更新日:2017年09月05日

妊娠35週ってどんな時期?前駆陣痛の症状と対処法

お腹がどんどん大きくなり、出産の日も近づいてきました。頻尿やむくみ、腰痛などのさまざまな症状は依然あり、出産に向けてのドキドキも始まり、ストレスをためやすい時期です。このような時期の妊婦さんの様子と前駆陣痛について紹介します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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妊娠35週ってどんな時期?

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妊娠後期(9ヶ月)の最後の週です。ここでは、妊婦さんの身体の様子、赤ちゃんの状態についてご紹介します。

ママの身体の変化

妊娠35週目の子宮の大きさはバスケットボールくらいです。子宮底がみぞおちあたりまできて、お腹がこれまで以上に前にせり出します。今後、妊娠40週ころまでに赤ちゃんはさらに500~800g大きくなります。それにともなって臨月までの残り1ヶ月でママの体重も約1kg増えることになります。そのことを考えると、妊娠35週の時点で体重が10kg以上増えてしまっているママは安産のためにも体重が増えすぎないよう食事や日頃の生活に気を配ることが大切ですね。

しかし、出産まであと少しという大切な時期でもあります。身体へ負担がかかるだけでなく、赤ちゃんに届く栄養が少なくなってしまうので無理な食事制限はしないようにしましょう。適度な運動は気分をリラックスさせる効果もあるのでおすすめです。

妊娠35週目ころは通常の約1.5倍の血液量になっています。そのため貧血になりやすくなります。また、たくさんの血液が子宮に集まり脳にいく血液が少なくなるため、立ちくらみやめまいを引きおこします。ふらつきを感じても血圧が極端に低かったり高かったりしなければ心配はいりませんが、転倒する危険性があるので異変を感じたらすぐに座って休むようにしてくださいね。鉄分を多く含む食材を積極的に取ることで、貧血は改善することができます。

赤ちゃんの状態

妊娠35週目の赤ちゃんの重さは2~2.7kgです。ここから臨月までの残り一ヶ月で800gくらい成長していきます。この時期の赤ちゃんは、肺機能がほぼでき上がっているので、早産になったとしても保育器に入ることなく過ごす赤ちゃんもいます。しかし、まだ網膜ができ上がっていないのでもう少しお腹にいてくれると安心ですね。

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前駆陣痛とは?

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臨月が近づき、お腹が不規則に張る「前駆陣痛」を感じている妊婦さんもいるのではないでしょうか。前駆陣痛は、生理痛のような痛みやお腹の張りが起こります。これは、子宮が収縮するために起こるもので、出産前の本陣痛に慣れる予行演習のようなものです。だいたい臨月に入ってから前駆陣痛を感じるママが多いのですが、その前から感じる場合もあれば、本陣痛の前日に感じる場合もあります。前駆陣痛の時期と出産の時期はあまり関係がないのであわてる必要はありません。

この後、本陣痛の約10日前~直前におしるしや破水が起こり、分娩へと進んでいきます。少し安静にしていればおさまるような前駆陣痛であれば問題ありませんが、規則的にお腹が張ったり、30分以上続いたりするなどの症状が出ている場合はお医者さんに連絡するようにしましょう。

前駆陣痛ってどんな症状?本陣痛との違いは?

前駆陣痛の症状は「不規則なお腹の張り」が主なものです。生理痛のような痛みを感じる人が多いようです。他にも、お腹がチクチク痛んだり、腰痛になったり、吐き気を伴う場合もあり、その症状は人それぞれだと言えます。まったく前駆陣痛を感じることがない妊婦さんもいるんですよ。

痛みが強くなったり弱くなったり、いつの間にかすっとなくなったりし、そのリズムが不規則な点が本陣痛とは異なります。また、痛みの程度も本陣痛よりも弱い場合がほとんどです。前駆陣痛が始まったら、痛みが起こる時間をはかることで本陣痛と区別しやすくなります。

こんな症状の時は病院へ。

ほとんどの場合、少し休めば痛みが治まる前駆陣痛ですが、以下の場合は病院へ行きましょう。

1. 激しい腹痛や、お腹がカチカチに張る症状が長く続く場合。
2. 赤ちゃんの胎動をまったく感じない。
3. 破水やおしるしがある。
4. 痛みが規則的にくる。(本陣痛の可能性)

自分で判断するのが難しい場合は、まずお医者さんに電話で判断を仰ぎましょう。

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妊娠35週で前駆陣痛が始まったらどうする?

