子どものお昼寝の効果は?理想のお昼寝と上手にお昼寝をさせるコツ

午前中と午後で1日に2~3回寝ていた赤ちゃんは、成長するにつれてどんどん体力がついてきます。子どもがなかなかお昼寝をしなかったり、お昼寝の時間が遅くて夜寝るのが遅くなってしまったりすると、ママやパパはイライラすることもありますよね。ここでは、お昼寝の働きと理想のお昼寝のリズム、お昼寝をさせるコツをまとめてみました。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 子どもがお昼寝をすることで得られる効果
  2. 理想的なお昼寝とは?
  3. 上手にお昼寝をさせるコツ
  4. 子どものお昼寝に関する体験談
  5. まずはお昼寝のスケジュールを意識して
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子どもがお昼寝をすることで得られる効果

体力を回復させる

子どもは起きているあいだは身体をいっぱい使って遊び、夢中になっていることがよくあります。お昼寝には身体の疲れをとってくれる働きがあります。子どもが夕方以降も活発に活動できるよう、元気に遊んだ後には少しの時間でもお昼寝させてあげられると良いでしょう。

情緒を安定させる

嫌なことがあっても、たっぷり睡眠をとると翌日には自然とイライラがおさまっていた、という経験のある方もいるのではないでしょうか。子どもも同様に、お昼寝をすると身体の疲れがとれるだけではなくストレスが解消されます。しっかりと睡眠をとること、情緒の安定につながるでしょう。

集中力を高める

大人でも睡眠不足になると集中力が低下してしまったり、イライラしてしまうこともあるように、子どもも睡眠不足になると日中にボーッとすることが増えたり、まわりの人の話を聞く注意力が落ちてしまうこともあるでしょう。

記憶を定着させる

人間は眠っているあいだに、その日にあった出来事などを記憶するといわれています。特に言葉を覚えるために睡眠は大きな役割を持っていると考えられるといいます。ママやパパなどまわりの人が話した言葉を聞いて少しずつ言葉の記憶をためていくためにも、お昼寝をして睡眠をとることを心がけたいですね。

生活リズムがつく

毎日決まった時間にお昼寝をすることで、自然と生活リズムがつくと期待できます。眠る前には絵本を読んだり、「今からお昼寝の時間だよ」と声を掛けたりするなど、お昼寝の前の環境作りをすることもおすすめです。

また、お昼寝は日中の体力面や精神面を鎮静化するだけでなく、夜の睡眠にも大きく影響します。お昼寝をしすぎてしまうと夜に寝る時間が遅くなる原因になるおそれがあります。お昼寝がうまくできなかった日にも、興奮して夜になかなか寝付かないということもあるようです。

子どもにとって適度なお昼寝をすることで、夜にもほどよく落ち着いた状態で入眠することができることが多いでしょう。うまくお昼寝できない日もあるかもしれませんが、なるべく同じ時間にお昼寝をするように意識すると良いかもしれませんね。

理想的なお昼寝とは?

スケジュールに沿った昼寝

お昼寝を含む睡眠は、毎日同じ時間帯に規則正しくとれることが理想です。睡眠だけでなく食事・お風呂・遊びなど、1日のだいたいのスケジュールを決めておき、それにしたがった生活をすることで睡眠も規則正しく習慣づけることができるでしょう。

毎日のスケジュールがあまりに不規則だと、子どもの睡眠のリズムはつきにくいものです。スケジュールが規則正しければ、ママやパパのほうも1日の予定が立てやすいですね。

しかし実際に子育てをしていると、スケジュール通りにお昼寝をさせるのは難しい場合もあるでしょう。家の中で過ごす日もあれば、子どもを連れておでかけをすることもあるでしょう。おでかけのときでも基本のスケジュールを意識して、お昼寝の時間に子どもが眠りやすい環境をつくってあげるように心がけるだけでもリズムがつきやすくなりますよ。

昼食の後、1時間半~2時間ほどのお昼寝

子どもをお昼寝させるのにおすすめの時間は、昼食のすぐ後です。午前中にお散歩や公園遊びで身体をいっぱい使い、お昼ご飯を食べてお腹がいっぱいになると、自然に眠くなるという子どもが多いでしょう。大人でも身体を動かした後に食事をすると、つい眠くなるものですよね。

