妊娠21週|赤ちゃんの成長や性別、妊婦のお腹の大きさ・過ごし方【エコー写真】
【医師監修】妊娠21週(21w)は、妊娠6ヶ月の2週目です。妊娠期間は一般に40週なので、ちょうど半分が経過したことになりますね。胎児の成長に伴い、ママのお腹が出てきて胎動も感じられる時期です。赤ちゃんの性別がわかることも多いですよ。妊娠21週の赤ちゃんの成長やママの状態、体重管理や逆子・切迫流産について解説します。
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この記事の監修
目次
妊娠21週の赤ちゃんの成長の様子
妊娠21週の赤ちゃんの基礎情報 身長、体重、発達
身長 | 体重 | 発達 |
---|---|---|
約25cm | 300〜450g | ・脳が急成長 ・生殖器が形成されていく ・寝たり起きたりする |
妊娠21週の赤ちゃんは、身長25cm、体重300g~450g程度の大きさに成長しています。脳の急成長が起こる時期で、聴覚も記憶力も発達しています。
逆子はまだ心配しなくても大丈夫。妊娠21週の胎動の様子
胎動を感じたら、お腹をポンポンと叩いてコミュニケーションを取ってみても良いでしょう。この時期の胎児は、短いスパンで寝たり起きたりしています。胎動を感じないときは、赤ちゃんが寝ているのかもしれませんね。くっついていたまぶたが離れて、顔立ちがわかるようになってくると、これまで以上にかわいらしく感じるようになるでしょう。
子宮内にはまだスペースがあり、筋肉がついてきた赤ちゃんは活発に動きます。この時期に「逆子」と診断されても、正しい位置に戻る可能性は十分にあるので心配しすぎないようにしましょう。
妊娠21週に性別がわかることも
赤ちゃんの生殖器の形成が進み、卵巣や精巣などが完成に近づいていきます。妊娠21週を過ぎると、エコー検査で生殖器が見えて、性別が判明する可能性がありますよ。女の子の場合は生殖器が内側にあるため、見えにくいことが多いようです。
妊娠21週のエコー写真
妊娠21週の妊婦の身体の変化と症状
妊娠21週の妊婦の身体の変化と子宮やお腹の大きさ
子宮の底が、おへそに届くぐらい大きくなってきます。ママのお腹のふくらみは大きくなり続け、バランスが取りにくくなるかもしれません。重心の変化を意識するようにしましょう。
この時期になると、ホルモンの影響で、胸が一気にふくらむことがあります。全体的に丸みを帯びて、妊婦さんらしい体形になりますよ。お腹の皮が伸びることで、妊娠線ができやすくなる時期でもあります。
ホルモンの影響でメラニン色素が刺激され、染みや日焼けなど、色素沈着が起こりやすくなります。乳輪や乳首の色が濃くなることもありますが、出産後には少しずつ元の色に落ち着いていきますよ。
子宮の大きさ | お腹の大きさ | 外見の変化 |
---|---|---|
約19.5cm(子宮底長) | ふくらみが大きくなり、重心が変わる | ・一気にお腹や胸が大きくなる ・妊娠線が出やすくなる ・色素沈着しやすくなる |
妊娠21週にあらわれやすい症状 貧血、便秘、お腹の張り…
妊娠中期になると、ますます体内の血液量が増加し、ヘモグロビンの割合が低くなるため鉄欠乏性貧血を起こしやすくなります。貧血になると、動悸や立ちくらみ、頭痛などの症状があらわれます。ひどい場合は医師に相談し、鉄剤などを処方してもらうと良いでしょう。
消化器官の働きが鈍くなり、便秘や下痢になるママもいます。下痢や便秘が続くと、痔につながることもあるので、早めに対策を取りましょう。また妊娠中は、ホルモンの影響でメラニン色素が生成されやすくなるといわれています。シミやそばかすに悩むママも多いようです。外出するときは、妊娠前以上に紫外線対策を取りましょう。
お産に向けて子宮が収縮し、お腹の張りを感じることも多くなるでしょう。お腹の張りを感じたときは、横になって安静にすることが大切です。妊娠21週は安定期で動きやすい時期ですが、無理をしないようにしましょうね。
症状 | 対策 |
---|---|
貧血 | 鉄分や葉酸など栄養をしっかり摂る |
便秘 | 食物繊維や水分を摂る |
痔 | 便秘や下痢を防ぐ |
しみ | 日焼け止めクリームを塗る |
お腹の張り | 横になって休む |
妊娠21週の過ごし方と注意点
軽い運動を始めよう!体重増加の目安
