子ども服の寄付先14選!古着の下取り方法もご紹介!送料はかかる?
子どもの成長はとても早く、気に入っていた服もすぐに着られなくなってしまいます。そんな子ども服はおさがりとしてあげたり、リサイクルショップで売ったりすることもできますが、世界の困っている子どもたちに寄付する方法もありますよ。子どもたちの命を救うことにつながる、子ども服の寄付についてご紹介します。
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目次
子ども服を寄付するときの注意点
寄付できない商品に注意
子ども服を寄付するにあたり注意しなければいけない点は、寄付できない商品についてです。再利用を目的としていることも多いため、着られないものでは困ります。破れていたり、着られないほどの汚れがあったりする子ども服では寄付させてもらえない場合が多いです。
また、下着類や使用済みの靴下など直接肌に触れるような衣類も送れないことが多いので、寄付する先の情報をしっかり確認してから寄付する準備にとりかかりましょう。
送料無料の場合と自己負担な場合
寄付する上で注意したいのが送料がかかるかどうかです。寄付する先によって送料を自己負担しなければいけなかったり、着払いでよかったりするので、寄付する先のサイトをよく確認しましょう。
送り先・目的別に選ぶ
寄付された子ども服が、どのような支援につながり、どこで利用されるのか、寄付先によって違います。寄付された子ども服が国内の保育所や障害者施設に寄付されたり、海外の途上国の子どもたちに届けられたり、その形はさまざまです。また、リサイクルとして再販された金額の一部が寄付され、世界の子どもたちの給食費や学費、ワクチンに使われることもあります。
どこに寄付されるのか、どのような形で支援されるのかを見極め、寄付先を選ぶようにしましょう。寄付先によってはクーポンがもらえる場合があります。捨ててしまうはずの子ども服が社会貢献にもつながり、クーポンまでもらえるのは嬉しいですね。
子ども服を寄付できるアパレルショップ3選
ユニクロ・GU
ユニクロとGUでは、販売されている商品のリサイクル活動をしています。2006年の活動開始当初は、「材料」としてのリサイクルをと考えられていましたが、預かった商品のほとんどがまだ着られる状態の良いものであったことや、「服は服のまま」という想いもあり、服を必要とする世界中の人々に届ける活動になりました。
ユニクロ・GUではグローバルパートナーシップを結んだ国連難民高等弁務事務所(UNHCR)とともに、難民・災害被災者・妊産婦や母子などへ服を届けています。対象をさらに拡大して、世界中の服を必要とする人々へこれからも活動を続けていくそうです。
ユニクロやGUでの寄付方法は、ユニクロ・GUで購入した商品を洗濯してから営業時間内に店舗に持っていくだけです。
H&M
H&Mでも着られなくなった子ども服を全国の店舗で回収してもらえます。H&Mの商品だけでなく、他のブランドの洋服やバスタオルなどの布製品も回収してくれますよ。汚れがあったり破れていたりしても大丈夫です。スーパーの袋やゴミ袋などの袋に古着を詰め、店舗に持っていくだけです。
回収された服や布製品の使い道は、その状態により異なります。まだ着ることのできる良い状態の服は、古着として再販されます。着ることのできない状態の服は、他の製品に加工されたり、繊維として再生されたりします。どちらにも当てはまらない服は、エネルギーとして使用されることになります。
H&Mでは、古着の入った袋ひとつにつき500円のクーポン券がもらえます。1日に受け取れるクーポンは2枚までで、次のお買いもので3,000円以上購入したときに使えます。リサイクルにも貢献でき、H&Mの商品が値引きしてもらえるのでおすすめですよ。
子ども服を無料で寄付できるNPO法人・団体3選
ジョイセフ×キャリーオン
キャリーオンは思い出がたくさん詰まった子どもの服をゆずり合う、オンラインサービスです。ジョイセフは女性の命と健康を守る活動をしている、日本生まれの国際協力NGOです。国連や国際機関、現地のNGOや地域住民と連携して、アジアやアフリカ、中南米などでさまざまな支援を行っています。
ジョイセフ×キャリーオンでは、サイズアウトしてしまった子ども服をキャリーオンに送り、査定結果に応じてジョイセフに寄付することができます。発送キットや自宅にあるダンボールなどで子ども服を送り査定してもらう流れです。佐川急便を利用の場合のみ着払いで送ることができます。
送れるものは、次の人が気持ち良く着られる状態のものです。毛玉がひどい洋服や穴があいている洋服は避けましょう。その他にもにおいがひどいもの、使用済みの下着や肌着など、送れないものがあります。また指定ブランドの洋服に限られるので、詳細をよく確認してから申し込みを行ってください。
こども服みらいファンド
