更新日:2018年04月19日

妊娠初期の異常な眠気がつらい!眠すぎる原因と眠気対策は?

妊娠初期には、寝ても寝ても眠いというような強い眠気に悩むことがあります。眠いと身体も重いし、だらけているように見えるのではないかと周りの視線が気になってしまう人もいるかもしれません。先輩ママはどのように乗り越えたのでしょうか。強い眠気の原因や対処法を解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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記事の監修
産婦人科医
藤東 淳也先生

妊娠初期は異常な眠気がある?

妊娠初期に眠気を感じる妊婦さんは多い

妊娠初期とは、妊娠が成立してから妊娠4ヶ月(15週)までを言います。妊娠初期にはつわりや倦怠感など、妊娠時特有の症状が現れるといわれています。普段とは違った強い眠気を感じる妊婦さんも多いようです。

mamanokoユーザー130人にアンケートをとったところ、妊娠初期に眠気を感じたママの割合は96.8%という結果でした。これによると、ほとんどのママが妊娠初期の症状として眠気を体験していることになります。

ただの眠気とはいえ、車の運転などには支障がありますし、仕事がはかどらないこともあります。周りに理解してもらいにくいのもつらいところですよね。

眠気の症状はさまざま

妊娠初期の眠気は、普通の眠気とどういった違いがあるのでしょうか。人によって眠気の強さや出方はさまざまですが、いつも以上の強烈な眠気に襲われるという人が多いようですね。

・眠すぎるため生活に支障が出る
・眠気と同時に身体のだるさがある
・眠いだけではなくめまいを感じる
・吐き気を伴う眠気
・少し熱っぽい
・頭痛を伴う眠気

上記のような症状が出てくることもあるようです。妊娠初期のつわりや頭痛、熱っぽさが同時に出てくることで、妊娠の症状であると気づくケースもあります。

妊娠に気付かずに仕事をしていて、眠くなってきたからそろそろ席を立って気分転換をと思いキリを付けようとしているあいだに、急に意識が遠退くということが1日に何度もあったり、朝アラームに気付かず起きられなくて遅刻したりすることがありました。あまりにも一日中眠いので、過眠症や自律神経失調症を疑っていました。

職場では、もっと頑張れ頑張れとか、後輩に悪影響だからデスクで寝るなとか言われる始末。結局いづらくなり、妊娠判明前に退職せざるを得なくなりました。妊娠判明後も眠すぎたので1日中ベッドで過ごしていました。
(あやのままさん/出産当時30代)
妊娠初期は眠気がすごくありました。正社員で働いていたので、仕事の疲れからくるものだと思っていました。しかしいつも以上に眠たく、家に帰ると家事をする気にもなりませんでした。旦那にも少し冷たい目で見られることもありました。でも耐えられないほどの眠気だったので、帰ってご飯を食べてお風呂に入り、明日のお弁当の準備をしてからすぐに寝床に入るようにしていました。
(さえこさん/出産当時20代)

妊娠初期の眠気の原因

眠りつわり

つわりは吐き気がする「吐きつわり」だけではなく、何かを食べていないと胸焼けがする「食べつわり」や1日中眠気を感じる「眠りつわり」など、さまざまな症状があります。眠りつわりの原因は明らかになっていませんが、唾液量が増える食べつわりと比べて、眠りつわりは唾液量が減少する傾向があるようです。

他のつわりと同じように、眠りつわりも個人差があります。いつもより少し眠いだけという人もいますし、身体を横にしないと頭痛や吐き気がするという人もいます。つわりの一種のため、安定期に入ると治まってくることが多いようですが、出産まで続くこともあるようです。

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ホルモンバランスの変化

妊娠初期の眠気は、女性ホルモンの分泌バランスが崩れることが原因のひとつといわれています。妊娠初期には、妊娠を維持するためにプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。

プロゲステロンには血管を弛緩し、血圧を下げ、眠気を生じさせる効果があります。さらに、体温を上げる作用もあります。普通は夜になると体温が下がり自然と眠くなるのですが、体温が高い状態が続くと夜に質の良い睡眠が取れません。そのため、昼に強い眠気を感じることがあります。

胎児の成長

ママが眠くなったり、倦怠感を感じたりするのは、お腹の赤ちゃんに栄養を渡しているからという意見もあります。妊娠初期では、ママの摂った栄養が直接胎児に向かうわけではありません。胎盤が完成するまでは「卵黄嚢」という器官が胎児の発育に必要な栄養を供給してくれます。

しかし、妊娠中はママの循環血液量は大きく増加します。体温も高温期をキープしているため、1日に必要な摂取カロリー量も増えています。そのため、普段どおりの生活をしていると疲れてしまう可能性もありますね。

