妊娠5週|赤ちゃんの成長と妊婦の身体の変化・過ごし方

妊娠5週は市販の妊娠検査薬で妊娠の成立が判定できるころです。ママのお腹の中では赤ちゃんの顔や身体の各器官ができ始め、少しずつつわりなどの妊娠初期症状もみられるようになるでしょう。ここでは、妊娠5週のママの身体や赤ちゃんの様子、気をつけたいリスクや症状などを詳しく解説します。

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記事監修

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目次

  1. 妊娠5週の妊婦の身体の変化と症状
  2. 妊娠5週の赤ちゃんの成長の様子
  3. 妊娠5週のリスクは子宮外妊娠や流産
  4. 妊娠5週の過ごし方と注意点
  5. 妊娠5週のママへ

妊娠5週の妊婦の身体の変化と症状

妊娠5週になると妊娠検査薬が使える

市販の妊娠検査薬は基本的に「生理予定日の1週間後から検査可能」です。妊娠週数は最終月経日を起点として数えるので、生理周期が28日の人は妊娠5週から妊婦検査薬が使えることになりますね。

妊娠検査薬は尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンに反応することで妊娠を判定しています。hCGは胎盤の絨毛(じゅうもう)組織から分泌されるため、妊娠検査薬の陽性反応は受精卵が着床して胎盤が形成され始めているという証になりますよ。

つわりなどの妊娠初期症状があらわれる人も

妊娠5週になると、人によっては妊娠初期症状がみられます。具体的な症状や程度はさまざまですが、吐き気などのつわりの症状があったり強い眠気や疲れやすさを感じたりすることが多いようです。基礎体温は高温期が続くため、熱っぽさやだるさを感じることもあるでしょう。

このころの身体の変化や体調の悪さから妊娠に気づいたというママもたくさんいます。特にあらわれやすい症状をいくつかピックアップしたので参考にしてくださいね。

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主な妊娠初期症状

・吐き気、嘔吐、胸やけがある
・においに敏感になる
・腹痛、下腹部痛がある
・お腹の張りを感じる
・胸の張りを感じる
・食べ物の趣向が変わる
・強い眠気を感じる
・疲れやすい
・熱っぽい
・慢性的なだるさがある
・便秘がちになる
・頻尿になる
・頭痛がある
・悪寒がある

妊娠初期症状の原因ははっきりと解明されていませんが、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)、プロゲステロン、エストロゲンといったホルモンが深く関わっているといわれています。不快症状を引き起こすと聞くとマイナスなイメージを持ってしまいますが、この3つのホルモンは妊娠の成立や継続に欠かせないものです。

つらい症状が続くと気分まで落ち込んでしまいますが、妊娠を維持してくれるホルモンの作用だと考えれば少し気持ちが楽になるかもしれませんね。

子宮の大きさは鶏卵くらいに

妊娠5週のママの子宮は鶏卵と同じくらいの大きさです。妊娠4週の子宮の大きさがMサイズの鶏卵だとすると、妊娠5週の子宮はLサイズくらいに成長していますよ。

お腹の大きさはまだ目立ちませんが、お腹の張りや膨張感があらわれやすい時期なので、いつものズボンやスカートがきつく感じることがあるかもしれません。苦しいときは締めつけの少ないゆったりした洋服を選びましょう。

妊娠5週の赤ちゃんの成長の様子

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エコー検査で胎嚢が確認できる

妊娠5週のエコー検査では、赤ちゃんを包んでいる胎嚢(たいのう)という袋が確認できるでしょう。妊娠5週の胎嚢の大きさは1.5~2cmほどで、エコーでは黒い丸のように映りますよ。

早ければこのころから胎嚢の中に胎芽(たいが)と呼ばれる赤ちゃんが見えたり赤ちゃんの心音が確認できたりします。赤ちゃんの心音が確認できると流産の確率がぐっと下がり、正常な妊娠であることが確定します。

妊娠6週以降にはじめて胎嚢が確認できるケースもあるので、まだ胎嚢が見えなくてもあまり心配しすぎず次の健診を待ってくださいね。

顔や身体の各器官が形成され始める

妊娠5週の赤ちゃんはタツノオトシゴのような姿をしています。神経管をつかさどる頭部が発達し、顔には目や口の元となるくぼみも見られるようになりますよ。心臓や手、気管支などの形成も急速に進む大切な時期なので、医薬品の服用やX線検査の被ばくなどに特に注意して過ごしましょう。

