更新日:2018年10月26日

妊娠22週ってどんな時期?妊婦さんの身体の変化と過ごし方

妊娠22週目は6ヶ月の3週目です。ママのお腹もだいぶ目立つようになり、行動が制限されて来るころです。今までは簡単にできた動作もこのころから困難に感じられるようになるので、立ち仕事が多い方などは注意が必要ですね。胎動もはっきり感じられるころでしょう。今回は妊娠22週目の妊婦さんについて紹介します。

監修 : ままのて 医師・専門家
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妊娠22週目ってどんな時期?

妊娠22週目のお腹の大きさ

子宮の大きさは18~20cm程度となり、お腹も目立ってくるころです。子宮底長は21~27cm程度になります。お腹が大きくなることで足元が見えづらくなりますし、身体のバランスも崩しやすくなります。歩いたり屈んだりするときは転ばないように注意しましょう。

この時期は週に200~400gほど体重が増加する時期です。これからは体重がより増加しやすくなります。体重の増加量が多い場合は妊娠高血圧症候群を発症するリスクが高まったり、難産になってしまう可能性が高くなったりするので要注意です。体重管理はしっかりと行いましょう。

おりものの増加

妊娠週数が進むにつれておりものが増加します。妊娠すると女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌量が増え続け、妊娠後期にはピークを迎えます。おりものはエストロゲンと密接なかかわりがあるため、エストロゲンの分泌量が増えればおりものの量も増えるのです。

妊娠中は肌が過敏になってかぶれを生じやすくなるので陰部は常に清潔に保つようにし、通気性の良い下着で蒸れを防ぎ、必要に応じておりものシートなどを使用すると良いでしょう。

おりものの増加は生理的な現象なので心配はいりませんが、おりものの色や性状がいつもと違ったり、血が混じっていたり、悪臭がするような場合は何らかの異常がある可能性もあるので病院で診察してもらいましょう。放っておくと胎児にも悪影響がある場合があります。

悪阻や体重管理

妊娠初期は悪阻に苦しんだ方もこのころになると随分と落ち着いたという方が多いでしょう。つわりであまり食べられなかった反動からついつい食べ過ぎてしまうなんてこともあるかもしれません。しかしこれからはさらに体重が増加しやすくなりますので、食べ過ぎないように注意しましょう。

体重が増え過ぎるとさまざまな合併症が生じやすくなりますので、ママのためにも赤ちゃんのためにも、体重管理はしっかりと行うようにしましょう。

お腹・足の付け根がチクチク痛む

妊娠22週目までくると、胎児や子宮の重さによって足にかかる負担もこれまで以上に大きくなります。そのため足がむくみやすくなったり足の付け根が張りやすくなったりします。

足の付け根はズキーンと鈍い痛み熱を持ったような痛みを持つ人が多いようです。お腹の張りとともに出血や腹痛などを感じる場合にはできるだけ早く病院を受診しましょう。実際に早産する可能性があったという方もいます。

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妊娠22週目の赤ちゃんの様子

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赤ちゃんの大きさ

妊娠22週目の赤ちゃんの大きさは400g~500g程度。まだまだ小さいですが、エコーでは指しゃぶりしたりする赤ちゃんらしい姿も見られるようになるため健診の楽しみもさらに増すころですね。

脳細胞がほぼ完成に

脳神経が発達し終わるころなので脳の状態が落ち着くようになります。最初は何も感じることができず記憶ができなかった赤ちゃんも、外からの衝撃をダイレクトに感じるようになっていますし、海馬の発達によって物事を記憶するようになっているので、赤ちゃんがストレスに感じるようなことは極力避けるべきだと言えるでしょう。

また、脳細胞が完成したからといってほかの部位も完成しているかというとそうではなく、肺などはまだまだ未完成の状態にあるので、無理な運動などはしないように注意しましょう。

赤ちゃんの表情が出るように

今まではまぶたがきちんと上下に分かれておらず、まばたきをすることが不可能だったのですが、22週目ころになるとまぶたが上下にわかれるようになります。

この変化によって赤ちゃんはまばたきが可能となりますし、よりいっそう人間らしい動きを見せてくれるようになります。このころの赤ちゃんはいねむりをしたり動き回ったりまばたきをしたりと、よりいっそう細かな表情を見せるようになっているので、超音波検査などでチェックしてみましょう。

各器官の発達

消化器や泌尿器などの器官が成熟してきます。早ければ男女の外性器が見えるようになるので、赤ちゃんの性別がわかるかもしれません。女の子は子宮が完成して原始卵胞ができ上がっていますが、この週になると男の子の精巣が陰嚢に下りてくるようになります。

五感の発達

聴覚が発達してきます。外の音が聞こえるようになるからと、パパがお腹越しに呼び掛けたりしている方も多いかもしれません。しかし実はお腹の中の赤ちゃんに聞こえるのはママの声だけで、外の音は大音量でなければほとんど聞こえないともいわれています。赤ちゃんは羊水の中にいるので、水の中に潜ったときのことを想像すると良いかもしれません。