妊娠によるストレスやプレッシャー

妊娠初期は精神的なストレスも大きくなるときです。育児への不安や出産への恐れに加えて、つわりなどの不調からくるイライラも重なります。赤ちゃんへの周りの期待がふくらむと同時に、ママはプレッシャーを感じることもあるでしょう。しかしストレスやプレッシャーは、脳に余計な負荷をかけてしまいかねません。

脳は身体の司令塔なので、ホルモン分泌や自律神経のバランスが崩れてしまい、睡眠障害につながる可能性があります。夜にぐっすり眠れなかったり、日中眠気がずっと続いたりすると、それがまたストレスになってしまうことも考えられます。負の連鎖になる前にできるだけストレスを発散させたいものですね。

妊娠初期の眠気はいつからいつまで?

眠気が始まる時期は人それぞれですが、早い人では妊娠0週~4週の「妊娠超初期」から強い眠気の症状が見られることもあるようです。妊娠超初期ではまだ妊娠が判明していないことも多いため、生理前の眠気と勘違いする人もいます。

一般的に、つわりの症状が治まるといわれている妊娠中期(妊娠16週~28週)には、強い眠気も治まってくることが多いようです。胎盤が完成し、プロゲステロン値の上昇が緩やかになるころですね。ただし、人によっては倦怠感が安定期後も続き、出産まで強い眠気が続くこともあるようです。

妊娠初期の眠気対策

のんびり眠る

眠気は、身体や脳が疲れているサインともいえます。妊娠中はママの体調を第一に考え、可能であればのんびりと眠ってしまったほうが良いでしょう。とくに運転や機械の操作などで危険を伴う場合は、少しの眠気でも中断して仮眠を取るようにしましょう。なお、妊娠中は眠気が生じやすいだけでなく注意散漫にもなりやすいため、運転や危険な作業は極力控えることをおすすめします。

すぐに眠れなくても、目を閉じて身体を横にするだけでも効果はあるといわれています。家事や仕事など、やらなくてはいけないことが多い人は短い時間だけでも寝てみましょう。厚生労働省の「睡眠指針」では、午後の早い時間に30分以内の昼寝をすることで作業効率の改善が見られるとされています。

妊娠初期は、身体を大事にさせるために眠くなるホルモンを出すそうです。できるだけ身体の欲求に沿って横になるようにすると良いと思います。また妊娠後期は身体が重くなることもありますが、出産に向けて体力温存の意味もありますので、できるだけ身体を大事にしてください。また出産後はまとまった睡眠がとれなくなるので、最後の贅沢だと思いました。好きなだけ寝ると良いと思います。
(しろくろさん/出産当時40代)
妊娠中はとにかく休めるときに、眠れるときに寝たほうが良いと思います。周りに頼れる家族などがいるならば、たくさん頼ってください。だらけていると周りに思われたとしても、これは妊娠初期のつわりと同じで仕方がないことなのです。また、私は妊娠中は何かと物忘れが激しく、お湯を沸かしたまま寝落ちしてしまったことがあり、ヒヤッとしました。眠たいなと思ったときは火の消し忘れなどがないか、身の回りを確認してください。
(まめすけさん/30代)

ガムを食べる

仕事があって、どうしても仮眠が取れない場合におすすめなのが「ガム」です。飲食可能な職場であれば、ミント系のガムを常備してみてはいかがでしょう。飴やチョコと比べると糖分が少ないですし、よく噛むことで脳に刺激が伝わり覚醒をうながします。ガムを噛むと唾液の分泌が促進され、口臭予防や歯垢予防にもつながります。

ガムは眠気だけではなく、口の中がさっぱりするので吐きつわりや食べつわりにも効果的という意見もあります。噛むことで集中力も高まるといわれていますから、仕事中に適していますね。ただし、大事な話をするときや、会議のときなどはガムを口内に入れっぱなしにしないように注意しましょう。

仕事中は眠くても寝ていられないので、集中力が少しでも落ちて眠くなってきたときは、眠気対策のために辛いガムを噛んだり、トイレに行って眠気を紛らわせたりしていました。休みの日で体調の良いときは散歩をしたり、ストレッチや軽い運動をしたりしました。休めるときは無理をせずに横になって休んでいましたよ。
(haruさん/出産当時30代)
上の子がいなくて寝られる環境なのであれば、せめて安定期に入るまではしっかり寝たほうが良いと思います。どうしても寝てはいけないときは、つわり予防ともされているガムや柑橘系などを口に入れました。ひどいときは運転中でも眠気が襲い、我慢できないくらいになってしまいました。疲労感を感じたらすぐに仮眠や休憩を取ることをおすすめします。
(Rkさん/出産当時20代)