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この時期に前駆陣痛が始まれば、赤ちゃんに会えるまでもうすぐです。すぐ後におしるしや破水が起こる場合もあり、そうなると本陣痛から分娩と進んでいきます。いつ出産することになっても良いように、前駆陣痛が始まったら、体調を見ながら入院と出産の準備をしておきましょう。

帝王切開の予定なのに前駆陣痛が始まってしまったらどうしましょう。とても心配になりますよね。もし前駆陣痛が起こっても、すぐに本陣痛が始まるとは限らないのでリラックスして過ごしてください。前駆陣痛の間隔が規則的になってきたり、痛みが強くなってきたりした場合は本陣痛の可能性があるので、できるだけ早く病院に連絡してください。帝王切開の予定なのに前駆陣痛が起こってしまったとしてもどうしようもできないので、病院に連絡した後は落ち着いてリラックスしていることが大切です。

前駆陣痛から出産までの時間は?

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前駆陣痛が始まってすぐにおしるしや破水が起こる場合もあれば、その後何日も前駆陣痛が続く場合もあります。

初産婦さんの場合、一般的に前駆陣痛が始まってから1ヶ月後に出産といわれています。しかし、前駆陣痛の次の日に本陣痛が始まる人もいるので、その時期は人それぞれなのです。

分娩にかかる時間は、初産婦さんは15~16時間、経産婦さんは6~8時間とかなり違っていますが、前駆陣痛から出産までかかる期間は初産婦さんか経産婦さんかで関係ないようです。前駆陣痛がなく出産する人もいますから、まったく予測不可能と言えますね。

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35週で出産した場合のリスクは?

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正産期とは妊娠37週0日〜妊娠41週6日までを指します。そのためもし35週目に出産をした場合は早産ということになります。

妊娠35週目の赤ちゃんは肺機能も完成しているので、自分で呼吸ができるようになり、内臓器官もひととおり完成しています。内臓器官が完成しているということは産まれても大丈夫な状態なので、もし早産したとしても、現在は医療技術の発達により赤ちゃんも問題なく育つ可能性がかなり高くなっています。不安な気持ちを持つことなく落ち着いて出産することができます。

赤ちゃんへのリスク

妊娠35週目の赤ちゃんの体重は2~2.7kgです。この時期に生まれてくる赤ちゃんの内臓器官はほぼ完成しているので心配ありませんが、低体重児で生まれてくる可能性があります。

低体重児とは、体重が2,500g未満の赤ちゃんのことをいいます。特に2,000g未満の低体重児は、体温調節機能が弱いので、自分で体温調節ができるようになるまで保育器に入ることがほとんどです。またミルクや母乳を吸う力も弱いので、飲む量が少ない場合はぶどう糖液などを点滴する場合もあります。

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母体へのリスク

早産による母体へのリスクは週数や症状によって異なります。緊急を要する場合の早産は、医療の発達した病院が必要になるので、受け入れてくれる病院がなかなか見つからないというリスクがあるようです。また、胎盤剥離がおこると大量に出血する危険があります。早産の原因ともされる胎盤剥離により、母子ともに危険な状態になることもあります。

少しでも異変を感じたら自分自身で判断せずに、お医者さんにすぐ相談するようにしましょう。

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陣痛の兆候は?

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陣痛の兆候には以下のようなものがあります。

1. おしるし

おしるしは「おりもの」の一種で、卵膜が剥がれることで出血し、その血液が子宮頸管の粘液と混ざって外に出てくるものです。ピンク色や褐色のおりものが出ればそれがおしるしです。一般的におしるしの3日後くらいに出産する場合が多いようです。

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2. 破水

卵膜が破れて羊水が流れ出ることを破水と言います。陣痛が始まってから起こることが多いですが、陣痛の前に起こる「前期破水」がある場合もあります。

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3. お腹の張り

出産に近づいてくると子宮が収縮するために起こるものです。いわゆる「前駆陣痛」です。

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4. お腹が下がってくる、胎動が減る

分娩の準備として子宮内の赤ちゃんが下に降りていき、頭が骨盤にすっぽりとおさまるようになります。そうすると子宮内を自由に動き回れなくなるので、胎動が減るのです。ただし、胎動がまったくなくなることはないので、極端に胎動が少ない、まったくないなど心配なときにはかかりつけ医に相談しましょう。

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5. 便秘や下痢

赤ちゃんが大きくなるほど子宮も大きくなり、腸を圧迫するので便秘になりやすいです。逆に体内のホルモンバランスが変化することで下痢になる場合もあります。

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6. 腰痛

陣痛が始まる前には赤ちゃんがすっぽりと骨盤におさまっている状態になります。すると、骨盤への負担が大きくなるため、とくに腰に痛みを感じるようになります。

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リラックスした気持ちで出産を迎えましょう。

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前駆陣痛が起こった次の日におしるしがある妊婦さんや、前駆陣痛を経験することなく本陣痛に入る妊婦さんがいたりと、人それぞれに症状が異なります。しかし、もう少しで赤ちゃんが生まれてくることは確かなので、いつ陣痛が来てもすぐに病院へ行けるように準備をしておくことが大切。あわてることなくリラックスした気持ちで出産を迎えることができると良いですよね。

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