妊娠5週のリスクは子宮外妊娠や流産

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胎嚢確認前の出血は化学流産の可能性も

エコー検査で胎嚢が確認される前に起こる流産は「化学流産(生化学的妊娠)」と呼ばれます。最近は市販の妊娠検査薬の普及とその精度の向上により化学流産が認識されるようになりましたが、以前は通常の生理と思われ見過ごされることがほとんどでした。

医学的には化学流産は妊娠成立前のできごとであり、妊娠や流産の回数に含まれません。出血後に妊娠検査薬の陽性反応が消えれば治療や検査の必要はなく、すぐに次の妊娠を考えることも可能です。陽性反応が消えない場合は子宮外妊娠の疑いがあるため、受診をしましょう。

子宮外妊娠は早期発見が重要

妊娠5週のエコー検査で胎嚢が確認できない場合、医師から子宮外妊娠(異所性妊娠)の可能性を指摘されることがあるかもしれません。子宮外妊娠とは、子宮内膜以外の場所に着床した妊娠のことをいいます。

子宮外妊娠であった場合は妊娠の継続ができず、腹腔鏡手術や開腹手術によって妊娠部位を切除・除去する治療を施されるのが一般的です。特徴的な症状として、強い腹痛や断続的な少量の出血があげられます。対応が遅れると卵管破裂などの重篤な症状を引き起こすことがあるため、そのような症状があるときはすぐに受診をしましょう。

ただし、初期段階では無症状であることも多く、自覚のないまま腹腔内で出血を起こしてしまうケースもあります。普段から基礎体温をつけることや妊娠判明後に早めに受診することが早期発見につながりますよ。

流産は誰にでも起こりうるもの

流産は妊婦の6~7人にひとりの確率で起こるといわれており、決して珍しいものではありません。特に妊娠12週未満で妊娠が中断してしまう「早期流産」の割合はもっとも高く、流産全体の約80%を占めています。早期流産の原因はほぼ赤ちゃんの染色体異常であるため、ママがどんなに気をつけていても防ぐことはできません。

胎嚢が標準より小さかったり心拍確認が遅れていたりすると気を揉んでしまいますが、ママが今できることは心身ともに健康に過ごすことです。なるべくゆったりとした気持ちで赤ちゃんの成長を見守れると良いですね。

切迫流産と診断されても慌てないで

妊娠22週未満で出血がみられると「切迫流産」と診断されることがあります。切迫流産は「流産になりかけている状態」を意味しますが、実際は流産が起こりうる時期に出血があれば切迫流産と呼ぶため、流産の可能性が高くないケースも含まれます。

一般的な流産と違い、安静や薬の服用、入院加療によって回復が見込めるので、診断を受けたら医師の指示に従い無理をせずに過ごしてくださいね。

妊娠5週の過ごし方と注意点

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診察を受ける産院を探そう

妊娠検査薬で陽性反応が出たら産婦人科を受診しましょう。正常な妊娠か検査してもらうためにも、妊娠6~7週までには診察を受けることが大切です。里帰り出産を除けば、最初から出産予定の産院で診てもらうのが望ましいでしょう。

まずは近所で分娩を取り扱っている総合病院やクリニック、助産院などをピックアップし、それぞれの特色を比較してみることをおすすめします。突然破水したときのことなどを考えて、車で1時間以内に到着できる距離だと安心ですよ。

喫煙や飲酒は避けて

妊娠中のママが喫煙や飲酒をすると、赤ちゃんの先天異常や流産・早産の危険性が高まることがわかっています。妊娠が判明したら、お酒やタバコはやめましょう。受動喫煙もママや赤ちゃんの身体に悪影響を与えるため、パパにも禁煙をお願いしたいですね。

実は筆者も妊娠をきっかけに禁煙をしたひとりです。「タバコを吸いたい気持ちが持続するのは15秒なので、吸いたくなったら15秒数える」という禁煙方法を友人から教えてもらったのですが、筆者の場合はこれが一番効果的でした。

自分の意志でお酒やタバコがやめられなさそうなときは、病院に相談するのもひとつの手です。飲酒・喫煙の習慣があるママは、自分に合った禁酒・禁煙方法を早めにみつけたいですね。

市販薬の服用に注意しよう

妊娠4~7週は赤ちゃんの身体の原器が作られるため、催奇性(奇形の原因となる性質や作用)のある薬などに特に注意を払うべきである「絶対過敏期」にあたります。

妊娠5週は頭痛や悪寒、微熱など風邪に似た妊娠初期症状があらわれやすくなりますが、市販薬や妊娠前に処方された薬を自己判断で服用するのはやめましょう。持病などで継続的に飲んでいた薬もいったん中止し、妊婦に対する安全性を医師に確認してくださいね。

