赤ちゃんのお風呂の入れ方!月齢別のポイントとケアの方法

赤ちゃんのお風呂は、ママにとってはなかなか大変なもの。苦手なママも多いかもしれません。特に新生児の頃は、慣れない沐浴やママの体調も本調子ではないため、赤ちゃんとのお風呂の時間が憂鬱になってしまうかもしれません。今回は赤ちゃんとのお風呂をママも楽しめるように、お風呂の入れ方や、お風呂上がり後のケアなどをご紹介します。

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目次

  1. 赤ちゃんのお風呂の入れ方
  2. 新生児の沐浴の仕方
  3. 赤ちゃんのお風呂デビュー
  4. お風呂上り後のケアの方法
  5. 赤ちゃんをお風呂嫌いにしないコツ
  6. 赤ちゃんのお風呂に関する体験談
  7. まとめ

赤ちゃんのお風呂の入れ方

退院後から1ヶ月健診までは、家のお風呂ではなくベビーバスで赤ちゃんを沐浴させましょう。生まれたばかりの赤ちゃんは免疫も未発達で、おへそも乾いていないこともあります。家のお風呂にはいろいろな雑菌がいるので、新生児の入浴には向きません。またママも産褥期は湯船に入ることができないので、ベビーバスを使う必要があります。

1ヶ月健診で問題がなければ、ママも久しぶりにお家のお風呂の湯船につかることができます。そして赤ちゃんもいよいよお家のお風呂デビューです。

新生児の沐浴の仕方

沐浴に必要なもの

・ベビーバス
昔ながらのものはもちろん、現在では赤ちゃんを固定しやすい形状のものやビニールプールのように膨らませるタイプのものも販売されています。

・ベビー用石鹸
さまざまなものが販売されています。固形石けんもあれば、泡で出るタイプもあります。ママの使いやすさや添加物の少なさなどで選ぶと良いでしょう。

・沐浴剤
石けんを使わなくても体の汚れを落とすことができるものが販売されています。沐浴剤を使用する場合は、すすぎが必要かどうかチェックしてから使いましょう。また、沐浴剤は敏感肌の赤ちゃん向けに作られているものが多いので、皮脂や汚れが多いことでトラブルが起きている赤ちゃんは石けんでしっかり洗った方が良いこともあります。

・沐浴布
大き目のガーゼで、赤ちゃんの体をおおいます。保温効果もありますが、赤ちゃんが安心してくれるというメリットが大きいですよ。

その他にも、ベビーバス用の温度計やバスタオルもあるといいですね。

沐浴の準備

沐浴に使う道具がそろったら、さっそく沐浴の準備を始めましょう。沐浴も入浴も、準備を整えておくことが大切です。

① 沐浴させる場所・着替えさせる場所を暖めておく
② ベビーバスや石けんなど、上記の必要なものをすべてそろえる
③ 赤ちゃんの着替えを用意する
④ バスタオルを広げておく
⑤ ベビーバスにお湯を張る。夏なら39度前後、冬場は40度ほど
⑥ 洗面器に上がり湯を取っておく

ベビーバスは追い炊きできませんし、小さくて湯温が冷めやすいので湯冷めもしやすいので、部屋を十分暖め夏場は冷房で冷やしすぎないようにしましょう。ベビーバスの湯温は大人よりも少しぬるめの39度~40度です。温度計で測ったあと必ずママが手を入れて最後の確認をしましょう。

赤ちゃんの洗い方

赤ちゃんをお風呂に入れるときは、3つのステップに分けてそれぞれの手順をご紹介します。

① 赤ちゃんをお湯に入れる
・ママの利き手と逆の手を大きく開き、赤ちゃんの頭を乗せる
・ママの親指と小指で赤ちゃんの耳をそっと押さえる
・沐浴布を赤ちゃんのお腹に乗せ、そっとお湯に体を入れる
・沐浴布の端を赤ちゃんに握らせる

② 赤ちゃんの顔とお腹側を洗う
・石けんをよく泡立てて顔のTゾーンをよく洗う。洗い用ガーゼを使ってもOK
・上がり湯に浸した洗い用ガーゼで石けんをよく落とす
・もう一度石けんを泡立て、髪や頭皮の汚れを浮かせるようによく洗う
・バスの中のお湯でよくすすぎ、最後に上がり湯ですすぎあげる
・もう一度石けんをよく泡立て、首や体の前面を洗う
・ひじや手首・わき・脚の付け根はママの親指と人差し指でよく洗う
・赤ちゃんの握りこぶしにママの指をそっと突っ込み、開いてよく洗う
・全身洗えたらバスの中のお湯でざっとすすぐ

