛いと感じる人も多いかもしれませんね。

代表的な口内炎の症状としては痛み・腫れ・出血があり、他にも色素沈着・味覚障害などが起こるケースもあるようです。原因によっては喉の痛みを感じたり、ひどい痛みに悩まされたりする人もいます。

口内炎の種類

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口内炎とは口の中の粘膜にできる炎症の総称です。人によってはひとつだけでなく、ふたつ以上同時にできることもあるでしょう。口内炎は、アレルギーやウイルスなどさまざまな原因によって起こる症状です。口内炎はいくつかの種類に分けることができ、それぞれ原因・特徴・症状が続く期間・治療法・なりやすい人が異なります。

一般的には、痛みを伴う「アフタ性口内炎」、誤って舌を噛んでしまったときなどにできる「外傷性口内炎」、のどに口内炎ができることもある「ウイルス性口内炎」などが代表的といえるでしょう。他にも薬や金属などによるアレルギー性口内炎など、さまざまなものがあります。

アフタ性口内炎

妊娠初期に起こる口内炎の多くが「アフタ性口内炎」だといわれています。アフタ性口内炎は、白から薄黄色で円形・楕円形、小さく盛り上がっています。食べ物がしみる・痛いといった症状があることが多いです。約10日で自然と回復していきますが再発したり慢性化したりすることもあります。

外傷性口内炎

誤って舌や頬の内側などを噛んでしまったときや、歯ブラシで歯茎を傷つけてしまったときにできるのが「外傷性口内炎」です。噛みあわせが悪いといった理由で血腫と呼ばれる血豆ができることもあります。1週間程度で治ることが多いです。

ウイルス性口内炎

水ぶくれができて破れ、かさぶたのようになることが多いといわれています。ヘルペス、帯状疱疹(たいじょうほうしん)、ヘルパンギーナ、麻疹(はしか)、手足口病などで口や喉に炎症が起こったものも「ウイルス性口内炎」です。口内炎ができる場所や症状が緩和するまでの期間はウイルスによって異なります。

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口内炎の原因

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妊娠中はホルモン分泌の変化・食の好みの変化、つわりなどの影響により口の中の環境が変わり、虫歯や口内炎になりやすいといわれています。種類や原因によってはなかなか治らないものもあり、痛みなどの症状を伴う口内炎の場合にはさまざまな治し方を試してみる人もいるでしょう。口内炎は口の粘膜にできる炎症すべてを指す言葉となるため、種類や原因に応じて適切な対処を行うことが大切です。

多くの口内炎は「アフタ性口内炎」と呼ばれるもので、口の中の衛生が保たれていないこと・ストレス・ビタミン不足・疲労・免疫力の低下・栄養不足などが原因になるといわれています。「外傷性口内炎」は、誤って舌を噛んでしまったり歯ブラシで歯茎を傷つけたりするとできることが多いでしょう。

「ウイルス性口内炎」は、名前の通りヘルペスウイルス・帯状疱疹ウイルス・エンテロウイルスなどが原因になります。他にも口内炎の種類によって、カンジダ菌やタバコのニコチン、老化や金属・薬のアレルギーが原因になることもあります。

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妊娠初期は口内炎ができやすくなる?

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妊婦は口内炎ができやすいという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。特に妊娠初期に口内炎ができやすいという人もいますが、口内炎の種類や原因にもよるため、個人差はあるでしょう。ただし時期を問わず妊娠期間を通して口内炎ができやすくなるというのは、すべての妊婦に当てはまるでしょう。このため妊娠初期だけではなく、妊娠中期・後期も口内炎には注意が必要です。

口内炎には種類があり原因もさまざまですが、妊婦にできる口内炎は「アフタ性口内炎」と呼ばれるもっとも一般的な口内炎であることが多いようです。アフタ性口内炎は免疫力の低下・ストレス・栄養バランスの偏りなどさまざまな原因が考えられます。

ホルモン分泌の変化

妊婦はホルモンバランスが急激に変化し、体温が上昇することで口の中で最近が繁殖しやすくなるといわれています。妊娠初期のころに頭痛などの体調不良やニキビなどの肌荒れが気になるようになるのも女性ホルモンの変化だといわれていますが、妊娠中期以降になると落ちつく人が多いようです。

「妊娠によるホルモンバランスが原因ですが、妊娠初期はつわりがひどいと食事も不規則になり口内炎も次々とできました。直径が3ミリくらいある大きな口内炎にはかなりつらかったです。5~7日ほどで治るのですが、繰り返すのでとても嫌でした」(まさみ/出産当時30代)

免疫力の低下

身体の中に赤ちゃんを受け入れるため、妊娠中は免疫機能が低下します。妊娠初期以降に風邪をひきやすくなるといわれているのは、免疫力の低下の影響だといわれています。

栄養バランスの偏り

妊婦は、赤ちゃんを育てるための栄養やたくさんの血液が必要になります。つわりの影響で食事がきちんととれず栄養バランスが乱れることもあるでしょう。ビタミン(ビタミンB群・ビタミンC)を意識的に摂取すると口内炎の予防にもなります。

「ふたりめ妊娠中、ひとりめの食べ悪阻とは違いひたすら吐く方の悪阻だったので、食べれる物が偏り口内炎ができやすかった。栄養の偏りでこんなにも口内炎ができるのかと思った。」(ななゑ/出産当時30代)
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妊婦の口内炎はどのように予防する?