小さな子どもが多い保育園では、11時半ごろから昼食、12時半ごろからお昼寝をするというスケジュールが一般的です。

月齢や年齢にもよりますが、1時間半~2時間ほどお昼寝をする子どもが多いようです。ただし子どもの睡眠には個人差が大きく、よく眠るタイプの子どもであれば3時間眠るかもしれませんし、あまり眠らないタイプであれば1時間ほどで目覚めるかもしれません。

子どもがお昼寝をしているあいだに一気に家事を片付けてしまいたい、ほっと一息つきたいというママやパパもいるでしょう。しかし、あまり長時間お昼寝をさせてしまうと夜になってもなかなか寝付かないことがあります。夜の睡眠に影響が出るようであれば、お昼寝の時間を短くするなど調整してみてくださいね。

自然に目を覚ますような環境づくり

気持ち良く眠っている子どもを無理に起こしてしまうと、ぐずったりすることがありますよね。子どもを起こすときは子どもが好きなビデオや音楽をかけておくと、その音を聞いて自然に目を覚ますこともありますよ。また、お昼寝のあいだはカーテンを閉めるなどして部屋を薄暗くしておき、起きる時間になったら部屋を明るくするのもおすすめです。

なるべく子どもが自然と起きられる環境づくりをしてあげると、ママやパパと子どもの両方が気持ち良く過ごせますよ。

お昼寝をいつまでするかは子ども次第

お昼寝の習慣は何歳まで続けるものなのか気になるという方もいます。子どものお昼寝の習慣はだいたい3歳くらいまでに終了させる方が多いようです。体力のある子どもであれば2歳半にはお昼寝の習慣が終わるかもしれません。逆に、5~6歳までお昼寝の習慣がある子どももいます。

3~4歳から子どもが幼稚園に通う家庭では、幼稚園に入園するころにはお昼寝の習慣を終了させることが多いでしょう。幼稚園ではお昼寝がないからです。お昼寝をしない幼稚園児は、夜20時ころに寝付くことが多いようです。

一方保育園では、5~6歳までお昼寝を続けることも多いでしょう。保育園ではお迎えが18時を過ぎる子も多く、夕飯やお風呂を済ませると就寝時間が21時を過ぎることが珍しくないからです。

子どもが必要とする睡眠時間には個人差があり、その子にあった眠りのスタイルがあるので、昼寝の習慣がなくなれば良いというものでもありません。また、それぞれの家庭ごとに一日のスケジュールも違います。小学校に入学するころにはほとんどの子どもがお昼寝をしなくなるので、周囲の子どもと違っていても気にする必要はありませんよ。

2~3歳で待ち受ける「お昼寝しなくなる時期」を乗りきる8つの心得
https://mamanoko.jp/articles/15151

上手にお昼寝をさせるコツ

朝早く起こす

一日の始まりは朝。朝の起床が遅くなると、なかなかお昼寝をしてくれなかったり、夜ふかしをしたりする原因になることがあります。それが続くと、次の日の朝にまた起きることができないという悪循環に陥ってしまう可能性もあるのです。

夜ふかし&朝寝坊の悪循環を防ぐためにおすすめなのが、とにかく朝早く起こすこと。どんなに夜ふかししても、ぐっすり寝ていても、決めた時間になったら子どもを起こしてみましょう。朝早く起きて午前中に活動すると、自然に昼ごろに眠くなり、スムーズにお昼寝をしてくれることが多いですよ。

午前中に元気に身体を動かす

子どもが身体をしっかり動かすことは、心と身体の成長のために大切なことです。特に午前中は、一日のうちでも子どもが元気な時間帯。午前中に子どもが身体をたくさん動かすように導いてあげましょう。午前中にしっかりと身体を動かすと、子どもはお昼ご飯を食べた後に自然と眠くなりますよ。

晴れた日にはお散歩に行ったり公園で外遊びをしたりして、元気に運動させてあげると良いでしょう。庭の草むしりや家庭菜園のお世話、洗濯物干しや掃除など、お手伝いを積極的にしてもらうことも運動になって良いでしょう。散歩をするには暑すぎる夏には、庭やベランダにプールを出して水遊びをしてみるのも良いかもしれません。雨の日など外に出られない場合は、マットレスを畳などの上に敷いて運動させるのもおすすめです。