③ 赤ちゃんの背中側を洗う
・赤ちゃんの胸にママの利き手を当てる
・逆の手で赤ちゃんの首から背中にかけて押さえる
・そのまま、すべらないようにそっと赤ちゃんをひっくり返す
・石けんをよく泡立てて後頭部の髪をよく洗う
・首・背中・足・足のうらまでよく洗う
・最後にお尻をよく洗い、バスのお湯で洗い流す
・取っておいた上がり湯をかけ、赤ちゃんの背中から首にかけてママの手を当てる
・そのままもう一度仰向けにし、上がり湯をかけて終了

赤ちゃんはすみやかにバスタオルにくるんで拭いてあげます。その後準備しておいた着替えを着せたら沐浴は終了です。

赤ちゃんの汚れのポイント

赤ちゃんは1ヶ月健診まで、退院時をのぞけばほとんど家から出ることなく生活しています。外出しなければ、汚れないような気がしますよね。しかし実は、赤ちゃんは汚れやすいのです。新陳代謝がとても活発なので、自分自身の皮脂や汗だけでもかなり汚れます。

また排泄もおむつなのでお尻周辺も汚れやすくなっています。ミルクやおっぱいには油分が豊富に含まれているので、顔も汚れます。特にしっかり洗ってあげたいポイントは、顔、髪・頭、間接のくびれ、手・足の裏、お尻から背中です。

また、夏場はたくさん汗をかくので、1日に2回ほど沐浴しておくと肌を清潔な状態に保つことができます。1日に2回入浴する場合は、お昼と夕方に分けるのがオススメです。

赤ちゃんのお風呂デビュー

1ヶ月健診を過ぎればお風呂デビュー

1ヶ月健診で問題がなければ、ママも久しぶりにお家のお風呂の湯船につかることができます。そして赤ちゃんもいよいよお家のお風呂デビューです。しかし、沐浴する必要はなくなったとはいえ、まだ抵抗力が万全な状態ではありませんから、清潔なお風呂に入る必要がります。赤ちゃんをお風呂に入れるなら、一番風呂にしましょう。

入浴に必要なもの

入浴の準備は、基本的に新生児の沐浴と同じです。バスタオルや着替えも、新生児の沐浴同様に準備しておきましょう。ここで忘れがちなのが、ママの着替えやバスタオルです。

赤ちゃんの着替えばかりに気を取られていると、自分が着替えるタイミングを失って風邪を引いたり、裸のまま赤ちゃんを抱っこして家をウロウロしたりしてしまう結果になるので注意しましょう。

お風呂の入れ方

流れを押さえて段取りさえできれば大丈夫です!ここでも4つのステップの手順でご紹介します。

① 準備とママの入浴
・赤ちゃんのお風呂の必需品・着替えを準備する
・赤ちゃんをクーハンやバウンサーに寝かせ、脱衣場で待機させる
・その間にママが先にお風呂に入り、全身を洗って髪をタオルでまとめておく

赤ちゃんは服を着せたまま待機させておきます。脱衣場が寒いようなら、温度調整をしてあげましょう。ママが入っている間に浴室内も温まります。

② 赤ちゃんを湯船に入れる
・赤ちゃんに手桶やゆるめのシャワーでかけ湯をさせる
・特に汚れやすいお尻はよく洗っておく
・お腹に沐浴布をかけてママと一緒に湯船につかる

ママと一緒に湯船につかるときに、沐浴布でお腹を包み手にも握らせてあげると安心します。湯船の温度は沐浴と同様40度前後の熱くないお湯が良いでしょう。

③ 赤ちゃんを洗う
・利き手と逆の手で赤ちゃんの首から頭にかけて支え、太ももの上に寝かせる
・石けんをよく泡立てて髪・顔・体の前面を洗う
・洗い用ガーゼや手桶のお湯などで石けんの泡をしっかり流す
・ママの手で赤ちゃんのお腹から胸にかけて押さえ、赤ちゃんをひっくり返す
・胸を片手で支えたまま、後頭部・背中を洗い、最後にお尻を洗う
・背中側も手桶のお湯やゆるいシャワーでよく洗い流す

最後にもう一度温まって上がりましょう。できるだけ時間をかけず、早めにお風呂から上げてあげると赤ちゃんもママも疲れません。身体を洗う時間と、湯船につかる時間を合計して10分~15分以内に入浴を終わるようにするのが1つの目安ですよ。

④ 赤ちゃんとママが同時に上がる
・赤ちゃんを用意しておいたバスタオルで包む
・ママはバスタオルを巻くか、バスローブを羽織る
・赤ちゃんを手早く拭いて一気に着替えさせる

お風呂上り後のケアの方法

保湿剤

お風呂上りは、赤ちゃんのケアをしてあげましょう。赤ちゃんの素肌は大人の半分ほどの厚みしかなく乾燥しやすい状態です。ベビーローションなどで背中やお腹など乾燥しやすい場所を保湿してあげましょう。寒い季節は、ローションをママの手で少し温めてから塗ってあげると冷たくありません。