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妊娠中は、ホルモンバランスの変化・免疫力の低下に加えて、栄養バランスの乱れ・ストレス・寝不足などにより口内炎が起こりやすくなります。栄養バランスの乱れや寝不足は肌荒れを生じさせ、ストレスはイライラや不安を強めることもあるでしょう。口内炎対策としてだけでなく、健康な妊婦生活を送るためにも細かな生活習慣を見直してみるのも良いかもしれません。

口の中を清潔に保つ

口内炎の予防には、意識的に口の中を常に清潔にすることが大切です。このため食後の歯磨きはもちろん重要になります。時間がないときには水やお茶で口をすすいでおいて余裕ができたら磨くのも良いでしょう。妊娠初期のつわりがひどい時期には歯ブラシを口にいれるのがつらい妊婦もいます。「小さな歯ブラシを使う」「洗口液を使う」「うがいをする」といった方法も試してみてくださいね。

「吐きづわりの場合は、栄養価の高い食事を心がけるのはとても難しいと思います。口内炎にはビタミンを摂ると良いので、レモンやグレープフルーツなどサッパリとした果物を積極的に食べるようにしていました。そして、吐いてしまった後はすぐにうがいし、口の中を清潔に保つように心がけていました。」(恵里/出産当時20代)

栄養バランスを考えた食事

つわりによって必要な栄養が摂りにくい妊娠初期をはじめ、妊婦はお腹の胎児に栄養を供給しなければならないこともあり、栄養バランスには注意が必要です。基本的には栄養バランスを考えた食事を前提とし、レバー・納豆・卵などにふくまれる「ビタミンB2」、バナナに多くふくまれる「ビタミンB6」、柑橘類・イチゴ・いもに多く含まれる「ビタミンC」の摂取を心がけましょう。

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正しいブラッシング方法を学ぶ

歯茎や舌に傷をつけて口内炎ができることが多い場合には歯科医院で正しいブラッシングの指導を受けるのも良いでしょう。また歯ブラシを定期的に替えることも大切です。

ストレスや疲れをためないようにする

妊婦は、妊娠による急激な身体・心・環境の変化でストレスを感じる機会が多く、妊娠が進むにつれて疲れやすくなる人もいます。お腹の赤ちゃんと自分を一番に考えて、無理をしないことも大事でしょう。

【アンケート】妊娠初期に口内炎になりましたか?

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mamanokoユーザーの先輩ママにアンケートをとったところ、妊娠初期に口内炎になったママは28.3%でした。口内炎を自覚していた人が約3割いたことになりますが、口内炎ができていることに気づかなかったケースもあるかもしれません。なかには産婦人科で医師に指摘されて気づいたケースもあるようです。

「ほっぺでなく、舌に口内炎ができました。食べづわりであったため、食べ過ぎや胃がやられていた部分もあるのだろうなと思います。塗り薬を使うのに躊躇し、放置していましたがいつの間にかなくなってました。」(けい/出産当時30代)

妊婦の口内炎、治療は可能?

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妊婦は、妊娠特有の身体の変化や体調不良による痛み・違和感・さまざまな症状を感じる機会が多いかもしれません。妊娠中は薬を使用してはいけないというイメージから、痛みなどの症状を我慢してしまう人も多いといわれています。

妊娠前であれば市販薬に頼ることができる口内炎の痛みを我慢してしまう人もいるでしょう。妊婦でも使用可能な薬や治療方法、対処法がまったくないわけではありません。ひどい痛みを感じるのであれば医師への相談を検討してみましょう。

病院の診察は何科に行くべき?

