更新日:2018年10月26日

妊娠20週ってどんな時期?妊婦さんの身体の変化と過ごし方

妊娠20週を迎えママも「ママになる」という実感がわいてきているのではないでしょうか。妊娠20週頃は胎動を感じたり性別がわかったり、妊娠においてとても嬉しいことをたくさん感じることのできる時期です。そんな妊娠20週の赤ちゃんの様子や母体の変化・過ごし方をまとめました。妊娠20週をお腹の赤ちゃんと楽しく過ごしてくださいね。

監修 : ままのて 医師・専門家
348291
0

妊娠20週とは

妊娠20週とは妊娠6ヶ月のはじめの週になります。およそ40週にわたる妊婦生活のちょうど半分で、つわりが落ち着いてきたりお腹が目立ってきたりする時期です。母体も妊娠という時期に慣れて心も体も落ち着き、安定してくる時期となります。

妊娠20週の赤ちゃんの様子

Image

大きさ・体重

妊娠20週の頃の赤ちゃんの大きさは17~23cmで体重は250~350g。この頃の赤ちゃんの重さは果物の梨と同じくらいです。重さはまだまだ軽く感じられますが梨のずっしりとした重みを考えると、お腹の中で育っている赤ちゃんのずっしりとした重みを感じますね。

Mamanote icon
胎児の成長とは?赤ちゃんの成長曲線(発育曲線)と過程・スピード

五感が発達してくる

妊娠20週に入る前からも五感は少しずつ発達しているのですが、20週に入ると触覚や聴覚がますます発達してきます。耳も聞こえ始めママの声を「心地いいもの」として感じる時期だといわれています。胎教を始めるのも20週を過ぎたこの頃から始めるとよいでしょう。

Mamanote icon
赤ちゃんの視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の不思議な発達!「お腹の中でもわかるよ!」

睡眠リズムが安定し始める

妊娠20週になると赤ちゃんの睡眠リズムが安定してくるようになります。起きている時間と眠っている時間を交互に繰り返すようになりますよ。聴覚が発達していますから外の音にびっくりして起きてしまうこともあるでしょう。胎動をあまり感じることができない時間は「寝ているのかな?」と感じることができるかもしれませんね。

羊水量が増加

妊娠20週目くらいから赤ちゃんを包み込む羊水の量が増えてきます。羊水の量が増えれば子宮の重みも増すので腰痛などの症状がでてくる妊婦さんもいます。赤ちゃんは増えた羊水の中を自由に泳ぎ回ります。妊婦健診のときに赤ちゃんの頭が上にあって心配する妊婦さんもいますが、この時期の逆子は全く問題ありません。

Mamanote icon
羊水検査で何がわかる?時期と費用、リスクとは

性別がわかるようになる

妊娠20週になるとエコーではっきりと男の子か女の子かわかるようになってきます。タイミングによっては赤ちゃんが足で隠していたりしてわからないこともありますがドキドキしながらその時を待ちましょう。性別がわかると産後の準備や名前を考えるなどするべきことが増え、ママになるという実感も大きくわいてくるかもしれませんね。

Mamanote icon
妊娠初期のエコー検査で調べることは?性別はわかる?エコー写真の見方は?

胎動・しゃっくりを感じる

妊娠20週頃になると多くの妊婦さんが胎動を感じるようになります。これまで腸の中をガスが動いているような感覚だったものが明らかに“胎動”とわかる「ポコッ」っとした動きを感じる人も多いでしょう。ただまだ赤ちゃんの大きさは梨1コ分です。胎動を感じられない妊婦さんがいても全くおかしくない時期です。胎動を感じないからと不安になる必要はありません。

また胎動とは別におへその下あたりで「ピクッピクッ」と痙攣するような動きを感じる人もいます。いつもの胎動とは違うなぁと感じたらそれは赤ちゃんのしゃっくりかもしれません。妊娠20週を迎えると赤ちゃんはしゃっくりをし始めます。

赤ちゃんがなぜしゃっくりをするのか明確な理由はわかっていませんが、お腹の中で羊水を飲み込んで、生まれたあとの呼吸の練習をしているとも言われており、とても自然な現象です。赤ちゃんがしゃっくりをし始めたことも立派な成長のひとつなので、痙攣のような「ピクッピクッ」とした動きを感じたら声かけをしながらお腹をさすってあげましょう。

Mamanote icon
胎児のしゃっくりは長い・多いと異常?胎動の位置で逆子がわかる?

その他の赤ちゃんの成長

妊娠20週を迎えた頃の赤ちゃんは体の器官はほとんど出来上がっている状態です。手足も伸びて外見上は生まれてくる新生児と変わりありません。残りのお腹の中での生活で細かい部分を作りながら全体的に大きくなっていきます。

顔も赤ちゃんらしい顔立ちになっています。まぶたも口もはっきりしていて鼻も高くなり、エコーでもそれらをしっかりと確認することができます。歯や骨もしっかりと成長してきます。筋肉も発達してくるので胎動も力強く感じられます。

Mamanote icon
胎動が激しい・痛いときはどうする?性別や性格の違い、障害の有無などが影響する?