子どもが大きくなるにつれてなかなかお昼寝してくれなくなったということもあるでしょう。そのような場合には、まずは午前中に身体を動かす時間を増やしたり、運動の内容を激しくしたりしてみてください。午前中に身体を動かす時間をうまくコントロールしてあげると、お昼寝のリズムが崩れにくいでしょう。

午前中にしっかり遊んでもお昼寝をしなくなったら、体力がしっかりとついてきて、お昼寝を必要としなくなったサインかもしれません。夜に寝る時間を早めるなどして、しっかりと睡眠時間を確保できるように調整してあげてくださいね。

眠るかわりにゴロゴロさせる

完全に眠らなくても、ゴロゴロと横になったり椅子に座ってうつらうつらしたりしているだけで身体は休まります。子どもがお昼寝を嫌がる場合はママも一緒に布団でゴロゴロしてみてはいかがでしょうか。ママの身体も休まりますし、ゴロゴロしているうちに気づいたら子どもが寝ていたということもありますよ。

夕方のお昼寝は短時間で切り上げる

体力のある子どもの場合、午前中に体力を使った遊びや運動をできないときなどには、お昼寝をしないで夕方の16時や17時からお昼寝(夕寝)をしそうになることもあるでしょう。

しかし、大人でも遅い時間に昼寝をしたり昼寝をしすぎたりすると、夜眠れなくなるものです。子どもが疲れているときにはお昼寝が必要ですが、15時を過ぎるお昼寝の場合は30分~1時間で起こすことをおすすめします。

食事やお風呂の時間を調整する

子どもが夕方にお昼寝をしてしまって夜寝れなくなってしまう場合には、夕方眠くなってきたタイミングでお風呂に入れてしまうのがおすすめです。お風呂に入ると人間は一時的に覚醒するので、子どもの目が覚めます。その後すぐに食事をすると、1~2時間は起きていられるでしょう。

とくにパパの帰りが遅い家庭では、夜に子どもが早く寝てくれるとママがひとりで家事や休憩をする時間を作ることができてママの気持ちが楽になるかもしれませんね。

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子どものお昼寝に関する体験談

筆者の息子は上手にお昼寝ができないタイプ。赤ちゃん時代にはお昼寝をさせるために午前中はお散歩し、毎日抱っこでゆらゆら、ウトウトとしてきた息子を布団に置こうとすると起きてしまう……の繰り返しで、お昼寝の時間になるのが苦痛でした。

1歳過ぎに保育園に入園するときにはどうなるかと不安でしたが、入園して半月もすると保育園ではお昼寝をするようになったとのこと。保育園でたくさん刺激を受けてほどよく疲れるだけでなく、息子なりに周囲の様子にあわせて、諦めてお昼寝をするようになったようです。自宅でママと過ごしていたときはママに甘えていたのかもしれません。

それ以降はお昼寝を難しく考えず、どうしてもお昼寝してくれないときはベビーカーに乗せて散歩をしてベビーカーで寝かせてしまうようにしていました。

赤ちゃん時代になかなかお昼寝をしなかった息子も、成長をするとともに少しずつ寝る時間のリズムができ、お昼寝も上手にできるようになっていきました。お昼寝できないときでも、お昼寝の時間にはゴロゴロして身体を休めると良いと理解できるようになったようです。

5歳になる今では体力がついてお昼寝しないことがほとんどですが、昼は元気に遊び、夜はたくさん寝て、元気いっぱいで大きくなっています。

まずはお昼寝のスケジュールを意識して

赤ちゃんや小さな子どもにお昼寝が大切だとわかっていても、なかなかうまくいかないこともありますよね。朝早く子どもを起こしたり、午前中にしっかりと外に連れ出しても、体力がありあまっていてなかなか寝ない子や、眠くてもスムーズに寝付くことができない子もいます。

子どもがお昼寝をしないと、ママやパパは焦ってイライラしてしまうこともあるでしょう。子どもによって睡眠のリズムや必要な睡眠時間は違うので、寝かしつけがうまくいかないときでも神経質に考えなくて大丈夫ですよ。

それでも、だいたいのお昼寝のスケジュールを意識して過ごすだけで、生活リズムを整えやすくなります。まずは子どもを朝早く起こして、午前中に元気に身体を使って過ごすことを心がけてみてくださいね。

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