胎動をパパも感じられるかも

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22週目の赤ちゃんは各内臓が完成に近づいており、骨格などもかなりしっかりした状態になってきます。

身体が大きくなることによって胎動もより大きくなり、周囲の人でも手を当てればそれを感じられるようになるので、ぜひともパパにも触ってもらいましょう。「父親としての実感がなかなか湧かない」という方も、胎動を感じると親としての自覚が深まるようになります。

妊娠22目の過ごし方

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流産から早産となる分かれ目の時期

早産とは妊娠22週0日~36週目6日のあいだに分娩することで、妊娠21週6日目までは「流産」と呼びます。つまり妊娠22週はちょうどその境界ということになります。

この定義は我が国におけるもので、医療技術の程度によって国ごとに早産とされる時期は異なります。日本でも1990年1月までは妊娠24週からが早産とされていましたが、その後妊娠22週に変更されました。これは医療技術の発展により、未熟な状態の赤ちゃんでも生存率をあげることが可能になったからだといわれています。

ただ22週目に生まれた赤ちゃんは、まだ身体のあらゆる機能が未成熟であるため、生存率は決して高いとはいえません。特に赤ちゃんの肺が未熟なため、呼吸不全になるケースがあるようです。早産は赤ちゃんが死亡する大きな原因になっており、もし生存できたとしても後遺症が残る可能性が高いのが現状です。生まれる週数が早いほど、そういったリスクは高まるといわれています。

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バランスのとれた食生活を

健康な赤ちゃんが無事生まれるためにはママも健康であることが大切です。そのためには栄養バランスのとれた食事を心がけ、健康を維持する必要があります。そしてお腹の中の赤ちゃんにも質の良い栄養を送るようにしましょう。

1日3食は欠かさず食べましょう。食事は毎日規則的な時間にとるようにし「主食」「副菜」「主菜」を揃えて栄養バランスのとれたメニューを心がけます。妊娠中は必要となるカロリーも多くなるので主食を中心に必要エネルギーをしっかりととるようにしましょう。

副菜は野菜を中心とし、ビタミンやミネラルを十分に摂取します。主菜は肉、魚、卵、大豆料理をバランス良く、良質なたんぱく質をとりましょう。牛乳や乳製品なども積極的にとることで、カルシウムもしっかりととるようにしましょう。

妊娠線のケアをしっかり行いましょう

妊娠22週の時期になるとお腹も胸もどんどん大きくなっていくので、妊娠線も出やすくなってしまいます。妊娠線は一度できてしまうと出産後も残ってしまう場合が多いので、お風呂あがりにローションやオイルを使うなど、妊娠線予防のための保湿を怠らないようにしましょう。

妊娠中は肌が敏感なので、自分にあったクリームを見つける必要があります。

美容院は今のうちに行っておくのがおすすめ!

つわり期間中は、あの独特なにおいに耐えられるかが不安で美容院にかかれなかった人も多かったのではないでしょうか。でもやはり女性である以上、妊娠中であってもある程度はきれいにしておきたいという人も多いですよね。

「出産後はなかなか美容院に行けないだろうから、妊娠後期のギリギリまで待とうかな」と思っている方もいるかもしれませんが、できれば今のうちに行っておくことをおすすめします。美容院に行くと髪の毛だけじゃなく気分的にもスッキリする人も多いはず。これからマイナートラブルも増えてきてストレスのたまる時期ですので、今のうちに気になることを片づけておきましょう!

妊娠22週目の体験談

筆者の場合、妊娠20週ころから切迫気味だったので、ずっと安静生活でしたが、このころになるとさすがに「あ、動いた」とうのが感じられた時期でした。ただ、残念ながら夫はわからないようでした。

筆者もそうでしたがお腹の張りがあまりわからなかったこともあります。これが張りなのかなということは頻繁にあったので気づいたことやわからないことは健診時になんでも相談すると良いですね。

筆者は結局、臨月まで素敵なマタニティライフとまではいかなかったのですが、元々の性格がじっとしていられないので、この時期くらい慎重に過ごせというお腹にいた息子からのメッセージだったのでしょう。

とにかく油断しないこと

22週目は妊娠中期であり、体調も安定しているので油断してしまいがちですが、身体のバランスを崩しがちになりますし、転倒しないための工夫は必須です。そして何より、つわりも落ち着く方が多いですが、できるだけ規則正しい生活を心がけてください。

22週目はたんぱく質をとても必要とする時期ですが、肉類に含まれるリンを過剰摂取すると浮腫みの原因にもなります。できるだけ魚や、大豆などの植物性タンパク質を取るようにしましょう。気分転換にお散歩などの軽い運動をするのも良いですね。赤ちゃんに会えるその日まで、健やかで幸せなマタニティライフを楽しんでくださいね。

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