耳と鼻の掃除

耳や鼻は赤ちゃん用の綿棒でそっと拭いてあげます。奥まで突っ込んで掃除をする必要はありません。そっと拭くだけでもかなり大きな鼻くそが出て驚くこともありますよ。

水分補給を忘れずにする

赤ちゃんがお風呂に入る時間は最長でも15分と短めですが、新陳代謝が活発なのでたくさん汗をかきます。水分不足にならないためにも、入浴後はしっかりと水分補給するようにしましょう。お湯を冷ました白湯を少しずつ与えて、渇いたのどを潤してあげてください。また、母乳やミルクでも水分補給できるので入浴後は授乳タイムにあてるのも良いですよ。

赤ちゃんをお風呂嫌いにしないコツ

赤ちゃんがお風呂嫌いになる理由

赤ちゃんがお風呂嫌いになる理由はいくつかあります。赤ちゃんは温度の変化に敏感です。肌も大人の半分くらいの厚みしかないといわれてるため、できるだけ熱すぎず、寒すぎないよう温度管理をしっかり行いましょう。熱すぎたり、寒すぎるのも原因の1つです。

また、忙しい時間にあわただしく入浴すると、ママもイライラしますよね。ママがイライラしていたり、極度に緊張していると赤ちゃんにも伝わります。

原因がわからないけれどお風呂の時間になると泣く、という場合はタイミングの問題かもしれません。たそがれ泣きをする子なら、少し時間をずらしてみるのもいいかもしれません。

シャワー嫌いにさせないコツ

幼児期になるまで苦手な子が多いのが、シャワーです。特に髪を洗う時のすすぎが苦手という子は多いですね。シャワーは、必ず温度と水圧を調整してから赤ちゃんにかけましょう。出始めは熱い・冷たいタイプのシャワーなら、適温になるまで待ってから使用します。

水圧はかなりゆるめからスタートします。水圧と音に対して気を配ってあげましょう。おうちのシャワーの水圧が強いようなら、できるだけゆるめに調整してからかけましょう。いきなり上半身、特に顔や頭に直接シャワーをかけると赤ちゃんは非常にびっくりします。最初は体に沐浴布をかけ、その上から足、お腹と徐々にかけていきます。

もうひとつの大きなポイントが洗髪です。髪を流すときは、赤ちゃんの首を少し仰向けさせ、ゆるい水圧でおでこの方から頭頂部に向かって流すと、シャワーが顔にかかりにくくなり、流れる水も顔に向かいにくくなります。後頭部を流すときは、体を少し起こしてやはり顔にかからないようにかけましょう。

ゆったりとした気持ちで入浴させる

お家お風呂のスタートはうまくいったのに、成長とともになぜかお風呂を怖がり泣くようになる赤ちゃんもいます。でも、これは赤ちゃんの成長です。ママも戸惑ったり、イライラしたりせずに、怖がる時期はまた沐浴布を使ってみたり、お気に入りのおもちゃを入れてみたり楽しく入れる工夫をしてみましょう。

お風呂や水遊びの楽しさを理解する時期がくれば、きっとまたお風呂好きになってくれますよ。安心できるように話しかけることも効果的ですし、ひどく泣く場合は、ささっと切り上げ入浴時間をできるだけ短くするなども効果的ですよ。

赤ちゃんのお風呂に関する体験談

赤ちゃんをお風呂に入れるのは本当に一苦労ですよね。筆者も旦那さんの帰宅が遅いため常に1人で入浴だったので、初めのうちは中々上手くいかず、自分がお風呂に入れない事も多々ありました。

その家の導線や、環境もあるので様々だとは思いますが、とにかく準備が大切です。「あっ!これ忘れた!」と思っても助けてくれる人がいなかったので、本当に失敗ばかりでした。しかし、母は強し!回数をこなすにつれてちゃんと出来るようになって来ます!とにかく段取りなんです。

後は今は色々便利なお風呂グッズもあるので、活用するのもいいと思いますよ。筆者は、月齢が低いうちは脱衣所にバウンサー、少し月齢があがって来てからは、バスチェアが大活躍でした。

初めは赤ちゃんをお風呂に入れる事さえ恐怖心もあったりしたんですが、段々と楽しくなります!ここでしか見られない身体の変化や、成長にも気づけますしね。ママもせっかくの入浴時間、リラックスしてお風呂に入れるようにしてくださいね。

まとめ

初めての育児のママには赤ちゃんとの入浴は一番大仕事かもしれません。緊張もすると思います。でも、赤ちゃんはちょっと前までは羊水の中で10ヶ月もの時間を過ごしてきたのです。お湯の中に入れて、多少耳などに水が入ってしまっても心配はいりません。

とにかく準備と段取りをして、赤ちゃんを入れる前に一度頭の中でシュミレーションしてみるのもいいかもしれません。赤ちゃんの成長はあっという間です。慣れて来た頃には楽になって来たりもしますが、赤ちゃんもママも楽しい入浴時間を過ごせるといいですね。

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