口内炎は、口内炎の種類や原因により診療できる科が異なります。ただし、一般的な口内炎であれば、多くの場合は歯科・口腔外科・産婦人科への相談が良いでしょう。かかりつけの歯医者など産婦人科以外を受診する際には妊婦である旨を必ず告げましょう。産婦人科であれば妊婦健診の際に相談してみるのも良いでしょう。

治療法も口内炎の種類や原因・症状の程度により異なりますが、うがい薬・アフタゾロンなどの軟膏やステロイドをふくんだ塗り薬・ビタミン剤などを処方してもらえることがあります。何度も繰り返す口内炎にはレーザー治療が用いられる場合もあります。

「妊娠初期はつわりがひどく、常に口の中が不快な感じでした。ストレスも加わったのか、気付くといつの間にか口内炎ができていた、という状態でした。つわりによる胃腸の不快感に加え、恐らく吐くことで口内の衛生管理も出来ていなかったのだと思います。赤ちゃんへの影響を考えると薬に頼りたくないと思いますが、まずはかかりつけの産婦人科医へ相談をおすすめします。素人判断で薬を選ぶより、経験豊富な医師に相談するのが一番安心だと思います。」
(ペンペン/出産当時50代)

口内炎の治療の基本は「うがい」

原因や種類にもよりますが、口内炎の治し方の基本としては「口の中の衛生状態を保つこと」が重要になります。殺菌消毒効果の高い「イソジン」などの薬を用いたうがい、殺菌成分を含んだマウスウォッシュでのうがい、もっとも手軽にできる水でのうがいなどさまざまな方法があります。妊婦は薬の使用に慎重にならなければならないことから、せめて水でのうがいは積極的に行うと良いでしょう。

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妊婦の口内炎、市販薬の使用は可能?

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病院を受診する時間がないときには、ドラッグストアで販売されている市販の口内炎の薬を使用したいと考える人もいるでしょう。口内炎の薬にはステロイドが含まれているものが多いといわれています。お腹の胎児への影響を考え、市販薬を使用する前には必ず医師・薬剤師に相談してから使用しましょう。

口内炎の市販薬では、アフタッチなどのパッチタイプの貼り薬・ケナログやトラフルなどの軟膏(塗り薬)・ビタミンや炎症を抑える成分などを含んだチョコラBBなどの飲み薬・手を汚さずに使えるスプレータイプの薬などがあります。パッチタイプは長時間使用しやすいが使用する場所によっては違和感があったり、塗り薬は口内炎にしみにくい代わりに薬が早くはがれやすかったりとそれぞれ長所短所・特徴が異なります。

口内炎に「はちみつ」を塗る?

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口内炎に「はちみつ」が良いといった話を聞いたことがある人もいるかもしれません。はちみつの殺菌力・抗菌力は古くから注目されており、はちみつの効果に期待したさまざまな民間療法がたくさんあります。口内炎に「はちみつ」を塗るという民間療法も古くからある有名なものです。

多くの口内炎の場合、患部にはちみつを塗ると激痛を伴う可能性が高いでしょう。また、市販の「はちみつ」には、はちみつ以外の添加物が加えられているケースも多いため、症状が悪化するケースも少なくありません。妊婦であれば、激痛や症状の悪化が思わぬ事態を引き起こす可能性を考えると、自己判断ではちみつを用いた口内炎の治療を試すのは危険かもしれません。

口内炎は妊娠初期症状のひとつ?

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妊娠すると、「妊娠初期症状」と呼ばれるさまざまな症状を感じる人がいます。妊娠初期症状は個人差が大きく、症状・症状の程度はさまざまです。なかには妊娠初期症状がない・気がつかなかったという人もいるため、あくまでも妊娠の有無を判断するひとつの目安になるでしょう。

代表的な妊娠初期症状は下腹部痛・胸の張り・頭痛・吐き気・嘔吐・身体のだるさを感じる・発熱などがあげられますが、なかには「口内炎が妊娠初期症状として起こった」という人もいるようです。妊娠によって起こった口内炎かどうかを判断するのは難しいでしょうが、口内炎が起こる原因のひとつとして免疫力の低下があるため、可能性としては否定はできないかもしれません。妊婦は口の中の環境が変わるため、妊娠前よりも口の中の衛生状態に注意しても良いかもしれませんね。

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妊婦が口内炎に悩まされないためには

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妊娠中は、眠気やだるさ・腹痛・頭痛など多くの悩みを同時に抱えてしまう妊婦さんも少なくありません。妊娠初期はつわりなどで思うように動くことができずつらかったり、妊娠中期・後期以降は日々変わっていく自分の身体に不安を抱えたりする人もいるでしょう。体調や体型の変化からの寝不足、ストレスなどもあるでしょう。

たかが「口内炎」とはいえ、さまざまな悩み・不安を抱える妊婦にとってはひとつでも症状が緩和できると気が楽になるかもしれません。気になるようであれば我慢せず、病院に相談するのも良いでしょう。口内炎にもさまざまな種類があるため、それぞれの種類・原因に応じて対処していくことが大切です。

妊婦は口の中の環境が変わるといわれていることから、可能な限りは安定期に一度、歯科健診に行っておくと良いでしょう。虫歯の有無の確認だけでなく、口内炎の悩みも一緒に相談してみるのも良いかもしれませんね。

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