妊娠21週になると、これまで以上に食欲がわいてくるママもいるでしょう。急激な体重増加は妊娠高血圧症候群などのリスクがあるため、注意が必要です。平均的な体形のママは、一週間に0.3~0.5kg程度の体重増加が理想です。
食事を制限するとバランス良く栄養を摂ることが難しくなるため、体重管理には軽い運動がおすすめです。マタニティヨガやマタニティスイミング、ウォーキング、ストレッチなどを始めてみましょう。
体調が良いときに身体を適度に動かしておけば、お産に必要な筋肉や体力もつきますし、ストレス解消にもなります。運動をするときは転倒のリスクを防ぐため、周囲に物が落ちていないか、段差がないか、十分に注意しましょう。
冷えを防ぐ
妊娠中は血液の循環が悪くなり、冷えを感じることがあります。冷えが進むと、ママの腰痛が悪化したり、むくみが起こったり、赤ちゃんに栄養が届きにくくなったりする可能性があります。ママはなるべく身体が冷えないように注意しましょう。根菜類など、身体を温める食材を意識してみましょう。腹巻きやレッグウォーマーを試しても良いですね。
ワコール 妊婦帯腹巻きタイプ
人気の下着ブランド、ワコールの妊婦帯は、肌触りの優しい腹巻タイプです。綿混素材は吸汗性があり、柔軟に伸縮するので、お腹の大きさに合わせて長く使うことができます。洗濯機で手軽に洗えるのも嬉しいですね。
カフェイン摂取は控えめに
カフェインは少量であれば問題ありませんが、過剰摂取を続けると胎児の発育に影響する可能性があります。WHO(世界保健機関)は、紅茶、ココア、コーラ飲料の約2倍のカフェインが含まれているコーヒーは1日3〜4杯までにすべきとしています(※1)。
お茶やエナジードリンクにもカフェインは含まれます。必要以上に気にする必要はありませんが、カフェインが入った飲み物が好きなママは、控えめを心がけましょう。
カフェインが99.7%カットされたおいしいコーヒー
カフェインを99.7%もカットした、身体にやさしいコーヒーです。カフェインレスでも味にこだわり、アラビカ種のコーヒー豆を100%使用しています。妊娠中のママ、授乳中のママ、子どもでも安心して飲めますね。
体形の変化による転倒に注意
妊娠21週を過ぎたころから、ママのお腹は本格的に大きくなってきます。重心が変わってバランスが崩れたり、身体が思うように動かずに転んだりするリスクが高まります。
妊娠中はなるべくヒールのない靴を選び、ウォーキング時には運動靴に履き替えると良いでしょう。「お腹が大きくなってきた」という自覚を持ち、赤ちゃんのためにも慎重に行動するようにしましょうね。
妊婦さんのために開発された靴「YUI」
「YUI」はかわいさと機能性を兼ね備えた、ママのためのフラットシューズです。特殊な靴底で、妊娠中の不安定な体重移動をサポートし、左右均等に力を伝達させることで歩行のバランスを整えてくれますよ。
尿蛋白が出たら食生活を見直そう
妊娠21週ごろの健診で「尿蛋白が出ている」といわれることがあります。妊娠中は腎臓に負担がかかりやすく、尿蛋白が出やすい状態と言えます。医師から指示がなければとくに気にする必要はありませんが、尿蛋白が続くと妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクも上がります。塩分を摂り過ぎると腎臓の負担が大きくなるため、尿蛋白が出ているママは注意するようにしましょう。
切迫流産に注意。出血やいつもと違う腹痛はすぐに産院へ
出血や腹痛、いつもと違うお腹の張りなどがみられる場合、「切迫流産」と診断されることもあります。切迫流産は流産とは違って、正常な妊娠状態に戻ることが可能です。医師の指示にしたがって安静に過ごしましょう。
妊娠21週のママへ
妊娠21週では、赤ちゃんの性別がわかったり、赤ちゃんのうたた寝を見たりするチャンスがあるかもしれません。性別がわかると、ベビー用品を選ぶのがますます楽しくなりますね。
妊娠21週は妊娠生活の折り返し地点ともいえます。お腹が大きくなるにつれて転倒のリスクが上がるので、足元には十分気をつけましょう。体重管理のために軽い運動も試してみると良いですよ。健康的で安全なマタニティライフを送りたいですね。
※この記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。