妊娠20週の母体の変化

Image

お腹が張る・圧迫感がある

妊娠20週頃になって注意したいのがお腹の張りです。出産はまだ先ですがママの体は出産に向けて着々と準備を進めています。その過程で子宮が収縮しお腹の張りが起こります。軽いお腹の張りは正常なことなのであまり心配せずに安静にすることを心がけましょう。大体1分程度でおさまってきますよ。

注意しなければいけないお腹の張りはお腹がカチコチに硬くなったり長時間続いたり一定の周期でお腹の張りが繰り返される場合です。いつもと違うと感じたら切迫流産や切迫早産に繋がる場合もありますので早めに受診をしましょう。

また妊娠20週になると胃の圧迫感を感じる妊婦さんもでてきます。子宮が大きくなってくるので胃が圧迫されてしまうのですね。少しでも胃の圧迫感をなくすためにも食べ過ぎることなくゆっくりと食事をとるようにしてみましょう。

Mamanote icon
妊娠中期のお腹の張りの原因と受診の目安は?痛みと出血がある場合は?

腰痛になりやすい

妊娠20週頃になりお腹が大きくなってくると悩まされる妊婦さんが多くなるのが腰痛です。妊娠が進むと女性ホルモンの影響で体に変化が起こるのですが腰痛もそのひとつ。女性ホルモンの影響により骨盤がずれやすくなり腰や足のつけ根などで痛みを感じることが増えるのです。

また大きくなったお腹を支えるのにお腹をつきだすような体勢になったりと姿勢が悪くなりがちです。姿勢が悪くなってしまうのも腰痛の原因となりますので、日頃から姿勢を正しく保つよう心がけましょう。骨盤ベルトを使用するのもひとつの手ですよ。

Mamanote icon
妊婦の腰痛対策!ストレッチ、マッサージ、体操が効果的?妊娠初期のひどい腰痛は切迫流産の症状?

こむら返りが起こりやすい

妊娠20週になり足が「こむら返り」を起こしてしまう症状に悩まされる妊婦さんも多いのではないでしょうか。こむら返りを起こしてしまう原因は血行が悪くなったりミネラルが不足していたりということが挙げられます。

妊娠中はどうしても運動量が減ってしまいます。そうなると血行も悪くなりがちですね。またお腹の中の赤ちゃんに栄養を取られてしまったり、大きくなっていくお腹のお陰で体の重心が変化し、以前は使っていなかった筋肉を使うようになったりすることもあります。そのような原因からこむら返りが起きやすくなってしまうのです。

妊娠20週の過ごし方

Image

適度な運動をする

妊娠中は運動が制限されてしまうので運動不足になりがちです。妊娠後期に入ればより体が重たくなりますから運動する気も起きなくなってしまうかもしれません。心も体も安定している妊娠20週のこの時期に適度な運動を始め習慣にしてしまうことをおすすめします。

適度な運動の中でもおすすめなのがマタニティビクスです。妊婦さんの体のことを考えて行われますから腰痛予防や出産のときに必要な体力を無理なく養うことができます。すぐに始められるウォーキングもおすすめです。運動を行う場合は体調の良い日に行いましょう。また、はじめる前に必ず医師に相談し、お腹が張っていたりするときはゆっくり安静にしていてくださいね。

Mamanote icon
妊婦の運動はいつからできる?体重管理や便秘・むくみに効果は?室内やジムでできるおすすめの運動・注意点

バランスのいい食事をとる

妊娠20週になるとつわりがおさまっている妊婦さんが多いのではないでしょうか。今まで思うように食べられなかったので必要以上に食べ過ぎてしまったり、食べたいものを食べ過ぎて栄養バランスが崩れてしまったりということも多くなります。

おいしく食べられるのはとても嬉しいことですが、食欲に任せての食事は急激な体重増加による妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群になるリスクも高まります。バランスのいい食事を心がけるようにしましょう。

転ばないように注意する

妊娠20週になりお腹が大きくなってくると体の重心が変わってバランスを崩しやすくなります。それに加え大きなお腹が邪魔をして足元が見えにくくなってきますので転ばないように注意しましょう。ヒールの高くない歩きやすい靴を選び、いつも以上に注意してゆっくり歩くようにしましょう。

妊娠高血圧症候群に気をつける

妊娠中は血液を全身に送り出す心臓や、老廃物をろ過する腎臓の負担が大きくなります。その結果“妊娠高血圧症候群”になってしまうリスクが高まります。妊娠高血圧症候群とは妊娠20週以降から高血圧がみられる場合や、高血圧と蛋白尿を伴う場合で妊娠してから症状が出た場合に診断されます。

妊娠後期から出やすい症状とされていますが、妊娠20週頃から発症する妊婦さんもいることから注意が必要です。発症の原因ははっきりとはわかっていませんが、食べ過ぎや塩分の摂りすぎも影響していることが考えられているため、食生活や生活習慣に気をつけましょう。