夜に眠るための工夫をする

夜にしっかり眠れないため、日中に強い眠気が来るという人もいるでしょう。妊娠初期は自律神経がみだれたり、体温が上がったままになったりするため、夜の不眠に悩まされる人も多いようです。

そんなときは、夜に質の良い睡眠を取るための工夫をしてみましょう。毎朝同じ時間に起きて太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされやすくなるといわれています。また、寝る前に体温が下がることで眠りが訪れやすくなる傾向があります。日中に軽いストレッチをしたり、就寝前にぬるま湯や足湯につ浸かったりすることで、体温差をつくるのもおすすめです。

眠りにはリラックスも重要です。寝室でお気に入りのアロマを焚いたり、肌触りの良いシーツや心地良い枕をそろえたりして、快適な空間作りをしてみても良いですね。吐きつわりがひどく、どうしても眠れないという場合は無理に寝ようとする必要はありません。ストレスをためないように他の方法を試してみましょう。

昼間はデスクワークをしていて、職場に仮眠室がありましたが、利用者が多く寝れないことが多かったです。基本的に定時退社だったので、定時になったら即帰って、すぐご飯を食べて、お風呂にゆっくりつかって、すこしゆっくりしてからいつもより早めに寝るようにしていました。すると、朝も多少の眠気はあるものの、少しは改善された気はします。
(りょーゆさん/出産当時20代)

職場の理解を得る

職場での眠気でつらいのは、周囲の視線ですよね。あくびが続いたり、ミスが多くなったりすると、注意されないか心配になる人も多いのではないでしょうか。周囲に迷惑をかけてしまうようであれば、直属の上司に妊娠したことを伝え、理解を得られるように説明してみても良いかもしれません。

妊娠初期なので、まだ事実を伝えたくないという場合は「体調が悪い日が続いている」という伝え方でも良いかもしれません。安定期に入ってから、あらためて事実を伝えても良いでしょう。仲の良い人にだけ相談して、協力をお願いしても良いですね。眠気やストレスが職場での低評価につながらないように伝え方を工夫しましょう。

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妊娠初期の眠気解消にカフェインは控えて

眠気覚ましにコーヒーを飲むという人は多いですが、妊娠中はやはり大量のカフェインは避けたいものです。カフェインは利尿作用がありますから、トイレの回数が増えて質の良い睡眠の邪魔になることもあります。また、大量に摂取すると胎盤を通じて胎児に影響するといわれています。

まったく飲んではいけないというわけではなく、1日のカフェイン摂取量が200mg以内であれば、出産や胎児の成長、奇形に対して強い影響をおよぼすことはないといわれています。コーヒーであれば100mLに0.06g、紅茶であれば100mLに0.03gほどカフェインが含まれます。ほかに注意しなくてはいけないのが栄養ドリンク(エナジードリンク)です。飲む前に必ず成分表示を確認しましょう。

カフェインの影響が気になるという方には、デカフェやカフェインレスの飲み物がおすすめです。最近のカフェインレスの飲み物は味もおいしく、種類も豊富になっていますから、自分の好みの合ったものを探してみましょう。

私の場合、日中仕事をしているあいだもとてもだるくて眠気が取れない日が続いていました。夜にたくさん寝ているはずなのに、朝の目覚めも悪く、電車で座ってもすぐ寝てしまうのです。集中しなければいけない仕事もなかなかできず、ミスが多くなってしまいました。廊下に出て冷たい空気に当たったり、適度に歩いたりして息抜きをしてもあまり効果がありませんでした。カフェインも摂らないようにしていたため、本当につらかったです。
(nokさん)
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妊娠初期の眠気が急になくなるのは流産?

妊娠初期に突然眠気がなくなったからといって、流産であるとは限りません。ホルモンが安定してきたのかもしれませんし、夜に質の良い睡眠が取れた可能性もあります。腹痛や腟からの出血など、他の症状がないかをまずは確認しましょう。他の症状も見られるとき、どうしても不安なときは担当の医師に相談してみましょう。

妊娠初期の流産の原因で、多くを占めるのが受精卵の染色体の異常です。ママの行動や身体が原因で流産することはあまりないといわれています。心配しすぎず、ストレスをためないようにゆったりした気持ちで過ごすことが大事です。

妊娠初期の眠気は赤ちゃんの成長の証

妊娠初期に眠気が続くと、忙しいママにとってはとくに大変です。眠りつわりは安定期になると治まることもありますが、人によっては長く続く可能性もあります。

職場の人やパートナーと相談しながら、ストレスを感じないように過ごしていけると良いですね。自分の睡眠が赤ちゃんの栄養になることを感じながら、休めるときには休みましょう。

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