「こども服みらいファンド」は、着られなくなった子ども服を活用して「子供の未来応援基金」に寄付する仕組みです。子供の未来応援基金はすべての子どもたちの未来を応援するために作られた基金で、貧困の状況にある親子などに支援を行っているNPOなどへ支援が行われます。
着られなくなった子ども服10点以上を発送キットや自宅で用意したダンボールなどに詰めて、佐川急便で着払いで送るだけです。穴のあいている洋服や、次の人が気持ち良く着ることができない洋服は送ることができません。また指定ブランドが設けられているので注意しましょう。その他にも送れない対象になるものがあるので、ホームページをよく確認してから申し込むようにしましょう。
フクサポ(株式会社kurokawa×NPO法人テラ・ルネッサンス)
「フクサポ」では古着のリユースやリサイクルをしている株式会社kurokawaが、着れなくなった衣類を回収してリユース・リサイクルをし、NPO法人テラ・ルネッサンスの支援をしています。テラ・ルネッサンスは「地雷」「小型武器」「子ども兵」「平和教育」に取り組むNPOです。
フクサポに衣類を送る方法は縦・横・高さ3辺の合計が120cm以上~160cm未満のダンボールに、たくさんの衣類を詰めて送るだけなので簡単です。その条件とフクサポ専用伝票で発送することで送料が無料になります。送る前には必ずネットで申込みを行いましょう。指定日に宅配業者が集荷に訪れます。届いた衣類を査定後、テラ・ルネッサンスに寄付金として寄付されます。
対象になる衣類はまだ着用可能な衣類です。虫食いやシミ汚れがある場合や、使用済みの靴下や下着は送れません。着られなくなった衣類をダンボール1箱送ることで、地雷や不発弾の撤去、元子ども兵社会復帰支援センターでの給食2食分になるそうです。
※2020年8月現在、休止中
子ども服を有料で寄付できるボランティア団体・NPO法人3選
古着deワクチン
「古着deワクチン」は着られなくなった衣類などを回収し、開発途上国でリサイクルされ、それとあわせて1口5人分のポリオワクチンを届ける活動をしています。古着deワクチンを購入後、専用着払い伝票と専用回収キットが送られてきます。回収キットに着れなくなった衣類を詰め込み、指定宅配業者に集荷してもらう流れです。
古着deワクチンを購入すると、NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」を通じ、世界の子どもにポリオワクチンが届けられます。送れる衣類はシミや汚れがひどくないものです。下着類は送ることができません。特典として協賛企業で使うことのできるクーポンが届きます。
日本救援衣料センター
「日本救援衣料センター」は1982年に設立され、世界各地の難民・避難民・被災者などへ衣料の寄贈が行われています。送れる子ども服は80cm以上で、上下分かれた服になります。
着られなくなったシミや傷のない洗濯済みの衣類、新品の下着・靴下などをダンボールや紙袋に詰めて元払いで送ります。その後、海外輸送費として衣料10kgまでにつき1,500円を目安に振り込むことになります。
また、三井不動産グループの25商業施設で「&EARTH 衣料支援プロジェクト」が実施期間を設けて衣料の回収を行っており、集まった衣料が日本救援衣料センターに送られます。近所に持ち込み可能な対象の商業施設があれば、送料がかかりません。
フルクル
NPO法人ブリッジエーシアジャパンでは、2011年より古着リサイクルプログラムである「フルクル」が運営されています。送られてきた着られなくなった衣類をリサイクル業者に販売し、その収益がミャンマーやベトナムの支援活動に活用されています。
主な支援内容はミャンマーでの学校建設・井戸掘りや、ベトナムでの環境保全・子どもの教育などです。制服や着物、学校名が入ったもの、長靴、使用済みの下着以外の衣類であれば送れます。送料は負担しなければいけませんが、海外発送費用の負担はありません。
子ども服を買取りに出す
着られなくなった子ども服は寄付ではなくリサイクルショップへ持ち込み、次にその服を必要とする人へ安く買ってもらうのもおすすめです。買取方法は店舗に直接持ち込んだり送ったりとさまざまです。買取条件や買取方法など、ショップにより異なるので詳細を確認してから申し込んでみましょう。
着られなくなった思い出のある子どもの服で、その服を必要とする人を笑顔にすることができますよ。
着られなくなった子ども服が世界のどこかの笑顔につながる
世界には予防接種を受けられない子どもや教育を受けられない子どもなど、助けを必要とする人たちがたくさんいます。寄付先によって届けられる地域や、自己負担の有無などが異なります。どのように支援につながるのかも違ってくるので、よく確認してから寄付先を選んでみましょう。
着られなくなった我が子の服が、支援を待っている子どもたちに暖かさを与え、健康な身体を与えてくれます。自分の寄付が世界のどこかで誰かを笑顔にしていると考えたら、こんなに嬉しいことはありませんね。