Mamanote icon
妊娠高血圧症候群とは?原因と治療法、予防法

歯の検査・治療を行う

妊娠20週を迎え体調がよくなったら歯の検査や治療を行っておきましょう。妊娠中は女性ホルモンの分泌によって歯周病や虫歯の原因菌が増殖しやすくなります。つわりで歯磨きをするのも気持ち悪かったという方は特に虫歯になりやすい環境であったと考えられますね。歯周病がある妊婦さんは早産になりやすい傾向にあるという研究結果もあります。

妊娠後期になると痛みどめのロキソニンが服用できなくなったり、大きなお腹での治療が大変だったりします。産後も育児におわれ歯医者に行く時間がとれなくなるおそれもありますから、妊娠20週になったら1度は歯医者さんで虫歯がないか見てもらい治療しておくことをおすすめします。

Mamanote icon
妊婦中の歯医者はいつからいつまで?歯医者に行く前に知っておきたい治療時の注意点

急激な体重増加に注意する

お腹が大きくなり赤ちゃんもぐんぐん成長している妊娠20週目は体重が増えるペースが速くなってしまいがちです。赤ちゃんが成長するためには栄養は必要です。しっかり食べることは大切ですが運動を取り入れるなどして急激に体重が増えないように気をつけましょう。

急激に体重が増えると妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群になるリスクが高まったり難産につながってしまうおそれもでてきます。また妊娠線ができる原因にもなりますので体重管理を頑張りましょう。

Mamanote icon
妊婦の体重管理!体重増加のリスクとは?体重を減らすための食事や体重管理アプリを紹介!

乳頭マッサージを始める

生まれてきた赤ちゃんは乳頭をしゃぶりおっぱいを飲むことで栄養を得るようになります。そのため乳頭は赤ちゃんが吸いやすい状態になっていることが望ましいですよね。ママの中には乳頭が陥没している方もいるでしょう。そのような場合は妊娠20週頃から「乳頭マッサージ」をすることをおすすめします。

乳頭マッサージをしていると段々と陥没していた乳頭が起き上がってくるようになります。生まれてくるまでまだまだ時間があるからと先延ばしにせず、妊娠20週になったら乳頭マッサージを始めておくと後々楽ですよ。

ただし、子宮頚管が短めであったり早産傾向があったりする方は、しない方がいいことがあります。必ず医師や助産師に相談するようにしましょう。

妊娠20週に関する体験談

Image

筆者は2児の母ですが妊娠20週はとても穏やかに過ごせる時期だったことを今でも覚えています。辛かったつわりも終わり好きなものが好きなだけ食べられるうえ、元気な胎動でお腹の中に赤ちゃんがいることを実感でき、母になる喜びを存分に味わうことができました。

そんな妊娠20週、やはり好きなものを好きなだけ食べていたのが原因で急激に体重が増えてしまいました。産婦人科の先生からは「このペースで体重が増えたらお産のときに大変だよ」と言われたのを覚えています。それから食生活を見直し時間をみつけてはウォーキングをする日々が始まりました。

その甲斐あって急激な体重増加はそのときまでで正常な体重増加のペースに戻すことができました。妊娠20週を迎え一番楽しかったのは何と言っても胎動です。特にしゃっくりが頻繁でとてもくすぐったかったです。生まれてから赤ちゃんがしゃっくりをする様子を見て「お腹の中にいたときに感じていたしゃっくりと同じだ!」と感動したことは今でも鮮明に覚えています。

出産までの残り半分を楽しんで

妊娠期間40週の半分である妊娠20週。心も体も安定してとても幸せな時期ですよ。元気な胎動を感じ普通に食べることができ適度な運動も楽しむことができます。皆さんは20週間前のことを覚えていますか?赤ちゃんが欲しくて頑張って妊活していた方、突然の妊娠に驚いた方もいるでしょう。

精神的にも落ち着かない妊娠初期症状に悩まされ時には泣いて過ごした日もあったかと思います。皆さんはそんな時を経て今妊娠20週を迎えているのですね。出産が近づくにつれお産への不安や育児の不安などさまざまな不安が強まるかもしれません。しかしこの妊娠20週の幸せな時期を思い出せば何でも乗り越えていける力になりますよ。出産までの残り半分の妊婦生活をどうか楽しんで、赤ちゃんに会えるその日を迎えてくださいね。

あわせて読みたい

Image
妊娠21週ってどんな時期?妊婦さんの身体の変化と過ごし方
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/3948
Image
妊娠22週ってどんな時期?妊婦さんの身体の変化と過ごし方
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/26906
Image
妊娠中期の下痢の原因、対処法は?赤ちゃんに影響はない?
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/16960
Image
妊娠中期の腹痛の原因と予防法は?危険な腹痛の見分け方
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/20493
Image
安定期も流産に注意!妊娠中期の流産の確率・原因は?症状なしの場合も?
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/16464
Image
妊娠中期の眠気・だるさの原因と対策は?いつまで続く?なまけじゃない!
Mamanote iconhttps://mamanoko.jp/articles/28986

関連カテゴリ

関連する人気の記事

妊娠・出産のカテゴリ

おすすめの記事