つわりなどの妊娠初期症状が重症なときは異常妊娠や妊娠悪阻の可能性もあるので、次の健診を待たずに受診することをおすすめします。

職場へ報告する時期は環境や体調次第

会社などに勤めているときに妊娠が判明した場合、どのタイミングで職場に報告をするか悩みますよね。流産の可能性がほぼなくなる安定期を待ったほうが良いという考え方もありますが、身体に負担がかかる業務がある場合は早めに打ち明けて配慮をしてもらうことも大切です。

つわりの症状が出始めると乗り物酔いをしてしまうこともあります。通勤時の電車やバスがつらい場合は早めに会社に妊娠報告をして、通勤時間の緩和をお願いするのも良いでしょう。

神経管閉鎖障害を防ぐために葉酸を摂取しよう

神経管閉鎖障害は脳や脊髄(せきずい)の元になる神経管がうまく閉じなかったために起こる先天性の病気で、主に無脳症や二分脊椎(にぶんせきつい)のことを指します。神経管閉鎖障害の予防には葉酸を摂ることが効果的だという研究結果があり、厚生労働省や日本医師会も妊娠前から意識的に葉酸を摂ることを推奨しています。

葉酸は普段の食事で十分に摂ることが難しい栄養素なので、サプリメントで補うのが効率的ですよ。本来は妊娠前から葉酸不足の解消に取り組むのが理想的ですが、脳や脊髄の元になる神経管は妊娠6週頃に完成するため、妊娠5週からでも飲み始めることをおすすめします。

はぐくみ葉酸
¥1,980〜(2018/07/04 時点)

はぐくみ葉酸は、レモンから抽出された食事性葉酸が含まれるサプリで、天然由来の成分が配合されている点が大きな特徴です。オーガニックのレモンを使用している点もうれしいポイントのひとつですね。

購入後に販売元に問い合わせをすると、1,000人以上の妊活・妊娠中の食事のサポート実績がある、専任の栄養士さんから出産までの食事について継続的にアドバイスを受けることもできます。サプリを飲むだけではなく、日頃の食事から改善し、自分の身体や赤ちゃんの健康を維持したい方におすすめですよ。

リラックスできるグッズを活用して

妊娠5週はホルモンバランスの変化が激しく、身体も心も不安定になりやすい時期です。体調や気分が優れないときはアロマやハーブティーなどを活用してリラックスタイムを作ると良いでしょう。妊婦には禁忌とされるハーブや精油もあるので、マタニティ用と明記されているものを選ぶと安心ですよ。

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AMOMA マタニティブレンド
¥1,899〜(2018/07/04 時点)

英国ハーバリストと妊産婦ケアの専門家が開発したノンカフェインのオーガニックハーブティーです。ティーバッグタイプで持ち運びが便利なので、自宅でも職場でも楽しむことができますよ。日本国内の工場でブレンド・製造されている点も心強いですね。 ハイビスカス、ネトル、ローズヒップなどの8種類のこだわりのオーガニックハーブを使用しています。そのまま飲んでもおいしいですが、豆乳を入れるとまろやかな味が楽しめますよ。

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AMOMA マタニティリフレッシュ
¥1,388〜(2019/03/15 時点)

マタニティアロマセラピスト兼助産師がブレンド開発したエッセンシャルオイルです。レモン、グレープフルーツ、ベルガモットの3種類の柑橘系がブレンドされた爽やかな酸味のある香りが特徴で、妊娠初期からのむかつきやどんよりした気持ちを楽にしてくれる効果がありますよ。湯船の中で使う場合はあらかじめ塩や牛乳、キャリアオイルなどで乳化させ、薄めてから使用するのがおすすめです。

妊娠5週のママへ

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妊娠検査薬が使えるようになる妊娠5週は、計画的に妊活をしていたママにとっては待ちに待った週でしょう。予期せぬ妊娠が判明して嬉しい反面驚いているママもいるかもしれませんね。いずれにせよ、産院を決めたり妊娠報告の時期を考えたりと、数ヶ月後の出産へ向けて動き始めなければならない大切な時期です。

余裕があれば、今後の妊娠生活をパパと一緒にシミュレーションしておくと良いでしょう。つわりが本格化してママが寝込んでしまうなどのトラブルがあっても、夫婦で協力して乗り越えていきたいですね。